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露元スパイ変死 アーカイブ

2007年12月21日

監督インタビュー: 「暗殺・リトビネンコ事件(ケース)」

「暗殺・リトビネンコ事件(ケース)」
12/22(土)より渋谷ユーロスペースにてロードショー
© Dreamscanner productions 2007

 2006年11月、ある毒殺事件が世界に衝撃を与えました。元FSB(ロシア連邦保安庁)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで放射性物質ポロニウム210を飲まされ、暗殺されました。当時イギリスに亡命中だったリトビネンコ氏は、チェチェン紛争の裏側にある、FSBとプーチン政権の腐敗を告発していたのです。

 現在イギリス当局は1人の容疑者の引き渡しをロシアに求めていますが、ロシア政府は拒否し、事件はいまだ未解決です。このドキュメンタリー映画「暗殺・リトビネンコ事件」のアンドレイ・ネクラーソフ監督は、5年にわたってそのリトビネンコ氏をインタビューしました。その直後、暗殺事件は起き、ネクラーソフ監督の自宅も何者かに荒らされました。イギリス当局に聴取を受けましたが、「あの時は充分話せなかったと今にして感じている。本作が私の証言だ」と監督はコメントしています。

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2007年12月03日

元中佐殺害疑惑のルゴボイ氏、露下院選で当選確実に

 【モスクワ=瀬口利一】ロシア連邦保安局(FSB)元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で英国が露政府に引き渡しを求めているロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ氏が、2日投票のロシア下院選で当選確実となった。

 極右「自民党」(ジリノフスキー党首)の連邦名簿順位2位で立候補し、同党は50議席前後の獲得が見込まれている。ルゴボイ氏には不逮捕特権が与えられるため、英国による事件解明はさらに難航しそうだ。

 ルゴボイ氏は3日未明、モスクワの民放ラジオ局に出演し、議員活動に意欲を示す一方、「ロンドンには行かない」と述べ、英捜査機関への協力を拒否した。同氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身。2006年11月に、ロンドンで放射性物質ポロニウムを使ってリトビネンコ氏を殺害した疑惑が指摘されている。

(2007年12月3日12時39分 読売新聞)

2007年11月24日

リトビネンコ氏死去から1年、妻が欧州人権裁判所に提訴

ロシア元情報員リトビネンコ氏毒殺から1年の23日、ロンドンで会見する妻マリーナさん。「事件の背景に誰がいるのか知りたい」と語った。殺害に使われた放射性物質はロシア政府管理下の施設からの可能性大という(時事通信社)

 【ロンドン=森千春】昨年11月にロンドンで、放射性物質「ポロニウム210」を用いて殺害された露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の妻マリナさんは23日、ロシア政府の事件への関与の認定を求め、欧州人権裁判所に提訴したことを明らかにした。

 同氏死去から1年にあたって、記者会見で明らかにした。

 マリナさんの弁護士は、「英国在住の専門家の分析結果によれば、ロシア政府系の施設で製造されたポロニウム210が事件に使われた可能性が高い」と主張した。

 英検察当局はリトビネンコ氏殺害で、5月、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏を容疑者と断定。英政府がロシア政府に身柄引き渡しを求めているが、ロシア側が拒否、実現のめどは立っていない。

(2007年11月24日10時28分 読売新聞)

2007年10月31日

露野党議員の不審死も毒殺?リトビネンコ氏事件に酷似

 【モスクワ=瀬口利一】ロシア最高検察庁は、プーチン政権のチェチェン政策や軍、治安機関の腐敗を追及していた野党議員が2003年7月、不審な死を遂げた事件について、放射性物質で毒殺された疑いがあるとみて再捜査を開始した。

 30日付の露コメルサント紙が、捜査当局者の話として伝えた。

 毛髪が抜け、嘔吐(おうと)や高熱が続いて死に至った状況が、昨年11月、ロンドンで放射性物質ポロニウムを盛られて殺害された露連邦保安局(FSB)の元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏のケースに酷似しているという。

 毒殺された疑いがあるのは、親欧米派の野党ヤブロコに所属していたユーリー・シェコチーヒン元議員(当時53歳)。03年6月半ば、地方出張中に不調を訴えて入院。当初、「アレルギー性発作」などと診断されたが、容体が急変し、約2週間後の7月初めに死亡した。ヤブロコは、プーチン大統領に真相究明を求めてきたが、遺族にも死因や詳しい治療経過は開示されていないという。

 シェコチーヒン氏は、昨年10月、凶弾に倒れた女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさんと同じノーバヤ・ガゼータ紙の記者で、死の直前、露企業の家具輸入に絡むFSBの汚職体質を告発する記事を掲載。FSBの「自作自演」が疑われた1999年9月のモスクワのアパート連続テロ爆発事件の真相も追いかけていた。

(2007年10月31日20時28分 読売新聞)

2007年05月31日

露元スパイ殺害、起訴の元ビジネスマン「英情報部が関与」

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア連邦保安局の元中佐がロンドンで殺害された事件で、英国で起訴されたロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏が31日、モスクワで記者会見し、潔白を主張した。

 同氏は、英国の対外情報部(MI6)が事件に関与したとの見方を示している。

 ルゴボイ氏は、殺害されたリトビネンコ氏やMI6の諜報(ちょうほう)員とロンドンで会った際に、プーチン大統領に関する情報提供などの協力を求められたが、拒否したと説明。自身の勧誘に失敗したため、MI6にとってリトビネンコ氏の利用価値が低くなった、との見方を示した。

 また、亡命先の英国でプーチン政権を批判する政商ベレゾフスキー氏もMI6に協力しており、事件に関与した可能性があるとの見方を示した。

(2007年5月31日23時59分 読売新聞)

元KGB職員「英情報機関が関与」・毒殺事件で

 【モスクワ=共同】ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏の毒殺事件で、英検察当局が容疑者と断定した旧ソ連国家保安委員会(KGB)のルゴボイ元職員が31日、モスクワで記者会見し、事件への関与をあらためて否定し、英国の情報機関が関与している可能性があると主張した。

 ルゴボイ容疑者は英情報機関の関与について「証拠がある」と述べたが、詳細は語らなかった。ルゴボイ容疑者が公に英当局を非難したことにより、冷え込んでいる英ロ関係をさらに悪化させる火種となりそうだ。

 また、ルゴボイ容疑者は、リトビネンコ氏や、プーチン政権と対立して英国に亡命中の政商ベレゾフスキー氏は、ともに英情報機関の協力者であり、ルゴボイ容疑者本人も協力者になるよう勧誘されたが、断ったとしている。英情報機関はプーチン大統領を中傷するような情報を集めようとしていたとも指摘した。

NIKKEI NET 2007/05/31 (23:00)

毒殺事件は「犯罪」=情報機関関与説で英外務省

 毒殺されたロシアの元情報機関員リトビネンコ氏の妻マリーナさん。ルゴボイ容疑者が殺害に英情報機関が関与した可能性があると述べたことに対し、「これまでの話と矛盾している」と強く批判した(31日、パリ)(AFP=時事)

 【ロンドン30日時事】ロシアの元情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏を殺害したとして英検察が起訴を決定したロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ容疑者が、記者会見で英対外情報機関MI6の事件への関与を指摘したことについて、英外務省は30日、「これ(毒殺事件)は犯罪であり、情報機関の問題ではない」と述べ、同容疑者の主張を一蹴(いっしゅう)した。

5月31日22時0分配信 時事通信

英情報機関が関与と「容疑者」反論、ロ元情報将校の毒殺

CNN200705310042.jpg ロシア元情報将校の毒殺事件で記者会見場に到着した「容疑者」のアンドレイ・ルゴボイ氏

モスクワ——ロンドンで昨年末に発覚したロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件で、英検察当局が容疑者としてロシアに身柄引き渡しを要求した旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員で実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏は31日、無罪を改めて主張、殺害には英情報機関やプーチン政権と対立し英国に亡命中の政商ベレゾフスキー氏が関与している疑いがあると主張した。

モスクワで記者会見した。この模様は国営テレビで実況中継され、同氏は「英国は私を身代わりの犠牲者にしようとしている」と批判。「殺害に実際に手を染めた人物は知らないが容疑者がいる」と主張、英情報機関、マフィアにベレゾフスキー氏の名前を挙げた。

ロシア当局は、ルゴボイ氏の身柄引き渡しの要求を国内法を根拠に拒否する構えを見せている。毒殺事件は英国、ロシア間の関係をきしませる要因になっており、ルゴボイ氏の主張でさらにこじれる可能性がある。

ルゴボイ氏は会見で、英情報機関の関与を示す証拠について質され、「握っている」とも明言したが、詳細には触れなかった。リトビネンコ、ベレゾフスキー両氏は英情報機関のために働いていたとも強調。「リトビネンコ(氏)が最初に英情報機関に取り込まれ、その紹介もありベレゾフスキー(氏)が巻き込まれた」とも指摘。

しかし、英情報機関がリトビネンコ氏の扱いに手こずり、抹殺する必要性に迫られたとのシナリオも示した。ルゴボイ氏はまた、英情報機関が自分に接近し、プーチン大統領や一族に不利な情報提供を持ち掛けたとも述べた。

英外務省はルゴボイ氏のこれらの情報にコメントを発表していない。

ルゴボイ氏は、ロンドン訪問で自ら利用したホテル部屋や航空機内から毒性物質ポロニウムが検出されたことに触れ、政治的スキャンダルを引き起こすため誰かが同物質を付着させたとも主張した。

リトビネンコ氏は死亡後、友人を通じて声明を発表、殺害の背後にはプーチン大統領がいると述べていた。ロシア政府は同国のイメージを悪化させるため海外居住の反政府派が仕掛けた中傷と切り捨てていた。

2007.05.31 at: 20:59 - CNN

英情報機関が関与と主張=毒殺事件でロシア人容疑者

 リトビネンコ氏毒殺事件で、英検察が殺人罪で起訴を決定したロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ容疑者(右)。ルゴボイ容疑者は、殺害に英国の対外情報機関MI6が関与した可能性があると主張した(31日)(AFP=時事)

 【モスクワ31日時事】ロシアの元情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏毒殺事件で、英検察が殺人罪で起訴を決定したロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ容疑者は31日、モスクワで記者会見し、殺害に英国の対外情報機関MI6が関与した可能性があると主張した。

 同容疑者は、リトビネンコ氏がMI6の要員として働いていると自慢していたと語った上で、「リトビネンコ氏はMI6にとって統制困難な存在になっていた。このため消された」と述べた。

5月31日20時0分配信 時事通信

毒殺されたリトビネンコ氏、英機関に雇われていた=元KGB職員

 5月31日、毒殺されたロシア情報機関の元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏が英機関に雇われていたとKGB元職員が主張。写真はリトビネンコ氏の棺。昨年12月撮影(2007年 ロイター/Dylan Martinez)

 [モスクワ 31日 ロイター] ロシア情報機関の元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏が昨年ロンドンで毒殺された事件で、英国当局に起訴されている旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元職員、アンドレイ・ルゴボイ氏は31日、リトビネンコ氏が英情報機関に雇われていたと主張した。

 ルゴボイ氏は記者会見で、リトビネンコ氏と同氏の後援者で英国に亡命したロシア人実業家、ボリス・ベレゾフスキー氏はともに英秘密情報機関員だったと主張。

 ルゴボイ氏は、まずはリトビネンコ氏が雇われ、その後、同氏の勧めでベレゾフスキー氏もロシアの安全保障上の文書を英国側に提供して英情報局秘密情報部(MI6)の職員になった、と説明した。

5月31日19時57分配信 ロイター

2007年05月28日

リトビネンコ氏毒殺を追った映画監督の別荘、何者かが不法侵入

 5月27日、ロシア情報機関元幹部のリトビネンコ氏毒殺を追った映画を製作したアンドレイ・ネクラソフ監督所有の別荘が、不法侵入の被害を受けていたことが分かった。写真は18日、モスクワ市内に飾られたリトビネンコ氏(左端)らのポートレート(2007年 ロイター/Denis Sinyakov)

 [ヘルシンキ 27日 ロイター] ロシアの映画監督アンドレイ・ネクラソフ氏がフィンランドに所有する別荘が、先月に何者かによる不法侵入の被害を受けていたことが分かった。

 同監督は、ロシア情報機関の元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件を追ったドキュメンタリー映画を製作した人物。この作品は現在開催中の第60回カンヌ国際映画祭でも上映され、注目を集めていた。

 同映画は、殺害されたリトビネンコ氏への生前のインタビューや、英警察が同氏殺害の容疑者と見ている人物への取材などを中心に製作されており、ロシアのプーチン大統領に対して批判的な内容になっている。

 ネクラソフ氏は、同ドキュメンタリー映画を撮り終えた後、身の安全に不安を感じると話していた。

 同氏が27日付のヘルシンギン・サノマット紙に語ったところでは、不法侵入と同映画を関連付ける証拠は見つかっていない。ただ、調査資料の保管場所にもなっている同別荘の窓ガラスが割られ、本や手紙が破かれていたほか、フィルムのネガも破損されていた一方、盗難の被害は何もなかったという。

2007年05月28日 asahi.com

2007年05月27日

元スパイ毒殺で英ロ当局者が会談、容疑者引き渡しで綱引き

 【ロンドン=岐部秀光】旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元スパイ、リトビネンコ氏が昨年ロンドンで毒殺された事件の容疑者引き渡しを巡り、英国とロシアの当局者が25日、ドイツのミュンヘンで会談した。

 英国のゴールドスミス法務長官は、殺人罪で起訴した元KGB職員ルゴボイ氏の身柄引き渡しを重ねて求めたが、ロシアのチャイカ検事総長は事実上これを拒否。協議は平行線をたどった。

2007/05/27 12:53 NIKKEI NET

2007年05月25日

元スパイ毒殺事件の容疑者、ロシアが引き渡し拒否

 【モスクワ=古川英治】ロシア外務省は22日、英検察当局が旧ソ連・国家保安委員会(KGB)の元職員、リトビネンコ氏の毒殺容疑で起訴すると発表したロシア人実業家ルゴボイ氏の身柄引き渡しに応じないとする声明を発表した。「ルゴボイ氏の外国への身柄移送はロシア憲法に反する」としており、英国側に調査内容の詳細の提示を求めた。

 ルゴボイ氏もモスクワで22日に記者会見し「私には動機がない」などと無実を主張。「(英当局の訴追決定は)政治的な思惑が背景にある」「近く英国を驚かすような事実を公表する」などと語った。

2007/05/25 23:53 NIKKEI NET

2007年05月23日

英検察、リトビネンコ氏毒殺事件で旧ソ連情報機関職員を起訴へ

 5月22日、英検察当局、ロシア情報機関の元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件で旧ソ連情報機関職員を起訴する方針。写真はリトビネンコ氏のポートレートを見る人。モスクワ市内で(2007年 ロイター/Sergei Karpukhin)

 [ロンドン 22日 ロイター] ロシア情報機関の元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏が06年ロンドンで放射性物質を使って毒殺されたとみられる事件で、英検察当局は22日、旧ソ連国家保安委員会(KGB)のアンドレイ・ルゴボイ元職員を殺人容疑で起訴する方針を明らかにした。

 英検察当局は、ルゴボイ元職員を起訴する十分な証拠がそろったとして、ロシアに身柄引き渡しを求める方針。ただ、ロシア憲法では市民の国外への引き渡しを禁じている。

 ロシア検察当局はコメントを拒否している。

 リトビネンコ氏は06年11月1日、ロンドンのミレニアム・ホテルのバーでルゴボイ元職員およびロシア人事業家のドミトリー・コフトゥン氏と面会、数時間後に体調が急変していた。同氏は11月23日、ロンドンの病院で死亡した。

5月23日6時50分配信 ロイター

リトビネンコ氏殺害、英検察がルゴボイ氏を殺人罪で起訴へ

 リトビネンコ氏毒殺事件で、英検察当局が22日、起訴する方針を明らかにしたロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ容疑者。当局はロシア政府に同氏の身柄引き渡しを求めるという(2006年11月23日撮影)(AFP=時事)

 【ロンドン=本間圭一】英検察当局は22日、露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、事件前に同氏と接触したロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏を殺人罪で起訴すると発表した。

 英政府は今後、ルゴボイ氏の身柄引き渡しを要求する方針だが、露インタファクス通信によると、ルゴボイ氏は本人は改めて潔白を主張、露最高検察庁も同氏の身柄移送を拒否した。

 ケン・マクドナルド公訴局長は22日の会見で、ルゴボイ氏の起訴について、「十分な証拠がある」と述べ、立証に自信を示した。ルゴボイ氏は昨年11月1日、ロンドンの高級ホテルで、リトビネンコ氏と面会。同氏はその後、体調を崩し、同23日に死亡した。体内から大量の放射性物質「ポロニウム210」が検出された。

 ロンドン警視庁などは、同ホテルで使用された紅茶のポットから、ポロニウムが検出されたことなどから、ルゴボイ氏の犯行との見方を強めた。

 ルゴボイ氏は以前、FSBの前身、旧ソ連情報機関「国家保安委員会」(KGB)に勤務していた。

 今回の事件で、容疑者が起訴されるのは初めて。

(2007年5月23日0時55分 読売新聞)

2007年04月14日

露政商 「武力革命」計画を明言 亡命先の英国で

 【モスクワ杉尾直哉】ロシアの旧政商でロンドンに政治亡命中のベレゾフスキー氏が13日付の英紙ガーディアンのインタビューで、ロシアのプーチン政権打倒に向け「武力革命」を計画していることを明らかにした。ロシア最高検察庁は同日、「国家転覆罪に当たる」として立件する方針を決定。週明けにも英国に同氏の逮捕と身柄引き渡しを求める方針を決めた。

 英国側が身柄引き渡しに応じる可能性は低いとみられる。英・ロシア間では、ロンドンで昨年11月に起きたリトビネンコ・元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐の変死事件をめぐりあつれきが生じていたが、今回の「革命準備」発言で両国関係はさらに悪化しそうだ。

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富豪ベレゾフスキー氏「プーチン政権転覆を準備」

 プーチン政権と対立してロンドンに亡命中の富豪ベレゾフスキー氏が、英国の新聞に対して「プーチン政権を武力で打倒しなければならない」と述べ、ロシア政府の激しい反発を招いている。怒りの矛先は同氏を受け入れている英国にも向かっており、両国の関係は緊張含みだ。

 13日付ガーディアン紙(電子版)によると、ベレゾフスキー氏は「現政権を民主的な方法で変えることは不可能だ」と主張。革命を準備しているのかと聞かれて「その通りだ」と答えた。

 これに対してロシアのチャイカ検事総長は刑事事件として捜査するよう指示。また、ベレゾフスキー氏がかつて支配していたアエロフロート航空を巡る横領容疑で、新たな捜査を開始する方針も明らかにした。ラブロフ外相も政治亡命者の地位の取り消しを英国に呼びかける意向を表明した。

 ベレゾフスキー氏はエリツィン前大統領の側近として政権を支えた政商だが、プーチン大統領とは激しく対立。放射性物質ポロニウムが使われて暗殺された元情報将校リトビネンコ氏とは親しい間柄だった。

2007年04月14日09時29分 asahi.com

故リトビネンコ氏の自宅 「放射能で危険な状態」英紙

 ロシア元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、13日付の英夕刊紙イブニング・スタンダードは、事件発生から5カ月経過した現在もリトビネンコ氏の自宅は放射能に汚染されて危険な状態にあると報じた。

 同氏は昨年11月、ロンドンで放射性物質のポロニウム210を盛られて死亡。事件には体調を崩す直前に会ったロシア人実業家アンドレイ・ルゴボイ氏らが関与していた疑いが出ているが、捜査は行き詰まっている。(時事)

2007年04月14日07時32分 asahi.com

放射能でいまだ危険な状態=殺害のリトビネンコ氏自宅−英

 【ロンドン13日時事】ロシア元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、13日付の英夕刊紙イブニング・スタンダードは、事件発生から5カ月経過した現在もリトビネンコ氏の自宅は放射能に汚染されて危険な状態にあると報じた。

 同氏は昨年11月、ロンドンで放射性物質のポロニウム210を盛られて死亡。事件には体調を崩す直前に会ったロシア人実業家アンドレイ・ルゴボイ氏らが関与していた疑いが出ているが、捜査は行き詰まっている。

4月14日7時0分配信 時事通信

2007年04月13日

ロシア当局、ベレゾフスキー氏のクーデター画策を捜査へ

 4月13日、ロシア当局は、ボリス・ベレゾフスキー氏(写真)がプーチン政権の打倒を目指すクーデターを呼びかけたとして、近く刑事捜査を開始する。ロシアの複数の通信社が伝えた。3日撮影(2007年 ロイター/Kieran Doherty)

 [モスクワ 13日 ロイター] ロシアの複数の通信社が13日伝えたところによると、ロシア当局は、同国の実業家ボリス・ベレゾフスキー氏がプーチン政権の打倒を目指すクーデターを呼びかけたとして、近く刑事捜査を開始する。

 インタファクス通信によると、ロシアのチャイカ検事総長は「憲法による統治を暴力的な行為で打倒しようとする、あからさまな呼びかけがあり、すでに関係当局に捜査開始を指示した」と述べた。

4月13日18時20分配信 ロイター

2007年04月04日

暗殺された露元中佐しのぶ基金、ロンドンで設立

 2006年11月に放射性物質ポロニウム210を盛られ暗殺されたロシア連邦保安局(FSB)元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏をしのぶ基金が3日、ロンドンで設立された。

 ロイター通信によると、同氏の友人でロシア人実業家のボリス・ベレゾフスキー氏が50万ドルを拠出。基金は、事件の真相解明を英政府などに働きかけるほか、ポロニウム210により健康被害を受けた人々が裁判に訴えた際の費用などを支援するという。(ロンドン支局)

(2007年4月4日23時54分 読売新聞)

2007年04月03日

露元中佐暗殺、ベレゾフスキー氏が当局聴取の大半拒否

 【モスクワ=瀬口利一】タス通信によると、英国で昨年11月にロシアの諜報(ちょうほう)機関・連邦保安局の元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏が暗殺された事件で、ロンドン入りしている露検察当局者は2日までに、リトビネンコ氏の友人でロシア人実業家のボリス・ベレゾフスキー氏から事情聴取を行ったが、同氏は大半の質問に返答を拒否したという。

 ベレゾフスキー氏は、露側が事件に関与したとみなす人物。プーチン露政権と対立して国外追放され、現在はロンドンに在住している。

 聴取は先月下旬、6時間近くにわたり行われ、ロンドン警視庁の捜査員が通訳を介して露側の「100項目以上」の質問をベレゾフスキー氏に伝えた。リトビネンコ氏暗殺に使われた放射性物質ポロニウムがベレゾフスキー氏のロンドン事務所でも検出されており、事件との関連や事実関係をただしたとみられる。

 これとは別に、ロンドンに亡命中のチェチェン武装勢力幹部アフメド・ザカエフ氏に対しても同様の聴取が行われた。

 露検察当局は英国政府にベレゾフスキー氏らの身柄引き渡しを求めているが、英側は応じていない。

(2007年4月3日1時0分 読売新聞)

2007年03月08日

露で「暗殺」「誘拐」頻発 恐怖政治再来を警戒 米、治安機関の介在示唆

 【ワシントン=山本秀也】米国務省が6日発表した国別の人権状況に関する年次報告(2006年版)は、旧ソ連の政敵粛清を思わせるロシアでの暗殺や誘拐に例年にない警戒感を示した。これまで「ロシアをあきらめるな」を合言葉に強権支配を強めるプーチン政権との協調維持を模索した米国だが、こと人権状況に関しては米露の溝が覆い難くなってきたことを報告は浮き彫りにした。

 昨年のロシアに関する「特筆すべき人権状況」として、報告はコズロフ中央銀行副総裁やチェチェン問題を追及した女性ジャーナリスト、ポリトコフスカヤ氏の殺害を冒頭で指摘した。ポロニウムによる毒殺が判明した元ロシア情報機関員、リトビネンコ氏のケースも報告に盛り込まれた。

 政敵や都合の悪いジャーナリストの殺害について、報告は「暗殺型」として政治目的の介在を強く示唆。誘拐や行方不明については、よりはっきりと「人権侵害への治安機関の関与」を指摘している。

 治安機関に関しては、被疑者らに対する警察の日常的な暴行や拷問、司法機関のチェックを拒む情報機関の不透明な活動が指摘された。国務省の報告は刺激的な表現を抑えているが、列挙された記録からは旧ソ連の国家保安委員会(KGB)を使った恐怖政治の再来を米側が意識していることがうかがえる。

 国家機関による人権侵害を許す政治構造として、報告は「強大な大統領権限の下での弱体な複数政党制」に言及し、プーチン大統領の独裁強化が根底にあるとの見方をにじませている。

 報告はこのほか、北朝鮮に関して「政府が重大な人権侵害を犯している」と厳しい評価を示しているが、突出した批判を避けて、拉致問題でも日朝の交渉経緯を簡単に記録するにとどめるなど、米朝関係に配慮したともとれる内容となった。

3月8日8時0分配信 産経新聞

2007年03月07日

米国人女性2人、毒盛られると タリウムか ロシア

モスクワ——モスクワ駐在米大使館などは7日までに、ロシア滞在の米国人女性2人が毒物を盛られた可能性がある事件が起きた、述べた。モスクワの病院当局者によると、2人は同日退院した。自力で歩行可能だという。

42歳と26歳の女性で近く帰国の途に就く。米大使館によると、病状の原因は、殺鼠剤などとしても使われるタリウムとみられる。ロシア捜査当局が毒物を混入された経緯を調べている。タリウム中毒では、脱毛、心臓疾患や脱水症状が生まれる。

ロシアの地元メディアによると、女性2人はロシア生まれで、1989年に米国に移住。以降、たびたびロシアに戻っており、今回は結婚式のため2月中旬に入国していた。2人の職業は不明。

ロンドンでは昨年11月、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が変死する事件があった。同氏は、ロシアのプーチン政権に批判的で、毒殺されたとの見方が有力。タリウム中毒と似た症状があったが、検査で否定されている。

2007.03.07 19:45 CNN

露、記者また不審死 違法輸出追及 機密保護で暗殺?

 【モスクワ=内藤泰朗】ロシア製兵器の中東への違法輸出問題を追及していたロシアの著名な軍事ジャーナリストがこのほど、死亡した。ロシア政府の機密情報を知ったため暗殺されたとの見方が広がっており、欧米諸国はプーチン政権を厳しく批判する有力ジャーナリストらが相次ぎ暗殺されている事態を重視、強い懸念を表明している。

 不審死を遂げたのは、有力日刊紙コメルサントの軍事評論家、イワン・サフロノフ氏(51)。今月2日夕方、モスクワ市内の自宅があるアパート最上階の5階から落下し死亡したことから、当初は「自殺の可能性が高い」と伝えられていた。

 しかし、6日付コメルサント紙は、同氏の家族や同僚らの証言から、自殺する理由が見あたらないことや、同氏が死の直前、独自取材で得たロシアの武器輸出の極秘情報を記事にしないよう脅迫されていた事実を挙げ、「殺害された可能性が高い」と報じた。

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2007年02月09日

ベレゾフスキー氏ら引き渡せ=毒殺事件捜査協力で英に要求−ロシア

 【ロンドン9日時事】9日付の英紙タイムズによると、ロシア政府はこのほど英側に対し、元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件への捜査協力の見返りとして、英国に亡命中のロシア人富豪ボリス・ベレゾフスキー氏らの身柄引き渡しを要求した。

 クドリン・ロシア財務相とモスクワを訪れたダーリング英貿易産業相との会談で、この問題が取り上げられた。同紙によれば、ロシア側はチェチェン独立派指導者のザカーエフ氏の身柄引き渡しも求めた。ダーリング貿易産業相は、引き渡し問題は裁判所が決めることで、政府は介入できないとロシア側に説明したという。

2月9日10時1分配信 時事通信

2007年02月08日

リトビネンコ氏は「裏切り者」=ロシア情報機関の元上司

 【ロンドン8日時事】昨年11月にロンドンで毒殺されたロシア連邦保安局(FSB)の元要員、アレクサンドル・リトビネンコ氏の元上司は8日までに、同氏が「裏切り者」であり、ソ連時代であれば死刑に処せられていたと述べた。

 元上司は、リトビネンコ氏が所属していたFSBの組織犯罪対策局で局長を務め、現在は弁護士のアレクサンドル・グサク氏。7日夜放映のBBC放送の番組で、リトビネンコ氏が亡命後、英国内にいるロシア人スパイの存在を暴くため英情報機関に協力していたと指摘した上で、「彼はスパイ活動にとって最も神聖なものである作戦上の情報源を売り渡した。これは反逆罪に値し、ソ連時代であれば死刑となっただろう」と語った。さらに、これに不満を抱いたロシア側のスパイが、報復のため同氏を殺害したとの見方を明らかにした。

2月8日21時0分配信 時事通信

英から1カ月回答なし=元情報員暗殺でロシア独自捜査に

 【モスクワ7日時事】ロシア外務省のカムイニン情報局長は7日、同国の元情報機関員、リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210を盛られ暗殺された事件で、ロシア側がロンドンに捜査官を派遣したいと英政府に正式に申し入れたにもかかわらず、1カ月も回答がないと不満を示した。

 同事件では、ロンドンのホテルでリトビネンコ氏と接触した旧国家保安委員会(KGB)元情報員、ルゴボイ氏らに疑惑が向けられている。しかし、ロシア最高検察庁は独自の捜査で「毒物は水銀」との見方やプーチン政権と対立して倒産に追い込まれた石油会社ユコス社元幹部の事件関与説を次々に打ち出した。

 さらに、最高検のチャイカ長官は、元政商ベレゾフスキー氏やチェチェン独立派幹部ザカーエフ氏らから事情聴取を行うため、捜査官をロンドンに派遣する考えを表明していた。

2月8日6時0分配信 時事通信

2007年02月06日

「ルゴボイ氏関与」…毒殺されたリトビネンコ氏が生前

 【ロンドン=本間圭一】ロンドンで昨年11月に暗殺された露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の友人でロンドン在住のロシア人ボリス・ベレゾフスキー氏は5日、英BBC放送のインタビューに答えた。

 このなかで同氏は、リトビネンコ氏が生前、ロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏の犯行を確信していたことを明らかにした。プーチン露政権が身柄引き渡しを求めるベレゾフスキー氏がメディアのインタビューに応じるのは異例。

 これまでの英メディアなどによると、ロンドン警視庁は、ルゴボイ氏を暗殺事件の容疑者として断定した模様だが、ベレゾフスキー氏によると、リトビネンコ氏は、見舞いのため病院を訪れたベレゾフスキー氏に対し、「ルゴボイが毒殺に関与していると思う」と名指しで打ち明けた。

 ロシア当局は、ベレゾフスキー氏が事件に関与した可能性もあると見て、英国内での同氏聴取を要求しているが、今回のインタビューは疑惑を払しょくする狙いもあると見られる。ベレゾフスキー氏は「ロシアからの捜査員に会う用意がある」などと強調した。

 ベレゾフスキー氏は1990年代、エリツィン前政権と友好的な関係を維持し、国営企業の民営化で巨富を築いたが、財閥の影響力制限を進めたプーチン露大統領と対立し、2000年に英国に亡命した。

(2007年2月6日23時51分 読売新聞)

2007年02月04日

元スパイ殺害、ロシア当局員が英国内で捜査へ

 【ロンドン=本間圭一】4日付の英紙オブザーバーは、露連邦保安局元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件に関し、ロシア当局の捜査員が英国内で捜査を行うことが確実になったと伝えた。

 露側は、英政府に身柄引き渡しを求めてきた政商ボリス・ベレゾフスキー氏らを聴取する意向を示している。英政府には、ロシア側の捜査要請を受け入れることで、今後の捜査協力の環境を整える狙いがあると見られる。

 同紙によると、リード英内相は、ロシア当局が捜査員を英国に派遣することを認める文書に署名。露側はすでに英国内で聴取を希望する数十人のリストを作成しているという。

(2007年2月4日22時2分 読売新聞)

捜査員受け入れ、英に要請=元情報員殺害事件−ロシア

 【ロンドン4日時事】英内務省は4日、ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件に絡み、ロシア側から捜査員派遣への協力要請が正式に出されたことを明らかにした。ただ、まだ同意はしておらず、リード内相の求めを受け、警察当局が認めるかどうか、認めるとしても、どのような形にするかを検討するという。

 同日付のオブザーバー紙は、ロシアの捜査員が英国を訪れ、関係者の事情聴取などを行うのを英当局が認めることになったと報じていた。

 ロシア側は、英国で事情聴取を希望する100人以上のリストをまとめているとされ、その中には政治亡命中のロシア人富豪ベレゾフスキー氏やチェチェン独立派幹部ザカエフ氏らが含まれる。

2月4日19時0分配信 時事通信

毒殺疑惑のルゴボイ氏 余裕のスキー旅行

wld070204000-1.jpg アンドレイ・ルゴボイ氏(AP)

 【モスクワ=遠藤良介】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、リトビネンコ氏がロンドンで放射性物質によって毒殺された事件で、英警察当局が容疑者とみている旧ソ連国家保安委員会(KGB=FSBの前身)元職員の実業家、アンドレイ・ルゴボイ氏が欧州へ出国し、スキーを楽しんでいることが分かった。国営ロシア通信が伝えた。

 ルゴボイ氏は同通信の電話取材に「よくここが分かりましたね」と欧州に滞在していることを認め、「休暇で山岳スキーを楽しんでおり、他のことは考えたくない」と、事件については過去の西側メディアとのインタビューを参照するよう求めた。

 スキー旅行はさらに1週間ほど続くというが、詳細な居場所や露特務機関の警護状況などは明らかにされていない。

 事件の捜査に当たったロンドン警視庁は1月31日に捜査報告書を検察官に提出。英国からの報道では、捜査当局はルゴボイ氏を容疑者と断定しており、近くロシア政府に身柄引き渡しを求める。

Sankei WEB (2007/02/04 09:58)

2007年02月01日

露連邦保安局元中佐殺害、英・警視庁が捜査資料提出

 【ロンドン=本間圭一】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、ロンドン警視庁は31日、捜査資料を検察当局に提出した。

 これを受け、当局は今後、起訴する容疑者を最終的に特定する方針だ。

 ロンドン警視庁は捜査の詳細を明らかにしていないが、これまでの報道を総合すると、容疑者として、昨年11月にロンドンの高級ホテルでリトビネンコ氏と接触したロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏の名前が浮上。放射性物質「ポロニウム210」を紅茶に混入したとの手口が有力視されており、ルゴボイ氏を起訴するに足る十分な証拠があるとの報道もある。

 だが、ロシア当局は、英国側の身柄引き渡し要求に応じない予定だ。

(2007年2月1日18時8分 読売新聞)

英検察に捜査報告書提出 ロシア元情報将校毒殺事件

 ロシアの元情報将校リトビネンコ氏が亡命先のロンドンで毒殺された事件で、ロンドン警視庁は31日、捜査報告書を英検察当局に送った。英メディアはこれまで、警視庁が同氏に接触したロシアの元情報機関幹部ルゴボイ氏らを容疑者と特定、ロシア政府に身柄の引き渡しを要求する構えだと報じていた。検察側は、容疑者らが起訴に相当するか否か判断を迫られることになる。

 警視庁は31日、容疑者らの名前を公表しないまま、検察側に報告書を提出。ロシア政府側が憲法上の制約から容疑者の身柄引き渡しをしない方針を明らかにしており、検察側が仮に容疑者らの起訴に踏み切っても、事件の真相解明は難しいとの見方が強まっている。

2007年02月01日15時19分 asahi.com

射撃訓練、標的は元スパイの写真 ロシア特殊部隊

 放射性物質により変死したロシアの元情報将校リトビネンコ氏を標的に、ロシアの保安・情報機関と極めて関係の深い施設で射撃訓練が長年にわたり繰り返されていたことがわかった。同氏に対するロシア情報機関周辺の激しい敵意を示した形で、その関与説に改めて火をつけている。

 ロシア紙ノーバヤ・ガゼータなどによると、モスクワ郊外にある警備員らの訓練を担当する「ビチャジ(勇士)」という民間施設。その案内書によると、内務省の特殊部隊も射撃訓練などで恒常的に利用している。すでに03年ごろから施設内の射撃場で同氏の写真を標的に射撃訓練を続けており、その場面を施設側が収録したビデオの存在も最近明るみに出た。

 さらに、同氏が体調を崩した昨年11月1日から間もない7日にロシア上院のミロノフ議長がこの施設の射撃場を訪れたことを伝えた施設の公式ホームページの写真にも、リトビネンコ氏が標的として写っていた。

 ビチャジのセルゲイ・ルイシュク所長は、民族紛争への武力対応を主任務とする内務省の特殊部隊長を長く務めた後、連邦保安局(FSB)反テロ・センター管理局次長で退役、00年に同施設を設立した。英タイムズ紙によると、FSBによる犯罪を告発したリトビネンコ氏の著書もルイシュク氏に触れ、「クレムリンの最も信頼する情報機関員の一人だ。彼のつくった訓練施設では契約殺人も教えている」などと指摘していたという。

 英国に亡命してロシアの保安・情報機関批判を続けたリトビネンコ氏を、FSB関係者らは「裏切り者」視していたとされる。

2007年02月01日15時12分 asahi.com

2007年01月31日

露特殊部隊、リトビネンコ氏写真を的に射撃訓練…英紙

 【ロンドン=本間圭一】30日付の英紙ザ・タイムズは、ロシアの特殊部隊がモスクワ近郊で、ロンドンで暗殺された露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の写真を標的に射撃訓練を行っていたと伝えた。

 同紙が掲載した同氏の写真は、顔面に銃弾を受けていた。訓練場は特殊部隊出身者が代表を務めており、この代表者は「写真がリトビネンコ氏だったとは後でわかった」などと釈明したという。

 ロシア政府報道官は、リトビネンコ氏の写真が射撃訓練に使用されていたことを認めたが、政府とは無関係だと強調した。だが、同紙は「クレムリン(ロシア政府)が、暗殺の背後にいるとの告発を思い起こさせる」と指摘している。

(2007年1月31日20時6分 読売新聞)

2007年01月30日

リトビネンコ氏が「標的」=ロシア特殊部隊の射撃訓練場−英紙

 英紙タイムズ(電子版)は30日、ロシアの特殊部隊スペツナズがモスクワ郊外で射撃訓練を行った際、ロンドンで毒殺された連邦保安局(FSB)の元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏の写真を標的として使用していたことが明らかになり、同氏暗殺をロシアが背後で操っていた疑いがさらに強まっていると報じた。

 同紙は、モスクワ郊外にある射撃訓練場で広報用に撮影された映像を入手した。映像には、若い兵士がリトビネンコ氏の写真に銃弾を浴びせ、写真が瞬く間に穴だらけになる様子が映っている。

 特殊部隊出身の射撃場の所有者は、射撃場は民間施設であり、政府とは関係がないと釈明。かつての仲間のために訓練場所を提供しただけだと説明した。また、政府スポークスマンも、射撃場と特殊部隊の間につながりはないと主張した。

1月30日17時0分配信 時事通信

2007年01月28日

元スパイ毒殺、英当局が起訴断念か・英紙

 【ロンドン=横田一成】28日付の英日曜紙サンデー・タイムズはロシア人の元国家保安委員会(KGB)スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏が毒殺された事件で、英警察が容疑者の起訴を断念せざるを得ないと同氏の夫人に伝えたと報じた。関係者によると警察は「犯人を確信しているが、(ロシアから)引き渡される可能性がない」と説明しているという。

 リトビネンコ氏は昨年11月1日に元KGBのルゴボイ氏とビジネスマンのコフトゥン氏のロシア人2人とロンドン市内のホテルで会った後、放射性物質ポロニウム210が原因で死亡したとされる。英スカイ・ニュースは27日、リトビネンコ氏がホテルで飲んだ紅茶にポロニウムが混ぜられていたと報じた。米ABCによると英当局はロシア連邦保安局(FSB)の関与を結論づけたという。

 一方、ルゴボイ氏は同日、「英国によるうそ、挑発、プロパガンダだ」と述べ、容疑を全面否定した。

NIKKEI NET 2007/01/28 (22:38)

ロ元スパイ変死への関与伝えられたルゴボイ氏、猛反発

CNN200701280012.jpg 英メディアで容疑者と伝えられたルゴボイ氏。資料写真

モスクワ──ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が昨年11月に変死した事件で、1月26日付の英紙ガーディアンやスカイ・ニュースは関係筋の発言として、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ氏の関与が断定されたと伝えた。名指しされたルゴボイ氏はAP通信に対し、強い反発を表明した。

ルゴボイ氏は英国の各報道を見たとしたうえで、自身が容疑者であることを裏付ける証拠が十分提示されていないと述べ、「報道内容は事実無根で挑発的な英政府のプロパガンダだ」と語った。

スカイ・ニュースは英検察当局が、ルゴボイ氏を起訴する十分な証拠を入手したとの認識にあると伝えた。ロンドン警視庁の関係者が匿名を条件に語ったところによると、リトビネンコ氏は放射性物質を混入されたお茶で毒殺されたとみられている。ガーディアン紙も匿名の政府関係者の発言として、同警視庁の捜査の焦点がルゴボイ氏であることや、検察当局が証拠を入手済みであることを伝えた。

ロンドン警視庁はルゴボイ氏と、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏に捜査対象を絞っている。リトビネンコ氏はロンドン市内のミレニアム・ホテルで2人と会った後、11月1日に毒性の強い放射性物質ポロニウム210で体調を崩し、同23日に死亡した。

生前のリトビネンコ氏は亡命先のロンドンでロシアのプーチン政権を厳しく批判し、死の直前にもプーチン大統領が自身の殺害を画策したと主張した。ロシア当局は事件への関与を否定している。

CNN 2007.01.28 15:20

毒殺事件への関与否定 元KGB職員

 AP通信によると、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)のリトビネンコ元中佐毒殺事件で、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元職員ルゴボイ氏は27日、英政府が同氏を容疑者と断定したとの報道について「すべてうそであり、英政府による挑発、プロパガンダだ」と述べ、自らの事件への関与を否定した。

 26日付の英紙ガーディアンは、ルゴボイ氏を訴追するのに十分な証拠があるとの捜査結果をロンドン警視庁がまとめ、英政府が2月にも同氏の身柄引き渡しをロシア側に求める見通しだと伝えた。(モスクワ 共同)

Sankei WEB (2007/01/28 03:45)

リトビネンコ氏毒殺、露が国家ぐるみ関与…米TV報道

 【ワシントン=坂元隆】米ABCテレビ(電子版)は26日、英政府高官の話として、露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件は、FSBにより計画され、ロシアが国家ぐるみで関与した暗殺だったと報じた。

 同高官によると、英捜査当局は、法医学的証拠やこれまでに収集した情報から、ロシアが暗殺に関与したとの結論に達した。また、複数の英当局者は、FSBは、毒物をリトビネンコ氏に複数回盛らなければならなかったため、当初の計画通りには暗殺計画を実行できなかったと見ていると述べた。ロシア当局は殺人にあたり、毒物が発見されることがないと考えていたとみられるという。ロシア政府は一貫して、事件への関与を否定しており、プーチン政権をおとしめるために、反対派が仕組んだと主張している。

 一方、英政府高官は、毒物が投与されたとみられるホテルのティーポットが、殺人事件後も数週間にわたってそのまま使用されていたことを明らかにした。

(2007年1月28日1時48分 読売新聞)

ロシア当局が毒殺関与か、米テレビが報道

 ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)のリトビネンコ元中佐毒殺事件で、米ABCテレビ(電子版)は27日、英当局の捜査の結果、連邦保安局が関与した「国家による」暗殺との結論に達したと報じた。鑑識捜査や機密情報から結論付けたとしている。

 同テレビによると、ロシア当局は毒殺に使用した物質が放射性物質ポロニウム210と判明することはないと考えていたと指摘。また、毒殺を複数回試みざるを得なかったことから、ロシア当局がこの作戦を失敗だったとみているとしている。ロシアは事件への関与を一貫して否定、英政府が容疑者と断定したとされる旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元職員ルゴボイ氏の身柄引き渡しにも応じない意向とみられている。(ワシントン=共同)

NIKKEI NET 2007/01/28 (01:47)

2007年01月27日

ロシアが国家的関与=元情報員暗殺で英当局−米TV

 ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210を盛られ、ロンドンで暗殺された事件について、米ABCテレビ(電子版)は27日までに、FSBが中心となって起こし、ロシア政府が国家的に関与していたと報じた。

 同テレビによると、英当局がこれまでの捜査から、このような結論に達した。FSBは、リトビネンコ氏に毒物を複数回盛らざるを得なくなったため、暗殺作戦はしくじったとみているという。また、ロシア当局は当初、暗殺に用いた毒物が何であるかが発覚することはないと予測していたと英当局は分析している。 

1月27日23時0分配信 時事通信

露元中佐変死:元KGBの身柄引き渡し要求か 英当局

 【ロンドン小松浩】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210を摂取して変死した事件をめぐり、英当局が元KGB(旧ソ連の国家保安委員会)職員アンドレイ・ルゴボイ氏を容疑者とみて、近くロシア側に身柄引き渡しを求めると英紙が伝えた。しかし、本人は事件への関与を否定、ロシア当局は引き渡し拒否を示唆しており、改めて英露間の外交摩擦に発展しかねない事態となっている。

 ルゴボイ氏は昨年11月1日、リトビネンコ氏が倒れる直前に別のロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏らとロンドンのホテルで面会。この際にリトビネンコ氏が飲んだ紅茶にポロニウムが入っていたとみられており、ルゴボイ、コフツン両氏からもポロニウムが検出された。

 英警察はルゴボイ氏を容疑者とみてロシアに捜査員を派遣、事情を聴くなどしていたが、26日のガーディアン紙は同氏が容疑者である「十分な証拠」があるとして、英当局が早ければ2月上旬にも引き渡しを求める見込みと報道。ロシアが対抗してロンドン亡命中の政商ベレゾフスキー氏の引き渡しを求める可能性があると伝えた。

 26日の英スカイテレビは、警察はこの事件で容疑者の逮捕状をとれる状況にあるが、起訴できるかどうかは悲観的になっていると報じた。

 AP通信によると、ルゴボイ氏は27日、英紙の報道を受け、「すべてうそであり、英政府のプロパガンダだ」と事件とのかかわりを否定した。

毎日新聞 2007年1月27日 19時22分 (最終更新時間 1月27日 21時21分)

元スパイ殺害 「ルゴボイ氏」関与 ロンドン警視庁断定 英紙

 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質のポロニウム210によって殺害された事件で、26日付の英紙ガーディアンは英政府高官の話として、ロンドン警視庁がロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ氏が関与していたと断定、近く同氏を訴追する方針だと伝えた。

 同紙によると、警視庁は、ルゴボイ氏を訴追できる証拠は十分だとして検察官に捜査報告書を提示する。また、訴追に備えて英政府は2月上旬にもロシア政府にルゴボイ氏の引き渡しを求める準備を進めているという。

 ただ、ロシアは自国民の英国への引き渡しを当初から拒否しており、仮に同氏を引き渡すとしても、交換条件として、英国に亡命中のロシアの政商ボリス・ベレゾフスキー氏の引き渡しを英政府に求めるとみられ、引き渡し交渉はきわめて難しいとの見方を同紙は伝えている。

 ルゴボイ氏は昨年11月1日にロンドン中心街のホテルで、同じロシア人実業家のドミトリ・コフツン氏とともにリトビネンコ氏と面会した。その際に同氏が飲んだ紅茶にポロニウムが混ぜられていた可能性が強まっている。だが、同氏は一貫して関与を否定。25日にもガーディアン紙に対し、潔白を主張している。

 これまでの報道では、コフツン氏と一緒に英国に入り、ホテルでの面会に加わった「ウラジスラフ」という人物の存在も浮上。ルゴボイ氏が事件にかかわっていたとしても、リトビネンコ氏殺害の実行犯かどうかは定かではない。

1月27日8時0分配信 産経新聞

2007年01月26日

英、元同僚の引き渡し要求へ=リトビネンコ氏殺害事件

 【ロンドン26日時事】英紙ガーディアンは26日、元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏が昨年11月、ロンドンで殺害された事件で、英政府が同氏の情報機関時代の同僚、アンドレイ・ルゴボイ氏を裁判に掛けるため、身柄引き渡しをロシアに要求する準備を進めていると伝えた。

 警察当局は近く、ルゴボイ氏の起訴を検討するに足る十分な証拠があるとの報告を検察当局に提出する見通し。政府は2月にもロシア側に身柄引き渡しを求める考えという。

1月26日18時0分配信 時事通信

ロシア元情報将校変死 英が容疑者特定、引き渡し要求へ

 26日付の英紙ガーディアンは、ロシアの元情報将校リトビネンコ氏が毒殺された事件で、ロンドン警視庁は元ロシア連邦保安局(FSB)幹部のルゴボイ氏を容疑者と特定し、英政府が2月にも同氏の身柄引き渡しをロシア政府に求める方針を固めたと伝えた。同紙はロシア側が憲法上の制約から身柄の引き渡しに応じる可能性は低いとの見方を示している。

 英捜査当局者などの話によると、ルゴボイ氏らは昨年11月1日、ロンドン中心部のミレニアムホテルのバーでリトビネンコ氏と会い、毒性の強い放射性物質「ポロニウム210」を摂取させた疑いが強まっていた。

 ガーディアン紙が英政府高官の話として伝えたところでは、ロンドン警視庁は近く、検察当局にルゴボイ氏の容疑を裏付けるだけの証拠書類を提出し、訴追に向けた最終判断を求める。同氏は25日、同紙に「私は無実だ」と語ったという。

 英保健当局は25日、リトビネンコ氏らが立ち寄った先で、放射性物質に被曝(ひばく)したとみられるのは計129人にのぼり、うち13人が健康を害する可能性がわずかにあるとの集計をまとめた。

2007年01月26日12時57分 asahi.com

英政府、ルゴボイ氏を容疑者と断定…元露スパイ殺害

 【ロンドン=本間圭一】英紙ガーディアンは26日、英政府高官の話として、露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、ロンドン警視庁がロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏を容疑者とほぼ断定したと伝えた。

 英政府が近くロシア当局に、同氏の身柄引き渡しを求める方針という。

 同紙によると、ロンドン警視庁は、ルゴボイ氏の事件関与を示す十分な証拠を得ており、近く関係書類を検察当局に提出する。英政府高官は、露側が、対抗措置として、プーチン大統領と敵対し、英国に亡命している政商ボリス・ベレゾフスキー氏の送還要求を行うと見ており、英露両国の外交摩擦に発展する可能性もあるとしている。

 ルゴボイ氏は昨年11月1日、ロンドンの高級ホテルで、リトビネンコ氏と接触している。ルゴボイ氏の立ち寄り先から、リトビネンコ氏の死因とされる放射性物質「ポロニウム210」が検出されていた。

(2007年1月26日12時27分 読売新聞)

1980年「毒ウオツカ事件」被害の元駐在官が初証言

 旧ソ連時代のロシアで1980(昭和55)年、陸上自衛隊の防衛駐在官らが毒物を飲まされた「トビリシ毒ウオツカ事件」の被害者、平野浤治(こうじ)氏(71)が事件後初めて、産経新聞の取材に応じた。事件は、日本警察当局が摘発したソ連スパイ事件への報復とみられている。平野氏は連邦保安局(FSB)のリトビネンコ元幹部など、政権に批判的な人物の暗殺や怪死が相次ぐロシアの近況に触れ、昔も今も変わらない“危険な体質”を指摘した。

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2007年01月22日

半月前にも毒盛られる?=ロシア元情報員、すしバーで会食−BBC

 【ロンドン22日時事】昨年11月にロンドンで元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、英BBC放送は22日、同氏が体調を崩す半月前にも、猛毒の放射性物質ポロニウムを盛られていた可能性があると伝えた。

 同日夜放映予定のドキュメンタリー番組「パノラマ」の中で詳報。それによると、リトビネンコ氏は、体調を崩した11月1日にイタリア人学者と会ったのと同じロンドン市内のすしバーで、その半月前に当たる10月16日、ロシア人実業家のアンドレイ・ルゴボイ、ドミトリー・コフトン両氏と会食した。その後の調べで、このすしバーからポロニウムの痕跡が発見されたが、検出された場所は、リトビネンコ氏がロシア人らと会った際に座った席からの可能性が高いという。

1月22日22時0分配信 時事通信

2007年01月21日

元情報局員毒殺事件、実行犯特定か - 英国

 写真はロンドン西部のグロブナー・ストリート(Grosvenor Street)に位置する事件に関係のあると思われる建物を捜査する警察官(2006年11月27日撮影)。(c)AFP/SHAUN CURRY

【ロンドン/英国 21日 AFP】タイムズ(Times)紙によれば20日、英国の警察当局がロシア連邦保安局(FSB)元情報局員アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏を毒殺したとみられる人物を特定した。リトビネンコ氏の友人で、事件の捜査に協力しているOleg Gordievsky氏が同紙に対して語った。

 タイムズ紙によれば、警察は死の床にふしていたリトビネンコ氏の証言をもとに人物を特定した。男はリトビネンコ氏に「ウラジスラフ(Vladislav)」の名前で紹介されたという。

 この容疑者は、欧州連合(EU)の偽造パスポートでロンドンに入り、放射性物質であるポロニウム210をリトビネンコ氏の紅茶に入れたとみられている。Gordievsky氏が語った。

 またリトビネンコ氏が体調を崩した2006年11月1日、独のハンブルク(Hamburg)からロンドンに到着したこの男の様子がヒースロー(Heathrow)空港の監視カメラに写っていたという。

 同紙はまた、警察が殺人容疑者の写真を公開しないと決定したと伝えている。男の特徴は、30歳代前半、背は高くがっしりとした体形で、黒髪の短髪、中央アジア系の顔立ちであるという。

 ロンドン警視庁は記事の内容に対しコメントを控えている。

AFP 2007年 01月 21日 02:03:15

2007年01月20日

露元スパイ殺害、英警察が犯人特定か

 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質のポロニウム210によって殺害された事件で、ロンドン警視庁は「ウラジスラフ」と名乗る男を犯人として特定したと、20日付の英紙タイムズが警視庁筋の話として伝えた。

 同紙によると、この男はリトビネンコ氏が体調を崩した昨年11月1日、事件との関連が指摘されるロシア人実業家のドミトリ・コフツン氏と同じ便でハンブルクからロンドン入りした。

 ヒースロー空港の監視カメラの映像では、この男の容姿は長身で、体格はがっちりとし、黒髪を短く刈り込んだ中央アジア系という。

 ロンドン・ミレニアムホテルの部屋で1日、リトビネンコ氏がコフツン氏と、もう1人のロシア人実業家、アンドレイ・ルゴボイ氏と商談しているところに途中から加わった。その際、ウラジスラフと名乗るこの男が紅茶を入れており、そのときにポロニウムを混ぜたとみられている。

Sankei WEB (2007/01/20 23:15)

英警察が実行犯特定か、ロシア元情報機関員毒殺で・英メディア

 【ロンドン=共同】英紙タイムズ(電子版)は20日、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)のリトビネンコ元中佐が毒殺された事件で、英警察当局が実行犯とみられる男を特定したと報じた。リトビネンコ氏の友人らは、男はロシア当局に雇われ、送り込まれた殺し屋だと主張。同氏に放射性物質ポロニウム210を盛った数時間後に姿を消したという。

 男は、リトビネンコ氏が体調を崩した昨年11月1日、ロンドン市内のホテルで旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のルゴボイ氏、ロシア人企業コンサルタントのコフトゥン氏の2人と会った際に「ウラジスラフ」という名前で紹介され、途中から同席。リトビネンコ氏が飲んだ紅茶を入れた人物で、この時、紅茶にポロニウムを混入したとみられる。

NIKKEI NET 2007/01/20 (19:00)

リトビネンコ氏殺害事件の容疑者特定…英紙報道

 【ロンドン支局】英紙タイムズは20日、ロンドンで露連邦保安局(FSB)元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、放射性物質「ポロニウム210」を同氏にもったとみられる人物を警察当局が特定したと伝えた。

 同紙によると、この人物は「ウラジスラフ」と名乗る男で、リトビネンコ氏が体調を崩した昨年11月1日にハンブルクからロンドンに入った。市内のホテルの部屋で、同氏と会って、ポロニウム210を紅茶に入れて飲ませたとみられるという。

 男はロンドンのヒースロー空港到着時に監視カメラに撮影されており、30歳代前半で、長身、短い黒髪で、中央アジア系の風貌だったという。リトビネンコ氏の友人は「クレムリンが送り込んだ殺し屋だ」と語っている。

 これまで、ポロニウムの投与場所については、ロンドン市内のイタリア料理店なども報じられていた。

(2007年1月20日13時35分 読売新聞)

容疑者は「ウラジスラフ」=元ロシア情報員殺害事件で特定−英紙

 【ロンドン20日時事】20日付の英紙タイムズは、昨年11月にロンドンで元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、放射性物質ポロニウム210を同氏に盛った人物を警察当局が特定したと報じた。

 同紙によると、この男は「ウラジスラフ」と名乗り、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日にハンブルクからロンドン入り。市中心部のホテルの部屋で同氏と会い、ポロニウム210を紅茶に混ぜて飲ませたとみられるという。

 ロンドンのヒースロー空港に到着した際、監視カメラに映されており、長身でがっちりした体格、短く刈り込んだ黒髪で、中央アジア系の容姿をしている。 

1月20日11時0分配信 時事通信

2007年01月13日

暗殺大国“露”呈 90年代の秘密部隊、毒殺に関与か

 12日、モスクワの裁判所に審問のため連行されるVIP銀行のアレクセイ・フレンケル元会長(ロイター)

 【モスクワ=内藤泰朗】ロシアの特務機関が1990年代初頭、危険人物の暗殺など非合法活動を行う秘密部隊を創設し、現在も活動している可能性があると、同国の改革派新聞、ノーバヤ・ガゼータが12日報じた。同紙は、この秘密組織がプーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)だった著名ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤさんやロシア連邦保安局(FSB)元幹部、リトビネンコ氏の暗殺事件に関与した疑いがあると伝えた。

 同紙によると、この組織は、ソ連崩壊後の大混乱の中でロシア政府が国家の安全保障を脅かしていた組織犯罪などと戦うことを目的に90年代初めに創設を命じたのが始まりだった。

 同紙が入手した組織創設の「指示書」はまず、内務省、FSB、対外情報局(SVR)、軍参謀本部情報総局(GRU)などの特務機関が、国家安保を脅かす犯罪組織とそのテロ行為と戦わなければならないとしたうえで、政府機関のほかに銀行などの民間企業にも、独自のエージェント網構築を求めた。

 さらに、そうした秘密組織のカムフラージュ役の企業、公的組織の創設も必要だと指示した。

 同指示書はこのほか、犯罪組織と実際に戦うことができる軍事実動部隊をロシア各地に創設する必要があると指摘。同紙は、それを「偽暴力団」と名付け、必要となれば危険人物の暗殺などに当たるとしている。

 同紙はこのほか、これまでにこの秘密組織が関与したとみられる暗殺事件の数々の事例を挙げ、これら事件の犯人も何者かに暗殺されたり不審死を遂げたりしている事実を列挙。捜査段階でも「非常に権力をもつ立場の人間からの介入にあって(事件解明が)潰されている」として指導部の関与をにおわせた。

 同紙は「ロシアの特務機関が憲法に反した活動を依然行っている可能性が高い」と結論づけ、検察当局、議会、安保会議に対し、早急に調査を始めるよう求めた。

 暗殺されたポリトコフスカヤさんが所属していたノーバヤ・ガゼータ紙は、ゴルバチョフ元ソ連大統領らが出資。1週間に2日発行され、米国のライス国務長官が昨年10月にモスクワを訪問した際、同紙の編集幹部らと会談し、哀悼の意を表明していた。

Sankei WEB (2007/01/13 14:58)

2007年01月12日

13人に長期健康被害も=ロシア元情報員毒殺事件の関連で被ばく−英

 【ロンドン12日時事】ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウムで毒殺された事件で、英保健当局は12日までに、事件に関連した被ばくによって長期的な健康被害を受ける可能性のある人は13人だったことを明らかにした。

1月12日20時0分配信 時事通信

日本人5人、ポロニウムに被ばく?英保健当局から通知

 【ロンドン=中村宏之】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件に関連し、日本人5人が、放射性物質「ポロニウム210」に被ばくの疑いがあるとして、英保健当局がロンドンの日本総領事館に通知してきたことが11日、明らかになった。

 総領事館は5人に連絡をとり、検査を受けるよう助言したが、5人の名前や性別、居住地などは明らかにできないとしている。

 5人は昨年10月31日から11月2日までの3日間に、リトビネンコ氏が同年11月1日に立ち寄ったロンドン市内のホテルのバーを利用した可能性がある。

 英保健当局は放射性物質に触れた可能性のある外国人旅行客らが約450人いるとしており、各国の大使館などに通知している。

(2007年1月12日11時45分 読売新聞)

“被ばく疑い”英健保庁、5邦人にも検査勧告 リトビネンコ事件

 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質のポロニウム210によって殺害された事件で、英健康保護庁(HPA)は11日、事件現場となったロンドン中心街のホテルなどで放射性物質に汚染された疑いのある計48カ国の外国人旅行客ら約450人を特定し、各国に検査勧告を出した。

 この中には日本人旅行者も5人が含まれ、HPAは在ロンドン日本総領事館に氏名を伝え、検査を勧告した。5人はすでに日本に戻っており、総領事館は5人に電話などで勧告内容を伝えた。 

 5人はリトビネンコ氏が体調を崩した昨年11月1日に同氏が立ち寄ったロンドン中心街のミレニアムホテルのバーを同日前後に利用していた。5人の住所や氏名は明らかにされていない。

 HPAによると、これまでの調査でリトビネンコ氏が立ち寄った場所などを訪れた英国内在住者計596人の尿を検査した結果、5分の1に相当する120人からポロニウムを検出したという。ただ、このうち13人を除いて長期的にも健康には問題はないとしている。

Sankei WEB (2007/01/12 10:49)

2007年01月10日

KGB元職員が退院 露保安局元幹部毒殺事件

 9日のインタファクス通信によると、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏が致死量の放射性物質ポロニウム210で毒殺された事件への関与が指摘されている旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員ルゴボイ氏が昨年末にモスクワの病院を退院した。医療筋が明らかにした。

 ルゴボイ氏は被ばくした疑いで入院していたが、健康状態は悪くないという。同氏の現在の所在についての言及はない。

 リトビネンコ氏は昨年11月1日にルゴボイ氏らとロンドン市内で会った後に体調を崩した。(共同)

Sankei WEB (2007/01/10 01:50)

2007年01月07日

露機でポロニウム検出せず 元FSB幹部毒殺事件

 ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部、リトビネンコ氏がロンドンで毒殺された事件に関し、ロシア消費者権利保護・福祉監督庁のオニシェンコ長官は6日、昨年10、11月にモスクワとドイツ・ハンブルク間を飛んだロシアの航空会社アエロフロートの旅客機を検査した結果、殺害に使われたとみられる放射性物質ポロニウム210は検出されなかったと述べた。ラジオ「モスクワのこだま」が伝えた。(モスクワ 共同)

Sankei WEB (2007/01/07 20:35)

露元中佐殺害、露ビジネスマン犯行説を示唆…英紙

 【ロンドン=本間圭一】6日付の英紙インデペンデントは、露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、捜査当局が容疑者特定に近付いていると伝えた。

 同紙は容疑者名には触れていないが、死因と見られる放射性物質「ポロニウム210」の追跡結果などから、ロンドンの高級ホテルで昨年11月に同氏と会ったロシア人ビジネスマンによる犯行説を示唆した。

 同紙はまた、検視の結果、リトビネンコ氏が放射性物質を2度にわたり、投与された疑いがあるとも指摘。

 投与された場所についても、これまで有力と見られていた同ホテルのほか、新たに放射性物質が検出されたロンドンのイタリア料理のレストランについても、ロシア人ビジネスマンが出入りしていたとされることから、犯行現場となった可能性に言及した。

(2007年1月7日1時29分 読売新聞)

ソ連復活?欧州の疑念 強硬な資源外交

 ソ連がよみがえろうとしている−。そんな疑念が最近、欧州連合(EU)で強まっている。チェチェン問題を追及した記者の暗殺にうかがえる言論への締めつけ、エネルギー開発への政府の露骨な介入に表れた大国意識など、かつての共産党支配を思わせる状況がロシアに透けて見えるからだ。好調な経済に支えられたプーチン政権の強気の態度が背景にあり、それが余計に、欧州側の不信を高めている。

 ロシア・サハリン州沖の石油・天然ガス開発巨大プロジェクト「サハリン2」の主導権が12月、ロイヤル・ダッチ・シェルからロシア政府系独占企業ガスプロムに移された。その際、英紙デーリー・テレグラフはある投資家のこのようなコメントを掲載した。

 「(ロシアには)資本主義が存在するが、それは私たちがそう呼ぶものではない。言うなれば『アウトロー資本主義』だ」

 欧州にとって、サハリン2はビジネスレベルの話のはずだった。そこにプーチン大統領が露骨に介入。フィンランドで10月に開かれたEU非公式首脳会議の記者会見で「ロシアの利益になっていない」とサハリン2への不満を表明するなどあえて政治問題化させ、主導権を奪い取った。

 ロシアは昨冬、ウクライナへの天然ガス供給を一時停止させ、欧州にも影響が出た。ベラルーシとも昨年末、同じ事態の再現寸前まで行った。日常生活に不可欠なエネルギーを政治の武器に使う手法に対し、欧州が向ける視線は厳しい。「90年代のロシアは欧州にとって脅威でなかったが、最近は少し脅威になりつつある」とマイケル・エマーソン欧州政策研究センター特別研究員は言う。

 ポリトコフスカヤ記者が10月にモスクワの自宅近くで射殺された事件や、11月にロンドンで起きたロシアの元情報将校リトビネンコ氏の怪死事件が、疑念をさらに助長した。自らの主張を通すためにロシアは手段を選ばないのではないか——という心配だ。

 しかし、ロシア側は意に介さない。10月にメルケル独首相との会談後の記者会見で記者殺害について尋ねられたプーチン大統領は「この記者は西側では有名だが、国内への影響力はほとんどなかった。ともあれ犯人をとらえ、罰しなければ」ととげとげしく答えた。

 12月の欧州安保協力機構(OSCE)の閣僚理事会でも、ロシアのラブロフ外相が同機構からの脱退の可能性を初めて示唆した。ロシアと欧州側がぶつかる場面が最近特に目立っている。

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容疑者特定も間近?=元ロシア情報員殺害事件−英紙

 【ロンドン6日時事】6日付の英紙インディペンデントは、元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の殺害事件で、警察当局が容疑者特定に近づいていると報じた。ただロシア当局は同国人容疑者の身柄は英国側に引き渡さない見通しで、ロンドンで訴追される可能性は低いという。

 同紙によると、捜査の焦点が当たっているのは、元情報機関員で実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏と、同氏の実業家仲間のドミトリー・コフトン氏。ただ両氏とも関与を全面否定している。

1月7日0時0分配信 時事通信

2007年01月06日

元幹部毒殺事件 「捜査は大詰めに」と英紙

 【ロンドン支局】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、リトビネンコ氏の毒殺事件で、6日付の英紙インディペンデント(電子版)は、英警察当局が容疑者特定に近づいていると伝えた。

 同紙によると、捜査の結果、リトビネンコ氏はこれまで伝えられていた昨年11月1日よりも数日早く放射性物質ポロニウム210に冒されていたことが判明。さらに毒物鑑定で、同氏は2回にわたって放射能にさらされていたことも分かった。2回目が旧ソ連国家保安委員会(KGB)職員のルゴボイ氏らと面会したときだとみられている。

 警察幹部は全容解明に近づいているとしながら「容疑者を訴追できる可能性はほとんどない」と話しており、同紙はその理由としてロシアにいる関係者の事情聴取が難しいことなどを挙げた。

Sankei WEB (2007/01/06 21:06)

ロンドンの伊料理店から放射性物質…元露スパイ殺害

 【ロンドン=本間圭一】英健康保護庁は5日、ロンドンにあるイタリア料理店から放射性物質「ポロニウム210」が検出されたと発表した。

 同物質の投与で殺害されたと見られる露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏は昨年11月、同店近くのホテルで、ロシア人ビジネスマン2人と会った後、体調を崩した。

 同店の経営者は、「リトビネンコ氏が来店したという記憶がない」としており、ロンドン警視庁では、リトビネンコ氏と会った2人のうち、いずれかが、事件発生前後に、同レストランに立ち寄った可能性があると見て、足取りを追跡している。

(2007年1月6日19時10分 読売新聞)

露元中佐変死 解決のメド立たないまま年越し

 【ロンドン小松浩、モスクワ杉尾直哉】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件は捜査が難航し、解決のメドが立たないまま年を越した。新たな殺害の動機説が浮上する一方で、露当局が破産したロシアの石油大手ユコスの元幹部に捜査の矛先を向けるなど、事件は混迷の度合いを深めている。

 死亡前のリトビネンコ氏を見舞った米国在住の企業コンサルタント、ユーリ・シベツ氏が昨年、英BBC放送に語ったところによると、リトビネンコ氏は英国企業の委託で8ページにわたるロシアの政治・経済にかかわる報告書を作成。この中にロシアの機密情報が含まれており、それが何らかのルートでロシア政府高官に知られた疑いがあるという。シベツ氏は、リトビネンコ氏が元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏らとホテルで会った際に「自分の目の前で入れられたものではない紅茶を飲まされた」と語っていた、とも明かした。

 一方、露最高検察庁は昨年12月27日になって「(ユコスの元幹部)レオニード・ネブズリン氏が関与した可能性がある」と発表し、事件はロシアで新たな展開を見せている。

 ネブズリン氏は03年、ユコスの他の幹部が脱税や殺人容疑で逮捕されたのを受け、イスラエルに逃亡。ロシア当局が殺人依頼容疑などで国際手配している。露最高検によると、ネブズリン氏がかかわったとされるモスクワの殺人事件で被害者宅などから「水銀の蒸気」が検出され、リトビネンコ氏にからむロンドンの現場でも同様に水銀が検出された、という。真偽や関連性は不明だ。

 露最高検はネブズリン氏の関与を調べる特別捜査班の設置を決めたといい、今後はイスラエルなどに身柄引き渡しを強く迫るとみられるが、昨年12月29日付の英フィナンシャル・タイムズ紙は「露側の狙いはリトビネンコ事件の水たまりを泥だらけにすることだ」とのネブズリン氏の支援者の発言を報道。ロシアの狙いは捜査を混乱させることだ、として同氏周辺は反発している。

1月6日10時18分配信 毎日新聞 / 毎日新聞 2007年1月6日 11時45分

新たにポロニウム検出=ロンドンのレストラン

 【ロンドン5日時事】元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の殺害事件で、英保健当局は5日、ロンドン中心部のシーフードレストランから新たに放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。

 報道によると、従業員が放射能検査を受けているが、レストランは営業を再開。同当局は「一般市民への健康上の懸念はない」と強調した。ポロニウムはリトビネンコ氏が訪れたすしバーなど、ロンドン各地で検出されている。 

1月6日7時0分配信 時事通信

2007年01月04日

英で新たに2人が被ばく 放射性物質ポロニウム210

 英保健当局は3日、元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の毒殺事件に関連し、新たに2人が放射性物質ポロニウム210で被ばくしていたと発表した。いずれも低量で、健康への影響はほとんどないという。2人は、リトビネンコ氏が昨年11月1日に立ち寄ったロンドンのミレニアムホテルのバーを訪れていた客と、同市中心部のベストウエスタン・プレミア・シャフツベリー・ホテルの従業員。同ホテルはこれまでに英警察が捜索しているが、リトビネンコ氏や参考人らの足取りとの関係については明らかにされていない。(共同)

Sankei WEB (2007/01/04 20:25)

英で新たに2人が被ばく

 英保健当局は3日、元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の毒殺事件に関連し、新たに2人が放射性物質ポロニウム210で被ばくしていたと発表した。いずれも低量で、健康への影響はほとんどないという。

 2人は、リトビネンコ氏が昨年11月1日に立ち寄ったロンドンのミレニアムホテルのバーを訪れていた客と、同市中心部のベストウエスタン・プレミア・シャフツベリー・ホテルの従業員。同ホテルはこれまでに英警察が捜索しているが、リトビネンコ氏や参考人らの足取りとの関係については明らかにされていない。

日刊スポーツ [2007年1月4日14時25分]

2006年12月30日

露元スパイ殺人捜査越年、英当局接触の2人関与不透明

 【ロンドン=本間圭一】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件の捜査は、ロンドン警視庁が注目するロシア人ビジネスマン2人の事件への関与が不透明なまま、越年しそうだ。

 一方で、英当局への捜査協力を強調するロシア側は、年明けにもロンドンに亡命中のロシア人政商らへの事情聴取を求めるとされ、英露関係の悪化が懸念されている。

 ロシアに派遣されたロンドン警視庁の捜査員9人は今月20日までに帰国した。捜査員はモスクワ滞在中、ロンドンのホテルで11月1日、リトビネンコ氏と接触したビジネスマン、ドミトリ・コフツンとアンドレイ・ルゴボイの両氏を聴取したが、2人は関与を全面否定。同警視庁は、2人への再聴取を行う意向を示しており、現状では事件の全容解明に至っていない模様だ。

(2006年12月30日22時1分 読売新聞)

2006年12月28日

露元中佐変死:ロシア最高検「ユコス元幹部が指示か」

 【モスクワ町田幸彦】ロシア連邦保安庁(FSB)元職員、リトビネンコ氏の毒殺事件で、露最高検察庁は27日、同国の破産した石油大手ユコス元幹部、レオニード・ネブズリン氏=写真・AP=がこの事件で犯行を指示した可能性があると述べた。ロイター通信によると、イスラエルに滞在しているネブズリン氏は全面否定している。

 リトビネンコ氏は11月23日にロンドン市内で死亡する数週間前、イスラエルを訪問し、ユコスが追徴課税で経営破たんした真相をめぐりFSBに関する情報をネブズリン氏に提供したという。

毎日新聞 2006年12月28日 東京夕刊

イタリア人に暗殺警告メール

20061228000076002.jpgロシアの治安機関の元職員リトビネンコ氏が亡命先のロンドンで殺害された事件で、元職員が体調を崩す直前に接触していたイタリア人にロシアの治安機関に近い人物から暗殺を警告する電子メールが届いていたことが明らかになりました。

この事件は、先月、ロシア連邦保安庁の元職員リトビネンコ氏が亡命先のロンドンで死亡し、体内から猛毒の放射性物質ポロニウムが検出されたもので、リトビネンコ氏は体調を崩す直前にイタリア人男性と食事をしたことがわかっています。

この男性に情報を提供していた旧ソビエトの治安機関の元職員は、27日、滞在先のフランスで、NHKとのインタビューに答え、ことし10月、イタリア人男性にロシアの治安機関に近い人物から電子メールが届いたことを明らかにしました。

この人物については具体的に明らかにしませんでしたが、メールでは、イタリア人男性が旧ソビエトによる工作活動を調査するイタリア議会の委員会で顧問を務めていたことから、この男性と委員長の上院議員の2人を暗殺の対象として名指ししていたということです。

この元職員は「ロシアの治安機関はイタリア人男性ら2人がリトビネンコ氏らロシアの反体制グループとつながることをたいへん恐れていた」と述べています。

この元職員は、イタリアとフランスの警察からも事情を聴かれたということですが、プーチン政権と対立する石油財閥の関与を疑うロシア側と真っ向から見方が食い違っています。

NHK 12月28日 12時50分

毒殺にユコス元幹部関与、ロシア最高検が声明

 【モスクワ28日共同】ロシア最高検察庁は27日、元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の毒殺事件に、破たんした石油大手ユコスの元幹部、レオニード・ネブズリン氏が関与している疑いがあるとの声明を出した。

 声明は、ネブズリン氏がリトビネンコ氏の殺害などを指示した疑いがあると指摘しているが、容疑の詳細には言及していない。ネブズリン氏の弁護士はロシア通信に対し「挑発にすぎない」と述べ、容疑を否定した。

 ネブズリン氏はユコスが破たんした事件の捜査が身近に迫った2003年にイスラエルに出国し、プーチン政権批判を続けている。

NIKKEI NET 2006/12/28 (10:51)

元スパイ殺害、ユコス元幹部関与の可能性 ロシア最高検

 ロシア最高検は27日、ロンドンで元情報将校のリトビネンコ氏が殺害された事件について、ロシア政府から巨額の追徴税を課せられて破産に追い込まれた石油会社ユコスの元幹部が殺害を指示した可能性があるとする声明を発表した。

 ロシア最高検から名指しされたのはユコスの元幹部ネブズリン氏。イスラエルに亡命中で、別の殺人や脱税事件などに関与した疑いでロシア政府から指名手配を受けている。ネブズリン氏の弁護人はロイター通信に対し、「旧ソ連国家保安委員会(KGB)のやり方だ。ばかげている」と、容疑を全面否定した。

 ネブズリン氏は先月末、生前のリトビネンコ氏と面会してユコス事件がらみでロシア政府に不利な内容を含む書類を受け取っていたとイスラエルの報道機関に証言。リトビネンコ氏の死がユコス事件と関係しているとの見方を示していた。

 ロシア最高検は容疑の具体的根拠については公表していないが、新たに捜査チームを編成する方針を明らかにしている。

2006年12月28日10時51分 asahi.com

露元中佐毒殺:石油大手元幹部が犯行指示の疑い 最高検

 【モスクワ町田幸彦】ロシア連邦保安庁(FSB)元職員、リトビネンコ氏の毒殺事件で、露最高検察庁は27日、同国の破産した石油大手ユコス元幹部、レオニード・ネブズリン氏がこの事件で犯行を指示した可能性があると述べた。ロイター通信によると、イスラエルに滞在しているネブズリン氏は事件関与を全面否定している。

 リトビネンコ氏は11月23日にロンドン市内の病院で死亡する数週間前、イスラエルを訪問し、ユコスが巨額の追徴課税で経営破たんした真相をめぐりFSBに関する情報をネブズリン氏に提供したという。ネブズリン氏は、反プーチン政権派のホドルコフスキー・ユコス元社長が03年脱税、横領などの罪で起訴された後、ロシアからイスラエルに出国した。

12月28日10時40分配信 毎日新聞

元中佐の毒殺、露検察が「ユコス」元幹部を捜査へ

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア最高検察庁は27日、連邦保安局(FSB)元中佐のリトビネンコ氏がロンドンで殺害された事件に関連し、プーチン政権と対立し、脱税容疑などで解体された石油会社「ユコス」の元幹部を捜査の対象にすると発表した。

 最高検察庁は、この幹部が元中佐らの暗殺を依頼したとの情報があるとしているが、事件に関与した可能性を示す具体的な根拠は示していない。

 捜査対象とされたのはレオニード・ネフズリン氏で、ロイター通信によると、同氏はユコスのミハイル・ホドルコフスキー社長が逮捕された後、イスラエルへ出国し、市民権を得ているという。

 この事件をめぐっては、ロンドン警視庁などが、死亡する直前に元中佐と接触した元FSB職員のロシア人が関与した可能性があると見て捜査を進めている。

(2006年12月28日10時30分 読売新聞)

ユコスの元幹部が関与と主張=元情報員殺害−ロシア最高検

 【モスクワ27日時事】ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、同国最高検察庁は27日声明を出し、倒産した石油会社ユコスの元幹部レオニード・ネブズリン氏が事件に関与した疑いがあると述べ、特別班を編成して捜査していることを明らかにした。

 同庁はまた、この事件に関連してロンドンとモスクワでアパートや車などから許容値を超える量の水銀が検出されたと指摘し、水銀が殺害に使われた毒物だったとの見方を示唆した。英捜査当局は放射性物質ポロニウム210が使用されたとしている。 

12月28日8時1分配信 時事通信

毒殺 石油財閥がらみの可能性

20061228000034002.jpgロシアの治安機関の元職員が亡命先のロンドンで殺害された事件で、ロシア最高検察庁は、元職員や関係者の家などから基準を超える水銀が見つかったことを明らかにし、石油財閥がらみの刑事事件と関連している可能性があるとして調べを進めると発表しました。

この事件は先月、ロンドンでロシア連邦保安庁の元職員リトビネンコ氏がロシア人2人と面会したあと体調を崩して死亡し、体内から猛毒の放射性物質ポロニウムが検出されたものです。

この事件で、ロンドン警視庁に続きロシア最高検察庁も、リトビネンコ氏の殺人と、面会した治安機関の元職員で企業コンサルタントのコフトゥン氏に対する殺人未遂の疑いで捜査を進めています。

ロシア最高検察庁は27日、この事件と石油財閥ユコスの指導部が関与した別の刑事事件が関係している可能性があるとして、2つの事件の合同捜査本部を設置して調べることになったと発表しました。

また、リトビネンコ氏のロンドンの自宅や車、それにコフトゥン氏のモスクワの自宅などから基準を超える気化した水銀が新たに見つかったことを明らかにしました。

そして、イスラエルにいるユコスの元ナンバー2のネブズリン氏らユコスの指導部がリトビネンコ氏の殺人にも関与した可能性があるとしています。

ロシア最高検察庁がなぜユコスの事件とリトビネンコ氏の事件を結び付けたかは明らかにしていませんが、これまでの調べで、リトビネンコ氏がことしイスラエルを訪問して、ネブズリン氏と面会したことが明らかになっています。

リトビネンコ氏の事件で、ロシアの捜査当局が名指しで背後関係を指摘したのは初めてです。一方、ネブズリン氏の弁護士は根拠のない挑発だとして疑いを否定しました。

石油財閥ユコスはプーチン政権と対立し、オーナーのホドルコフスキー氏が脱税で起訴されるなどして、事実上資産が国有化されています。

NHK 12月28日 7時46分

2006年12月27日

ロシア元スパイに対するポロニウム暗殺。

背後に見え隠れするチェチェンの影

 ロシアの連邦保安局(FSB)=注1=の元情報将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質、ポロニウム210の被曝によって殺された事件から1カ月がたつが、ロシア政府が非協力的なこともあってロンドン警視庁の捜査は壁にぶつかっているという。

 リトビネンコは、プーチン体制の批判者。6年前に英国に亡命した。

 殺害に使われたポロニウムは、致死量の100倍以上であり、入手するには2500万ドルもかかるという。

 そんな高価なポロニウムを、誰が、どこから持ち出したのか。

 誰が、黒幕なのか。

 そもそも、暗殺は、何のためなのか。

 謎は深まるばかりである。

 いくつかの推理が成り立つが、それぞれ疑問(疑問は【 】)もある。

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2006年12月25日

イタリア人学者を逮捕 殺害された元情報将校に当日接触

 元ロシア情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、同氏が体調を崩す当日にロンドンで接触したイタリア人学者のマリオ・スカラメッラ容疑者を伊捜査当局が24日、逮捕した。逮捕容疑は武器密輸などで、殺害事件とは直接関係ない。

 スカラメッラ容疑者とリトビネンコ氏は11月1日、ロンドンのすしバーで接触。数時間後に吐き気に襲われたリトビネンコ氏と同様、同容疑者も放射性物質「ポロニウム210」が検出されたため、ロンドンの病院に入院した。退院後、ナポリの空港に到着時に逮捕され、ローマに身柄を移された。

 同容疑者は、旧ソ連時代の文書や伊情報機関の活動を調査した伊国会委員会の協力者。リトビネンコ氏と接触した際、プーチン大統領の対チェチェン政策を批判してきたロシア人記者暗殺事件に関する情報などが書かれた書類を渡したとされる。

2006年12月25日10時32分 asahi.com

変死のロ元将校と接触したイタリア人、別件で逮捕

ローマ(CNN) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏が倒れる直前に接触したイタリア人、マリオ・スカラメラ氏が24日、武器密輸、機密漏えいなどに関与した疑いで逮捕された。

イタリア警察の報道官によると、スカラメラ氏はロンドン発の便でナポリに到着した直後に空港で拘束された。同氏は、リトビネンコ氏から検出されたのと同じ放射性物質ポロニウム210による症状で、ロンドンの病院に入院、治療を受けていた。

スカラメラ氏は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に、同氏と会ったことが分かっている数人のうちの1人。リトビネンコ氏は11月23日、入院先の病院で死亡した。

スカラメラ氏は、イタリア情報当局が旧ソ連によるスパイ活動を調査した際、情報収集に当たった経歴を持つ。今月初め、入院先の病院でCNNの単独取材に応じ、11月1日にロンドン市内のすし店でリトビネンコ氏と会った際に、同氏と自身がともに「地下組織」の標的になっているとして、生命の危険を警告したと語っていた。

CNN 2006.12.25 10:20

ナポリで伊研究者を逮捕 毒殺の元情報機関員と接触

 【ロンドン24日共同】ローマからの報道によると、元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の毒殺事件で、同氏と接触のあったイタリア人研究者スカラメラ氏が24日、ナポリの空港で同国の警察に逮捕された。

 容疑は、武器密輸と国家機密漏えいに関するもので、毒殺事件との直接の関係はないもよう。

 スカラメラ氏は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日、ロンドンの日本食レストランでリトビネンコ氏と面会。その後、同氏と同じ放射性物質ポロニウム210が検出され、ロンドンの病院に入院。退院後、空路でナポリの空港に到着したところ、逮捕された。

 スカラメラ氏は、冷戦時代の旧ソ連国家保安委員会(KGB)による対イタリア工作を調査する議会の調査員だった。

 ナポリには同氏の自宅と事務所がある。

西日本新聞 2006年12月25日08時20分

すしバーで面会の男逮捕 元幹部毒殺

 ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210で毒殺された事件で、同氏が体調を崩した11月1日にロンドンのすしバーで面会していたイタリア人、マリオ・スカラメラ氏が24日、ナポリで武器密輸や国家機密漏洩の容疑で逮捕された。ロイター通信が司法筋の話として伝えた。毒殺事件との直接の関係は不明。

 スカラメラ氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)のイタリアにおけるスパイ活動を調査しており、リトビネンコ氏とも情報交換していた。同氏と面会後、スカラメラ氏からもポロニウム210が検出され、ロンドンの病院に入院。ナポリの空港に着いたところを逮捕された。(ロンドン支局)

12月25日8時0分配信 産経新聞

殺害された元KGBスパイと面会、伊研究者を逮捕

 イタリア警察当局は24日、放射性物質によりロンドンで殺害されたロシアの元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏と会っていたイタリア人研究者、マリオ・スカラメラ氏を逮捕した。伊メディアなどが伝えた。逮捕容疑は、武器密輸や国家機密の漏洩(ろうえい)に関する捜査に関連したものという。

 スカラメラ氏はロンドンからナポリに到着直後に逮捕された。同氏はロンドンで英警察の事情聴取に応じ、病院での検査で体内から微量のポロニウムが検出されていた。

 スカラメラ氏はリトビネンコ氏と11月1日にロンドン市内のすし店で会った。リトビネンコ氏はその後、同市内のホテルでロシア人ビジネスマンらとも会った後、体調を崩し、同月23日に死亡した。すし店、ホテルから放射性物質「ポロニウム210」が検出されている。(ロンドン=横田一成)

NIKKEI NET 2006/12/25 (01:37)

元中佐と接触のイタリア人、機密漏えい容疑などで逮捕

 【ローマ=松浦一樹】ANSA通信によると、伊捜査当局は24日、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐のリトビネンコ氏殺害事件で、同氏が体調を崩す直前にロンドンで接触したイタリア人のマリオ・スカラメラ容疑者を国家機密漏えい、武器密輸などの疑いで逮捕した。

 旧ソ連国家保安委員会の対伊工作を調査した伊議会委員会の顧問を務めていた当時の国家秘密を漏らした疑いがもたれていた。

 同容疑者の体内からは、リトビネンコ氏の死因ともなった放射性物質ポロニウム210が検出され、ロンドンの病院で治療を受けていた。自宅のあるイタリア南部ナポリの空港に到着したところで拘束された。

(2006年12月25日1時22分 読売新聞)

毒殺事件で接触の伊研究者を逮捕 毒殺との関係は不明

 【ロンドン支局】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210で毒殺された事件で、同氏が体調を崩した11月1日にロンドンのすしバーで面会していたイタリア人、マリオ・スカラメラ氏が24日、ナポリで武器密輸や国家機密漏洩の容疑で逮捕された。ロイター通信が司法筋の話として伝えた。毒殺事件との直接の関係は不明。

 スカラメラ氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)のイタリアにおけるスパイ活動を調査しており、リトビネンコ氏とも情報交換していた。同氏と面会後、スカラメラ氏からもポロニウム210が検出され、ロンドンの病院に入院。ナポリの空港に着いたところを逮捕された。

産経新聞 (2006/12/25 01:07)

2006年12月22日

露保安局元幹部毒殺から1カ月 ポロニウム痕跡続々 捜査も欧州に広がり

 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210によって殺害された事件は、氏の死亡から23日で1カ月。特殊物資の使用が犯人に結び付く有力な手がかりになるとみられたものの、捜査は英国からロシア、ドイツへと国際的広がりをみせつつ難航している。

 ポロニウム210の痕跡が見つかった場所はこれまでのところ、英国内だけでも10カ所に上る。

 このうち注目されているのが、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に旧知のロシア人実業家らと会っていたロンドン中心街西部のミレニアム・ホテルだ。ホテルのバーの従業員らからも放射性物質が検出され、同氏はバーの飲料に混入されたポロニウム210を摂取したとの見方が強い。

 ただ、英紙タイムズによると、遺体の司法解剖で致死量の10倍以上のポロニウム210を盛られていたことが判明した。米研究機関から合法的に購入しても致死量分で1000万ドルはするから、殺害には1億ドルのコストがかかったことになる。

 このため、英当局者は同紙に、「購入したり盗み出したりするのは現実的ではなく、核関連施設から持ち出すか闇市場から入手するしかない」との見解を示している。

 ホテルでの会合には、リトビネンコ氏とFSBの前身、ソ連国家保安委員会(KGB)時代からの知人、アンドレイ・ルゴボイ氏とその友人のドミトリ・コフツン氏も同席、2人とも放射性物質に汚染され、モスクワで隔離されているとされる。

 コフツン氏は事件前にドイツを訪れ、立ち寄り先や接触相手からも放射性物質が検出された。しかし、同氏自身が放射性物質を所持していたものか、氏を犯人に仕立てる罠(わな)にはまったものか、リトビネンコ氏と同様にこの物質を盛られたものかはっきりしないままだ。

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2006年12月20日

露元中佐殺害、ロンドンのホテル従業員からポロニウム

 【ロンドン=本間圭一】英健康保護庁は19日、ロンドン市内の二つのホテルで働く従業員計3人から放射性物質「ポロニウム210」が検出されたと発表した。

 露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件に絡み、身体から同物質が確認されたのは、同氏を含め計11人となった。いずれも検出量は少なく、健康への影響はないと見られる。

 「ポロニウム210」は、「ミレニアム・メイフェア」の従業員2人と、「シェラトン」の同1人から検出された。「ミレニアム・メイフェア」は、リトビネンコ氏が11月1日、同物質を服用したと見られるホテルで、「シェラトン」には、事件に関与したとされるロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏が10月下旬、滞在していた。

(2006年12月20日19時54分 読売新聞)

毒殺疑惑、ロシアでの捜査終了表

 ロシア連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の毒殺疑惑を調べている同国最高検察庁は19日、ロンドン警視庁の依頼に基づく捜査は終了したとの声明を出した。最高検の協力を受けて行われていた英国側によるロシアでの捜査も終わったとみられる。

 声明によると、最高検の担当幹部と同警視庁捜査チームとの会合が同日開かれ、英国側はロシア側の協力に感謝の意を表明したという。同捜査チームは近く帰国の途に就く見通し。

 ロンドン警視庁の捜査員は4日にモスクワ入り。リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に同氏とロンドンのホテルで面会した旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員ルゴボイ氏や、同氏の友人の企業コンサルタント、コフトゥン氏らから事情聴取した。

日刊スポーツ [2006年12月20日2時34分]

2006年12月19日

ロでの捜査終了発表 毒殺疑惑で最高検

 ロシア連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の毒殺疑惑を調べている同国最高検察庁は19日、ロンドン警視庁の依頼に基づく捜査は終了したとの声明を出した。最高検の協力を受けて行われていた英国側によるロシアでの捜査も終わったとみられる。

 声明によると、最高検の担当幹部と同警視庁捜査チームとの会合が同日開かれ、英国側はロシア側の協力に感謝の意を表明したという。同捜査チームは近く帰国の途に就く見通し。

 ロンドン警視庁の捜査員は4日にモスクワ入り。リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に同氏とロンドンのホテルで面会した旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員ルゴボイ氏や、同氏の友人の企業コンサルタント、コフトゥン氏らから事情聴取した。(共同)

USFL.COM 更新2006年12月19日 16:40米国東部時間

実業家を再聴取=元情報員殺害でロシア最高検

 【モスクワ18日時事】ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の元中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、同国最高検察庁は18日、リトビネンコ氏とロンドンで接触したロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏から2度目の事情聴取を行った。英国の捜査官も同席した。

 インタファクス通信によると、事情聴取はドイツ・ハンブルクでコフトン氏の関係先から放射性物質ポロニウム210の痕跡が見つかったことに関連して行われた。ドイツ警察は同氏を放射性物質の不法持ち込みの容疑者として捜査している。

12月19日1時5分配信 時事通信

毒物疑惑で露検察など、元KGB職員の友人再聴取

 タス通信によると、ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑で、ロシア検察当局とロンドン警視庁は18日、事件への関与が指摘されている旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員ルゴボイ氏の友人でロシア人の企業コンサルタント、コフツン氏を再聴取した。

 コフツン氏の聴取は今月5日と6日に行われていた。

 情報筋は「聴取は数時間続き、コフツン氏は質問に余すところなく答えた。(容疑者ではなく)証人としての聴取だ」と述べた。

 コフツン氏が訪英直前に滞在していたドイツ・ハンブルクの立ち寄り先から放射性物質ポロニウム210が検出されている。

 ドイツのシュミット駐ロシア大使は18日、ドイツとロシアの捜査当局が事件解明に向け協力していると言明。必要であればドイツの捜査官がロシアに派遣されると述べた。(共同)

産経新聞 (2006/12/19 00:55)

2006年12月17日

露元中佐殺害、政府高官の秘密入手が原因?…知人語る

 【ロンドン=本間圭一】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏殺人事件で、同氏のビジネスパートナー、ユーリ・シベツ氏は16日、英BBC放送と会見し、リトビネンコ氏が露政府高官を調査する過程で秘密情報を入手したことが殺害の原因との見方を示した。

 高官はプーチン大統領に近い人物とされ、ロンドン警視庁も既に同様の情報を入手、捜査している模様だ。

 シベツ氏によると、リトビネンコ氏は昨年、ロシアへの投資を検討する英企業から、同国の政治情勢などに関する報告書作成を依頼され、露政府高官ら5人を調査、その過程で秘密情報を入手した。報告書により、英企業は投資を中断、高官1人に経済的な損害が発生。報告書の内容が露当局者に漏れたため、暗殺の決断が下されたという。

 シベツ氏は、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身で、現在は米国在住。リトビネンコ氏と共同で報告書作成にあたった。リトビネンコ氏は入院先の病院で、シベツ氏に対し、報告書の内容を知るとされる元KGB職員、アンドレイ・ルゴボイ氏らが、自身の毒殺を図ったとの見方を伝えたという。

(2006年12月17日20時3分 読売新聞)

高官に関する「報告書」がきっかけか 元スパイ変死事件

CNN200612170006.jpg ロンドンで変死した元ロシア情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏

モスクワ(ロイター) 元ロシア情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、同氏と仕事上の付き合いがあった人物は16日、同氏が英国企業からの注文を受けてまとめたロシアの有力者に関する報告書が、同氏が殺害されるきっかけになったと、英BBC放送に語った。

元ロシア情報当局者で、現在は米国で生活するユーリ・シュベツ氏によると、リトビネンコ氏は複数の欧米企業に雇われ、ロシアの投資先についての情報を提供していた。

今年9月、英国企業から5人のロシア人に関する報告書を求められたリトビネンコ氏は、シュベツ氏に協力を要請。シュベツ氏は、5人のうちの1人ついてリトビネンコ氏に情報を提供したという。

この報告書の一部を入手したとするBBCによると、報告書には「プーチン政権の極めて高い役職についている人物」について、信用を損ねる個人的な情報が含まれているという。

シュベツ氏はBBCに対し、リトビネンコ氏がその報告書をロシア連邦保安局(FSB)元幹部のルゴボイ氏に渡したことが、暗殺のきっかけとなったと主張。リトビネンコ氏は、欧米企業への報告書の書き方を見せるためにルゴボイ氏に書類を渡したが、ルゴボイ氏は依然としてFSBに雇われていたため、報告書の内容がロシア高官に漏れたと述べた。

CNN 2006.12.17 14:59

リトビネンコ氏殺害、背景にロシア政府高官の報告書か

 【ロンドン17日共同】ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑で、同氏の知人で米在住の旧ソ連国家保安委員会(KGB、FSBの前身)元職員ユーリー・シベツ氏は16日、英BBCテレビで、リトビネンコ氏と共同でまとめたロシア政府高官に関する報告書がロシア側に漏れ、殺害されたとの考えを示した。

 シベツ氏は報告書の具体的内容は明らかにしなかったが、BBCによると「ロシアのプーチン政権中枢の人物に不利な情報が含まれている」とされる。ロンドン警視庁も、この情報が含まれた文書を入手したという。

 シベツ氏によると、数百万ポンド゛(1ポンド=約230円)規模のロシアへの投資を検討していた英企業が、リトビネンコ氏に交渉相手となる可能性のあるロシア高官らに関する報告書提出を求めた。

 リトビネンコ氏は9月、8ページの報告書を作成。毒殺疑惑に関与した疑いが持たれている同氏の知人でKGB元職員ルゴボイ氏に報告書の内容を教えたという。

NIKKEI NET 2006/12/17 (10:37)

2006年12月16日

露元中佐変死:参考人10人すべて聴取 ロシア最高検察庁

 【モスクワ杉尾直哉】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、ロシア最高検察庁は15日、警備会社経営のビチェスラフ・ソコレンコ氏をロンドン警視庁捜査官の立ち会いの下、参考人として事情聴取した。インタファクス通信によると、これで、英国側がロシア当局に調べを求めていた約10人全員が事情を聴かれた。

 ソコレンコ氏は、元ソ連国家保安委員会(KGB)職員で事件前にリトビネンコ氏と接触した実業家、ルゴボイ氏のビジネスパートナー。リトビネンコ氏が倒れた11月1日にロンドンでルゴボイ氏と一緒にサッカー観戦していたが、ソコレンコ氏は「リトビネンコ氏とは面識がなく、会ったこともない」と主張している。

 同通信によると、ルゴボイ氏が改めて事情を聴かれる可能性があるという。

毎日新聞 2006年12月16日 10時39分 / 12月16日10時55分配信 毎日新聞

2006年12月15日

露、元スパイの毒殺事件で航空機検査へ…独の依頼受け

 【モスクワ=緒方賢一】インターファクス通信によると、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐が放射性物質「ポロニウム210」で毒殺された事件に関連し、ロシアの衛生検査当局は14日、アエロフロートの旅客機について放射性物質検査を行うことを決めた。

 ドイツ捜査当局の要請を受けたもので、10月以降にモスクワとドイツ・ハンブルクの間を飛行した約20機が対象になるという。

 ドイツ捜査当局は、元中佐とロンドンで接触したロシア人ビジネスマンのドミトリー・コフツン氏のハンブルクの住居などでポロニウム210の痕跡を確認。同氏がモスクワからハンブルクを経由し放射性物質を英国に持ち込んだのではないかとの見方が出ている。

(2006年12月15日13時36分 読売新聞)

露元中佐変死:英当局、イスラエルに被ばく可能性情報提供

 【エルサレム前田英司】リトビネンコ氏の変死事件で、英当局がイスラエル外務省に対し、同氏が体調を崩す直前に訪れたロンドン中心部のホテルに滞在したイスラエル人30人が放射性物質ポロニウム210に被ばくした可能性があると伝えていたことが14日、分かった。イスラエル紙イディオト・アハロノトが報じた。イスラエル保健省は被害実態の追跡調査を始めた。英当局は同様の情報を関係各国に伝えているという。

 同紙によると、英当局は在ロンドン大使館を通じ、11月1日前後に同ホテルに滞在していたイスラエル人30人の情報リストを提供した。実際に被ばくしているかどうかは不明で、イスラエル保健省は診断を受けるよう対象者に呼びかけている。

 英当局は、リトビネンコ氏が訪れた同ホテルのバーの従業員7人から微量のポロニウム210が検出されたことを確認している。微量だと短期的には健康への影響はないが、長期的にはがんを誘発する恐れがあるという。イスラエル人は全員、同ホテルの滞在客だったが、バーを利用していなければ深刻な被害を受けた可能性は極めて低いという。

毎日新聞 2006年12月15日 10時39分 / 12月15日12時6分配信 毎日新聞

露元中佐変死:アエロフロート機でも放射性物質の検査開始

 【モスクワ杉尾直哉】元ロシア連邦保安庁(FSB)将校リトビネンコ氏の変死事件に関連し、ロシアの主力航空会社アエロフロートは14日、モスクワとハンブルクを結ぶ便で10月以降に使われた約20機について放射性物質ポロニウム210の検査を開始した。インタファクス通信によると、ハンブルクでも放射性物質が検出され、独当局から機体検査の要請を受けたため。

 アエロフロート機はロシア人実業家、コフツン氏が10月28日にモスクワからハンブルクに立ち寄った際に利用した。現地の送迎車や訪問先の元妻宅で放射性物質が検出された。同氏は11月1日にロンドンでリトビネンコ氏と会い、この直後にリトビネンコ氏は倒れた。コフツン氏は現在、放射性物質による症状でモスクワで入院中。ロシア最高検察庁は毒殺未遂の被害者として調べているが、ドイツ当局は違法に放射性物質を扱った容疑者とみて捜査している。

毎日新聞 2006年12月15日 10時05分 / 12月15日10時20分配信 毎日新聞

旅客機20機に放射能検査=元情報員殺害事件でロシア航空会社

 【モスクワ14日時事】インタファクス通信によると、ロシアの航空会社アエロフロートは14日、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の殺害事件に関連して、同航空の旅客機約20機を対象に、放射性物質の痕跡の有無を調べる検査を行うことを明らかにした。

12月15日1時1分配信 時事通信

2006年12月14日

元スパイはもっと前に被曝 ロシア人実業家が反論

 14日付のロシア紙ガゼータによると、元ロシア情報将校リトビネンコ氏の殺害事件に関与が取りざたされるロシア人実業家コフトゥン氏はドイツのテレビとのインタビューで、放射性物質ポロニウム210にリトビネンコ氏が、発病した11月の初め以前に被曝(ひばく)していたと主張した。

 リトビネンコ氏が11月1日にロンドンのホテルでコフトゥン氏および別のロシア人実業家ルゴボイ氏と会った直後に発病したことが、両氏の関与説の主な根拠となっていることに反論した形だ。

 コフトゥン氏によると、ルゴボイ氏と一緒に10月の16、17、18日にロンドンでリトビネンコ氏と会った。16日に3人が会った事務所から後にポロニウムの痕跡が見つかった。「私とルゴボイ氏は以前にその事務所に行ったことはない」とし、すでに被曝していたリトビネンコ氏から放射性物質を移されたとの認識を示した。

 ルゴボイ氏も13日、ロシア紙モスコフスキー・コムソモレツに「自分が被曝したのは10月16日だ」と語っている。

 コフトゥン、ルゴボイ両氏は現在、放射性物質の被曝検査のためモスクワの病院に入院中で、ロシア最高検などによる事情聴取も受けている。

asahi.com 2006年12月14日19時13分

毒殺疑惑で暗殺の危険訴え 鍵握る仏在住ロシア人

 【モスクワ14日共同】ロシア連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の毒殺疑惑で、同氏とロンドンの日本食レストランで会ったイタリア人研究者スカラメラ氏に暗殺対象者リストを渡したとされるロシア人男性が13日、ラジオなどで暗殺の危険にさらされていると訴えた。インタファクス通信などが報じた。

 男性はフランス在住で、英メディアが旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員と伝えているエフゲニー・リマリョフ氏。同氏からKGB出身者の組織「尊厳と名誉」の暗殺対象者リストを受け取ったことをきっかけにスカラメラ氏はリトビネンコ氏と会ったと報じられており、事件の鍵を握る人物とみられている。

 リマリョフ氏はフランスの自宅に何者かが侵入するなど身辺で不可解な出来事が頻発していると指摘。ロシアのラジオで「現実的な脅威がある」などと語った。同氏はAP通信に対し、情報機関勤務の経歴があることは否定したものの、スカラメラ氏がコンサルタント業の顧客だと認めた。

西日本新聞 2006年12月14日09時54分

2006年12月13日

被ばくは10月中旬と証言、ロ元情報将校の毒殺疑惑

モスクワ——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、関与が取りざたされているFSBの前身組織、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員の実業家、アンドレイ・ルゴボイ氏は13日、毒性の強い放射性物質ポロニウム210にさらされたのは今年10月16日の可能性がある、と指摘した。

ロシアの大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツとの会見で語った。同事件ではこれまで、リトビネンコ氏が急に体調を崩した11月1日が放射性物質に被ばくした時期との見方が強かった。同氏は11月23日に死亡している。

ルゴボイ氏は現在、モスクワの病院で被ばくの治療を受けている。

英捜査当局などのこれまでの調べでは、ルゴボイ氏とリトビネンコ氏は10月中旬にロンドンの警備会社を訪れ、同社では事件発覚後、ポロニウムの痕跡が検出されている。11月1日に同社には行っておらず、被爆が10月中旬に起きた可能性が強いとの論拠にしている。

事件では、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏とリトビネンコ氏がロンドンで接触していたことも判明、関与の疑惑も浮上している。コフトゥン氏は最近、ドイツのテレビ局の会見に応じ、被ばくはリトビネンコ、ルゴボイ両氏と10月中旬に出掛けた警備会社で起きたと主張していた。

コフトゥン、ルゴボイ両氏とも事件とは無関係であることを主張、ロンドン警視庁、ロシア検察当局の聴取にも応じている。

CNN 2006.12.13 21:12

元露スパイ怪死 放射性物質 独でも検出

 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質のポロニウム210で殺害されたとされる事件で、放射性物質の痕跡が、同氏とロンドンのホテルで会ったロシア人が立ち寄ったドイツ国内のアパートなどからも検出され、事件は英国、ロシアからドイツの警察当局も巻き込む事態に発展している。

 BBCテレビによると、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日にロンドン中心街のホテルで、ロシア人実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏とともにリトビネンコ氏と会ったロシア人実業家のドミトリー・コフツン氏は10月28日に、モスクワから飛行機でドイツのハンブルクに入り、前妻のアパートに宿泊していた。

 独警察当局はアパートなどのコフツン氏の訪問先から放射性物質の痕跡が見つかったとし、放射性物質に汚染された同氏がまき散らしたとみて捜査している。ただ、事件の容疑者は不明とし、映画のタイトルをまねて「第三の男」と称する捜査班をロンドン警視庁と共同で結成したという。

12月13日16時44分配信 産経新聞

条件付きでロ側捜査に協力 亡命の政商、毒殺疑惑で

 【モスクワ13日共同】ロシア連邦保安局(FSB)の元中佐リトビネンコ氏の毒殺疑惑に絡み、プーチン大統領の政敵で英国に亡命中の政商ベレゾフスキー氏は12日、条件付きでロンドンでのロシア側の事情聴取に応じる用意があると述べた。ロシア通信が伝えた。

 ロシア最高検察庁は、リトビネンコ氏殺害へのベレゾフスキー氏の関与を疑っているとされ、英国側に事情聴取への協力を求めている。近く担当検事をロンドンに派遣する予定。

 ベレゾフスキー氏は事情聴取の条件として、捜査担当者の武器の不所持や、在英ロシア大使館以外で行うことを挙げた。同氏は事情聴取受け入れの理由について「ロンドン警視庁によるリトビネンコ氏殺害事件の捜査に協力しない口実をロシア側に与えないためだ」と説明した。

西日本新聞 2006年12月13日09時59分

2006年12月12日

元中佐、知人に「記者殺害に当局関与、書類手に入る」

 【モスクワ=緒方賢一】放射性物質ポロニウムにより毒殺されたロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏が、体調を崩す2日前、プーチン政権に批判的だった女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさんの殺害事件に露情報機関が関与していたことを示す書類が近く手に入ると、知人男性に告げていたことが11日、分かった。

 ロシア通信が伝えた。

 この知人は、野党系青年団体代表を務めるアンドレイ・シデリニコフ氏。当日午後5時ごろ、ロンドン市内の地下鉄駅近くにあるカフェで2時間ほどリトビネンコ氏と面会した。その際、ポリトコフスカヤさん殺害に関して、「真相を白日の下にさらす書類が近く手に入る」とリトビネンコ氏から告げられたという。シデリニコフ氏は、ロンドン警視庁の聴取に応じる意向で、英国大使館にも情報を提供したという。

(2006年12月12日21時10分 読売新聞)

露元中佐変死:事件は国際的な広がりに

 【ロンドン小松浩】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件は、同氏と接触したロシア人のドイツ国内の拠点からも新たに放射性物質が検出され、国際的な広がりを見せ始めた。英露当局がそれぞれ殺人容疑で捜査を開始するなど、両国の主導権争いが真相解明のカベとなる懸念も出ている。

 独警察当局は12日までに、ハンブルクにあるロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏の元妻宅でポロニウム210とみられる放射性物質を検出した。元妻と2人の子供に放射性反応があったと明らかにした。

 同氏は10月下旬、元妻宅に立ち寄ったあとロンドン入りし、11月1日に元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏と一緒にリトビネンコ氏とホテルのバーで会った。リトビネンコ氏はこの直後に自宅で倒れた。同氏がホテルで飲んだお茶に放射性物質が含まれていた疑いがあるという。ルゴボイ、コフツン両氏とも放射性物質による症状が出てモスクワで入院中だ。

 独警察当局はコフツン氏がポロニウム210の運搬など何らかの形で事件にかかわった公算があるとみて、英警察当局と合同で調べている。

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ロ実業家、事件関与を否定

 【モスクワ12日時事】タス通信によると、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、同国最高検察庁の事情聴取を受けた実業家アンドレイ・ルゴボイ氏は11日、「すべての質問に詳細に答えた」と述べるとともに、「わたしに対してはいかなる嫌疑も提起されていない」と事件への関与を否定した。 

12月12日13時1分配信 時事通信

英捜査員がルゴボイ氏を事情聴取 元情報将校変死で

CNN200612120003.jpg 事情聴取を受けた元情報要員ルゴボイ氏。資料写真

ドイツ・ハンブルク──ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ロシアに派遣されている英捜査員らは、モスクワ市内の放射線科専門医院「第6病院」に検査入院中の旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ氏から事情聴取した。インタファクス通信やタス通信などが、匿名の関係筋の発言として伝えた。

ルゴボイ氏は事件の重要参考人。事情聴取は午後、11日ロシア捜査当局と英捜査員らの合同で行われた。もう1人の重要参考人であるロシア人実業家ドミトリー・コフトゥン氏も、第6病院に入院中とされる。

ルゴボイ氏がタス通信に語ったところによると、事情聴取は3時間に及び、同氏は目撃者として聴取に応じたという。ロシア検察当局や英捜査当局は、聴取内容について何も明らかにしていない。

英捜査員らは4日にモスクワ入りしたが、ルゴボイ氏の事情聴取が可能になるまで先週1週間を費やした。コフトゥン氏は先週、ロシア捜査当局が事情聴取した。

一方、ドイツ捜査当局は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に接触したコフトゥン氏に、捜査の照準を絞っている。コフトゥン氏が直前に滞在したハンブルク市内にある前妻の自宅アパートなどからは、リトビネンコ氏の死因とみられる放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出された。米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、コフトゥン氏と接触した前妻と子ども2人、前妻の交際相手の男性の4人はポロニウムに汚染された可能性があるため、ハンブルク市内の病院に検査入院した。

CNN 2006.12.12 11:22

「ロ関与の資料近く入手」 不審死の元幹部語る

 【モスクワ12日共同】ロシア通信によると、ロンドンで不審死したロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏が体調を崩す2日前、ロシアの著名女性ジャーナリスト殺害にロシア特殊機関が関与していることを明らかにする資料が近く手に入ると語っていたことが11日、分かった。

 リトビネンコ氏とロンドンで会ったロシア野党青年組織「ポラ」のリーダー、シデリニコフ氏が明らかにした。

 シデリニコフ氏はリトビネンコ氏とロンドンの繁華街オックスフォード・サーカスで落ち合い、近くのカフェで2時間にわたり、共通の知人だった女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん殺害事件について話したという。

 シデリニコフ氏は英国の捜査には協力するが、ロシア側捜査機関に証言するつもりはないと述べた。

西日本新聞 2006年12月12日11時07分

露元中佐の毒殺事件、ルゴボイ氏が事件の関与を否定

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア連邦保安局(FSB)元中佐の毒殺事件に関連し、ロシア最高検察庁の聴取を受けたビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏は11日、タス通信に「英国とロシアの捜査専門家により、すべてが明らかになることを望んでいる」と述べた上で、事件への関与を否定した。

 事情聴取はロンドン警視庁の捜査官立ち会いのもと約3時間行われたという。

 ルゴボイ氏はさらに、容疑者としてではなく目撃証人として事情を聞かれたことを強調し、今後も要請があれば捜査に協力する姿勢を示した。

(2006年12月12日10時58分 読売新聞)

旧ソ連で記者もやられた リトビネンコ事件に思う

(がくぜん)とした。半分まで雪に埋もれたタイヤが4つともペシャンコなのだ。すぐ、産経新聞モスクワ支局のロシア人運転手を呼び、何人かでトコトコと車を近くの修理屋まで押していってもらった。

 その間、記者(斎藤)はアパートの門前で不寝番をしていた民警に「車はこの哨戒所からはっきりと見える位置にあった。昨夜、何が起きたのだ」と問いただした。民警とは表向きで、泣く子も黙るソ連国家保安委員会(KGB)の回し者たちだ。

 各国外交官や商社マン、特派員といった外国人だけを隔離して住まわせる「外国人ゲットー」を「犯罪から守る」というのが彼らの建前の任務だが、現実は徹底的な監視だ。4つのタイヤを次々とパンクさせたのを不寝番が目撃していなかったはずがない。しかし、民警殿は「全く知らない」の一点張りだった。

 修理屋から戻った運転手は「『旦那(だんな)、こりゃあ、見事なテロルだ』って言われましたよ」と、タイヤを鋭い刃物で一突きにした手口に舌を巻いていた。真冬のロシアで取材の足を奪われるのは何より痛かった。

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ポロニウムはまずい?=たばこ被害の広告自粛−英保健省

 【ロンドン11日時事】英保健省などは11日までに、たばこの健康被害を訴えるため企画していた公共広告の放送を見合わせることを決定した。元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の死因とみられる放射性物質ポロニウムについて言及されていることから、「不適切」(同省)と判断した。

 広告は、ジャーナリストが喫煙者にインタビューする形で、たばこにはポロニウムを含めさまざまな毒素が含まれている事実を伝える内容。保健省と民間団体「キャンサー・リサーチ」が共同で作成し、テレビやラジオのコマーシャル枠で放送される予定だった。

 しかし、リトビネンコ氏の事件で市民の間に不安が広がっており、検討の結果、5種類ある広告のうちポロニウムを扱った2種類の放映が延期されることになった。 

12月12日7時1分配信 時事通信

4人からポロニウムの痕跡=ロシア人実業家の前妻ら−独警察

 【ベルリン11日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、ドイツ警察当局は11日、同氏が倒れる直前に接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクに住む前妻と彼女の1歳と3歳の子供、さらに前妻のボーイフレンドから放射線物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。

 独メディアによれば、見つかったのは前妻の上着などからで、ポロニウムが体内に入ったかどうかなどを病院で詳しく検査している。

最終更新:12月12日3時0分

露検察、ルゴボイ氏から事情聴取

wld061212000-1.jpg ルゴボイ氏(AP)

 【モスクワ=内藤泰朗】英国に亡命したロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210で毒殺されたとみられる事件で、ロシア検察当局は11日、リトビネンコ氏が倒れる前に数回にわたり面会していた旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員でビジネスマンのルゴボイ氏から事情聴取をした。

 インタファクス通信などが伝えた。それによると、事情聴取は約3時間にわたり、ルゴボイ氏の入院先のモスクワ市内の病院で行われた。同事件を捜査する英警察当局者も同席した。ルゴボイ氏が滞在した英国のホテルの部屋などから放射性物質の痕跡が検出されている。

産経新聞 (2006/12/12 00:21)

2006年12月11日

露元中佐変死:疑惑の人物を聴取 ロシア最高検察庁

 【モスクワ杉尾直哉】インタファクス通信によると、元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐のアレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺容疑事件で、ロシア最高検察庁は11日、元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏を参考人として初めて聴取した。同氏は、先月1日、ロンドンでリトビネンコ氏が倒れる前に接触していた“疑惑の人物”。モスクワ滞在中のロンドン警視庁捜査官が聴取に立ち会った。

 聴取は、ルゴボイ氏が入院しているモスクワの病院で行われた。ルゴボイ氏本人はこれまでロシアのメディアに対し、事件への関与を否定している。

 同通信によると、ロンドン警視庁のモスクワでの捜査は週内に終了する見通し。その後、ロシア最高検がロンドンに検察官を派遣し捜査を継続するという。

(毎日新聞) - 12月11日23時44分更新 / 毎日新聞 2006年12月11日 23時03分

ロ元将校との接触前に放射性物質の痕跡と ドイツ

ハンブルク(AP) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏が倒れた当日に接触したロシア人実業家、ドミトリー・コフトゥン氏が滞在した当地のアパートなどから放射性物質の痕跡を発見したドイツ当局は、痕跡がリトビネンコ氏との接触前に残されていたとの見方を明らかにした。ドイツ検察では、コフトゥン氏が放射性物質を不法所持していた疑いも視野に入れて、捜査を進めている。

調べによると、コフトゥン氏は10月28日、モスクワからアエロフロート機でハンブルクに到着し、同市内にある元妻のアパートを訪ねた。リトビネンコ氏の死因となった放射性物質、ポロニウム210の痕跡は、コフトゥン氏がハンブルクの空港で入国管理当局に提出した書類や、空港で同氏を迎えた車、アパートで同氏が眠ったとみられるソファから見つかった。さらに、ハンブルク郊外にある同氏の義母の自宅からも発見されているという。

コフトゥン氏は11月1日にハンブルクからロンドンに移動し、リトビネンコ氏と会った。リトビネンコ氏はこの直後に体調の異変を訴え、23日に死亡した。コフトゥン氏自身も放射性物質の被ばくとみられる症状を示し、モスクワの病院に入院している。

検察は「少なくとも現時点では、コフトゥン氏がポロニウム210をハンブルクに持ち込んだと考えるだけの根拠がある」としている。ただ、ドイツ当局の放射線専門家によると、ハンブルク入りの前に同氏の体内に放射性物質が取り込まれ、汗などを通して痕跡が残った可能性も否定できないという。

CNN 2006.12.11 20:06

ロシア、英での亡命者の事情聴取要求

 11日付の英紙フィナンシャル・タイムズによると、ロシア情報機関の元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑に関し、英警察当局者は同紙に、ロシア当局がプーチン政権に批判的な亡命ロシア人のロンドンでの事情聴取を正式に英側に要請していることを明らかにした。

 同疑惑では、リトビネンコ氏が体調を崩した当日、ロンドンで会った旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員ルゴボイ氏やロシア人企業コンサルタント、コフトゥン氏から、リトビネンコ氏と同じ致死性の放射性物質ポロニウム210が検出されているという。

 ロシア最高検察庁は、コフトゥン氏に健康悪化が認められるとし、殺人未遂事件として捜査しており、リトビネンコ氏と近い政商ベレゾフスキー氏とロシア・チェチェン共和国の独立派幹部ザカエフ氏の聴取を求めているとされる。

日刊スポーツ [2006年12月11日13時18分]

独でもポロニウムの痕跡・元スパイ事件

 【ベルリン=菅野幹雄】ドイツ捜査当局は10日、ロシア情報機関の元スパイ、リトビネンコ氏と接触したロシア人企業コンサルタントのコフトゥン氏が滞在したハンブルク市内などで放射性物質ポロニウム210の痕跡を見つけたと発表した。当局は同氏が放射性物質を違法に取り扱った疑いで捜査を始めたが、殺害事件との関連は未解明だ。

 捜査当局によると、コフトゥン氏は11月1日にロンドンでリトビネンコ氏と会う直前の10月28日、モスクワからハンブルク入りした。ポロニウムの痕跡は同氏の元妻の住居内や乗車したBMWの車内、署名した外国人局の書類や元妻の母が住むアパートのソファで見つかった。コフトゥン氏がリトビネンコ氏と面会する日の朝に搭乗したハンブルク発ロンドン行きジャーマンウイングス機内も捜査したが、放射性物質は検出されなかった。

NIKKEI NET 2006/12/11 (13:16)

リトビネンコ氏の妻、毒盛られた疑い示す・英メディアに語る

 【ロンドン=横田一成】猛毒の放射性物質によりロンドンで何者かに殺された元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏の妻、マリーナさんは10日までに英日曜紙などのインタビューに応じ、リトビネンコ氏が体調を崩した当初から毒を盛られた疑いを示していたことを明らかにした。犯人については「もちろんプーチン・ロシア大統領ではないが、ロシア当局が関与していると確信している」と述べた。

 マリーナさんによると、リトビネンコ氏は11月1日夜、体調が悪いことを告げた後、25分ごとに嘔吐(おうと)を繰り返した。同氏は「視界が灰色になっている。誰かに毒を盛られたようだ。軍事教練学校にいたときに習った」と語ったという。

 リトビネンコ氏は多量の放射性物質「ポロニウム210」が体内に入り込み、内臓不全により11月23日に死亡した。英警察は殺人事件として捜査している。

NIKKEI NET 2006/12/11 (13:01)

ポロニウム痕跡検出 元将校と面会の実業家が訪問の独で

 ロシアの元情報将校リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、ドイツの捜査当局は10日、同氏とロンドンで接触があったロシア人実業家のコフトゥン氏が事件前に立ち寄った独北部ハンブルクのアパートから、微量の放射性物質ポロニウム210の痕跡を発見したことを明らかにした。捜査当局は英国捜査当局とも連絡を取り、変死事件との関連について調べを進める。

 警察や独メディアによると、アパートにはコフトゥン氏の元妻が住み、ロンドンに向かう前の10月末に立ち寄ったとみられている。ポロニウムの痕跡はアパートのソファなどから発見されたという。コフトゥン氏は11月1日、事件への関与が取りざたされているロシア連邦保安局(FSB)の元幹部ルゴボイ氏とともにロンドンのホテルでリトビネンコ氏と面会。独捜査当局は8日からコフトゥン氏の立ち寄り先を一斉捜索していた。

 コフトゥン氏はルゴボイ氏と同様、モスクワ市内の病院に入院中。病状をめぐっては、インタファクス通信が放射線症の悪化を伝えるなど、様々な説が出ている。ロシア最高検も英捜査員とともにコフトゥン氏から事情聴取している。

asahi.com 2006年12月11日12時45分

露元中佐と接触、独のロシア人宅からもポロニウム痕跡

 元ロシア情報員リトビネンコ氏殺害事件の関連捜査過程で車内から発見された地図を手にする調査官。放射性物質ポロニウム210の「痕跡」は、ドイツでも見つかった(10日、ドイツ・ハゼラウ)(EPA=時事)17時47分更新

 【ベルリン=三好範英】ドイツの捜査当局は10日、露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、同氏に接触したロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏のハンブルクの住居などに残っていた放射性物質の痕跡について、ポロニウム210によるものであると断定した。

 同氏がモスクワからハンブルクを経由してロンドンにポロニウムを持ち込んだ可能性も出ている。

 ドイツの公共放送ARDなどの報道によると、これまでの調べで、<1>コフツン氏が10月28日に使用した乗用車の車内<2>元義母が住む家<3>10月30日に外国人事務所で同氏が書き込んだ書類<4>ハンブルク市内の住居のソファ——からポロニウム210の痕跡が検出された。

 当局は同氏をリトビネンコ氏殺害の容疑者とはしていないが、放射性物質を不法に扱った容疑でさらに捜査を続ける。

(2006年12月11日11時1分 読売新聞)

接触者、ポロニウム違法所持か 独の立ち寄り先で痕跡

 ドイツの捜査当局は10日、ロンドンで毒殺された疑いが出ているロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元幹部リトビネンコ氏と接触があったロシア人企業コンサルタント、コフトゥン氏が立ち寄ったハンブルク市内のアパートで放射性物質ポロニウム210の痕跡が見つかったと発表した。

 捜査当局はコフトゥン氏が放射性物質を違法に所持していた疑いで捜査を始めた。リトビネンコ氏の毒殺疑惑との関連は不明だが、事件は英国、ロシアからドイツにも広がる可能性が出てきた。

 捜査当局の記者会見によると、コフトゥン氏は10月28日にモスクワからハンブルクに到着。元妻が住むアパートに立ち寄った後、11月1日にロンドン入りしリトビネンコ氏と会った。同氏はその日に体調を崩し、同月23日に死亡、ポロニウムが検出された。

 ポロニウムの痕跡はコフトゥン氏が乗った車や書類、ハンブルク郊外の元妻の母親宅でも見つかったという。

 コフトゥン氏はその後、放射性物質による中毒症状のためモスクワの病院で治療を受けているという。(共同)

産経新聞 (2006/12/11 01:28)

放射性物質痕跡はポロニウム=ロ実業家関係先から検出−独警察

 【ベルリン10日時事】独ハンブルク警察当局は10日、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、同氏が倒れる直前に接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏の関係先から見つかった放射性物質の痕跡について、「(リトビネンコ氏から検出されたのと同じ)ポロニウム210であることは決定的」との分析結果を明らかにした。独メディアが伝えた。

(時事通信) - 12月11日1時0分更新

2006年12月10日

英捜査員からも微量のポロニウム 元露スパイ毒殺

 英PA通信によると、英警察当局は10日、致死性の放射性物質ポロニウム210を使ったロシア情報機関の元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑で、捜査に参加している英捜査員2人からポロニウムが検出されたことを明らかにした。

 警察当局は、検出された量は比較的少なく、安全基準内としている。二人の健康状態に異常はなく、捜査活動を続けているとみられている。(共同)

産経新聞 (2006/12/10 23:34)

ロ元情報将校の妻、「ロシア当局が殺人に関与」と

CNN200612100017.jpg リトビネンコ氏の葬儀に参列した妻マリアさん

ドイツ・ハンブルク──放射性物質で殺害された疑いが指摘されているロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校のアレクサンドル・リトビネンコ氏の妻マリアさん(44)は英紙に対し、ロシア当局が夫の死に関与しているとの認識を示した。


10日付大衆日曜紙サンデー・ミラーによると、マリアさんはロシアのプーチン大統領個人が実行犯ではないとしたうえで、「プーチン大統領がロシア国内の自分の周辺で取る行動は、英国滞在中の人間の殺害を可能にする。わたしは事件がロシア当局の仕業だと思っている」と語った。


ロシア当局は今のところマリアさんに接触していない。マリアさんは同紙に対して英捜査当局への信頼を表明し、真実を語る可能性がないとしてロシア当局の捜査には協力しない意向を明らかにした。


一方、マリアさんは高級日曜紙サンデー・タイムズに対し、リトビネンコ氏に敵がいたものの「このようにひどい方法で殺害する敵ではなかった。夫は自分が最初の標的になるとは思っていなかった」と語った。


こうしたなかロンドン警視庁は、事件の捜査官26人中2人から放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。検出量は比較的少なく安全基準以下のため、2人は引き続き捜査にあたっている。


ロンドン警視庁の捜査は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日、ロシア人3人と会ったミレニアム・ホテルに照準が絞られたもよう。同ホテルでは4階客室やバーに加え、バー従業員7人からポロニウム210が検出されている。


また、複数の報道によると、ロシア検察当局は目撃者の事情聴取を目的に、ロンドンに捜査官を派遣することを計画している。計画の概略は既に作成済みだが、派遣時期などの詳細は未定という。

CNN 2006.12.10 20:24

ロシア政府関与を「確信」 リトビネンコ氏の妻

 【ロンドン10日共同】毒殺された疑いが持たれているロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の妻マリーナさん(44)が、10日付英紙のインタビューで「ロシア政府が手を下したと確信している」と語った。

 マリーナさんは、プーチン大統領が事件に直接関係しているとは思えないとしながらも「ロシア側に協力する気はない」と話し、犯人を捜し出すため英国の捜査には協力すると強調した。

 マリーナさんは、リトビネンコ氏について「政府のために働いていたが、同時に組織犯罪にも立ち向かっていた」と指摘。ロンドンに移って以降、生活に困ることはなかったが、何で収入を得ているのかはっきりしなかったと話した。

 12歳の息子を「学校に行かせるな」などと言うこともあり、安全を気にしている様子もあった。最後の言葉は「君をとても愛している」だったという。

西日本新聞 2006年12月10日11時52分

放射性物質の痕跡発見=元ロシア情報員と接触の実業家関係先で−独警察

 【ベルリン9日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は9日、同氏と接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクの関係先を捜索した結果、放射性物質の痕跡が見つかったことを明らかにした。

 独メディアによると、痕跡が見つかったのはコフトン氏の元妻と元義母の住居。ただ、この放射性物質がリトビネンコ氏から検出されたのと同じ猛毒のポロニウム210かどうかは詳しい分析が必要で、現時点では不明としている。

(時事通信) - 12月10日1時0分更新

2006年12月09日

リトビネンコ氏の葬儀、遺体は放射能遮断するひつぎに

 英国で変死したロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の葬儀が7日、ロンドン北部の墓地で行われた。遺体は放射能を遮断する特製のひつぎに入れられ埋葬されたとみられる。

 同氏は死亡する直前にイスラム教徒に改宗していたが、英メディアによると、家族の希望により葬儀は無宗教方式で行われた。出席者は約50人で、英亡命中のチェチェン共和国独立派幹部アフメド・ザカエフ氏やロシアの政商ベレゾフスキー氏らも姿を見せたという。これに先立ち、ロンドン中心部のイスラム教寺院では、リトビネンコ氏の追悼式も行われた。(ロンドン 時事)

産経新聞 (2006/12/09 19:49)

露元中佐の毒殺、ロンドンの高級ホテル舞台…英紙報道

 【ロンドン=本間圭一】9日付の英紙デイリー・テレグラフは、放射性物質「ポロニウム210」で殺害されたと見られる露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏が11月1日に立ち寄ったロンドンの高級ホテルが、毒殺決行の舞台になった可能性が高いと伝えた。

 同日付のガーディアン紙は、暗殺実行犯が同ホテルで自らも放射性物質に触れた可能性がある、と報じた。いずれも、同ホテルでリトビネンコ氏と接触し、放射線障害などで入院中のビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ、ドミトリー・コフツン両氏の事件関与を強く示唆する内容だ。

 デイリー・テレグラフは、報道の根拠として、リトビネンコ氏がホテルで口にしたとみられるコップから放射性物質の痕跡が確認された点などを挙げた。ガーディアンによると、ロンドンで「ポロニウム210」が検出された箇所が10か所以上に上るため、暗殺実行犯がかなりの量を飲み込んだ可能性があるという。

(2006年12月9日19時17分 読売新聞)

放射性物質の痕跡、ドイツにも拡大 ロ元情報将校の変死

CNN200612090015.jpg ドミトリー・コフトゥン氏

ハンブルク——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ドイツ警察は9日、同氏がロンドンで倒れた当日に接触した人物が使っていたハンブルクのアパートで放射性物質の痕跡を発見したと発表した。物質そのものは見付かっていない。

リトビネンコ氏の死因とみられる毒性の強い放射性物質は、モスクワの英国大使館、ロンドンのホテルのバー、ロンドン─モスクワ間に使われた英ブリティッシュ・エアウェイズ航空機内など多数の場所で検出され、この物質が持ち込まれた経路の解明が事件の謎を解く鍵ともなっている。

ハンブルクのアパートを使用していた人物は、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏。放射性物質の被爆とみられる症状を示し、モスクワの病院に入院中で、重体との報道もある。

アパート内には約30人の入居者がいるが、健康に被害が及ぶ恐れはないとしている。ただ、周辺地域を閉鎖、放射能専門家ら建物に入り、調べている。

コフトゥン氏は11月1日にロンドンのホテルでリトビネンコ氏と面会している。リトビネンコ氏は同日、体調を急に崩し、23日に死亡している。

ドイツ警察の報道担当は、コフトゥン氏がロンドンでリトビネンコ氏に会った後、ハンブルクに戻ったのかは不明と述べた。ハンブルクからロンドンに入っていたとの報道もある。コフトゥン氏のハンブルクのアパートは3階建てで、リトビネンコ氏がこの建物内の別の2部屋を使っていたとの情報もあり、更に調べている。

事件の解明でロンドン警視庁の捜査員がモスクワに入り、コフトゥン氏らの聴取を行っている。コフトゥン氏は先にモスクワで記者団に、「何者かがリトビネンコ氏殺害の犯人に仕立て上げようとしている」と主張していた。

CNN 2006.12.09 18:11

元スパイ殺害、ドイツにも捜査拡大

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで殺害された事件は8日、ドイツまで捜査範囲が拡大、北部ハンブルクのアパートから微量の放射性物質「ポロニウム210」が検出された。

 ハンブルク警察当局は9日未明、リトビネンコ氏とロンドンで会ったロシア人ビジネスマンのコフトゥン氏が同市を訪れていたことを認めた。

NIKKEI NET 2006/12/09 (16:05)

リトビネンコ氏紅茶からポロニウム摂取か

 9日付の英紙デーリー・ミラーなどは、英警察が、死亡したロシアの元情報機関幹部リトビネンコ氏が11月1日にロンドンのミレニアムホテルで紅茶を飲んだ際、致死性の放射性物質ポロニウムを摂取したとの見方を強めていると報じた。

 同紙によると、ホテルのバーにあるカップから「高い」放射線が検出され、バーの皿洗い機や当時勤務していた従業員七人からも放射性物質の痕跡が認められたと、英捜査当局高官が明らかにした。

 リトビネンコ氏は当時、同ホテルで旧ソ連国家保安委員会(KGB)元少佐のルゴボイ氏、ロシア人の企業コンサルタント、コフトゥン氏らと会っていたことが分かっている。(共同)

(2006年12月9日14時49分 スポーツ報知)

元スパイと接触のビジネスマン宅、放射性物質の痕跡

 元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は、同氏と接触があったロシア人実業家コフトン氏の関係先を捜索した結果、放射性物質の痕跡が見つかったことを明らかにした(9日、ハンブルク)(EPA=時事)10時41分更新

 【ベルリン=三好範英】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、ドイツの警察当局は8日夜(日本時間9日未明)、同氏と接触したロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏のハンブルク市内の住居を家宅捜索した。

 DPA通信によると、警察当局は、放射性物質の痕跡を発見したことを明らかにした。

 コフツン氏は、放射性物質「ポロニウム210」で殺害されたとみられるリトビネンコ氏と、11月1日にロンドンで接触した。友人で旧ソ連国家保安委員会(KGB)で要人警護を担当していたアンドレイ・ルゴボイ氏も同席していた。ロンドン警視庁のこれまでの調べで、コフツン氏は11月1日にハンブルクからロンドンに飛行機で移動したことがわかっている。

 同氏が今回の殺人事件にどのような役割を果たしたのかは不明だが、独ウェルト紙電子版は、警察筋の話として、「ハンブルクで事件の準備の一部が行われた」と報じている。

(2006年12月9日12時20分 読売新聞)

ロシア人実業家宅を捜索=元情報員殺害で独警察

 【ベルリン8日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は8日、同氏と接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクの住居を捜索した。

(時事通信) - 12月9日11時0分更新

リトビネンコ元中佐と接触、ロシア人が放射線で重体

 【モスクワ=緒方賢一】インターファクス通信によると、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐の殺害事件で、英国の捜査当局から聴取を受けたロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏が8日、放射線障害で重体となった。コフツン氏は肝臓や腎臓などの機能が急激に低下したという。

 また英国の捜査当局が最も注目し事情聴取を求めているアンドレイ・ルゴボイ氏にも放射線障害の症状が見られるという。2人はモスクワで入院中だ。

 コフツン氏とルゴボイ氏は、放射性物質「ポロニウム210」で殺害されたFSB元中佐のリトビネンコ氏と11月1日にロンドン市内で接触した。

(2006年12月9日0時48分 読売新聞)

露元中佐変死 英国での接触者、ロシアで深刻な放射線障害

 元ロシア連邦保安庁中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で露検察が事情聴取したロシア人実業家ドミトリー・コフツン氏の病状について医療関係筋は8日、「肝臓、腎臓、腸全体に深刻な放射線障害の症状が出ている」と述べた。同氏は10月初めから11月1日までの間に英国でリトビネンコ氏と数回会ったという。

(毎日新聞) - 12月9日0時28分更新

2006年12月08日

ロシアの元スパイ、ホテルのバーで毒盛られる?

 ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、8日付の英各紙は同氏がロンドン中心部のミレニアム・ホテルのバーで放射性物質を飲まされたとする英警察の見方を伝えた。保健当局は7日、バーで働いていた7人の従業員から少量の放射性物質「ポロニウム210」が検出されたと発表した。

 保健当局は従業員から検出したポロニウムについて、短期的に身体に影響はないが長期的にはがんのリスクが高まる恐れもあると説明。リトビネンコ氏がホテルに立ち寄って体調を崩した11月1日にバーへ出入りした約250人がポロニウムと接触した可能性があるとして、連絡を求めている。

 8日付英紙タイムズによると、英警察はポロニウムはリトビネンコ氏が飲んだカクテルに混入されたとの見方を強めている。「毒入りカクテル」はバーではなく、ホテルの一室で作られた可能性もあるもようで、同ホテルの一室から多量のポロニウムの痕跡が出たとの情報もある。

NIKKEI NET 2006/12/08 (13:01)

元スパイ殺害、ホテル従業員7人からポロニウム検出

 【ロンドン=本間圭一】英保健省が管轄する外郭団体「健康保護庁」は7日、ロンドンの高級ホテル「ミレニアム・メイフェア」の従業員7人から放射性物質ポロニウム210が検出されたと発表した。

 7人はホテル内のバーで勤務していた。

 ポロニウムで死亡したとみられる露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏は11月1日、このバーで知人のアンドレイ・ルゴボイ氏らと会談しており、7人は、何らかの形で事件に巻き込まれた可能性が濃厚だ。今回の事件に関連して、ポロニウムが一度に確認された人数としては最多。いずれも検出量は少なく、健康被害はないとみられている。

 一方、リトビネンコ氏の遺体は7日、ロンドンの墓地に埋葬された。

(2006年12月8日12時1分 読売新聞)

変死の元情報将校と接触の人物が重体か ロシア紙報道

モスクワ(CNN) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、インタファクス通信は7日、同氏が倒れた当日に接触した人物が、放射性物質によるとみられる症状を示し、重体に陥っていると伝えた。

この人物は、FSB元職員で実業家のコフトゥン氏。元情報要員ルゴボイ氏とともに、11月1日にリトビネンコ氏と会っていた。インタファクス通信によると、コフトゥン氏は英、ロシア両捜査当局の事情聴取を受けた直後、体調が急激に悪化した。症状はリトビネンコ氏と共通しており、現在こん睡状態のまま入院しているという。匿名の病院関係者の話として報じた。

ただ、ルゴボイ氏の弁護士はCNNとのインタビューで、「コフトゥン氏の弁護士によれば、同氏の病状は悪化していない。重体の報道はねつ造だ」と発言。情報は錯綜している。

ルゴボイ氏もすでに、自身から放射性物質が検出されたことを認め、モスクワ市内の病院に入院。捜査当局が予定していた同氏の事情聴取は、無期延期された。コフトゥン氏とルゴボイ氏はモスクワで記者団に、「何者かがわれわれを、リトビネンコ氏殺害の犯人に仕立て上げようとしている」と主張していた。

一方、英保健当局によると、リトビネンコ、ルゴボイ、コフトゥンの3氏が会ったホテルのバーで、従業員7人から少量の放射性物質が検出された。従業員らに当面、健康上の影響はないとみられる。

ロシア最高検察庁は7日、リトビネンコ氏の事件を殺人として捜査すると発表した。ロシア当局はこれまで、同事件の容疑者を英国側に引き渡すことを拒否する姿勢を示していたが、これにより、ロシア側が容疑者を独自に起訴することも可能になる。

CNN 2006.12.08 11:19

変死のリトビネンコ氏と接触の男性、放射能被爆で重体=通信社

 12月7日、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏と接触したロシア人ビジネスマンのドミトリー・コフツン氏(写真)、放射能被爆で重体。11月撮影。資料写真(2006年 ロイター/Mikhail Antonov/Reuters TV)

 [モスクワ 7日 ロイター] インタファクス通信が匿名の情報源を引用して伝えたところによると、変死したロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏と接触したロシア人ビジネスマンのドミトリー・コフツン氏が、モスクワの病院に入院しており、放射能被爆で重体になっているという。

 コフツン氏とリトビネンコ氏は、リトビネンコ氏が重体に陥った11月1日にロンドンで接触している。

 インタファクスは、コフツン氏について、リトビネンコ氏の変死事件を捜査している英国とロシアの捜査員の尋問をモスクワの病院で受けた後、昏睡状態に陥ったと伝えたが、これについては情報源は明らかにしていない。

 ロシア検察当局のスポークスマンは、コフツン氏の容体については何の情報もないとしている。

(ロイター) - 12月8日11時2分更新

犯行現場はホテルのバー?=元ロシア情報員変死事件−英紙

 【ロンドン8日時事】8日付の英紙タイムズは、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏はロンドン市内にあるホテルのバーでロシア人2人と会った際に、放射性物質のポロニウム210を盛られたのではないかと捜査当局がみていると報じた。

 英保健保護庁(HPA)は7日、同じバーの従業員7人から微量のポロニウムが検出されたと明らかにした。ただし、長期、短期的に健康に影響を及ぼすものではないという。

(時事通信) - 12月8日11時1分更新

露元中佐変死 ホテル従業員7人からポロニウム検出 英国

 【ロンドン小松浩】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で英健康保護庁は7日、ロンドン市内のホテル従業員7人から低レベルの放射性物質ポロニウムが検出されたと発表した。極めて少量で従業員への健康被害はないとされている。

 リトビネンコ氏は先月1日、ロンドン市内のすし店でイタリア人防衛コンサルタントと昼食をとったあと、このホテルのバーで元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏らと面会し、同日夜に体調を崩した。すし店、ホテルの双方からは既に放射線が検出されている。

 一方、リトビネンコ氏の遺体は7日、ロンドン北部にある墓地に埋葬された。葬儀にはチェチェン穏健独立派の元幹部ザカエフ氏や政商ベレゾフスキー氏も参列した。

(毎日新聞) - 12月8日10時2分更新

露元中佐変死 実業家が聴取直後こん睡…放射線障害の症状

 【モスクワ杉尾直哉】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、ロンドン警視庁の要請を受け、露最高検から事情聴取を受けていたロシア人実業家ドミトリー・コフツン氏が7日、聴取の直後、こん睡状態となったとインタファクス通信が伝えた。それによると、コフツン氏は、リトビネンコ氏と同様の放射線障害とみられる症状を示しており、医師の診断では「危機的状態」という。

 コフツン氏は先月1日、ロンドンのホテルで、元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏と共にリトビネンコ氏と会っていた。リトビネンコ氏はこの直後、体調を崩し、死亡した。

 露最高検は7日、リトビネンコ氏の変死を殺人事件と断定すると共に、コフツン氏に対する殺人未遂もあったとして刑事事件として立件する方針を表明した。コフツン、ルゴボイの両氏はいずれもモスクワの同じ病院に入院している。

(毎日新聞) - 12月8日10時2分更新

リトビネンコ氏の不審死、ロシア最高検も捜査開始

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア最高検察庁は7日、ロンドンで死亡した連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の体内から放射性物質「ポロニウム210」が検出された事件を殺人事件として捜査を開始した。

 事件が起きた英国に今後、捜査員を派遣するという。

 ロンドン警視庁の捜査員はすでにモスクワに入り殺人事件として捜査を始めているが、ロシアが独自捜査に着手したことで、英国への捜査協力に影響が出る可能性もある。

 プーチン政権を厳しく批判したリトビネンコ氏の不審死をめぐっては、ロシア情報機関や、プーチン政権と敵対する政商ボリス・ベレゾフフキー氏の関与説が広がっている。

(2006年12月8日1時2分 読売新聞)

ロシアも殺人容疑で捜査=元情報員変死、主導権狙いか

 【モスクワ7日時事】ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐アレクンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ロシア最高検察庁は7日、元中佐が放射性物質を盛られて死亡したと断定、殺人容疑で捜査を開始したと発表した。ロシア側はこれまで英捜査当局に協力するとの立場だったが、今後の捜査でロシア主導色が強まる可能性もある。

(時事通信) - 12月8日1時1分更新

2006年12月07日

欧米との関係悪化狙った犯行…毒被害の元露首相代行

 【モスクワ=緒方賢一】訪問先のアイルランドで有毒物質により一時重体となったロシアのガイダル元首相代行は、7日付ロシア紙「ベドモスチ」に寄稿し、ロシアと欧米の関係悪化を望む勢力が自分に毒を盛ったとの見方を示した。

 ガイダル氏はモスクワの病院で治療を受け体調が回復し、今月4日に退院した。

(2006年12月7日23時59分 読売新聞)

露元中佐変死 露最高検、殺人事件として立件へ

 元ロシア連邦保安庁中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死について露最高検察庁は7日、殺人事件として捜査することを決めた。また、同検察庁は同氏とロンドンのホテルで面会したロシア人実業家ドミトリー・コフツン氏も放射性物質による健康悪化が認められるとして殺人未遂事件として立件する方針を明らかにした。

(毎日新聞) - 12月7日23時47分更新

チェチェン住民にポロニウム?=ロシア元情報員変死で独立派幹部

 【ロンドン7日時事】チェチェン共和国独立派幹部で英在住のアフメド・ザカエフ氏は7日放映の英スカイテレビとのインタビューで、ロシア元情報員アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件に関連し、ロシアが過去にチェチェン住民に対して放射性物質ポロニウム210を使用したことがあると主張した。ただ、証拠は示していない。

 ザカエフ氏は、チェチェンでリトビネンコ氏と同じような症状を呈して死亡した人々がいたとした上で、「事件の背後にモスクワがいることは間違いない」と述べた。

(時事通信) - 12月7日21時1分更新

ロシア元第1副首相、政府内の政敵に狙われた可能性も

 12月7日、ロシアのガイダル元第一副首相(写真)は自分が政府内部の政敵に狙われた可能性があると表明。2月撮影(2006年 ロイター/Alexander Natruskin)

 [ロンドン 7日 ロイター] 原因不明の体調急変に見舞われたロシアのガイダル元第一副首相は、7日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙に寄稿し、ロシア政府内部の政敵が自分の殺害を狙った可能性がある、との考えを示した。

 ガイダル氏は、11月24日にアイルランドのダブリンを訪れていた際に体長が急変したことについて、状況から見て毒を盛られたもようだと述べた。

 同氏は「政治スリラーを思わせる一連の出来事に遭遇した。処置をしてくれた人たちによると、私は床に倒れ、鼻から出血し、口からは血液と吐捨物が流れ出していた。顔は蒼白で意識がなく、瀕死の状態に見えたらしい」と述べた。

 同氏は、朝食に果物と茶を摂ってから気分が悪くなりはじめたとしている。

(ロイター) - 12月7日17時22分更新

露元情報員不審死事件 英当局、殺人容疑で捜査

 【ロンドン=蔭山実】ロンドン警視庁は6日、ロンドンで不審死したロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏の事件について、殺人容疑で捜査しているとの声明を発表した。

 声明は、「動機や容疑者についての結論は得られていない」と捜査が初期段階であることを指摘。殺人事件での捜査に至った経緯などについては一切触れていない。

 ただ、疑惑発覚後に実施した鑑識作業や関係者への事情聴取などから、リトビネンコ氏殺害の可能性が高いと判断、殺人容疑と判断したものとみられる。

 一方、BBCテレビが外務省高官の話として伝えたところによると、在モスクワ英国大使館で警戒のため放射性物質の検査を行い、人体に危険はないものの、微量の放射性物質を検出したという。検出に至った経緯は不明だ。

(産経新聞) - 12月7日16時36分更新

ロ元情報将校変死、殺人事件と断定 英捜査当局

ロンドン(CNN) ロシア連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)の変死について、英ロンドン警視庁は6日、同氏が何者かに殺害されたと断定して捜査を進めていることを明らかにした。

同庁はこれまで、殺人の疑いがあるとの見解にとどめてきたが、殺人事件として扱うことが適切と判断する段階に至った。ただ、犯行の手口や動機、容疑者などはまだ不明だとしている。

こうしたなか、リトビネンコ氏と仕事上で接点があったソコレンコ氏はAP通信に対し、リトビネンコ氏の別の知人で、情報機関要員から企業家に転じたルゴボイ氏が、警察の事情聴取に応じると述べた。場所や日時は不明。検察当局はこの情報について確認を避けたものの、ロシアのタス通信はルゴボイ氏自身が認めたとしている。

ロシア国内の報道によると、ルゴボイ氏はリトビネンコ氏の死亡前1カ月間、ロシアからロンドンに3回渡航し、リトビネンコ氏と4回会ったという。ルゴボイ氏は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会った人物の1人。

また、AP通信がインタファクス通信の報道として伝えたところによると、モスクワ市内の英国大使館から6日に放射性物質の痕跡が検出された。人体への危険はないという。

CNN 2006.12.07 13:15

リトビネンコ元中佐の不審死、「殺人」と断定…英警察

 【ロンドン=本間圭一】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、ロンドン警視庁は6日、事件を「殺人」と断定し、捜査中とする声明を発表した。

 捜査当局は具体的な理由に触れていないが、リトビネンコ氏が生前、毒殺未遂の被害を訴えていたほか、同氏から検出された放射性物質「ポロニウム210」が致死量の100倍だったことなどから、自殺、事故の可能性は皆無に等しいと判断したと見られる。

 一方、英外務省は同日、在モスクワ英国大使館から、放射性物質が検出されたことを明らかにした。リトビネンコ氏の事件への関与の疑いがある同氏の知人、アンドレイ・ルゴボイ氏は、事件発覚後、事情説明のため、同大使館を訪れており、今回の検出と関連があると見られている。確認されたのは少量で、身体への影響はないという。

(2006年12月7日12時43分 読売新聞)