亡命先のヨルダンで、フセイン元イラク大統領の死刑執行に抗議する集会に参加した長女ラグダさん。帰り間際に拡声器を握り、「皆さんの支援に感謝したい。神のご加護があらんことを」と呼び掛けた(1日、ヨルダン)(EPA=時事)
【カイロ2日共同】イラクのフセイン元大統領の死刑執行に対し、首都バグダッドなど各地で1日、元大統領と同じイスラム教スンニ派住民が抗議行動を行った。AP通信が伝えた。
元大統領の生まれ故郷に近い北部ティクリートでは支持者がヒツジを殺して元大統領にささげ、中部サマラでは支持者が、ひつぎに見立てた箱や元大統領の写真を掲げてデモ行進した。
元大統領の長女ラガドさんは隣国ヨルダンの首都アンマンで、医師や弁護士による抗議行動に参加。「皆さんが殉教者であるサダム(フセイン元大統領)をたたえてくださることを感謝します」と述べた。
一方、ロイター通信によると、元大統領の親族は同日までに、北部アウジャ村にある元大統領の墓の近くに図書館と宗教学校を建設する計画を明らかにし、埋葬地が支持者の「聖地」となる兆しが早くも表れ始めた。