リトビネンコ氏毒殺事件で、英検察が殺人罪で起訴を決定したロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ容疑者(右)。ルゴボイ容疑者は、殺害に英国の対外情報機関MI6が関与した可能性があると主張した(31日)(AFP=時事)
【モスクワ31日時事】ロシアの元情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏毒殺事件で、英検察が殺人罪で起訴を決定したロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ容疑者は31日、モスクワで記者会見し、殺害に英国の対外情報機関MI6が関与した可能性があると主張した。
同容疑者は、リトビネンコ氏がMI6の要員として働いていると自慢していたと語った上で、「リトビネンコ氏はMI6にとって統制困難な存在になっていた。このため消された」と述べた。
【ロンドン13日時事】ロシア元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、13日付の英夕刊紙イブニング・スタンダードは、事件発生から5カ月経過した現在もリトビネンコ氏の自宅は放射能に汚染されて危険な状態にあると報じた。
同氏は昨年11月、ロンドンで放射性物質のポロニウム210を盛られて死亡。事件には体調を崩す直前に会ったロシア人実業家アンドレイ・ルゴボイ氏らが関与していた疑いが出ているが、捜査は行き詰まっている。
【ロンドン9日時事】9日付の英紙タイムズによると、ロシア政府はこのほど英側に対し、元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件への捜査協力の見返りとして、英国に亡命中のロシア人富豪ボリス・ベレゾフスキー氏らの身柄引き渡しを要求した。
クドリン・ロシア財務相とモスクワを訪れたダーリング英貿易産業相との会談で、この問題が取り上げられた。同紙によれば、ロシア側はチェチェン独立派指導者のザカーエフ氏の身柄引き渡しも求めた。ダーリング貿易産業相は、引き渡し問題は裁判所が決めることで、政府は介入できないとロシア側に説明したという。
【ロンドン8日時事】昨年11月にロンドンで毒殺されたロシア連邦保安局(FSB)の元要員、アレクサンドル・リトビネンコ氏の元上司は8日までに、同氏が「裏切り者」であり、ソ連時代であれば死刑に処せられていたと述べた。
元上司は、リトビネンコ氏が所属していたFSBの組織犯罪対策局で局長を務め、現在は弁護士のアレクサンドル・グサク氏。7日夜放映のBBC放送の番組で、リトビネンコ氏が亡命後、英国内にいるロシア人スパイの存在を暴くため英情報機関に協力していたと指摘した上で、「彼はスパイ活動にとって最も神聖なものである作戦上の情報源を売り渡した。これは反逆罪に値し、ソ連時代であれば死刑となっただろう」と語った。さらに、これに不満を抱いたロシア側のスパイが、報復のため同氏を殺害したとの見方を明らかにした。
【モスクワ7日時事】ロシア外務省のカムイニン情報局長は7日、同国の元情報機関員、リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210を盛られ暗殺された事件で、ロシア側がロンドンに捜査官を派遣したいと英政府に正式に申し入れたにもかかわらず、1カ月も回答がないと不満を示した。
同事件では、ロンドンのホテルでリトビネンコ氏と接触した旧国家保安委員会(KGB)元情報員、ルゴボイ氏らに疑惑が向けられている。しかし、ロシア最高検察庁は独自の捜査で「毒物は水銀」との見方やプーチン政権と対立して倒産に追い込まれた石油会社ユコス社元幹部の事件関与説を次々に打ち出した。
さらに、最高検のチャイカ長官は、元政商ベレゾフスキー氏やチェチェン独立派幹部ザカーエフ氏らから事情聴取を行うため、捜査官をロンドンに派遣する考えを表明していた。
【ロンドン4日時事】英内務省は4日、ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件に絡み、ロシア側から捜査員派遣への協力要請が正式に出されたことを明らかにした。ただ、まだ同意はしておらず、リード内相の求めを受け、警察当局が認めるかどうか、認めるとしても、どのような形にするかを検討するという。
同日付のオブザーバー紙は、ロシアの捜査員が英国を訪れ、関係者の事情聴取などを行うのを英当局が認めることになったと報じていた。
ロシア側は、英国で事情聴取を希望する100人以上のリストをまとめているとされ、その中には政治亡命中のロシア人富豪ベレゾフスキー氏やチェチェン独立派幹部ザカエフ氏らが含まれる。
英紙タイムズ(電子版)は30日、ロシアの特殊部隊スペツナズがモスクワ郊外で射撃訓練を行った際、ロンドンで毒殺された連邦保安局(FSB)の元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏の写真を標的として使用していたことが明らかになり、同氏暗殺をロシアが背後で操っていた疑いがさらに強まっていると報じた。
同紙は、モスクワ郊外にある射撃訓練場で広報用に撮影された映像を入手した。映像には、若い兵士がリトビネンコ氏の写真に銃弾を浴びせ、写真が瞬く間に穴だらけになる様子が映っている。
特殊部隊出身の射撃場の所有者は、射撃場は民間施設であり、政府とは関係がないと釈明。かつての仲間のために訓練場所を提供しただけだと説明した。また、政府スポークスマンも、射撃場と特殊部隊の間につながりはないと主張した。
ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210を盛られ、ロンドンで暗殺された事件について、米ABCテレビ(電子版)は27日までに、FSBが中心となって起こし、ロシア政府が国家的に関与していたと報じた。
同テレビによると、英当局がこれまでの捜査から、このような結論に達した。FSBは、リトビネンコ氏に毒物を複数回盛らざるを得なくなったため、暗殺作戦はしくじったとみているという。また、ロシア当局は当初、暗殺に用いた毒物が何であるかが発覚することはないと予測していたと英当局は分析している。
【ロンドン26日時事】英紙ガーディアンは26日、元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏が昨年11月、ロンドンで殺害された事件で、英政府が同氏の情報機関時代の同僚、アンドレイ・ルゴボイ氏を裁判に掛けるため、身柄引き渡しをロシアに要求する準備を進めていると伝えた。
警察当局は近く、ルゴボイ氏の起訴を検討するに足る十分な証拠があるとの報告を検察当局に提出する見通し。政府は2月にもロシア側に身柄引き渡しを求める考えという。
【ロンドン22日時事】昨年11月にロンドンで元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、英BBC放送は22日、同氏が体調を崩す半月前にも、猛毒の放射性物質ポロニウムを盛られていた可能性があると伝えた。
同日夜放映予定のドキュメンタリー番組「パノラマ」の中で詳報。それによると、リトビネンコ氏は、体調を崩した11月1日にイタリア人学者と会ったのと同じロンドン市内のすしバーで、その半月前に当たる10月16日、ロシア人実業家のアンドレイ・ルゴボイ、ドミトリー・コフトン両氏と会食した。その後の調べで、このすしバーからポロニウムの痕跡が発見されたが、検出された場所は、リトビネンコ氏がロシア人らと会った際に座った席からの可能性が高いという。
【ロンドン20日時事】20日付の英紙タイムズは、昨年11月にロンドンで元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、放射性物質ポロニウム210を同氏に盛った人物を警察当局が特定したと報じた。
同紙によると、この男は「ウラジスラフ」と名乗り、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日にハンブルクからロンドン入り。市中心部のホテルの部屋で同氏と会い、ポロニウム210を紅茶に混ぜて飲ませたとみられるという。
ロンドンのヒースロー空港に到着した際、監視カメラに映されており、長身でがっちりした体格、短く刈り込んだ黒髪で、中央アジア系の容姿をしている。
【ロンドン12日時事】ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウムで毒殺された事件で、英保健当局は12日までに、事件に関連した被ばくによって長期的な健康被害を受ける可能性のある人は13人だったことを明らかにした。
【ロンドン5日時事】元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の殺害事件で、英保健当局は5日、ロンドン中心部のシーフードレストランから新たに放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。
報道によると、従業員が放射能検査を受けているが、レストランは営業を再開。同当局は「一般市民への健康上の懸念はない」と強調した。ポロニウムはリトビネンコ氏が訪れたすしバーなど、ロンドン各地で検出されている。
【モスクワ27日時事】ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、同国最高検察庁は27日声明を出し、倒産した石油会社ユコスの元幹部レオニード・ネブズリン氏が事件に関与した疑いがあると述べ、特別班を編成して捜査していることを明らかにした。
同庁はまた、この事件に関連してロンドンとモスクワでアパートや車などから許容値を超える量の水銀が検出されたと指摘し、水銀が殺害に使われた毒物だったとの見方を示唆した。英捜査当局は放射性物質ポロニウム210が使用されたとしている。
【モスクワ18日時事】ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、同国最高検察庁は18日、リトビネンコ氏とロンドンで接触したロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏から2度目の事情聴取を行った。英国の捜査官も同席した。
インタファクス通信によると、事情聴取はドイツ・ハンブルクでコフトン氏の関係先から放射性物質ポロニウム210の痕跡が見つかったことに関連して行われた。ドイツ警察は同氏を放射性物質の不法持ち込みの容疑者として捜査している。
【モスクワ14日時事】インタファクス通信によると、ロシアの航空会社アエロフロートは14日、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の殺害事件に関連して、同航空の旅客機約20機を対象に、放射性物質の痕跡の有無を調べる検査を行うことを明らかにした。
【モスクワ12日時事】タス通信によると、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、同国最高検察庁の事情聴取を受けた実業家アンドレイ・ルゴボイ氏は11日、「すべての質問に詳細に答えた」と述べるとともに、「わたしに対してはいかなる嫌疑も提起されていない」と事件への関与を否定した。
【ロンドン11日時事】英保健省などは11日までに、たばこの健康被害を訴えるため企画していた公共広告の放送を見合わせることを決定した。元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の死因とみられる放射性物質ポロニウムについて言及されていることから、「不適切」(同省)と判断した。
広告は、ジャーナリストが喫煙者にインタビューする形で、たばこにはポロニウムを含めさまざまな毒素が含まれている事実を伝える内容。保健省と民間団体「キャンサー・リサーチ」が共同で作成し、テレビやラジオのコマーシャル枠で放送される予定だった。
しかし、リトビネンコ氏の事件で市民の間に不安が広がっており、検討の結果、5種類ある広告のうちポロニウムを扱った2種類の放映が延期されることになった。
【ベルリン11日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、ドイツ警察当局は11日、同氏が倒れる直前に接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクに住む前妻と彼女の1歳と3歳の子供、さらに前妻のボーイフレンドから放射線物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。
独メディアによれば、見つかったのは前妻の上着などからで、ポロニウムが体内に入ったかどうかなどを病院で詳しく検査している。
【ベルリン10日時事】独ハンブルク警察当局は10日、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、同氏が倒れる直前に接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏の関係先から見つかった放射性物質の痕跡について、「(リトビネンコ氏から検出されたのと同じ)ポロニウム210であることは決定的」との分析結果を明らかにした。独メディアが伝えた。
【ベルリン9日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は9日、同氏と接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクの関係先を捜索した結果、放射性物質の痕跡が見つかったことを明らかにした。
独メディアによると、痕跡が見つかったのはコフトン氏の元妻と元義母の住居。ただ、この放射性物質がリトビネンコ氏から検出されたのと同じ猛毒のポロニウム210かどうかは詳しい分析が必要で、現時点では不明としている。
【ベルリン8日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は8日、同氏と接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクの住居を捜索した。
【ロンドン8日時事】8日付の英紙タイムズは、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏はロンドン市内にあるホテルのバーでロシア人2人と会った際に、放射性物質のポロニウム210を盛られたのではないかと捜査当局がみていると報じた。
英保健保護庁(HPA)は7日、同じバーの従業員7人から微量のポロニウムが検出されたと明らかにした。ただし、長期、短期的に健康に影響を及ぼすものではないという。
【モスクワ7日時事】ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐アレクンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ロシア最高検察庁は7日、元中佐が放射性物質を盛られて死亡したと断定、殺人容疑で捜査を開始したと発表した。ロシア側はこれまで英捜査当局に協力するとの立場だったが、今後の捜査でロシア主導色が強まる可能性もある。
【ロンドン7日時事】チェチェン共和国独立派幹部で英在住のアフメド・ザカエフ氏は7日放映の英スカイテレビとのインタビューで、ロシア元情報員アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件に関連し、ロシアが過去にチェチェン住民に対して放射性物質ポロニウム210を使用したことがあると主張した。ただ、証拠は示していない。
ザカエフ氏は、チェチェンでリトビネンコ氏と同じような症状を呈して死亡した人々がいたとした上で、「事件の背後にモスクワがいることは間違いない」と述べた。
【ロンドン6日時事】英国で変死した元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏と接触し、放射性物質ポロニウム210が体内から検出されたイタリア人学者マリオ・スカラメッラ氏が6日、ロンドンの病院を退院した。
スカラメッラ氏は渡英後の放射能検査で陽性と判断され、入院して経過観察を受けていた。病院によると、同氏に中毒症状は出ていないという。
【モスクワ5日時事】ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏の変死事件で、4日夜にモスクワ入りした英国の捜査官は5日、ロシア最高検察庁と協議し、合同の捜査計画を決めた。チャイカ最高検長官は同日の記者会見で、容疑者が判明しても身柄は英国側に引き渡さず、ロシア国内で裁判を受けることになると言明した。
【モスクワ4日時事】タス通信によると、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、英国の捜査官らが4日、空路モスクワに到着した。同氏が体調を崩した11月1日にロンドンのホテルで会った旧国家保安委員会(KGB)元情報員で実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏らからの事情聴取を含む捜査活動を行う予定。
【モスクワ4日時事】インタファクス通信によると、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、ラブロフ外相は4日、「(英国の)当局者が事件をあおり立てるのは容認できず、ロシアと英国の関係に打撃となる」と述べ、政治問題化を避けるよう警告した。滞在先のブリュッセルで語った。
同外相は「捜査はプロが行うべきであり、マスコミを通じて行われるべきではない」とも述べ、マスコミにさまざまな情報が漏れていることに不満を示した。
【ロンドン4日時事】4日付の英紙デーリー・テレグラフは、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで不審死した事件に絡み、ロシア政府が英側の対応について抗議の書簡を送ってきたと報じた。
リトビネンコ氏は死の直前に、プーチン・ロシア大統領が事件に関与していると名指しするメッセージを残した。同紙によれば、ロシア側の抗議はこのようなメッセージ公表を許した点についてベケット英外相に怒りを表明する内容だという。
【ロンドン4日時事】4日付の英紙タイムズは、元ロシア連邦保安局(FSB)要員のアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで不審な死を遂げた事件で、今週モスクワに派遣される英国の捜査官は「主要容疑者」を含め複数のロシア人から事情を聴く方針だと伝えた。同紙はこの容疑者を名指ししていないが、リトビネンコ氏のFSB時代の同僚で、現在は実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏であることを示唆している。
【ロンドン3日時事】英BBC放送などは3日、元ロシア連邦保安局(FSB)要員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで不審な死を遂げた事件で、英警察当局は4日にも捜査官をモスクワに派遣する方針だと伝えた。ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙やサンデー・タイムズ紙の報道を総合すると、捜査官はリトビネンコ氏とロンドンで接触したFSBの元同僚アンドレイ・ルゴボイ氏ら3人のロシア人の事情聴取に当たるという。
【ロンドン2日時事】元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏怪死事件で、英警察当局は、死因とみられる放射性物質ポロニウム210がどのようなルートで運ばれたのか、追跡に全力を挙げている。
これまでのところ、リトビネンコ氏が倒れた11月1日に立ち寄ったすしバーやホテル、事務所、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の旅客機など十数カ所から放射性物質の痕跡が検出されている。リトビネンコ氏が行っていない所で検出されれば、何者かがポロニウムをそこで持っていたと推定される。英当局は検出された場所の幾つかを公表しておらず、捜査との絡みで隠している可能性もある。
ロシアの元スパイ、リトビネンコ氏が倒れる直前、ロンドンのすし屋で会談していたイタリア人、マリオ・スカラメッラ氏(写真)は、春の総選挙で伊左派と旧ソ連の関係を調査していたという(2004年撮影)(AFP=時事)11時21分更新
【ロンドン2日時事】英紙ガーディアンは2日、ロンドンで謎の死を遂げた元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の体内で見つかった猛毒の放射性物質ポロニウム210は、致死量の100倍に達していたと報じた。2000万ポンド(約40億円)相当だという。
リトビネンコ氏が倒れる直前にすしバーで会食し、やはりポロニウムが検出されたイタリア人学者マリオ・スカラメッラ氏についても、ポロニウムを盛られたのではないかとの見方が強まっている。英メディアによれば、スカラメッラ氏の体内のポロニウムは、リトビネンコ氏に比べ格段に少ないが、単に同氏と接触しただけで体内に入るような量ではないとされる。
【モスクワ1日時事】インタファクス通信は1日、ロンドンで変死したロシア連邦保安局(FSB)元中佐、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に同氏と接触していたFSBの元同僚、アンドレイ・ルゴボイ氏が1990年代初めにガイダル元首相代行の警護を担当していたと報じた。
ガイダル氏もアイルランド訪問中に原因不明の急病で倒れ、毒を盛られた疑いが出ている。ルゴボイ氏を介して、リトビネンコ氏変死事件との間に何らかのつながりが出てくる可能性もあるとみられる。
【ロンドン1日時事】英保健保護庁(HPA)は1日、ロンドンで怪死したロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の成人の家族の1人から放射性物質ポロニウム210が検出されたと発表した。ただHPAは、検出量は微量で、短期的に症状が悪化することはないとしている。
HPAは、この人物を特定していないが、英メディアは、リトビネンコ氏の妻の衣服からポロニウムが検出されたと報じた。
一方、リトビネンコ氏が倒れる直前にすしバーで会食し、リトビネンコ氏と同じポロニウムが検出されたイタリア人学者、マリオ・スカラメッラ氏は同日、ロンドン市内の病院に入院した。
病院によると、スカラメッラ氏から検出されたポロニウムはリトビネンコ氏に比べ低水準で、スカラメッラ氏の健康状態は良好だという。同氏は、週末に精密な検査を受ける。
【ロンドン1日時事】ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の怪死事件で、遺体の検視が1日、ロンドン市内の病院で行われた。同氏は猛毒の放射性物質ポロニウム210を盛られたとみられており、医師らは汚染防止のため防護服に身を包んで作業に当たった。
一方、英メディアの報道によると、リトビネンコ氏が倒れる直前にロンドンのすしバーで会食したイタリア人学者、マリオ・スカラメッラ氏の体内から「相当量」のポロニウム210が検出されたことが1日、明らかになった。
【ロンドン29日時事】英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は29日、ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏が怪死した事件に関する当局の捜査の過程で、同社が欧州域内で運航している旅客機2機から、「ごく微量」の放射性物質の痕跡が見つかったと発表した。
ロシアの防ちょう機関、連邦保安局(FSB)のパトルシェフ長官が30日午前、特別機で来日する。日ロ関係筋が29日明らかにした。旧ソ連国家保安委員会(KGB)を継承したFSB長官の訪日は、KGB時代を通じて初めて。ロンドンで放射性物質を盛られたとされるFSB元幹部リトビネンコ氏の怪死事件へのFSB関与説が流れる中で、お忍び訪問となりそうだ。
【モスクワ29日時事】ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐、リトビネンコ氏の怪死事件で、29日付の同国紙イズベスチヤは、ロンドンの同氏の立ち回り先数カ所で放射性物質ポロニウム210が検出されたことは、誰かに売るために自ら持ち歩いていた可能性を示していると報じた。
同紙によれば、ポロニウム210を運ぶ際には完全気密の小容器に入れる。この容器が何らかの原因で損傷してポロニウムが漏れ、皮膚を通じてリトビネンコ氏の体内に入り、変死の原因になった可能性があるという。
【モスクワ29日時事】ソ連崩壊後のロシアで経済自由化と民営化を指揮したガイダル元首相代行が原因不明の急病で倒れたことについて、チュバイス統一エネルギー機構社長(元第一副首相)は29日、「通常の病気ではあり得ない」と述べ、暗殺未遂だったとの見方を示唆した。ロシア通信が伝えた。
チュバイス氏は「ガイダル氏は一時生死の境にあった」と語り、病状の深刻さを強調。その上で、プーチン政権を批判した著名女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさん殺害、連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の怪死と関連付け、「ガイダル氏の死は反憲法勢力にとって極めて魅力的だ」と陰謀説を唱えた。
【ロンドン29日時事】ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで怪死した事件で、29日付の英紙インディペンデントは、同氏が倒れる直前にすしバーで会ったイタリア人学者マリオ・スカラメッラ氏が、「リトビネンコ氏は核物質密輸を行っていた」と発言していると報じた。
同紙は事件発覚直後、スカラメッラ氏にインタビューした。それによると、すしバーで出会った際にリトビネンコ氏は「2000年に自分が中心となってロシアからチューリヒへ核物質を密輸した」と打ち明け、ロシア連邦保安局(FSB)のために密輸を行ったと話したという。
死亡した元ロシア情報機関員リトビネンコ氏が立ち寄り、放射性物質のポロニウムが検出されたロンドンのすしバー。英保健当局は放射性物質が検出された場所を訪れた人は連絡するよう呼び掛けている(25日)(AFP=時事)13時27分更新
【ロンドン28日時事】ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで怪死した事件で、英スカイテレビは28日、同氏が倒れる直前にすしバーで会ったイタリア人学者、マリオ・スカラメッラ氏が英国内で英警察当局の保護下に入ったと報じた。
スカラメッラ氏はイタリアで潜伏中と伝えられていたが、同テレビなどによると、自分の身に危険が及ぶのを恐れてロンドンに戻り、英警察に保護を要請した。また同氏は、リトビネンコ氏のような放射性物質の被害を受けていないかどうか検査中という。
【ロンドン27日時事】リード英内相は27日下院で、英国亡命中の元ロシア情報員、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件に絡んで、ロンドン市内の数カ所から新たに放射性物質の痕跡が検出されたことを明らかにした。内相は国民に注意を呼び掛ける必要はないとしている。
【ニューヨーク26日時事】27日発売の米誌ニューズウィーク最新号は、ロンドンで不審死した元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が倒れる直前、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身者らでつくる秘密交流組織から「警告とみられる」文書を受け取っていたと報じた。
【ロンドン25日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が亡命先のロンドンで不審死した事件で、26日付の英日曜紙サンデー・タイムズ(早版)は、同氏が死の直前にインタビューに応じ、自分をつけ狙っていた人物として、ロシアの情報機関員を名指ししていたと報じた。ただリトビネンコ氏は同紙に対し、この人物が事件に直接関与したかどうかには触れなかった。
【ロンドン25日時事】亡命先のロンドンで死亡した元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏から放射性物質のポロニウムが検出された事件で、25日付の英紙タイムズは治安当局筋の話として、英情報機関の情報局保安部(MI5)と対外情報部(MI6)がロンドン警視庁との「合同捜査」を開始したと報じた。
リトビネンコ元ロシア連邦保安局情報員が体調不全に陥る当日に訪れたロンドン市内のすしバー。ロンドン警視庁は、すしバーなど3カ所から、放射性物質の痕跡を検出したことを明らかにした(24日)(AFP=時事)12時00分更新
【ロンドン24日時事】英国亡命中の元ロシア連邦保安局(FSB)情報員、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)の怪死事件を捜査しているロンドン警視庁は24日、同氏が体調不良に陥る当日に訪れたロンドン市内のすしバーなど3カ所から、放射性物質の痕跡を検出したことを明らかにした。
「放射性物質が使用される前例のない事件」(保健当局者)に衝撃を受けている英政府は、事件への関与が疑われているロシアに捜査協力を要求した。プーチン政権下のロシアで強権支配が強まっているとの懸念が広がる中、両国関係が波乱含みとなる可能性も出てきている。
【ロンドン24日時事】英国亡命中の元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が怪死した事件で、英保健当局は24日、同氏の尿から大量の放射能が見つかったと発表した。「恐らく放射性物質のポロニウム210によるものだ」としており、同氏が毒性の強い放射性物質を盛られた疑いが濃厚になった。ロシア当局の事件関与を疑う見方が出ている中、ロンドン警視庁も本格的な捜査に着手、事件の真相解明に全力を挙げる。
元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の父親。同氏が残した遺書が公表され、プーチン大統領を名指しし「わたしの死によって高い代償を払う」と怨念に満ちた言葉を連ねている(24日、ロンドン)(EPA=時事)09時08分更新
【ロンドン24日時事】英亡命中に毒を盛られて殺害されたとみられる元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が死に臨んで残した遺書が24日、友人を介して公表された。同氏はこの中で、プーチン・ロシア大統領を名指しし、「わたしの死によって高い代償を払う」と怨念(おんねん)に満ちた言葉を連ねている。
遺書は、21日に死期を悟ったリトビネンコ氏が口述筆記させたもので、プーチン大統領に呼び掛ける形式でつづられている。
【ロンドン24日時事】英国亡命中に毒を盛られたとされ、入院中だった元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が23日夜、ロンドン市内の病院で死亡した。治療に当たっていた病院のスポークスマンが発表した。ロシアの防ちょう機関、連邦保安局(FSB)の関与も疑われており、英ロ関係などに尾を引きそうだ。
病院は「(同氏の)延命のためにできることをすべて行った」としている。医師団は劇物のタリウム使用説などを否定したが、死因は明らかにされていない。同氏の容体は22日から急速に悪化していた。
リトビネンコ氏は今月1日、ロンドン市内の日本食レストランでイタリア人の情報源と接触。10月に起きたロシアの著名な女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさん殺害事件に絡む情報を入手したが、食事後に倒れた。知人らはロシア情報当局による毒殺ではないかと主張。ロンドン警視庁が特別捜査を開始した。同氏は同じ日に2人のロシア人とも面会していた。