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2007年05月31日

英情報機関が関与と「容疑者」反論、ロ元情報将校の毒殺

CNN200705310042.jpg ロシア元情報将校の毒殺事件で記者会見場に到着した「容疑者」のアンドレイ・ルゴボイ氏

モスクワ——ロンドンで昨年末に発覚したロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件で、英検察当局が容疑者としてロシアに身柄引き渡しを要求した旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員で実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏は31日、無罪を改めて主張、殺害には英情報機関やプーチン政権と対立し英国に亡命中の政商ベレゾフスキー氏が関与している疑いがあると主張した。

モスクワで記者会見した。この模様は国営テレビで実況中継され、同氏は「英国は私を身代わりの犠牲者にしようとしている」と批判。「殺害に実際に手を染めた人物は知らないが容疑者がいる」と主張、英情報機関、マフィアにベレゾフスキー氏の名前を挙げた。

ロシア当局は、ルゴボイ氏の身柄引き渡しの要求を国内法を根拠に拒否する構えを見せている。毒殺事件は英国、ロシア間の関係をきしませる要因になっており、ルゴボイ氏の主張でさらにこじれる可能性がある。

ルゴボイ氏は会見で、英情報機関の関与を示す証拠について質され、「握っている」とも明言したが、詳細には触れなかった。リトビネンコ、ベレゾフスキー両氏は英情報機関のために働いていたとも強調。「リトビネンコ(氏)が最初に英情報機関に取り込まれ、その紹介もありベレゾフスキー(氏)が巻き込まれた」とも指摘。

しかし、英情報機関がリトビネンコ氏の扱いに手こずり、抹殺する必要性に迫られたとのシナリオも示した。ルゴボイ氏はまた、英情報機関が自分に接近し、プーチン大統領や一族に不利な情報提供を持ち掛けたとも述べた。

英外務省はルゴボイ氏のこれらの情報にコメントを発表していない。

ルゴボイ氏は、ロンドン訪問で自ら利用したホテル部屋や航空機内から毒性物質ポロニウムが検出されたことに触れ、政治的スキャンダルを引き起こすため誰かが同物質を付着させたとも主張した。

リトビネンコ氏は死亡後、友人を通じて声明を発表、殺害の背後にはプーチン大統領がいると述べていた。ロシア政府は同国のイメージを悪化させるため海外居住の反政府派が仕掛けた中傷と切り捨てていた。

2007.05.31 at: 20:59 - CNN

2007年03月07日

米国人女性2人、毒盛られると タリウムか ロシア

モスクワ——モスクワ駐在米大使館などは7日までに、ロシア滞在の米国人女性2人が毒物を盛られた可能性がある事件が起きた、述べた。モスクワの病院当局者によると、2人は同日退院した。自力で歩行可能だという。

42歳と26歳の女性で近く帰国の途に就く。米大使館によると、病状の原因は、殺鼠剤などとしても使われるタリウムとみられる。ロシア捜査当局が毒物を混入された経緯を調べている。タリウム中毒では、脱毛、心臓疾患や脱水症状が生まれる。

ロシアの地元メディアによると、女性2人はロシア生まれで、1989年に米国に移住。以降、たびたびロシアに戻っており、今回は結婚式のため2月中旬に入国していた。2人の職業は不明。

ロンドンでは昨年11月、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が変死する事件があった。同氏は、ロシアのプーチン政権に批判的で、毒殺されたとの見方が有力。タリウム中毒と似た症状があったが、検査で否定されている。

2007.03.07 19:45 CNN

2007年01月28日

ロ元スパイ変死への関与伝えられたルゴボイ氏、猛反発

CNN200701280012.jpg 英メディアで容疑者と伝えられたルゴボイ氏。資料写真

モスクワ──ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が昨年11月に変死した事件で、1月26日付の英紙ガーディアンやスカイ・ニュースは関係筋の発言として、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ氏の関与が断定されたと伝えた。名指しされたルゴボイ氏はAP通信に対し、強い反発を表明した。

ルゴボイ氏は英国の各報道を見たとしたうえで、自身が容疑者であることを裏付ける証拠が十分提示されていないと述べ、「報道内容は事実無根で挑発的な英政府のプロパガンダだ」と語った。

スカイ・ニュースは英検察当局が、ルゴボイ氏を起訴する十分な証拠を入手したとの認識にあると伝えた。ロンドン警視庁の関係者が匿名を条件に語ったところによると、リトビネンコ氏は放射性物質を混入されたお茶で毒殺されたとみられている。ガーディアン紙も匿名の政府関係者の発言として、同警視庁の捜査の焦点がルゴボイ氏であることや、検察当局が証拠を入手済みであることを伝えた。

ロンドン警視庁はルゴボイ氏と、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏に捜査対象を絞っている。リトビネンコ氏はロンドン市内のミレニアム・ホテルで2人と会った後、11月1日に毒性の強い放射性物質ポロニウム210で体調を崩し、同23日に死亡した。

生前のリトビネンコ氏は亡命先のロンドンでロシアのプーチン政権を厳しく批判し、死の直前にもプーチン大統領が自身の殺害を画策したと主張した。ロシア当局は事件への関与を否定している。

CNN 2007.01.28 15:20

2006年12月25日

変死のロ元将校と接触したイタリア人、別件で逮捕

ローマ(CNN) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏が倒れる直前に接触したイタリア人、マリオ・スカラメラ氏が24日、武器密輸、機密漏えいなどに関与した疑いで逮捕された。

イタリア警察の報道官によると、スカラメラ氏はロンドン発の便でナポリに到着した直後に空港で拘束された。同氏は、リトビネンコ氏から検出されたのと同じ放射性物質ポロニウム210による症状で、ロンドンの病院に入院、治療を受けていた。

スカラメラ氏は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に、同氏と会ったことが分かっている数人のうちの1人。リトビネンコ氏は11月23日、入院先の病院で死亡した。

スカラメラ氏は、イタリア情報当局が旧ソ連によるスパイ活動を調査した際、情報収集に当たった経歴を持つ。今月初め、入院先の病院でCNNの単独取材に応じ、11月1日にロンドン市内のすし店でリトビネンコ氏と会った際に、同氏と自身がともに「地下組織」の標的になっているとして、生命の危険を警告したと語っていた。

CNN 2006.12.25 10:20

2006年12月17日

高官に関する「報告書」がきっかけか 元スパイ変死事件

CNN200612170006.jpg ロンドンで変死した元ロシア情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏

モスクワ(ロイター) 元ロシア情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、同氏と仕事上の付き合いがあった人物は16日、同氏が英国企業からの注文を受けてまとめたロシアの有力者に関する報告書が、同氏が殺害されるきっかけになったと、英BBC放送に語った。

元ロシア情報当局者で、現在は米国で生活するユーリ・シュベツ氏によると、リトビネンコ氏は複数の欧米企業に雇われ、ロシアの投資先についての情報を提供していた。

今年9月、英国企業から5人のロシア人に関する報告書を求められたリトビネンコ氏は、シュベツ氏に協力を要請。シュベツ氏は、5人のうちの1人ついてリトビネンコ氏に情報を提供したという。

この報告書の一部を入手したとするBBCによると、報告書には「プーチン政権の極めて高い役職についている人物」について、信用を損ねる個人的な情報が含まれているという。

シュベツ氏はBBCに対し、リトビネンコ氏がその報告書をロシア連邦保安局(FSB)元幹部のルゴボイ氏に渡したことが、暗殺のきっかけとなったと主張。リトビネンコ氏は、欧米企業への報告書の書き方を見せるためにルゴボイ氏に書類を渡したが、ルゴボイ氏は依然としてFSBに雇われていたため、報告書の内容がロシア高官に漏れたと述べた。

CNN 2006.12.17 14:59

2006年12月13日

被ばくは10月中旬と証言、ロ元情報将校の毒殺疑惑

モスクワ——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、関与が取りざたされているFSBの前身組織、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員の実業家、アンドレイ・ルゴボイ氏は13日、毒性の強い放射性物質ポロニウム210にさらされたのは今年10月16日の可能性がある、と指摘した。

ロシアの大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツとの会見で語った。同事件ではこれまで、リトビネンコ氏が急に体調を崩した11月1日が放射性物質に被ばくした時期との見方が強かった。同氏は11月23日に死亡している。

ルゴボイ氏は現在、モスクワの病院で被ばくの治療を受けている。

英捜査当局などのこれまでの調べでは、ルゴボイ氏とリトビネンコ氏は10月中旬にロンドンの警備会社を訪れ、同社では事件発覚後、ポロニウムの痕跡が検出されている。11月1日に同社には行っておらず、被爆が10月中旬に起きた可能性が強いとの論拠にしている。

事件では、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏とリトビネンコ氏がロンドンで接触していたことも判明、関与の疑惑も浮上している。コフトゥン氏は最近、ドイツのテレビ局の会見に応じ、被ばくはリトビネンコ、ルゴボイ両氏と10月中旬に出掛けた警備会社で起きたと主張していた。

コフトゥン、ルゴボイ両氏とも事件とは無関係であることを主張、ロンドン警視庁、ロシア検察当局の聴取にも応じている。

CNN 2006.12.13 21:12

2006年12月12日

英捜査員がルゴボイ氏を事情聴取 元情報将校変死で

CNN200612120003.jpg 事情聴取を受けた元情報要員ルゴボイ氏。資料写真

ドイツ・ハンブルク──ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ロシアに派遣されている英捜査員らは、モスクワ市内の放射線科専門医院「第6病院」に検査入院中の旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ氏から事情聴取した。インタファクス通信やタス通信などが、匿名の関係筋の発言として伝えた。

ルゴボイ氏は事件の重要参考人。事情聴取は午後、11日ロシア捜査当局と英捜査員らの合同で行われた。もう1人の重要参考人であるロシア人実業家ドミトリー・コフトゥン氏も、第6病院に入院中とされる。

ルゴボイ氏がタス通信に語ったところによると、事情聴取は3時間に及び、同氏は目撃者として聴取に応じたという。ロシア検察当局や英捜査当局は、聴取内容について何も明らかにしていない。

英捜査員らは4日にモスクワ入りしたが、ルゴボイ氏の事情聴取が可能になるまで先週1週間を費やした。コフトゥン氏は先週、ロシア捜査当局が事情聴取した。

一方、ドイツ捜査当局は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に接触したコフトゥン氏に、捜査の照準を絞っている。コフトゥン氏が直前に滞在したハンブルク市内にある前妻の自宅アパートなどからは、リトビネンコ氏の死因とみられる放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出された。米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、コフトゥン氏と接触した前妻と子ども2人、前妻の交際相手の男性の4人はポロニウムに汚染された可能性があるため、ハンブルク市内の病院に検査入院した。

CNN 2006.12.12 11:22

2006年12月11日

ロ元将校との接触前に放射性物質の痕跡と ドイツ

ハンブルク(AP) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏が倒れた当日に接触したロシア人実業家、ドミトリー・コフトゥン氏が滞在した当地のアパートなどから放射性物質の痕跡を発見したドイツ当局は、痕跡がリトビネンコ氏との接触前に残されていたとの見方を明らかにした。ドイツ検察では、コフトゥン氏が放射性物質を不法所持していた疑いも視野に入れて、捜査を進めている。

調べによると、コフトゥン氏は10月28日、モスクワからアエロフロート機でハンブルクに到着し、同市内にある元妻のアパートを訪ねた。リトビネンコ氏の死因となった放射性物質、ポロニウム210の痕跡は、コフトゥン氏がハンブルクの空港で入国管理当局に提出した書類や、空港で同氏を迎えた車、アパートで同氏が眠ったとみられるソファから見つかった。さらに、ハンブルク郊外にある同氏の義母の自宅からも発見されているという。

コフトゥン氏は11月1日にハンブルクからロンドンに移動し、リトビネンコ氏と会った。リトビネンコ氏はこの直後に体調の異変を訴え、23日に死亡した。コフトゥン氏自身も放射性物質の被ばくとみられる症状を示し、モスクワの病院に入院している。

検察は「少なくとも現時点では、コフトゥン氏がポロニウム210をハンブルクに持ち込んだと考えるだけの根拠がある」としている。ただ、ドイツ当局の放射線専門家によると、ハンブルク入りの前に同氏の体内に放射性物質が取り込まれ、汗などを通して痕跡が残った可能性も否定できないという。

CNN 2006.12.11 20:06

2006年12月10日

ロ元情報将校の妻、「ロシア当局が殺人に関与」と

CNN200612100017.jpg リトビネンコ氏の葬儀に参列した妻マリアさん

ドイツ・ハンブルク──放射性物質で殺害された疑いが指摘されているロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校のアレクサンドル・リトビネンコ氏の妻マリアさん(44)は英紙に対し、ロシア当局が夫の死に関与しているとの認識を示した。


10日付大衆日曜紙サンデー・ミラーによると、マリアさんはロシアのプーチン大統領個人が実行犯ではないとしたうえで、「プーチン大統領がロシア国内の自分の周辺で取る行動は、英国滞在中の人間の殺害を可能にする。わたしは事件がロシア当局の仕業だと思っている」と語った。


ロシア当局は今のところマリアさんに接触していない。マリアさんは同紙に対して英捜査当局への信頼を表明し、真実を語る可能性がないとしてロシア当局の捜査には協力しない意向を明らかにした。


一方、マリアさんは高級日曜紙サンデー・タイムズに対し、リトビネンコ氏に敵がいたものの「このようにひどい方法で殺害する敵ではなかった。夫は自分が最初の標的になるとは思っていなかった」と語った。


こうしたなかロンドン警視庁は、事件の捜査官26人中2人から放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。検出量は比較的少なく安全基準以下のため、2人は引き続き捜査にあたっている。


ロンドン警視庁の捜査は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日、ロシア人3人と会ったミレニアム・ホテルに照準が絞られたもよう。同ホテルでは4階客室やバーに加え、バー従業員7人からポロニウム210が検出されている。


また、複数の報道によると、ロシア検察当局は目撃者の事情聴取を目的に、ロンドンに捜査官を派遣することを計画している。計画の概略は既に作成済みだが、派遣時期などの詳細は未定という。

CNN 2006.12.10 20:24

2006年12月09日

放射性物質の痕跡、ドイツにも拡大 ロ元情報将校の変死

CNN200612090015.jpg ドミトリー・コフトゥン氏

ハンブルク——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ドイツ警察は9日、同氏がロンドンで倒れた当日に接触した人物が使っていたハンブルクのアパートで放射性物質の痕跡を発見したと発表した。物質そのものは見付かっていない。

リトビネンコ氏の死因とみられる毒性の強い放射性物質は、モスクワの英国大使館、ロンドンのホテルのバー、ロンドン─モスクワ間に使われた英ブリティッシュ・エアウェイズ航空機内など多数の場所で検出され、この物質が持ち込まれた経路の解明が事件の謎を解く鍵ともなっている。

ハンブルクのアパートを使用していた人物は、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏。放射性物質の被爆とみられる症状を示し、モスクワの病院に入院中で、重体との報道もある。

アパート内には約30人の入居者がいるが、健康に被害が及ぶ恐れはないとしている。ただ、周辺地域を閉鎖、放射能専門家ら建物に入り、調べている。

コフトゥン氏は11月1日にロンドンのホテルでリトビネンコ氏と面会している。リトビネンコ氏は同日、体調を急に崩し、23日に死亡している。

ドイツ警察の報道担当は、コフトゥン氏がロンドンでリトビネンコ氏に会った後、ハンブルクに戻ったのかは不明と述べた。ハンブルクからロンドンに入っていたとの報道もある。コフトゥン氏のハンブルクのアパートは3階建てで、リトビネンコ氏がこの建物内の別の2部屋を使っていたとの情報もあり、更に調べている。

事件の解明でロンドン警視庁の捜査員がモスクワに入り、コフトゥン氏らの聴取を行っている。コフトゥン氏は先にモスクワで記者団に、「何者かがリトビネンコ氏殺害の犯人に仕立て上げようとしている」と主張していた。

CNN 2006.12.09 18:11

2006年12月08日

変死の元情報将校と接触の人物が重体か ロシア紙報道

モスクワ(CNN) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、インタファクス通信は7日、同氏が倒れた当日に接触した人物が、放射性物質によるとみられる症状を示し、重体に陥っていると伝えた。

この人物は、FSB元職員で実業家のコフトゥン氏。元情報要員ルゴボイ氏とともに、11月1日にリトビネンコ氏と会っていた。インタファクス通信によると、コフトゥン氏は英、ロシア両捜査当局の事情聴取を受けた直後、体調が急激に悪化した。症状はリトビネンコ氏と共通しており、現在こん睡状態のまま入院しているという。匿名の病院関係者の話として報じた。

ただ、ルゴボイ氏の弁護士はCNNとのインタビューで、「コフトゥン氏の弁護士によれば、同氏の病状は悪化していない。重体の報道はねつ造だ」と発言。情報は錯綜している。

ルゴボイ氏もすでに、自身から放射性物質が検出されたことを認め、モスクワ市内の病院に入院。捜査当局が予定していた同氏の事情聴取は、無期延期された。コフトゥン氏とルゴボイ氏はモスクワで記者団に、「何者かがわれわれを、リトビネンコ氏殺害の犯人に仕立て上げようとしている」と主張していた。

一方、英保健当局によると、リトビネンコ、ルゴボイ、コフトゥンの3氏が会ったホテルのバーで、従業員7人から少量の放射性物質が検出された。従業員らに当面、健康上の影響はないとみられる。

ロシア最高検察庁は7日、リトビネンコ氏の事件を殺人として捜査すると発表した。ロシア当局はこれまで、同事件の容疑者を英国側に引き渡すことを拒否する姿勢を示していたが、これにより、ロシア側が容疑者を独自に起訴することも可能になる。

CNN 2006.12.08 11:19

2006年12月07日

ロ元情報将校変死、殺人事件と断定 英捜査当局

ロンドン(CNN) ロシア連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)の変死について、英ロンドン警視庁は6日、同氏が何者かに殺害されたと断定して捜査を進めていることを明らかにした。

同庁はこれまで、殺人の疑いがあるとの見解にとどめてきたが、殺人事件として扱うことが適切と判断する段階に至った。ただ、犯行の手口や動機、容疑者などはまだ不明だとしている。

こうしたなか、リトビネンコ氏と仕事上で接点があったソコレンコ氏はAP通信に対し、リトビネンコ氏の別の知人で、情報機関要員から企業家に転じたルゴボイ氏が、警察の事情聴取に応じると述べた。場所や日時は不明。検察当局はこの情報について確認を避けたものの、ロシアのタス通信はルゴボイ氏自身が認めたとしている。

ロシア国内の報道によると、ルゴボイ氏はリトビネンコ氏の死亡前1カ月間、ロシアからロンドンに3回渡航し、リトビネンコ氏と4回会ったという。ルゴボイ氏は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会った人物の1人。

また、AP通信がインタファクス通信の報道として伝えたところによると、モスクワ市内の英国大使館から6日に放射性物質の痕跡が検出された。人体への危険はないという。

CNN 2006.12.07 13:15

2006年12月04日

ロシア元情報将校毒殺疑惑、「犯人を知っている」と元同僚

ロンドン(AP) ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺疑惑について、同氏の元同僚が3日、「毒殺を首謀した犯人を知っている」と述べ、捜査当局に情報を提供したことを明らかにした。AP通信との独占インタビューで語った。

この人物は、FSB元将校のユーリ・シベッツ氏。滞在先のワシントンで電話インタビューに応じ、「これは国際テロだ。私が直接入手した情報を、ロンドン市警と米連邦捜査局(FBI)に伝えた」と述べたが、情報の詳細については「捜査を妨げる恐れがある」として、明言を避けた。

インタビューによると、同氏とリトビネンコ氏は02年、同じ事件の捜査を担当した際に知り合った。リトビネンコ氏が死亡した11月23日に、本人と面会したという。

ロンドン市警の当局者は匿名を条件に、シベッツ氏から事情を聴いたことを確認した。同当局者はまた、捜査チームが近日中にモスクワへ向かい、数人から事情聴取する予定だと述べた。

この中には、FSBの前身、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元職員、ルゴボイ氏も含まれているという。ルゴボイ氏は、リトビネンコ氏が倒れた11月1日に、同氏と会っていたことが分かっている。英紙の取材に対し、リトビネンコ氏の死因とされる放射性物質ポロニウム210が自身からも検出されたことを認めたうえで、「何者かの策略だ」と主張している。

CNN 2006.12.04 10:54

2006年12月03日

BA機乗員乗客に放射線リスクなし 運航再開へ

ロンドン──ロシア連邦保安局(FSB)の元将校でプーチン大統領に批判的なアレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、英保健当局は2日、放射線検査の対象となっていたブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の旅客機3機を安全と判断し、運航再開を認める方針を発表した。

3機は10月25日から221回、欧州便の飛行に使用され、乗客3万3000人と乗員3000人が乗っていたと見られるが、当局はこれらの人々が放射線に汚染されるリスクはないとしている。

BAは先日、ヒースロー空港に駐機していた2機から放射性物質の痕跡が見つかったと発表し、モスクワ駐機の1機についても検査を実施すると発表。リトビネンコ氏は生前、ロシアの知人らがモスクワからロンドンに渡航してきたと語っていた。

リトビネンコ氏の死因は、尿から検出された放射性物質ポロニウム210とみられている。当局の報告書によると、英政府から任命された検視官と、被告側弁護団への報告を予定している検視官、リトビネンコ氏の遺族代表の検視官らは1日、ロンドン市内の病院での検視作業に被爆予防着で臨み、放射線レベル測定も行われた。検視は既に終了しているが、結果は捜査終了まで公表されない。

米連邦捜査局(FBI)の特別捜査官によると、FBIはロンドン警視庁からの要請で、事件の捜査を技術面から支援している。ロシアのラブロフ外相も1日、ヨルダンでベケット英外相に対し、捜査協力の用意があると述べたという。

CNN 2006.12.03 18:35

2006年12月02日

毒物による症状と診断、ロ元第1副首相の体調急変

megalodon.jp-11.jpg ロシアのガイダル元第1副首相=1992年撮影

モスクワ——講演先のアイルランドで突じょ体調が急変、モスクワの病院に入院中のロシアのガイダル元第1副首相(50)の問題で、主治医が何らかの毒物による症状と診断していることが2日までに分かった。ロイター通信によると、ガイダル氏の広報担当が明らかにした。

主治医は、初期の診断結果としながらも、「通常の中毒症状としては説明出来ない。特定出来ない成分が原因」との見方

に傾いている。ただ、毒物の介在についてはまだ断定出来ないという。

ガイダル氏の娘、マリアさんはロシアのラジオ局に対し、同氏の症状は改善の兆しを見せている、と語った。氏の友人は先に、ガイダル氏は毒を盛られた可能性があると指摘していた。関与が疑われる人物や組織などには触れなかった。

ガイダル氏は11月24日、ダブリンで体調の異変を訴え、アイルランドの病院で手当てを受けた翌日にモスクワへ戻っていた。元第1副首相は入院しているモスクワの病院から英紙との電話取材に応じ、病状について「一時は生命に危険があったものの、数時間後に容体が安定した」と述べていた。

ダブリンのホテルで軽い朝食を取った後の急変とされていたが、アイルランド到着前から体調に問題があったとの情報もある。ダブリンへ向かう経由地のブダペストの空港で、既に体調不良を訴えていたいう。

アイルランド警察はガイダル氏の体調悪化の原因について捜査を始めた。

英国では、プーチン政権に批判的なロシア連邦保安局(FSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)の不審死で体内から放射性物質ポロニウム210が検出され、ロシア当局の「毒殺説」が取りざたされている。

ガイダル氏はエリツィン元大統領時代、経済財政相を兼務、市場経済主義に沿う改革路線を推進したが、抵抗勢力の反発で解任されている。現在はモスクワで経済問題のシンクタンクを率いている。

CNN 2006.12.02 17:37

妻からも放射性物質を検出、ロシア元情報将校の不審死

ロンドン(CNN) ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校でプーチン大統領に批判的なアレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死で、同氏の妻から致死性の放射性物質ポロニウム210が検出されたことが1日分かった。リトビネンコ氏の家族関係者が明らかにした。

これが事実なら、事件でリトビネンコ氏以外の人物からポロニウムが検出されたのは2例目となる。英メディアによると、リトビネンコ氏が体調を崩した当日にロンドンの日本食レストランで接触したイタリア人研究者マリオ・スカラメッラ氏からも検出されている。

英健康保護局(HPA)は同氏の妻からの検出について、短期間で病気に発展するような量ではない、と述べた。同局はリトビネンコ氏が体調の異変を訴えた11月1日以降に接触した人物の尿検査を進めている。同氏は23日に死亡している。

リード英内相は11月30日、同氏の死因に関連した可能性のある放射性物質の痕跡が、ロンドン市内の12カ所で見つかったと述べ、「検出場所は今後さらに増える可能性がある」との見方を示していた。

リトビネンコ氏の周辺では、ロシア情報機関が放射性物質を使って同氏を殺害したとの見方が強い。マリオ・スカラメッラ氏は環境犯罪の研究者とされ、リトビネンコ氏に、両氏を含む暗殺対象者のリストを渡したとされている。

CNN 2006.12.02 14:55

2006年12月01日

検視を開始、FBIが捜査参加 ロ元情報将校の不審死

megalodon.jp-2.jpg 毒殺疑惑事件で死亡したリトビネンコ氏=2002年5月撮影

ロンドン(CNN) ロシア連邦保安局(KSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)の不審死事件で、司法当局は1日、ロンドン市内の病院で検視を開始したことを明らかにした。尿から検出した放射性物質ポロニウム210と死因の関係を詳しく調べる。

検視の作業期間は不明。放射性物質が絡んでいることから特殊な対策を講じているとしている。

一方、米連邦捜査局(FBI)当局者は1日までに、事件捜査に加わるよう要請されたことを明らかにした。大量破壊兵器専門のスタッフが科学的分析の捜査を支援するとしている。

CNN 2006.12.01 18:38

放射性物質、ロンドン市内の12カ所から 毒殺疑惑

ロンドン(CNN) ロシア連邦保安局(KSB)の元大佐アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が変死した事件をめぐり、リード英内相は30日、同氏の死因に関連した可能性のある放射性物質の痕跡が、ロンドン市内の12カ所で見つかったと述べ、「検出場所は今後さらに増える可能性がある」との見方を示した。

リード内相によると、同日までに捜査の対象となったのは約24カ所。このうち、リトビネンコ氏が滞在していたホテルや、同氏が倒れる直前に食事をしたすし店、モスクワ便の運航に使用されたブリティッシュ・エアウェイズ(BA)機2機などで、放射性物質の痕跡が確認されている。

捜査当局はまた、モスクワの空港で3機目のBA機を調べているほか、ロシアのトランスアエロ航空が使用するボーイング737型機などについても捜査中。同社の報道担当者は「放射線は検出されなかった」としているが、ロシア非常事態省は念のため、同社の全機で検査を実施するとの構えを示している。

リトビネンコ氏の周辺では、ロシア情報機関が放射性物質を使って同氏を殺害したとの見方が強い。友人の1人は英PA通信に、「捜査当局がモスクワからロンドンへの便を調べているのは、放射性物質がロシアから持ち込まれたことが前提となっているからだ」と語った。

CNN 2006.12.01 11:55

2006年11月30日

BA機から放射性物質 ロシア元情報将校変死と関連か

ロンドン──ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は11月29日、ロシア連邦保安局(FSB)の元大佐アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が変死した事件の捜査で、モスクワ便の運航に使用されたBA機2機から、放射性物質の痕跡が検出されたと発表した。

BAによると、同社は28日夜に英政府の指示で捜査を受け入れた。ヒースロー空港で行われた捜査では、同社のボーイング767型旅客機2機で放射性物質の痕跡が確認された。ロシアの首都モスクワでも3機目の捜査が予定されている。放射性物質が、リトビネンコ氏の尿から検出されたポロニウム210かは不明。

捜査当局はリトビネンコ氏が11月1日に体調を崩す前、同氏や同氏と接触した人々が訪れた場所を調査している。同氏は生前、ロシアの知人らがモスクワからロンドンに渡航してきたことを明らかにしていた。

BAは公衆衛生面の危険性は低いとしているが、10月25日以降に3機に搭乗した合計3万3000人余りに対し、保健省が設けた特別窓口への連絡を呼びかけている。3機はバルセロナやフランクフルト、アテネなど欧州各地を結ぶ合計221便に使用され、運航には乗員・空港職員300人近くが関与した。BAは該当する航空便を自社のウェブサイトで公表している。

保健省の窓口にはこれまでに約1300人から電話があり、68人が検査を受けた。21人については念のため、特別診療所での検査が実施された。

CNN 2006.11.30 15:07

2006年11月27日

300人に放射線汚染検査 ロシア元情報将校の変死で

ロンドン──ロシア連邦保安局(FSB)の元大佐アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が変死した事件で、英警察当局のテロ対策班はロシア当局による毒殺説から服毒自殺説まで幅広い可能性を検討している。また、リトビネンコ氏が立ち寄った場所などから微量の放射線が検出されたため、保健当局は25日、同じ場所を訪れた300人を検査する用意があることを明らかにした。

リトビネンコ氏の尿から検出され、死因とみられている放射性物質ポロニウム210は希少な放射性物質で、原子炉や粒子加速器によって作られる。英政府は前例のない今回の事件を受けて緊急対策会議(コブラ)を開き、同氏が体調を崩した当日に接触した人物の足取りを追う捜査方針を決めた。英外務省はロシア政府に接触し、捜査への協力を求めた。

保健当局にはこれまでに、放射線が検出された場所を訪れたという300人から連絡があった。関係者がスカイ・ニュースに語ったところによると、当局はこうした人々の尿に放射線物質が含まれていないか検査する。ただ、ポロニウム210は体内に摂取されない限り放射線汚染を引き起こす可能性はないため、危険性は低いという。

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死亡のロシア元情報将校、敵対人物を名指ししていた

ロンドン──亡命先の英国で毒殺された可能性が指摘されているロシア連邦保安局(FSB)の元大佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が、病床で知人らに対し、自身を狙っていたとする人物を名指ししていたことが、26日付の英高級日曜紙サンデー・タイムズの報道で明らかになった。

同紙によると、リトビネンコ氏が名前を挙げたのは、以前ロンドンに駐在していたロシア外務省の情報機関員で、ロシア政府の指示で同氏を監視していた。情報機関員の事件への直接関与には言及していない。

ロンドン警視庁は、情報機関員の捜索や事情聴取を行うか今のところ不明としている。リトビネンコ氏は以前、情報機関員からいやがらせを受けているとの苦情をテープに録音して警察に渡したとされるが、同市警のテロ対策担当者はそのようなテープの受領を確認していないという。

ロンドン市内のロシア大使館は、リトビネンコ氏の主張について現時点でのコメントを避けた。英外務省も、同氏が挙げた情報機関員の氏名を確認していない。

一方、25日付のロシア政府系日刊紙「ロシア新聞」は、リトビネンコ氏が服毒自殺し、「これまで同氏が貢献してきた人々」を裏切ったとの見解を伝えた。同紙はまた、プーチン政権に打撃を与える目的か、事業面のトラブルを解決する目的で、政界の黒幕ボリス・ベレゾフスキー氏が事件に関与していた可能性があると指摘した。

CNN 2006.11.27 16:06

2006年11月25日

英政府がロシアに捜査協力を要請、元情報将校の毒殺疑惑

ロンドン(CNN) 亡命先の英国で23日夜に死亡したロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元大佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)の「毒殺疑惑」で、英政府は24日、駐英ロシア大使に対し真相解明の捜査への協力を要請した。AP通信によると、ロシアのプーチン大統領はこれに応じる意向を表明した。

ロシア当局者の関与の可能性も念頭に置いているとみられ、疑惑は両国間の外交問題に発展した。英政府は同日、「コブラ」と呼ばれる有事対応の緊急閣僚会議を招集、今後の方針などを協議した。

欧州連合(EU)との会議のためフィンランド・ヘルシンキに滞在しているプーチン大統領は24日の会見で、リトビネンコ氏の死亡を「悲劇」と呼びながらも、英病院当局は暴力行為の結果との判断は示していないと指摘、死亡へのロシアの関与疑惑の根拠はないと主張した。

CNN 2006.11.25 15:14

尿から放射性物質検出、死因の可能性 ロ元情報将校死亡

ロンドン(CNN) 亡命先の英国で23日夜に死亡したロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)の「毒殺疑惑」で、英保健当局は24日、同氏の体内から放射性物質の「ポロニウム210」が検出されたと報告した。リード英内相は、死因と関連がある疑いがあると述べた。

事件を調べるロンドン警視庁は、リトビネンコ氏が体調を崩す前に訪れていた日本料理店とホテルを24日に閉鎖、放射性の検査などを実施した。すし店とロンドン市内の自宅で大量のアルファ線が検出されたとしている。入院していた病院も調べる。

保健当局によると、「ポロニウム210」はリトビネンコ氏の尿から発見された。「自然の源から出たとは考えにくい」として、同物質による毒殺は極めてまれ、と指摘した。尿内から検出した量の多さから考え、食物もしくは飲み物に混入されていた可能性が高い、とも語った。

リトビネンコ氏は、チェチェン問題などでプーチン政権の強権体質を強く批判。先月、独立系新聞のジャーナリストが殺害された事件にロシア政府が関与していたとの見方を示し、11月1日にロンドン市内の日本料理店で、同事件に関する情報提供者と称する人物と会った直後に体の異変を訴えた。

事件の発覚以来、ロシア政府の関与疑惑がメディアで盛んに報じられている。

詳しい死因は検視で調べる方針。

CNN 2006.11.25 11:50

2006年11月24日

生前にプーチン氏関与責める声明、ロ元情報将校の死亡

 英国亡命中に毒を盛られたとされ、入院中だった元ロシア情報機関員のアレクサンドル・リトビネンコ氏(左は2004年9月14日、右は入院後の06年11月20日に撮影)。23日夜、ロンドン市内の病院で死亡した(AFP=時事)13時42分更新

ロンドン——亡命先の英国で23日夜に死亡したロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)の「毒殺疑惑」で、同氏が生前に声明を作成し、プーチン・ロシア大統領が陰謀の「主犯」などと主張していることが24日分かった。

友人に11月21日に口述していたもので、「あなた(プーチン大統領)は生命や文明の価値への尊敬がないことを自ら示した。大統領の地位にふさわしくなく、文明国の国民の信頼にも値しないことを見せ付けた」と非難している。

友人が声明を発表、代読した。リトビネンコ氏は、チェチェン問題などでプーチン政権の強権体質を強く批判。先月、独立系新聞のジャーナリストが殺害された事件にロシア政府が関与していたとの見方を示し、11月1日にロンドン市内のすし店で、同事件に関する情報提供者と称する人物と会った直後に体調を崩した。

記者殺害に加担したロシア政府当局者のリストも入手していたとの情報もある。

リトビネンコ氏は声明で「あなたはたった1人の男を黙らせることに成功するかもしれない。だが、世界中から起きる抗議があなたの耳元に生涯、響くだろう」と指摘している。大統領が事件に関与しているとの具体的な証拠には触れていない。

死因となったとみられる毒物の正体は不明のまま。入院先の病院は詳しい死因も発表していない。ロンドン警視庁は、不審死の事件として調べている、と発表した。友人によると、リトビネンコ氏は入院先で捜査員の聴取を15時間以上受け入れたという。

事件の発覚以来、ロシア政府の関与疑惑がメディアで報じられていたが、同国大統領府は24日、「馬鹿げた見方。反応する価値もない」と主張。ロシアのインタファクス通信は22日、FSBの報道担当がリトビネンコ氏のロンドンでの交流相手には犯罪組織の構成員がもいた、と述べたとも伝えている。

リトビネンコ氏はFSBの大佐も務めたが、チェチェンの分離主義勢力への同情を強め、ロシア軍の武力を前面に出した政策を非難。2000年に出国し、英国で亡命した。

CNN 2006.11.24 21:46

ロシア元情報将校が死亡、毒物は依然不明と

megalodon.jp-2.jpg 生前のアレクサンドル・リトビネンコ氏=2002年5月、英ロンドンの自宅で撮影

ロンドン(CNN) 亡命先の英国で毒物を盛られたとされるロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が23日夜(日本時間24日朝)、ロンドン市内の病院で死亡した。43歳だった。捜査当局によると、毒物の正体は不明のままだという。

リトビネンコ氏が入院していたユニバーシティー・カレッジ病院は、「最善を尽くした」との声明を発表したが、捜査にかかわるとして詳細は明らかにしなかった。

同氏が摂取した毒物は当初、殺鼠(さっそ)剤などに使われる「タリウム」や放射性物質の可能性があるとみられたが、検査の結果は陰性だったという。警察は捜査続行の構えを示しているが、担当医の1人は「最終的に死因が特定できないこともあり得る」と述べた。

リトビネンコ氏は、チェチェン問題などでプーチン政権を強く批判してきた。先月、独立系新聞のジャーナリストが殺害された事件にロシア政府が関与していたとの見方を示し、11月1日にロンドン市内のすし店で、同事件に関する情報提供者と称する人物と会った直後に体調を崩した。

友人によると、同氏は入院中、計15時間以上にわたって捜査員らとの面会を続けた。脱水症状や心不全、脱毛などの症状を示していたが、22日夜から容体が悪化し、危険な状態にあると伝えられていた。

CNN 2006.11.24 10:26

2006年11月23日

ロシア元情報将校の容体、危険な状態と 毒殺未遂事件

ロンドン——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校でプーチン政権批判を続けてきたアレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が、亡命先の英国で毒物を盛られたとされる事件で、同氏の友人は23日、容体が前日夜から悪化、非常に危険な状態にある、と述べた。

心臓機能が悪化、人工呼吸装置を装着しているという。入院先のユニバーシティー・カレッジ病院も声明で、容体の悪化を認めた。集中治療を引き続き受けているとしている。

リトビネンコ氏は11月1日、チェチェン問題でロシア政府に批判的だった独立系新聞ノーバヤ・ガゼータ紙のジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん殺害事件に関する情報を得るため、ロンドン市内でイタリア人と会った約1時間後に体調を崩し、入院していた。

同氏が摂取した毒物は特定されていないが、医師らは殺鼠(さっそ)剤などに使われる「タリウム」ではなく、致死性を高めた「放射性タリウム」の可能性も示唆している。

CNN 2006.11.23 19:03

2006年11月22日

ロ元情報将校「毒殺」未遂、放射性タリウムの可能性も

ロンドン——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が、亡命先の英国で毒物を盛られたとされる事件で、医師らは21日、同氏が摂取した毒物が殺鼠(さっそ)剤などに使われる「タリウム」ではなく致死性を高めた「放射性タリウム」の可能性もあることを示唆した。

事件では、同氏がプーチン政権を批判していたこともあり、ロシア情報当局の関与が取りざたされている。

リトビネンコ氏は11月1日、チェチェン問題でロシア政府に批判的だった独立系新聞ノーバヤ・ガゼータ紙のジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん殺害事件に関する情報を得るため、ロンドン市内でイタリア人と会った約1時間後に体調を崩し、入院していた。

入院先のユニバーシティー・カレッジ病院の主治医は「タリウムが原因と思われる症状とそれ以外の症状の両方がある」と指摘。半減期の短い放射性物質が使われた場合、検知が困難になり、本当の原因を突き止められない可能性が出てくる、と述べた。

リトビネンコ氏は脱毛、脱水症状を呈し、心臓と腎臓の障害を起こして、骨髄移植が必要になる可能性があるうえ、心臓の機能低下による合併症も引き起こしているという。治療には数週間から数カ月かかる見込みで、生存の可能性については現段階では判断出来ないとしている。

捜査当局が事件を調べている。

CNN 2006.11.22 16:31

2006年11月21日

毒殺未遂事件のロ元情報機関員、容体悪化で集中治療と

megalodon-2.jp.jpg 毒殺未遂の被害者、リトビネンコ氏=20日、CNN撮影

ロンドン——英国に亡命したロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元要員アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)の毒殺未遂事件で、ロンドンのユニバーシティー・カレッジ病院関係者は20日、同氏の容体が悪化、集中治療室へ移ったことを明らかにした。地元テレビのBBCなどは、毒物は殺鼠(さっそ)剤などに使用される「タリウム」と報じた。

回復の見込みは五分五分とする英メディアの報道もある。

リトビネンコ氏はロシアのプーチン政権を批判する活動を展開。モスクワで先月殺害されたジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん事件を調査すると共に、2004年のウクライナのビクトル・ユーシェンコ現大統領の毒殺未遂事件にロシア政府が関与しているなどと主張。

自ら所属していたFSBには、旧ソ連時代から継続するとされる毒物研究室があるとも述べていた。

2000年にリトビネンコ氏の英国亡命を支援したアレクサンダー・ゴールドファーブ氏は20日、リトビネンコ氏が毒を盛られたのは、ロシア政府に対する反体制的な言動が原因と強調している。

同氏はまた、リトビネンコ氏が今月1日にロンドンのレストランでポリトコフスカヤさん事件についてイタリア人の情報提供者と会食する前、市内のホテルでロシア政府関係者2人と会ったが、この際に飲み物に毒物を入れられた可能性があるとも述べている。この疑惑はリトビネンコ氏自身が電話で漏らしたとしている。ロシア政府関係者の1人はリトビネンコ氏と顔見知りの元国家保安委員会(KGB)職員だったという。KGBは、FSBの前身の組織。

一方、ロシア大統領府のペシコフ副報道官は「リトビネンコ氏の毒殺未遂事件にロシア政府が関与するなどあり得ない。全くばかげたことだ」と反論し、事件に関してはこれ以上、コメントしないと述べた。

ロンドン警視庁筋は特別捜査本部を設け調べているが、容疑者は逮捕されていない。

CNN 2006.11.21 16:50

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