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2007年05月31日

元KGB職員「英情報機関が関与」・毒殺事件で

 【モスクワ=共同】ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏の毒殺事件で、英検察当局が容疑者と断定した旧ソ連国家保安委員会(KGB)のルゴボイ元職員が31日、モスクワで記者会見し、事件への関与をあらためて否定し、英国の情報機関が関与している可能性があると主張した。

 ルゴボイ容疑者は英情報機関の関与について「証拠がある」と述べたが、詳細は語らなかった。ルゴボイ容疑者が公に英当局を非難したことにより、冷え込んでいる英ロ関係をさらに悪化させる火種となりそうだ。

 また、ルゴボイ容疑者は、リトビネンコ氏や、プーチン政権と対立して英国に亡命中の政商ベレゾフスキー氏は、ともに英情報機関の協力者であり、ルゴボイ容疑者本人も協力者になるよう勧誘されたが、断ったとしている。英情報機関はプーチン大統領を中傷するような情報を集めようとしていたとも指摘した。

NIKKEI NET 2007/05/31 (23:00)

2007年05月27日

元スパイ毒殺で英ロ当局者が会談、容疑者引き渡しで綱引き

 【ロンドン=岐部秀光】旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元スパイ、リトビネンコ氏が昨年ロンドンで毒殺された事件の容疑者引き渡しを巡り、英国とロシアの当局者が25日、ドイツのミュンヘンで会談した。

 英国のゴールドスミス法務長官は、殺人罪で起訴した元KGB職員ルゴボイ氏の身柄引き渡しを重ねて求めたが、ロシアのチャイカ検事総長は事実上これを拒否。協議は平行線をたどった。

2007/05/27 12:53 NIKKEI NET

2007年05月25日

元スパイ毒殺事件の容疑者、ロシアが引き渡し拒否

 【モスクワ=古川英治】ロシア外務省は22日、英検察当局が旧ソ連・国家保安委員会(KGB)の元職員、リトビネンコ氏の毒殺容疑で起訴すると発表したロシア人実業家ルゴボイ氏の身柄引き渡しに応じないとする声明を発表した。「ルゴボイ氏の外国への身柄移送はロシア憲法に反する」としており、英国側に調査内容の詳細の提示を求めた。

 ルゴボイ氏もモスクワで22日に記者会見し「私には動機がない」などと無実を主張。「(英当局の訴追決定は)政治的な思惑が背景にある」「近く英国を驚かすような事実を公表する」などと語った。

2007/05/25 23:53 NIKKEI NET

2007年01月28日

元スパイ毒殺、英当局が起訴断念か・英紙

 【ロンドン=横田一成】28日付の英日曜紙サンデー・タイムズはロシア人の元国家保安委員会(KGB)スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏が毒殺された事件で、英警察が容疑者の起訴を断念せざるを得ないと同氏の夫人に伝えたと報じた。関係者によると警察は「犯人を確信しているが、(ロシアから)引き渡される可能性がない」と説明しているという。

 リトビネンコ氏は昨年11月1日に元KGBのルゴボイ氏とビジネスマンのコフトゥン氏のロシア人2人とロンドン市内のホテルで会った後、放射性物質ポロニウム210が原因で死亡したとされる。英スカイ・ニュースは27日、リトビネンコ氏がホテルで飲んだ紅茶にポロニウムが混ぜられていたと報じた。米ABCによると英当局はロシア連邦保安局(FSB)の関与を結論づけたという。

 一方、ルゴボイ氏は同日、「英国によるうそ、挑発、プロパガンダだ」と述べ、容疑を全面否定した。

NIKKEI NET 2007/01/28 (22:38)

ロシア当局が毒殺関与か、米テレビが報道

 ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)のリトビネンコ元中佐毒殺事件で、米ABCテレビ(電子版)は27日、英当局の捜査の結果、連邦保安局が関与した「国家による」暗殺との結論に達したと報じた。鑑識捜査や機密情報から結論付けたとしている。

 同テレビによると、ロシア当局は毒殺に使用した物質が放射性物質ポロニウム210と判明することはないと考えていたと指摘。また、毒殺を複数回試みざるを得なかったことから、ロシア当局がこの作戦を失敗だったとみているとしている。ロシアは事件への関与を一貫して否定、英政府が容疑者と断定したとされる旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元職員ルゴボイ氏の身柄引き渡しにも応じない意向とみられている。(ワシントン=共同)

NIKKEI NET 2007/01/28 (01:47)

2007年01月20日

英警察が実行犯特定か、ロシア元情報機関員毒殺で・英メディア

 【ロンドン=共同】英紙タイムズ(電子版)は20日、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)のリトビネンコ元中佐が毒殺された事件で、英警察当局が実行犯とみられる男を特定したと報じた。リトビネンコ氏の友人らは、男はロシア当局に雇われ、送り込まれた殺し屋だと主張。同氏に放射性物質ポロニウム210を盛った数時間後に姿を消したという。

 男は、リトビネンコ氏が体調を崩した昨年11月1日、ロンドン市内のホテルで旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のルゴボイ氏、ロシア人企業コンサルタントのコフトゥン氏の2人と会った際に「ウラジスラフ」という名前で紹介され、途中から同席。リトビネンコ氏が飲んだ紅茶を入れた人物で、この時、紅茶にポロニウムを混入したとみられる。

NIKKEI NET 2007/01/20 (19:00)

2006年12月28日

毒殺にユコス元幹部関与、ロシア最高検が声明

 【モスクワ28日共同】ロシア最高検察庁は27日、元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の毒殺事件に、破たんした石油大手ユコスの元幹部、レオニード・ネブズリン氏が関与している疑いがあるとの声明を出した。

 声明は、ネブズリン氏がリトビネンコ氏の殺害などを指示した疑いがあると指摘しているが、容疑の詳細には言及していない。ネブズリン氏の弁護士はロシア通信に対し「挑発にすぎない」と述べ、容疑を否定した。

 ネブズリン氏はユコスが破たんした事件の捜査が身近に迫った2003年にイスラエルに出国し、プーチン政権批判を続けている。

NIKKEI NET 2006/12/28 (10:51)

2006年12月25日

殺害された元KGBスパイと面会、伊研究者を逮捕

 イタリア警察当局は24日、放射性物質によりロンドンで殺害されたロシアの元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏と会っていたイタリア人研究者、マリオ・スカラメラ氏を逮捕した。伊メディアなどが伝えた。逮捕容疑は、武器密輸や国家機密の漏洩(ろうえい)に関する捜査に関連したものという。

 スカラメラ氏はロンドンからナポリに到着直後に逮捕された。同氏はロンドンで英警察の事情聴取に応じ、病院での検査で体内から微量のポロニウムが検出されていた。

 スカラメラ氏はリトビネンコ氏と11月1日にロンドン市内のすし店で会った。リトビネンコ氏はその後、同市内のホテルでロシア人ビジネスマンらとも会った後、体調を崩し、同月23日に死亡した。すし店、ホテルから放射性物質「ポロニウム210」が検出されている。(ロンドン=横田一成)

NIKKEI NET 2006/12/25 (01:37)

2006年12月17日

リトビネンコ氏殺害、背景にロシア政府高官の報告書か

 【ロンドン17日共同】ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑で、同氏の知人で米在住の旧ソ連国家保安委員会(KGB、FSBの前身)元職員ユーリー・シベツ氏は16日、英BBCテレビで、リトビネンコ氏と共同でまとめたロシア政府高官に関する報告書がロシア側に漏れ、殺害されたとの考えを示した。

 シベツ氏は報告書の具体的内容は明らかにしなかったが、BBCによると「ロシアのプーチン政権中枢の人物に不利な情報が含まれている」とされる。ロンドン警視庁も、この情報が含まれた文書を入手したという。

 シベツ氏によると、数百万ポンド゛(1ポンド=約230円)規模のロシアへの投資を検討していた英企業が、リトビネンコ氏に交渉相手となる可能性のあるロシア高官らに関する報告書提出を求めた。

 リトビネンコ氏は9月、8ページの報告書を作成。毒殺疑惑に関与した疑いが持たれている同氏の知人でKGB元職員ルゴボイ氏に報告書の内容を教えたという。

NIKKEI NET 2006/12/17 (10:37)

2006年12月11日

独でもポロニウムの痕跡・元スパイ事件

 【ベルリン=菅野幹雄】ドイツ捜査当局は10日、ロシア情報機関の元スパイ、リトビネンコ氏と接触したロシア人企業コンサルタントのコフトゥン氏が滞在したハンブルク市内などで放射性物質ポロニウム210の痕跡を見つけたと発表した。当局は同氏が放射性物質を違法に取り扱った疑いで捜査を始めたが、殺害事件との関連は未解明だ。

 捜査当局によると、コフトゥン氏は11月1日にロンドンでリトビネンコ氏と会う直前の10月28日、モスクワからハンブルク入りした。ポロニウムの痕跡は同氏の元妻の住居内や乗車したBMWの車内、署名した外国人局の書類や元妻の母が住むアパートのソファで見つかった。コフトゥン氏がリトビネンコ氏と面会する日の朝に搭乗したハンブルク発ロンドン行きジャーマンウイングス機内も捜査したが、放射性物質は検出されなかった。

NIKKEI NET 2006/12/11 (13:16)

リトビネンコ氏の妻、毒盛られた疑い示す・英メディアに語る

 【ロンドン=横田一成】猛毒の放射性物質によりロンドンで何者かに殺された元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏の妻、マリーナさんは10日までに英日曜紙などのインタビューに応じ、リトビネンコ氏が体調を崩した当初から毒を盛られた疑いを示していたことを明らかにした。犯人については「もちろんプーチン・ロシア大統領ではないが、ロシア当局が関与していると確信している」と述べた。

 マリーナさんによると、リトビネンコ氏は11月1日夜、体調が悪いことを告げた後、25分ごとに嘔吐(おうと)を繰り返した。同氏は「視界が灰色になっている。誰かに毒を盛られたようだ。軍事教練学校にいたときに習った」と語ったという。

 リトビネンコ氏は多量の放射性物質「ポロニウム210」が体内に入り込み、内臓不全により11月23日に死亡した。英警察は殺人事件として捜査している。

NIKKEI NET 2006/12/11 (13:01)

2006年12月09日

元スパイ殺害、ドイツにも捜査拡大

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで殺害された事件は8日、ドイツまで捜査範囲が拡大、北部ハンブルクのアパートから微量の放射性物質「ポロニウム210」が検出された。

 ハンブルク警察当局は9日未明、リトビネンコ氏とロンドンで会ったロシア人ビジネスマンのコフトゥン氏が同市を訪れていたことを認めた。

NIKKEI NET 2006/12/09 (16:05)

2006年12月08日

ロシアの元スパイ、ホテルのバーで毒盛られる?

 ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、8日付の英各紙は同氏がロンドン中心部のミレニアム・ホテルのバーで放射性物質を飲まされたとする英警察の見方を伝えた。保健当局は7日、バーで働いていた7人の従業員から少量の放射性物質「ポロニウム210」が検出されたと発表した。

 保健当局は従業員から検出したポロニウムについて、短期的に身体に影響はないが長期的にはがんのリスクが高まる恐れもあると説明。リトビネンコ氏がホテルに立ち寄って体調を崩した11月1日にバーへ出入りした約250人がポロニウムと接触した可能性があるとして、連絡を求めている。

 8日付英紙タイムズによると、英警察はポロニウムはリトビネンコ氏が飲んだカクテルに混入されたとの見方を強めている。「毒入りカクテル」はバーではなく、ホテルの一室で作られた可能性もあるもようで、同ホテルの一室から多量のポロニウムの痕跡が出たとの情報もある。

NIKKEI NET 2006/12/08 (13:01)

2006年12月07日

元スパイ変死、英警察「殺人容疑で捜査」と発表

 ロシア検事総長が勤務するモスクワの庁舎を訪れた、ロンドン警視庁の捜査員ら=6日〔ロイター〕

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、英警察は6日、これまで「疑わしい死亡事件」として扱っていた捜査を「殺人事件」に切り替えると発表した。今後の調べはリトビネンコ氏が誰に、どこで放射性物質「ポロニウム210」を服毒させられたのかが焦点となる。

 英警察は捜査員をロシアに派遣、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会ったロシア人の元連邦保安局(FSB)幹部、アンドレイ・ルゴボイ氏の事情聴取を求めている。既に同氏が乗ったロンドン—モスクワ間の英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)機内や出入りしたモスクワの英国大使館の部屋からポロニウムの痕跡が検出されている。

 リトビネンコ氏は11月23日に死亡、遺書でロシア政府の事件への関与を強く指摘していた。ロシア政府は関与を否定している。

NIKKEI NET  (12:35)

2006年12月04日

英警察がロシアに捜査官を派遣・元スパイ変死事件

 【ロンドン=横田一成】英BBCは3日、ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、英警察がロシアに反テロ担当の捜査官9人を4日にも派遣すると報じた。同事件で捜査員の国外派遣は初めて。リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会った元連邦保安局(FSB)幹部らの事情聴取をするとみられる。

 リード内相は3日、ブリュッセルで4日に開く欧州連合(EU)内相理事会で事件について説明、協議することを明らかにした。

 リトビネンコ氏の体内から検出された放射性物質「ポロニウム210」の痕跡がロンドン—モスクワ間の旅客機からもみつかり、捜査の目はロシアに向かっている。英メディアはFSBの関与の可能性を指摘している。

 一方、リトビネンコ氏とすし店で会い、同じ放射性物質が検出されたイタリア人研究者、マリオ・スカラメラ氏が入院中のロンドンの病院は3日、同氏の体調について「良好」と発表した。

NIKKEI NET 2006/12/04 (00:34)

2006年12月03日

ギリシャ人4人に医療検査・ロシア人変死事件で

 【ロンドン3日共同】AP通信によると、ギリシャの保健・福祉省幹部は2日、ロシアの連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑に絡み、ギリシャ人4人に対し致死性の放射性物質ポロニウムについての医療検査を実施したことを明らかにした。検査結果の判明には数日かかる見込み。

 4人の氏名などは明らかにされていないが、リトビネンコ氏が体調を崩す前に訪れたロンドンのホテルに最近、滞在していたという。

NIKKEI NET 2006/12/03 (11:58)

ロシア元スパイ変死事件、放射性物質の経路が焦点

 ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、放射性物質「ポロニウム210」の経路が捜査の焦点になっている。同氏が体調を崩した日に会ったイタリア人研究者の体からも検出され、痕跡はロンドン—モスクワ間を飛行した英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)2機の機内でも見つかった。英警察は同氏が会ったロシア人とも接触、「ロシア・ルート」に目を向けている。

 リトビネンコ氏は11月1日に体調を崩し入院、23日に死亡。その直前に尿から猛毒のポロニウムが発見された。(ロンドン=横田一成)

NIKKEI NET 2006/12/03 (07:01)

2006年12月01日

ロシア元副首相、毒盛られた疑い・アイルランド警察が捜査

 【ロンドン=横田一成】ロシアのガイダル元第一副首相が訪問先のアイルランドで体調を崩し、毒を盛られた疑いが浮上している問題で、アイルランド警察は30日、捜査を開始した。1日付の英タイムズ紙は、ロンドンで死亡した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会ったロシア人がガイダル元副首相の警備員を務めたことがあると報じ、2つの事件の関連性を示唆した。

 ガイダル元副首相は24日にダブリン郊外の大学で開かれた著書に関する会議の後に嘔吐(おうと)して倒れ、一時は意識不明になった。リトビネンコ氏は前日の23日にロンドンで体内に入った放射性物質「ポロニウム210」が原因で死亡している。

NIKKEI NET 2006/12/01 (14:01)

2006年11月30日

英の旅客機2機から放射性物質の痕跡

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件の捜査に関連して、英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は29日、ヒースロー空港に駐機している2機から放射性物質の痕跡が見つかったと発表した。モスクワに駐機中の1機も飛行を停止、近くロンドンで調査するという。

 機内で発見された放射性物質の痕跡がリトビネンコ氏の尿から検出された「ポロニウム210」かどうかは不明。BAは問題の3機が10月下旬以降に飛んだ221回の飛行に搭乗した約3万3000人と連絡を取り始めている。

 欧州線が中心で、ロンドン・モスクワ線も含まれている。ただ、搭乗者の健康への影響の可能性は「非常に低い」している。BAによると28日、捜査当局から調査のため3機を運航からはずすよう要請を受けた。

 リトビネンコ氏はポロニウムが体内に入り、死亡したとみられている。体内に入った経路、理由はわかっていない。

日経新聞 2006/11/30 (11:42)

放射性物質の持ち出し、死亡の元スパイ関与か・英紙報道

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、29日付の英紙インディペンデントは、同氏と会った核技術の専門家であるイタリア人のマリオ・スカラメラ・ナポリ大教授が「リトビネンコ氏から旧ソ連の放射性物質の西側への持ち出しにかかわったと聞いていた」と証言したと報じた。

 同紙によると、リトビネンコ氏はスカラメラ教授に対して、ロシア連邦保安局(FSB、KGBの後身)在籍当時の2000年に放射性物質をスイス・チューリヒに持ち出す計画を遂行したことを明かしていたという。

 スカラメラ氏はリトビネンコ氏が体調を崩した11月1日にロンドン中心部のすし店「イツ」で一緒に食事をしており、英警察の事情聴取を受けているもよう。

NIKKEI NET 2006/11/30 (00:31)

2006年11月29日

放射性物質捜査、シェラトン・ホテルでも・英、元スパイ死亡で

 【ロンドン=横田一成】英警察は28日、ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏が変死した事件に関連してロンドン中心部のシェラトン・ホテルの捜索をしていると発表した。同氏の尿から検出された放射性物質「ポロニウム210」の痕跡を追っているとみられている。

 これまでに同氏が体調を崩した11月1日に立ち寄ったすし店「イツ」、ミレニアム・ホテルなど7カ所からポロニウムの痕跡がみつかっている。英メディアはポロニウムはすし店で食べ物に散布されていたとの見方を報じている。

 リトビネンコ氏とすし店で会ったイタリア人のマリオ・スカラメラ・ナポリ大教授はロンドンで警察の事情聴取を受けたもよう。スカラメラ氏はリトビネンコ氏にロシア当局から狙われる人物のリストを見せたとされている。

日経新聞 2006/11/29 (13:36)

2006年11月28日

放射性物質、さらに数カ所で痕跡・元KGBスパイ死亡事件

 英国のリード内相は27日、ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件に関連して下院で「これまでに放射性物質の痕跡が検出されたすし店、ホテル、自宅以外にも数カ所で痕跡がみつかった」と明らかにした。

 英メディアによるとリトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に立ち寄った市中心部のミレニアム・ホテルに近いオフィスや住宅で捜査が続いており、プーチン大統領と対立して英国に逃れた政商ベレゾフスキー氏所有のオフィスからも放射性物質が検出されたとの報道もある。警察は市内各地の監視カメラも分析、リトビネンコ氏の1日の行動や接触した人物などを追っている。

 リード内相は「警察は『殺人』とは断定しておらず、『疑念のある死亡』として扱っている」と述べ、慎重な捜査を強調、英メディアが報じているロシア関与説についても言及を避けた。(ロンドン=横田一成)

日経新聞 2006/11/28 (12:46)

2006年11月27日

英警察、モスクワに捜査員派遣・元スパイ変死事件

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、英警察は近くモスクワ、ローマに捜査員を派遣する方針だ。同氏が体調を崩した11月1日にロンドン中心部のすし店で食事をしたイタリア人研究者と、その後、近くのホテルで喫茶した元KGBのロシア人ら2人に事情を聴取する考え。

 リトビネンコ氏の体内から検出された放射性物質「ポロニウム210」の痕跡が発見されたすし店、ホテルに出入りした市民からの問い合わせは450人以上に上り、3人が予防的に放射線関連の検査を受けているという。

 同日付の英紙ガーディアンによると、専門家はリトビネンコ氏が殺害されたとすれば、ポロニウム210単独ではなく、化学物質ベリリウムが組み合わされていたとの見方を示している。

日経新聞 2006/11/27 (22:28)

2006年11月26日

英情報機関も捜査・元スパイ死亡事件

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏(43)がロンドンで死亡した事件で、英情報局保安部(MI5)と同局秘密情報部(MI6)が英警察との合同捜査に乗り出した。25日付英タイムズ紙が報じた。英政府は25日、3日連続でリード内相を中心に緊急対策会議(コブラ)を開き、事件関与を否定しているロシアへの対応や捜査方針などを協議した。

 英保健当局はリトビネンコ氏の体内から検出された放射性物質「ポロニウム210」の痕跡がみつかったロンドン中心部のすし店、ホテルに11月1日に立ち寄った市民に情報提供を呼び掛けている。警察は従業員の聴取も続けている。

 同氏の体内にポロニウムが入った経路は判明していない。25日付の英大衆紙サンは情報機関幹部の話として、同氏が11月1日にイタリア人のマリオ・スカラメラ・ナポリ大教授と会ったすし店で食べ物に散布されていた可能性が高いと指摘した。

日経新聞 2006/11/26 (01:35)

2006年11月25日

英、ロシアに情報提供要求・元スパイ殺害事件

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏(43)がロンドンで放射性物質によって殺害されたとされる事件で、英警察は24日、同氏が立ち寄ったとみられるロンドンのホテルなど合計3カ所から放射性物質の痕跡を発見した。英外務省は「深刻な問題」と判断、ロンドンのロシア大使館と接触し、捜査に関連するあらゆる情報の提供を要請した。

 放射性物質の痕跡が見つかったのはロンドン中心部のミレニアム・ホテルとすし店「イッツー」、ロンドン北部にあるリトビネンコ氏の自宅の3カ所。警察は同氏が入院した二つの病院なども捜査している。英保健当局によると、リトビネンコ氏の尿から放射性物質「ポロニウム210」から発せられた放射線アルファ線が検出されたことが明らかになり、警察の捜査が本格化した。

日経新聞 20061125 (13:44)

2006年11月24日

ロシア連邦保安局元幹部が死亡・毒殺疑惑、情報機関が関与か

 【ロンドン24日共同】英BBC放送によると、亡命先のロンドンで毒殺未遂に遭ったとみられ、入院中だったロシア連邦保安局(FSB)の元幹部リトビネンコ氏が23日、死亡した。病院当局者が明らかにした。ロシアの情報機関の関与も疑われ、英警察が捜査に着手していた。

 リトビネンコ氏は今月1日、ロンドンの日本食レストランなどでイタリア人の情報源と接触。プーチン政権批判を展開していたロシアの著名女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさんが先月、モスクワで殺害された事件の情報を入手した後、体調を崩した。

 病院側は23日、容体が悪化し、かなり深刻だと発表していた。

 FSBは旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後身。リトビネンコ氏はFSB中佐だった1998年、ロシアの政商ベレゾフスキー氏の暗殺を上司から命じられたと記者会見で爆弾発言。その後、英国に政治亡命した。〔共同〕

日経新聞 2006/11/24 (10:05)

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