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産経 アーカイブ

2007年02月19日

いじめ自殺書類送検 「中心メンバーでない」 福岡県警、処罰求めず

 福岡県筑前町で町立三輪中学2年の森啓祐君=当時(13)=がいじめを苦に自殺した問題で、福岡県警は19日、森君の体を押さえつけてズボンを脱がそうとしたとして暴力行為法違反の疑いや非行事実で、同級生3人=いずれも(14)=を書類送検し、当時13歳で刑事責任が問えない2人を児童相談所に通告した。

 県警や同町教育委員会の調べで、森君はズボンを下ろされそうになった行為のほか、同級生らから長期間にわたり「死ね」「うざい」などと言葉の暴力を受けていたとされる。県警は5人が一連のいじめの中心的メンバーではなかったとみており、「処罰を求めるものではない」としている。同級生たちに反省を促す狙いがあるものとみられる。

 県警は、ズボンを脱がそうとした行為が「いたずら」の限度を超え、犯罪にあたると指摘した上で、5人が森君の自殺にショックを受けており家庭裁判所や児童相談所で適切な措置を受けることが望ましいとしている。

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2006年12月13日

福岡の中2男子自殺で調査委 「いじめ」断定せず

 福岡県筑前町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、同町教育委員会が設置した調査委員会(委員長・高田清福岡教育大教授)は12日、「いじめに類する行為が自殺に追い込んだ可能性がある」との中間報告をまとめた。「いじめ」と断定することを避けた形で、年内にもまとめる最終報告に向けて協議を続けるという。

 さらに、同報告は「(1年当時の担任)教諭の言動が直接の要因と判断するのは難しい」としている。

 男子生徒は10月11日夜、自宅倉庫で首をつっているのを祖父が見つけ、「いじめを受けて生きていけません」などと書かれた遺書が見つかった。

 学校側はこれまでの会見で、男子生徒へのいじめがあったと認めた上で、「本当に自殺に追いやった主因は何か。もっと分析しなくてはいけない」としていた。

 教諭による不適切な言動がいじめの引き金になったともされていた。

 調査委は学識経験者ら7人で構成。町教委の委嘱を受けた第三者機関として11月7日に発足し、遺族や学校関係者から聞き取り調査した上、男子生徒の同級生へのアンケートをしてきた。

12月13日8時0分配信 産経新聞 / 12月13日8時0分配信 産経新聞

2006年10月21日

福岡いじめ 複数生徒が謝罪 遺族に「悪いこと言った」

 福岡県筑前町でいじめを苦に自殺した中学2年の男子生徒(13)の父親(40)が21日未明、遺族に謝罪に来た同級生らがいることを明らかにした。

 父親によると、謝りに来たのは男子生徒で複数おり、「ぼくも悪いことを言ってしまったかもしれない。謝りたい」「ぼくも悪いことをしたかもしれない」などと話した。中には、中学1年時の担任教諭の言動がきっかけになったと話している生徒もいるという。

 父親は「悩んで言いに来てくれたようだ」とする一方、報道陣からそうした子供たちへの思いを聞かれ「よく分からない。何と言ったら良いか」と語った。

 また、同校の合谷智校長は20日深夜に遺族宅を訪れ、全校生徒を対象とした3回目のアンケートを来週実施する方針を説明した。

(産経新聞) - 10月21日8時0分更新

2006年10月18日

いじめ数年間で7、8件 中2自殺の校長、教委に報告せず

 福岡県筑前町立三輪中で、自殺した生徒以外にも数年間に7、8件のいじめが起きていたことが分かった。合谷智校長は就任3年目で、「就任以来で4、5件ぐらい把握していた」としているが、この分も含め町教育委員会に報告していなかった。今回の自殺の一因として、いじめを誘発した男性教諭(47)の言動が指摘されているが、同時に校長を含めた学校側のいじめに対する甘い認識も明らかになった。

 生徒の父親は、学校側のこうした対応について、「自分たちのうみを出してほしい。すべての先生にそれを認めて受け止めてほしい」と話している。福岡県警は、生徒が自殺に至った詳しい経緯について遺族や教諭、同級生らから事情を聴くなど調べを始めた。

 町教委によると、町立中学校の各校長は毎月、前月のいじめ発生件数などを教委に報告することになっている。しかし、井上博行教育課長は「少なくとも合谷校長の就任以来、三輪中からの報告はなかった」としている。

 合谷校長は16日午後の会見で、「いじめの解決が見られれば、ゼロとなる報告の場合がある」と釈明した上で、「私の判断が誤っていると言った方がいいのかもしれない」と述べた。

 7、8件のいじめについては、同校の保護者会で判明。詳細については、学校側は調査の上、公表するとした。これについて、井上課長は「実態が分からなくなるため、いじめが解決しているかどうかにかかわりなく報告すべきだ」としている。

 一方、合谷校長が生徒の自殺後の調査で、いじめについて詳しく知る同級生から実態を聴いていることも分かった。男子生徒の父親(40)が明らかにした。

 父親によると、両親もその同級生からどのようないじめがあったかを知らされたという。

 両親は16日夜に訪れた合谷校長に「同級生がすべてを校長先生に話していますね」と尋ねると、合谷校長はその事実を認めた上で「まだ調査をしているので、詳しく判明すればお伝えする」と回答した。

 生徒の祖父によると、この同級生は男子生徒からいじめの相談も受けたが、「親たちが心配するから自分でどうにかする」と言われ、誰にも話さなかったという。

 福岡県警は、学校での生徒の様子について同級生から話を聴くとともに、生徒の両親から提供を受けた生徒の携帯電話に残ったメールを分析。いじめの実態把握を進め、自殺にどのようにつながったかを調べる。

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2006年10月17日

福岡、中2自殺 変わらぬ隠蔽体質 心の痛み共感できない学校

 福岡県筑前町立三輪中学校の2年生の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、同校校長は16日、1年当時の担任による言葉のいじめを認め、全校集会が開かれた。文部科学省は過去のいじめ自殺で、いじめの定義を変更するなど、隠蔽(いんぺい)体質になりがちな学校の対応の変化をうながしてきたが、いじめが原因の自殺はこの7年間、統計上ゼロ。子供の心の痛みを共感できない学校や教師に関係者からは批判の声がでている。

 《解明困難…「いじめ自殺7年連続ゼロ」》

 文科省は、いじめの定義について、(1)自分より弱いものに一方的に(2)身体的、心理的な攻撃を継続的に加え(3)相手が深刻な苦痛を感じている−としている。

 昭和61年、東京都中野区立中野富士見中2年、鹿川裕史君=当時(13)=が、担任教師まで加わった“葬式ごっこ”などのいじめを苦に自殺した事件を踏まえて定義されたものだ。

 さらに平成6年、愛知県の西尾市で市立東部中2年、大河内清輝君=同(13)=がいじめを苦に自殺。この事件後、同省はいじめの定義にあった「学校としていじめの事実関係を把握しているもの」の文言を削除。「遺書などで『いじめられた』と子供が訴えれば、具体的な事実関係を厳密に特定するまでもなく、いじめがあったと認定する」(同省)ことで、隠蔽されがちないじめに対する学校の対応の変化をうながした。

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福岡、中2自殺 変わらぬ隠蔽体質 心の痛み共感できない学校

 福岡県筑前町立三輪中学校の2年生の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、同校校長は16日、1年当時の担任による言葉のいじめを認め、全校集会が開かれた。文部科学省は過去のいじめ自殺で、いじめの定義を変更するなど、隠蔽(いんぺい)体質になりがちな学校の対応の変化をうながしてきたが、いじめが原因の自殺はこの7年間、統計上ゼロ。子供の心の痛みを共感できない学校や教師に関係者からは批判の声がでている。

 《解明困難…「いじめ自殺7年連続ゼロ」》

 文科省は、いじめの定義について、(1)自分より弱いものに一方的に(2)身体的、心理的な攻撃を継続的に加え(3)相手が深刻な苦痛を感じている−としている。

 昭和61年、東京都中野区立中野富士見中2年、鹿川裕史君=当時(13)=が、担任教師まで加わった“葬式ごっこ”などのいじめを苦に自殺した事件を踏まえて定義されたものだ。

 さらに平成6年、愛知県の西尾市で市立東部中2年、大河内清輝君=同(13)=がいじめを苦に自殺。この事件後、同省はいじめの定義にあった「学校としていじめの事実関係を把握しているもの」の文言を削除。「遺書などで『いじめられた』と子供が訴えれば、具体的な事実関係を厳密に特定するまでもなく、いじめがあったと認定する」(同省)ことで、隠蔽されがちないじめに対する学校の対応の変化をうながした。

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2006年10月16日

福岡の中2自殺 級友の前で「偽善者」「うそつき」 担任、いじめ誘発

 ≪学校側認め、両親に謝罪≫

 福岡県筑前町で、町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、学校側は15日、「1年生時の担任にいじめを誘発する言動があった」として、生徒の両親に謝罪した。この日、いじめの有無などに関する調査の経過報告で学校幹部らが生徒宅を訪れた際、校長や当時担任で現在は学年主任の教諭が、両親の追及に答える形で認めたという。

 両親は「教師が率先していじめていたとすれば、絶対に許すことができない。すべての真実が知りたい」と、さらなる調査と報告を求めた。

 父親(40)によると、1年生の時に男子生徒が自宅で見ていたインターネットの内容を両親が担任に相談したところ、担任は後日、相談内容を同級生に暴露し、クラスで男子生徒に不本意なあだ名が付けられた。担任は級友の前で男子生徒を「偽善者」「うそつき」とからかったりもした。

 担任は学業成績をイチゴの品種に例え「(高価な)あまおう」「出荷できない」などとランク分けし生徒を呼んでいた。男子生徒は成績上位で「あまおう」と呼ばれたが、父親は「親としては、こうした教師の格差意識が、いじめを助長したと受け止めている」という。担任は一連の言動を認めた際、自らの行為がいじめを誘発したことを「自覚していた。からかいやすかった」と話し、両親に「一生をかけて償います」とわびた。

                    ◇

 町立三輪中学校の合谷智校長が16日未明、記者会見し「担任教諭の言動がいじめであるという認識に立ち自殺との因果関係を調べる」と述べた。

(産経新聞) - 10月16日8時1分更新

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