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2006年12月 アーカイブ

2006年12月01日

重体のガイダル元露首相代行も毒物か

 【モスクワ=緒方賢一】ロシアのガイダル元首相代行がアイルランドで突然、体調を崩し重体となった事件で、ガイダル氏が入院するモスクワの病院の医師団は30日、何らかの有毒物質が原因との見解を明らかにした。

 インターファクス通信が伝えた。プーチン政権下での非合法活動を暴露したロシア連邦保安局(FSB)元中佐のリトビネンコ氏も放射性物質「ポロニウム210」により変死しており、有毒物質が使われた二つの事件へのロシア特殊機関の関与を疑う見方が強まりそうだ。

 医師団は、ガイダル氏が最初に搬送されたアイルランドの病院と連絡を取って原因の究明を進めているという。これまでのところ有毒物質は特定できていないが、4日以降に最終的な結論を出すことができる、との見通しを明らかにした。

 ガイダル氏の娘も30日、英BBC放送に対し「私的な問題やビジネス上の問題は考えられず、だれかが政治的な理由で父を毒殺しようとした」と述べた。

(2006年12月1日11時28分 読売新聞)

放射性物質、ロンドン市内の12カ所から 毒殺疑惑

ロンドン(CNN) ロシア連邦保安局(KSB)の元大佐アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が変死した事件をめぐり、リード英内相は30日、同氏の死因に関連した可能性のある放射性物質の痕跡が、ロンドン市内の12カ所で見つかったと述べ、「検出場所は今後さらに増える可能性がある」との見方を示した。

リード内相によると、同日までに捜査の対象となったのは約24カ所。このうち、リトビネンコ氏が滞在していたホテルや、同氏が倒れる直前に食事をしたすし店、モスクワ便の運航に使用されたブリティッシュ・エアウェイズ(BA)機2機などで、放射性物質の痕跡が確認されている。

捜査当局はまた、モスクワの空港で3機目のBA機を調べているほか、ロシアのトランスアエロ航空が使用するボーイング737型機などについても捜査中。同社の報道担当者は「放射線は検出されなかった」としているが、ロシア非常事態省は念のため、同社の全機で検査を実施するとの構えを示している。

リトビネンコ氏の周辺では、ロシア情報機関が放射性物質を使って同氏を殺害したとの見方が強い。友人の1人は英PA通信に、「捜査当局がモスクワからロンドンへの便を調べているのは、放射性物質がロシアから持ち込まれたことが前提となっているからだ」と語った。

CNN 2006.12.01 11:55

ロシア元副首相、毒盛られた疑い・アイルランド警察が捜査

 【ロンドン=横田一成】ロシアのガイダル元第一副首相が訪問先のアイルランドで体調を崩し、毒を盛られた疑いが浮上している問題で、アイルランド警察は30日、捜査を開始した。1日付の英タイムズ紙は、ロンドンで死亡した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会ったロシア人がガイダル元副首相の警備員を務めたことがあると報じ、2つの事件の関連性を示唆した。

 ガイダル元副首相は24日にダブリン郊外の大学で開かれた著書に関する会議の後に嘔吐(おうと)して倒れ、一時は意識不明になった。リトビネンコ氏は前日の23日にロンドンで体内に入った放射性物質「ポロニウム210」が原因で死亡している。

NIKKEI NET 2006/12/01 (14:01)

ガイダル元ロシア第一副首相の体調急変、不明な物質が原因の可能性

 11月30日、訪問先のアイルランドで突然倒れたロシアのガイダル元第一副首相の体調急変、不明な物質が原因の可能性。2月撮影(2006年 ロイター/Alexander Natruskin)

 [モスクワ 30日 ロイター] ロシアのガイダル元第一副首相(50)が訪問先のアイルランドで突然倒れた問題で、元副首相のスポークスマンは30日、ロシアの医師団は原因について自然界の要因を特定できていないと述べた。

 同スポークスマンはロイターに「医師団からの情報では、現時点では中毒症状を引き起こす自然界の要因が特定できていない。これまでのところ、原因は不明な物質で、自然界の有害物質ではないと考えている。これが毒物だったかどうかを判断するには時期尚早だ」と語った。

 元副首相の娘であるマリア・ガイダル氏はラジオで、元副首相の容体はかなり改善したが、依然入院していると述べた。

 元副首相は今週、著書のプロモーションのため訪れていたアイルランドで突然倒れ、同地の病院に収容された後、ロシアに帰国した。

 アイルランド警察は、この問題について現在捜査を行っている。 

 これより先、ロンドンで死亡したロシア国家保安委員会(KGB)の元スパイ、アレクサンドル・リトビネンコ氏の体内から放射性物質が検出されたが、ロシア政府はリトビネンコ氏の死との関係を否定している。

 元副首相の知人のチュバイス元第一副首相は、ガイダル元副首相が毒を盛られた可能性もあると述べたが、誰によるものかについては触れなかった。

(ロイター) - 12月1日17時20分更新

検視を開始、FBIが捜査参加 ロ元情報将校の不審死

megalodon.jp-2.jpg 毒殺疑惑事件で死亡したリトビネンコ氏=2002年5月撮影

ロンドン(CNN) ロシア連邦保安局(KSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)の不審死事件で、司法当局は1日、ロンドン市内の病院で検視を開始したことを明らかにした。尿から検出した放射性物質ポロニウム210と死因の関係を詳しく調べる。

検視の作業期間は不明。放射性物質が絡んでいることから特殊な対策を講じているとしている。

一方、米連邦捜査局(FBI)当局者は1日までに、事件捜査に加わるよう要請されたことを明らかにした。大量破壊兵器専門のスタッフが科学的分析の捜査を支援するとしている。

CNN 2006.12.01 18:38

2006年12月02日

元スパイ変死の露情報機関長官が初来日、外相らと会談

 ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)のパトルシェフ長官は1日、麻生外相、塩崎官房長官と相次いで会談した。

 FSBは、旧ソ連の情報機関だった「国家保安委員会(KGB)」の後継組織。ロンドンで放射性物質を摂取して怪死したロシアの元スパイはFSBの元中佐だったため、同組織は事件への関与をめぐり、注目を集めている。FSB長官の来日は初めて。

(2006年12月2日0時39分 読売新聞)

真相究明へ遺体検視=接触の伊学者から放射能検出−ロシア元情報員怪死

 【ロンドン1日時事】ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の怪死事件で、遺体の検視が1日、ロンドン市内の病院で行われた。同氏は猛毒の放射性物質ポロニウム210を盛られたとみられており、医師らは汚染防止のため防護服に身を包んで作業に当たった。

 一方、英メディアの報道によると、リトビネンコ氏が倒れる直前にロンドンのすしバーで会食したイタリア人学者、マリオ・スカラメッラ氏の体内から「相当量」のポロニウム210が検出されたことが1日、明らかになった。

(時事通信) - 12月2日1時4分更新

毒殺事件関与? 元KGB職員、ガイダル氏とも接点

 【モスクワ=内藤泰朗】毒殺疑惑が持ち上がるロシア連邦保安局(FSB)の元中佐、リトビネンコ氏と倒れる前にロンドンで接触した元旧ソ連国家保安委員会(KGB)職員が、同じく毒を盛られた疑いが出ているロシアのガイダル元首相代行のボディーガードを1990年代初めに務めていたことが1日、明らかになった。ロシアのラジオ放送エホ・モスクブイなどが伝えた。

 2つの事件の接点にいる元KGB職員は、ロシアのビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏で、11月1日の夕方にほかのKGB元職員らとロンドンのホテルでリトビネンコ氏と約20分ほど会合した後、同月3日に帰国した。ルゴボイ氏が利用した飛行機からは、放射性物質が検出されており、ルゴボイ氏の取り調べが捜査の焦点のひとつになりそうだ。

 一方のガイダル氏は11月24日、訪問先のアイルランドで突然、体調を崩し意識不明の重体となった。同氏はその後、モスクワに戻り療養中だが、同氏の広報官は、医師団が何らかの有毒物質がその原因とみていることを明らかにした。

 アイルランド警察当局は同氏の事件の捜査を開始することを明らかにしており、先に猛毒の放射性物質、ポロニウム210が体内からみつかったリトビネンコ氏の変死事件との関連についても捜査が進むものとみられる。

産経新聞 (2006/12/02 01:05)

露元中佐変死 一緒にすし店にいた伊人からも放射性物質

 英メディアは1日、元ロシア連邦保安庁中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件にからみ、同氏と一緒にすし店にいたイタリア人防衛コンサルタント、マリオ・スカラメッラ氏からも、放射性物質ポロニウム210が検出されたと伝えた。放射能の影響による健康面の症状は出ていないが、念のため再検査を受ける。

(毎日新聞) - 12月2日1時6分更新

伊研究者からも放射性物質 リトビネンコ氏と接触

 【ロンドン支局】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が亡命先のロンドンで不審死を遂げた事件で、1日、イタリア人研究者、マリオ・スカラメラ氏からもリトビネンコ氏の尿から検出されたのと同じ放射性物質ポロニウム210が検出された。英BBC(電子版)などが報じた。リトビネンコ氏と接触した人物から放射性物質が検出されたのは初めて。

 スカラメラ氏はリトビネンコ氏が体調を崩した11月1日、ロンドン市内のすしバーで接触。11月29日の放射線検査では陰性と診断されていた。嘔吐(おうと)や頭髪が抜けるなどの放射能被害特有の症状も出ていなかったが、再検査で相当量のポロニウムが検出された。

 英捜査当局はこれまで12カ所から放射性物質の痕跡を検出。英デーリー・テレグラフ紙によると、リトビネンコ氏の自宅や立ち寄り先に加え、英国亡命中のチェチェン独立派幹部、ザカエフ氏の車もリストに含まれているもようだ。

 ロンドン市内の病院では1日、被(ひ)曝(ばく)の恐れから実施が遅れていたリトビネンコ氏の遺体の検視が行われた。病理学者3人は防護服を着用して作業にあたった。死因とされるポロニウムが注入された時期や経路の特定が期待されるが、結果判明には数日を要する可能性がある。

産経新聞 (2006/12/02 02:05)

元スパイと接触のイタリア人、ポロニウム検出…英報道

 【ロンドン=森千春】英スカイテレビは1日、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死に関連し、同氏が体調を崩す直前に会ったイタリア人、マリオ・スカラメラ氏の体内から放射性物質ポロニウム210が検出されたと報じた。

 リトビネンコ氏と接触した人からの検出は初めて。どのような経路で被ばくしたかは不明。スカラメラ氏はロシアの核廃棄物問題に詳しい「環境犯罪」専門家。11月1日、ロンドンのすしバーでリトビネンコ氏と会い、ロシア犯罪集団が暗殺を狙っていた人物に関する情報を提供したとされる。

(2006年12月2日2時15分 読売新聞)

ポロニウム 伊研究者からも 元幹部毒殺、接触者で初

 【ロンドン支局】英捜査当局は1日、ロンドン市内の病院でリトビネンコ氏の遺体の検視を行った。死因とされる放射性物質ポロニウム210が注入された時期や経路の特定が期待されるが、結果判明には数日を要する可能性がある。

 検視の実施は立ち会う関係者の被ばくが懸念されたため遅れていた。ロイター通信によると、検視を行う病理学者3人は、被ばく防止のため防護服を着用して作業にあたる。作業中は放射線レベルの監視も行われる。

 英捜査当局は同日までに放射性物質の痕跡が検出された12カ所を公表。リトビネンコ氏の自宅や立ち寄り先、政商ベロゾフスキー氏の事務所などに加え、英国亡命中のチェチェン独立派幹部、ザカエフ氏の車からも検出されことが明かされた。

 英国内ではロシア政府の関与を疑う声が根強いが、ロシア原子力庁のキリエンコ長官はロシア新聞に、ロシアのポロニウム210生産量は月8グラムで、「すべて認可された業者1社を通して米企業に渡っている」と述べた。

(産経新聞) - 12月2日8時0分更新

元ロ情報員の家族から放射性物質=接触の伊学者入院、健康状態良好−英保健当局

 【ロンドン1日時事】英保健保護庁(HPA)は1日、ロンドンで怪死したロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の成人の家族の1人から放射性物質ポロニウム210が検出されたと発表した。ただHPAは、検出量は微量で、短期的に症状が悪化することはないとしている。

 HPAは、この人物を特定していないが、英メディアは、リトビネンコ氏の妻の衣服からポロニウムが検出されたと報じた。

 一方、リトビネンコ氏が倒れる直前にすしバーで会食し、リトビネンコ氏と同じポロニウムが検出されたイタリア人学者、マリオ・スカラメッラ氏は同日、ロンドン市内の病院に入院した。

 病院によると、スカラメッラ氏から検出されたポロニウムはリトビネンコ氏に比べ低水準で、スカラメッラ氏の健康状態は良好だという。同氏は、週末に精密な検査を受ける。

(時事通信) - 12月2日9時0分更新

90年代に元首相代行を警護=変死の元情報員と接触の同僚−ロシア

 【モスクワ1日時事】インタファクス通信は1日、ロンドンで変死したロシア連邦保安局(FSB)元中佐、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に同氏と接触していたFSBの元同僚、アンドレイ・ルゴボイ氏が1990年代初めにガイダル元首相代行の警護を担当していたと報じた。

 ガイダル氏もアイルランド訪問中に原因不明の急病で倒れ、毒を盛られた疑いが出ている。ルゴボイ氏を介して、リトビネンコ氏変死事件との間に何らかのつながりが出てくる可能性もあるとみられる。

(時事通信) - 12月2日9時0分更新

ポロニウム、妻からも...FBIに捜査協力要請

 【ロンドン支局】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)がロンドンで不審死を遂げた事件で、英保健保護庁(HPA)は1日、同氏の成人の家族からも放射性物質ポロニウム210が検出されたと発表した。英BBC(電子版)など複数のメディアは、ポロニウムが検出されたのはリトビネンコ氏の妻、マリナさんだと報じている。

 リトビネンコ氏の関係者でポロニウムが検出されたのは、11月1日にロンドン市内のすしバーで会ったイタリア人研究者、マリオ・スカラメラ氏に続き2人目。

 HPAによると、「家族」から検出されたポロニウムは微量で、急速に症状が悪化する兆しはないもよう。精密検査を受けるため、週末にロンドン市内の病院に入院したスカラメラ氏の健康状態にも変化はないという。

 英捜査当局は1日夜も同国南東部のホテルで放射線反応の有無を調べるなど、ポロニウムの痕跡を追っている。米CNN(電子版)によると、リード英内相は同国内の130−150カ所でポロニウムが使われているが、盗難などの届け出はないとしている。

 モスクワで入院中のロシアのガイダル元首相代行にも有毒物質が盛られた疑いが出るなど、事件が拡大する様相を示す中で、米CNN(電子版)は、連邦捜査局(FBI)が英国での事件捜査に協力するよう要請されたと報じた。大量破壊兵器の専門スタッフが科学的捜査を支援するとしている。

 リトビネンコ氏の遺体は1日になってようやく検視が実施された。英BBCによると、ポロニウムに汚染された遺体は密閉された棺に収められて埋葬される見通し。家族が火葬を望む場合は、22年間待たなければならないとしている。

産経新聞 (2006/12/02 09:44)

日本食レストランが鍵に  リトビネンコ氏毒殺疑惑

2006120201000133.jpg 1日、ロンドンで、リトビネンコ氏が立ち寄った日本食レストラン(板で封鎖)の前で警戒する警察官(AP=共同)

 【ロンドン2日共同】ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏毒殺疑惑で、イタリア人研究者スカラメラ氏からも1日、致死性の放射性物質ポロニウム210が検出されたことで、2人が会ったロンドンの日本食レストランが、疑惑解明の鍵となるとの見方が強まっている。

 リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に立ち寄った日本食レストランやロンドンのホテルなどでは、微量の放射性物質を検出。しかし1日付の英紙インディペンデントによると、日本食レストランの前に同氏が立ち寄った場所からは放射性物質が検出されなかった。

 ロンドンの病院は今月1日、検査の結果、スカラメラ氏から検出されたポロニウムの量はリトビネンコ氏に比べるとかなり少なかったと発表。英保健当局によると、リトビネンコ氏の家族1人からも微量の放射性物質が検出された。同氏の妻とみられている。

 日本食レストランで、リトビネンコ氏は昼食を取ったが、スカラメラ氏は食事はせずに水を飲んだとされる。ロイター通信によると、ポロニウムは飲んだり、皮膚の傷などから吸収されない限り危険性はないという。

東京新聞(2006年12月02日 10時53分)

元スパイ不審死事件、妻からもポロニウム検出

 【ロンドン=本間圭一】ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、英政府系機関「健康保護局」は1日、同氏の家族の体内から放射性物質「ポロニウム210」が検出されたと発表した。

 詳細は不明だが、英メディアは、家族は同氏の妻マリナさんと伝えている。リトビネンコ氏と接触した人物で被曝(ひばく)が確認されたのは、11月1日にロンドンで同氏と会ったイタリアの「環境犯罪」専門家、マリオ・スカラメラ氏に次いで2人目。いずれも検出されたのは少量で、命に別条はないという。

 一方、英政府は1日も、国家緊急治安特別閣議(コブラ=COBRA)を開催するとともに、スカラメラ氏から事情を聞き、被曝の経路を調べている。さらに、イタリア政府に捜査協力を要請、航空機内の放射性物質の検査も依頼する方針だ。

 また、リトビネンコ氏の遺体の検視が1日、行われた。数日中に結果が出ると見られる。

(2006年12月2日13時2分 読売新聞)

妻からも放射性物質を検出、ロシア元情報将校の不審死

ロンドン(CNN) ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校でプーチン大統領に批判的なアレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死で、同氏の妻から致死性の放射性物質ポロニウム210が検出されたことが1日分かった。リトビネンコ氏の家族関係者が明らかにした。

これが事実なら、事件でリトビネンコ氏以外の人物からポロニウムが検出されたのは2例目となる。英メディアによると、リトビネンコ氏が体調を崩した当日にロンドンの日本食レストランで接触したイタリア人研究者マリオ・スカラメッラ氏からも検出されている。

英健康保護局(HPA)は同氏の妻からの検出について、短期間で病気に発展するような量ではない、と述べた。同局はリトビネンコ氏が体調の異変を訴えた11月1日以降に接触した人物の尿検査を進めている。同氏は23日に死亡している。

リード英内相は11月30日、同氏の死因に関連した可能性のある放射性物質の痕跡が、ロンドン市内の12カ所で見つかったと述べ、「検出場所は今後さらに増える可能性がある」との見方を示していた。

リトビネンコ氏の周辺では、ロシア情報機関が放射性物質を使って同氏を殺害したとの見方が強い。マリオ・スカラメッラ氏は環境犯罪の研究者とされ、リトビネンコ氏に、両氏を含む暗殺対象者のリストを渡したとされている。

CNN 2006.12.02 14:55

毒物による症状と診断、ロ元第1副首相の体調急変

megalodon.jp-11.jpg ロシアのガイダル元第1副首相=1992年撮影

モスクワ——講演先のアイルランドで突じょ体調が急変、モスクワの病院に入院中のロシアのガイダル元第1副首相(50)の問題で、主治医が何らかの毒物による症状と診断していることが2日までに分かった。ロイター通信によると、ガイダル氏の広報担当が明らかにした。

主治医は、初期の診断結果としながらも、「通常の中毒症状としては説明出来ない。特定出来ない成分が原因」との見方

に傾いている。ただ、毒物の介在についてはまだ断定出来ないという。

ガイダル氏の娘、マリアさんはロシアのラジオ局に対し、同氏の症状は改善の兆しを見せている、と語った。氏の友人は先に、ガイダル氏は毒を盛られた可能性があると指摘していた。関与が疑われる人物や組織などには触れなかった。

ガイダル氏は11月24日、ダブリンで体調の異変を訴え、アイルランドの病院で手当てを受けた翌日にモスクワへ戻っていた。元第1副首相は入院しているモスクワの病院から英紙との電話取材に応じ、病状について「一時は生命に危険があったものの、数時間後に容体が安定した」と述べていた。

ダブリンのホテルで軽い朝食を取った後の急変とされていたが、アイルランド到着前から体調に問題があったとの情報もある。ダブリンへ向かう経由地のブダペストの空港で、既に体調不良を訴えていたいう。

アイルランド警察はガイダル氏の体調悪化の原因について捜査を始めた。

英国では、プーチン政権に批判的なロシア連邦保安局(FSB)の元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)の不審死で体内から放射性物質ポロニウム210が検出され、ロシア当局の「毒殺説」が取りざたされている。

ガイダル氏はエリツィン元大統領時代、経済財政相を兼務、市場経済主義に沿う改革路線を推進したが、抵抗勢力の反発で解任されている。現在はモスクワで経済問題のシンクタンクを率いている。

CNN 2006.12.02 17:37

自殺した中2生徒の遺族に激励の千羽鶴

 写真:2ちゃんねる より

 いじめを苦に自殺した福岡県筑前町の中2男子生徒(13)の遺族宅に2日、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の呼び掛けで全国から集まった約5500の千羽鶴が届けられた。

 千羽鶴を持参したのは、同県筑紫野市の女性会社員(33)ら3人。「学校の責任をうやむやにしたまま問題を風化させたくない」と考える人が多いことを伝え遺族を励まそうと、広島県の女性が11月16日に掲示板に書き込んだのをきっかけに、数十人から届いたという。

 生徒の自殺から2カ月近くになるが、会社員によると、掲示板には今でも高い関心が集まっている。

 千羽鶴を受け取った母親(36)は「励まされた。すごくうれしい」と話し、すぐに祭壇に供えた。

日刊スポーツ [2006年12月2日19時49分]

ポロニウム、致死量の100倍=伊学者も標的?−元情報員怪死

 ロシアの元スパイ、リトビネンコ氏が倒れる直前、ロンドンのすし屋で会談していたイタリア人、マリオ・スカラメッラ氏(写真)は、春の総選挙で伊左派と旧ソ連の関係を調査していたという(2004年撮影)(AFP=時事)11時21分更新

 【ロンドン2日時事】英紙ガーディアンは2日、ロンドンで謎の死を遂げた元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の体内で見つかった猛毒の放射性物質ポロニウム210は、致死量の100倍に達していたと報じた。2000万ポンド(約40億円)相当だという。

 リトビネンコ氏が倒れる直前にすしバーで会食し、やはりポロニウムが検出されたイタリア人学者マリオ・スカラメッラ氏についても、ポロニウムを盛られたのではないかとの見方が強まっている。英メディアによれば、スカラメッラ氏の体内のポロニウムは、リトビネンコ氏に比べ格段に少ないが、単に同氏と接触しただけで体内に入るような量ではないとされる。

(時事通信) - 12月2日21時0分更新

放射能を追え=痕跡残す「凶器」ポロニウム−元情報員怪死事件

 【ロンドン2日時事】元ロシア情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ氏怪死事件で、英警察当局は、死因とみられる放射性物質ポロニウム210がどのようなルートで運ばれたのか、追跡に全力を挙げている。

 これまでのところ、リトビネンコ氏が倒れた11月1日に立ち寄ったすしバーやホテル、事務所、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の旅客機など十数カ所から放射性物質の痕跡が検出されている。リトビネンコ氏が行っていない所で検出されれば、何者かがポロニウムをそこで持っていたと推定される。英当局は検出された場所の幾つかを公表しておらず、捜査との絡みで隠している可能性もある。

(時事通信) - 12月2日21時0分更新

2006年12月03日

モスクワ着のフィンランド航空機、基準値超す放射線

【モスクワ=緒方賢一】タス通信によると、ロシア運輸省の当局者は2日、モスクワのシェレメチェボ空港に到着したフィンランド航空の旅客機から基準値を超える放射線が測定されたと発表した。

 ロシア連邦保安局(FSB)元中佐のリトビネンコ氏が不審死し放射性物質「ポロニウム210」が検出された事件との関連は不明だ。

 測定された放射線のレベルやどのような放射性物質から発生したのかなど詳細は明らかにされていない。

 基準値を超える放射線が測定された機体はエアバス319型機で、ベルリンからヘルシンキを経由し同日、モスクワに到着した。折り返しの便でヘルシンキへ向かう予定だった70人は別の便で出発する。

 英国の捜査当局がリトビネンコ氏の事件の捜査で、英国の航空機から放射性物質を検出したことを受け、ロシア運輸省は11月30日から外国航空会社の機体に対する放射線検査を強化していたという。

(2006年12月3日1時18分 読売新聞)

強まるロシア関与説 元スパイ変死事件で英当局

 ロシア元スパイ変死事件の流れ

 亡命先のロンドンでロシアの元情報将校リトビネンコ氏(43)が変死した事件で、英情報当局は「ロシア情報機関の関係者による毒殺」との見方を強めている。同氏が体調を崩した11月1日の前後にモスクワとロンドン間を行き来した旅客機から、入手が困難な毒性の強い放射性物質の痕跡を示す反応が検出されたからだ。

 英紙ガーディアンによると、英情報当局者は、リトビネンコ氏が所属していたロシア連邦保安局(FSB)の現職職員か退職者が関与した可能性が高まっていると指摘した。FSBの組織的関与は考えにくいとしているものの、同氏から検出された放射性物質「ポロニウム210」は致死量の100倍以上で、入手には2000万ポンド(約46億円)かかるという。警備が厳しい核関連施設から持ち出された可能性が高いとの見方が強い。

 リトビネンコ氏はFSBの対チェチェン工作などを告発した。プーチン政権と敵対し、ロンドンに亡命した政商ベレゾフスキー氏が後ろ盾とされ、FSB関係者の恨みをかっていたとされる。

 11月30日、リード英内相は議会で捜査の進行状況について報告し、10月下旬から11月初めにかけてモスクワとロンドンを行き来した英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の旅客機2機から放射性物質の痕跡を示す反応があったと確認した。ポロニウム210との見方が有力だ。

 ガーディアン紙によると、英情報当局は、放射線の反応が見られた10月25日のモスクワ発ロンドン行きの便に乗っていた人物に注目。3日後に同じ機体でモスクワに戻ったとみられ、放射性物質をロンドンに持ち込んだ疑いが浮上している。

 また、11月1日夜のサッカー欧州チャンピオンズリーグのアーセナル対CSKAモスクワの試合を観戦するためにロンドン入りしたというロシア人の集団にも注目。FSB要人警護局の元幹部ルゴボイ氏、同氏と旧知のコフトゥン氏、ソコレンコ氏の3人は、リトビネンコ氏と試合の前にロンドンのホテルのバーで会っていた。

 一方、英健康保護局はリトビネンコ氏にロンドンのすしバーで、同氏を含む暗殺情報を渡したイタリア人学者スカラメッラ氏の体内から「ポロニウム210」の顕著な反応があったことを明らかにした。

 リトビネンコ氏の友人で、ベレゾフスキー氏の関連財団を率いるゴールドファーブ氏は1日、ロシアの刑務所に収監されているとされるFSB元職員の手紙を公開。元職員はリトビネンコ氏に4年前、FSBが同氏らを暗殺するための特別チームを設置したと警告していたとの内容だった。

■プーチン後にらむ暗闘も

 リトビネンコ氏の事件と10月のポリトコフスカヤ記者の殺害、さらに11月24日、改革派の重鎮で首相代行時代にルゴボイ氏が警備責任者でもあったガイダル氏が原因不明の重体となった事態について、ロシアでは08年に任期が切れるプーチン大統領の後継問題との関連を指摘する見方が強まっている。

 ロシア紙「独立新聞」は「事件の背後にリトビネンコ氏と関係が深いベレゾフスキー氏と、クレムリン内でプーチン氏の3選を目指す強硬派の二つがありうる」とみる。

 クレムリン内の強硬派については、96年の大統領選挙時にも同様の状況があったと指摘されている。当時のエリツィン大統領の側近のうち、FSB長官ら治安閣僚は、共産党候補に大差をつけられていることを理由に選挙の延期や議会の解散を主張。さらに国内に非常事態を導入するための挑発も行った。

 現在のクレムリン内にも、堅固な支配体制の維持を目指す強硬派が、憲法上禁止されたプーチン氏の3選実現に動いているとされる。一方、ベレゾフスキー氏は先に「力による権力奪取に踏み出す」と発言したため、違法な権力奪取を企てた容疑でロシア当局が国際手配中だ。同氏、あるいは強硬派がテロなどを挑発している可能性は十分ありえる、と同紙などは指摘している。

asahi.com 2006年12月03日03時09分

筑前中2いじめ自殺、ネットで集まった千羽鶴が遺族の元に

 福岡県筑前町でいじめを苦に自殺した三輪中2年男子生徒(13)の遺族を励まそうと、インターネットの掲示板の呼びかけで集まった千羽鶴が2日、遺族に届けられた。

 ネット上の掲示板で先月中旬、広島県の女性が千羽鶴を贈ることを提案。女性が指定した郵便局の窓口に全国から折り鶴が寄せられるなどして、約5500羽に達した。同封された40〜50通の手紙には「真相が解明されることを祈っています」などと書かれていた。

 2日は世話人の福岡県筑紫野市の女性(33)らが遺族方を訪れ、男子生徒の母親(36)に手渡した。母親は「二度とこのようなことを起こさない、(問題を)忘れないという思いが伝わった。とてもうれしい」と話した。

読売・九州発 12月3日

ロシア元スパイ変死事件、放射性物質の経路が焦点

 ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、放射性物質「ポロニウム210」の経路が捜査の焦点になっている。同氏が体調を崩した日に会ったイタリア人研究者の体からも検出され、痕跡はロンドン—モスクワ間を飛行した英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)2機の機内でも見つかった。英警察は同氏が会ったロシア人とも接触、「ロシア・ルート」に目を向けている。

 リトビネンコ氏は11月1日に体調を崩し入院、23日に死亡。その直前に尿から猛毒のポロニウムが発見された。(ロンドン=横田一成)

NIKKEI NET 2006/12/03 (07:01)

ポロニウム 元幹部妻からも検出 接触の研究者、暗殺標的か

 【ロンドン支局】ロシア連邦保安局(FSB)の元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)がロンドンで不審死を遂げた事件で、同氏から検出されたのと同じ放射性物質ポロニウム210が、同氏の妻とイタリア人研究者のマリオ・スカラメラ氏からも検出されたことが英保険保護庁(HPA)の調査で明らかになった。生前の同氏と接触した人物から相次いで放射性物質が検出され、事件の深刻さがさらに拡大した。

 イタリア人のスカラメラ氏は、リトビネンコ氏が体調不良を訴えた11月1日にすしバーで面会していた人物。HPAによれば、検出量はリトビネンコ氏より格段に少ないものの、「健康状態への影響が懸念される量」といい、同氏も暗殺の標的になっていた可能性が浮上してきた。妻から検出されたポロニウムは微量という。

 英捜査当局はポロニウムの痕跡を追う捜査とともに死亡したリトビネンコ氏の検死に着手。英ガーディアン紙(電子版)は、摂取されたポロニウムが致死量の100倍以上で、2000万ポンド(約40億円)に相当すると伝えている。

 米CNNは、米連邦捜査局(FBI)も英当局から捜査協力要請を受け、大量破壊兵器の専門家が科学的捜査を支援すると報じた。

 一方、ロシアのラジオ放送、エホ・モスクブイによれば、イタリアの有力紙カリエレ・デラ・セラはリトビネンコ氏殺害に露対外情報局(SVR)のイーゴリ・ブラソフ職員が関与していると報じた。SVRは旧ソ連国家保安委員会(KGB)の継承組織の一つで、現役情報機関員の実名が報じられるのは初めて。

(産経新聞) - 12月3日8時0分更新

いじめ自殺 福岡・筑前の中2遺族に千羽鶴…ネットの有志

 遺族に千羽鶴を手渡す投稿者の女性会社員(左)=福岡県筑前町で2日午後3時半ごろ、船木敬太写す

 福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」で知り合った投稿者が2日、生徒の家を訪れ、遺族に千羽鶴を手渡した。

 三輪中のいじめ自殺に関する掲示板の投稿者が「遺族を励ましたい」と呼びかけて始まった。投稿者数十人が11月中旬から折り始め、全国からまとめ役の投稿者に郵送した。うち13人が2日、集まった5505羽を筑前町でまとめた。

 世話人役の福岡県筑紫野市の会社員女性(33)は「初めて会った人たちだが、ルールや目的がしっかりしていればできる。遺族にも喜んでもらえて、やって良かった」と話した。

 男子生徒の母親(36)は「うれしかった。この問題を子供も大人も見つめていってほしいという気持ちが伝わってきた」と感謝していた。【船木敬太】

(毎日新聞) - 12月3日10時25分更新 / msn・記事

検出のポロニウムは致死量  伊研究者、毒殺疑惑で

 【ロンドン3日共同】ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑に関し、同氏と接触したイタリア人研究者スカラメラ氏から検出された放射性物質ポロニウム210が致死量に達していたと英保健当局が本人に伝えていたことが2日、分かった。

 ロイター通信が、スカラメラ氏から電話で情報を得たイタリア上院議員の話として報じた。

 上院議員によると、スカラメラ氏から検出されたポロニウムは、最大でリトビネンコ氏の10分の1程度だが致死量に相当。スカラメラ氏の生存は通常ならあり得ないが、今後3カ月間無事ならば生き延びる希望が出てくるという。

 ロンドンの病院によると、同氏の2日までの状態は良好で異常はない。

 PA通信などによると同氏は旧ソ連国家保安委員会(KGB)のイタリア国内での活動に関する同国政府の調査に関与。11月1日にロンドンでリトビネンコ氏に、両氏が含まれた暗殺対象者リストを渡したとされる。

 リトビネンコ氏の遺体の検視は今月1日終了。結果判明までに数日かかるとみられている。

東京新聞(2006年12月03日 10時29分)

フィンランド機、追加検査では放射線なし

 ロシア消費者権利保護・福祉監督庁のオニシェンコ長官は2日、ロシア運輸省が放射線を検出したと発表したフィンランド航空のエアバスを追加検査したところ、基準値を超える放射線は検出されなかったと発表した。インタファクス通信が伝えた。

 ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部、リトビネンコ氏の毒殺疑惑を受け、ロシア当局はモスクワの空港に到着した旅客機の検査を実施。同長官は、今後も到着便の放射線検査を継続するとしている。

 ロシアの空港に同日到着した英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)便も検査を受けたが、これまでのところ基準値を超える放射線は検出されていない。(共同)

産経新聞 (2006/12/03 11:21)

ギリシャ人4人に医療検査・ロシア人変死事件で

 【ロンドン3日共同】AP通信によると、ギリシャの保健・福祉省幹部は2日、ロシアの連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑に絡み、ギリシャ人4人に対し致死性の放射性物質ポロニウムについての医療検査を実施したことを明らかにした。検査結果の判明には数日かかる見込み。

 4人の氏名などは明らかにされていないが、リトビネンコ氏が体調を崩す前に訪れたロンドンのホテルに最近、滞在していたという。

NIKKEI NET 2006/12/03 (11:58)

毒殺疑惑にKGB元職員が関与か 容疑者絞り込みと英紙

 3日付の英紙サンデー・タイムズは、英警察当局者らが、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部、リトビネンコ氏の毒殺疑惑について、容疑者を絞り込みつつあると英政権幹部らに伝えたと報じた。同紙は名指しを避けつつも、旧ソ連国家保安委員会(KGB、FSBの前身)の元職員、ルゴボイ氏が関与した可能性を示唆している。

 放射性物質ポロニウム210による毒殺疑惑を英警察は表向き変死事件としているが、報道が事実なら、既に「殺人」との見方を強めて捜査している可能性がある。

 同紙によると容疑者は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日より前にロンドンを訪れた「ビジネスマン」という。

 ルゴボイ氏はロンドンを10月31日に訪れ、リトビネンコ氏と「ビジネスについて話し合うため」に11月1日に会った。これに先立つ10月25日にロンドンを訪れた際の立ち寄り先からもポロニウムが検出されているという。

 ルゴボイ氏は同紙に、ロンドンでポロニウムが検出された複数の場所を訪れた「謎の企業家」は自分だと認めた上で、「(何者かに)はめられた」と潔白を主張。自身からポロニウムが検出されたことも明らかにした。

 ルゴボイ氏は、アイルランドで毒を盛られたとの疑惑が出ているロシアのガイダル元第1副首相のボディーガードを務めたこともあり、2つの疑惑をつなぐ「接点」として注目されている。(共同)

サンスポ 2006年12月03日 更新

KGB元職員が関与か 容疑者絞り込みと英紙

honbun20061203_008_001.jpg 11月24日、モスクワで記者会見するルゴボイ氏(AP=共同)

 【ロンドン3日共同】3日付の英紙サンデー・タイムズは、英警察当局者らが、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑について、容疑者を絞り込みつつあると英政権幹部らに伝えたと報じた。同紙は名指しを避けつつも、旧ソ連国家保安委員会(KGB、FSBの前身)元職員ルゴボイ氏が関与した可能性を示唆している。

 放射性物質ポロニウム210による毒殺疑惑を英警察は表向き変死事件としているが、報道が事実なら、既に「殺人」との見方を強めて捜査している可能性がある。

 同紙によると容疑者は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日より前にロンドンを訪れた「ビジネスマン」という。

 ルゴボイ氏はロンドンを10月31日に訪れ、リトビネンコ氏と「ビジネスについて話し合うため」に11月1日に会った。これに先立つ10月25日にロンドンを訪れた際の立ち寄り先からもポロニウムが検出されているという。

 ルゴボイ氏は同紙に、ロンドンでポロニウムが検出された複数の場所を訪れた「謎の企業家」は自分だと認めた上で「(何者かに)はめられた」と潔白を主張。自身からポロニウムが検出されたことも明らかにした。

 ルゴボイ氏は、アイルランドで毒を盛られたとの疑惑が出ているロシアのガイダル元第1副首相のボディーガードを務めたこともあり、2つの疑惑をつなぐ「接点」として注目されている。

西日本新聞 2006年12月03日16時36分

BA機乗員乗客に放射線リスクなし 運航再開へ

ロンドン──ロシア連邦保安局(FSB)の元将校でプーチン大統領に批判的なアレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、英保健当局は2日、放射線検査の対象となっていたブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の旅客機3機を安全と判断し、運航再開を認める方針を発表した。

3機は10月25日から221回、欧州便の飛行に使用され、乗客3万3000人と乗員3000人が乗っていたと見られるが、当局はこれらの人々が放射線に汚染されるリスクはないとしている。

BAは先日、ヒースロー空港に駐機していた2機から放射性物質の痕跡が見つかったと発表し、モスクワ駐機の1機についても検査を実施すると発表。リトビネンコ氏は生前、ロシアの知人らがモスクワからロンドンに渡航してきたと語っていた。

リトビネンコ氏の死因は、尿から検出された放射性物質ポロニウム210とみられている。当局の報告書によると、英政府から任命された検視官と、被告側弁護団への報告を予定している検視官、リトビネンコ氏の遺族代表の検視官らは1日、ロンドン市内の病院での検視作業に被爆予防着で臨み、放射線レベル測定も行われた。検視は既に終了しているが、結果は捜査終了まで公表されない。

米連邦捜査局(FBI)の特別捜査官によると、FBIはロンドン警視庁からの要請で、事件の捜査を技術面から支援している。ロシアのラブロフ外相も1日、ヨルダンでベケット英外相に対し、捜査協力の用意があると述べたという。

CNN 2006.12.03 18:35

不審死の露元中佐、機密文書で有力者脅迫計画?…英紙

 【ロンドン=森千春】3日付の英紙オブザーバーは、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏が不審死する数か月前、FSB機密文書をネタにロシアの有力者から金を脅し取ろうとしていたとの証言を掲載した。同氏殺害の動機を解明する重要な手がかりだとしている。

 証言をしたのは、リトビネンコ氏と今年4月に知り合ったロシア人女子学生(33)。証言によると、同氏は、「FSBの幹部から機密情報を入手できる」と豪語し、2005年以降に作成され、ロシア犯罪組織と有力政治家との関係を記録した文書を見せたという。

(2006年12月3日22時9分 読売新聞)

2006年12月04日

英警察がロシアに捜査官を派遣・元スパイ変死事件

 【ロンドン=横田一成】英BBCは3日、ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、英警察がロシアに反テロ担当の捜査官9人を4日にも派遣すると報じた。同事件で捜査員の国外派遣は初めて。リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会った元連邦保安局(FSB)幹部らの事情聴取をするとみられる。

 リード内相は3日、ブリュッセルで4日に開く欧州連合(EU)内相理事会で事件について説明、協議することを明らかにした。

 リトビネンコ氏の体内から検出された放射性物質「ポロニウム210」の痕跡がロンドン—モスクワ間の旅客機からもみつかり、捜査の目はロシアに向かっている。英メディアはFSBの関与の可能性を指摘している。

 一方、リトビネンコ氏とすし店で会い、同じ放射性物質が検出されたイタリア人研究者、マリオ・スカラメラ氏が入院中のロンドンの病院は3日、同氏の体調について「良好」と発表した。

NIKKEI NET 2006/12/04 (00:34)

英当局、ロシアに捜査員派遣へ 元スパイ変死事件

 亡命先のロンドンでロシアの元情報将校リトビネンコ氏(43)が変死した事件で、ロンドン警視庁は4日にも、対テロ班の捜査員らをロシアに派遣する。BBCなどが3日伝えた。対テロ班に協力する英情報当局は、ロシア情報機関の関係者らが事件に関与したとの疑念を強めている。

 ロンドン警視庁の捜査員らはロシア当局の協力を得て、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日前後にロンドンで同氏と接触したロシア情報機関の関係者から詳しい事情を聴く構えという。同氏の体内から検出された放射性物質「ポロニウム210」についても、核関連施設などから持ち出されたとの見方が有力であることから、ロシア側から情報提供を求めるとみられる。

asahi.com 2006年12月04日00時44分

元情報員の同僚ら聴取へ=ロシアに捜査官派遣−英メディア

 【ロンドン3日時事】英BBC放送などは3日、元ロシア連邦保安局(FSB)要員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで不審な死を遂げた事件で、英警察当局は4日にも捜査官をモスクワに派遣する方針だと伝えた。ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙やサンデー・タイムズ紙の報道を総合すると、捜査官はリトビネンコ氏とロンドンで接触したFSBの元同僚アンドレイ・ルゴボイ氏ら3人のロシア人の事情聴取に当たるという。

(時事通信) - 12月4日1時1分更新

「主要容疑者」、かつての同僚か=ロシア元情報員怪死で聴取へ−英紙

 【ロンドン4日時事】4日付の英紙タイムズは、元ロシア連邦保安局(FSB)要員のアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで不審な死を遂げた事件で、今週モスクワに派遣される英国の捜査官は「主要容疑者」を含め複数のロシア人から事情を聴く方針だと伝えた。同紙はこの容疑者を名指ししていないが、リトビネンコ氏のFSB時代の同僚で、現在は実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏であることを示唆している。

(時事通信) - 12月4日9時0分更新

ロシア元情報将校毒殺疑惑、「犯人を知っている」と元同僚

ロンドン(AP) ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元将校アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺疑惑について、同氏の元同僚が3日、「毒殺を首謀した犯人を知っている」と述べ、捜査当局に情報を提供したことを明らかにした。AP通信との独占インタビューで語った。

この人物は、FSB元将校のユーリ・シベッツ氏。滞在先のワシントンで電話インタビューに応じ、「これは国際テロだ。私が直接入手した情報を、ロンドン市警と米連邦捜査局(FBI)に伝えた」と述べたが、情報の詳細については「捜査を妨げる恐れがある」として、明言を避けた。

インタビューによると、同氏とリトビネンコ氏は02年、同じ事件の捜査を担当した際に知り合った。リトビネンコ氏が死亡した11月23日に、本人と面会したという。

ロンドン市警の当局者は匿名を条件に、シベッツ氏から事情を聴いたことを確認した。同当局者はまた、捜査チームが近日中にモスクワへ向かい、数人から事情聴取する予定だと述べた。

この中には、FSBの前身、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元職員、ルゴボイ氏も含まれているという。ルゴボイ氏は、リトビネンコ氏が倒れた11月1日に、同氏と会っていたことが分かっている。英紙の取材に対し、リトビネンコ氏の死因とされる放射性物質ポロニウム210が自身からも検出されたことを認めたうえで、「何者かの策略だ」と主張している。

CNN 2006.12.04 10:54

息子は「情報機関にやられた」 リトビネンコ氏の父親

 「死の床で息子は直接私に『情報機関の放射性の武器でやられた』と語った」——ロンドンで変死したロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の父親バリテルさんは4日、ロシア紙コメルサントとのインタビューで死の直前まで息子と交わした会話を明らかにした。

 それによると、バリテルさんは、ロシア連邦保安局(FSB)など以前に勤務した情報機関の活動を暴露し続けるリトビネンコ氏に、情報機関から危害を加えられる恐れを何度も警告した。しかし、同氏は「(亡命で)英国人になったから大丈夫」と答えていた。

 精神科医でもあるバリテルさんは、「医師の私が見ても、息子は死に面して真実を語った」と強調。「(10月に起きた)ポリトコフスカヤ記者殺害事件や、北カフカスでの数々の事件とロシア情報機関とのかかわりで多くを知る息子を、情報機関が殺害したことは疑いない」としている。

asahi.com 2006年12月04日19時33分

元露スパイ変死、英保健当局に市民から問い合わせ殺到

 【ロンドン=本間圭一】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件の死因が、放射性物質「ポロニウム210」と見られることで、同様の症状を恐れる市民から保健当局への問い合わせが殺到し、“パニック状態”となっている。

 英保健省が管轄する「健康保護局」は11月25日、リトビネンコ氏が立ち寄ったすしバーなどに出入りした市民に対し、体調不良などについての質問を受ける電話相談を開始した。2日深夜までに、問い合わせは3025件に達し、179人が検査対象となった。電話件数は1日400件近い計算となり、同局の報道担当者は「予想以上だ」と驚いている。

 同局によると、先月29日、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)旅客機から放射性物質の検出が発表されたことで、搭乗者らからの問い合わせが相次いだという。同局は「『ポロニウム210』は通常でも体内に少量存在しており、健康に影響はない」と指摘している。

(2006年12月4日19時37分 読売新聞)

ロシアが英に抗議書簡=元情報員の不審死事件

 【ロンドン4日時事】4日付の英紙デーリー・テレグラフは、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで不審死した事件に絡み、ロシア政府が英側の対応について抗議の書簡を送ってきたと報じた。

 リトビネンコ氏は死の直前に、プーチン・ロシア大統領が事件に関与していると名指しするメッセージを残した。同紙によれば、ロシア側の抗議はこのようなメッセージ公表を許した点についてベケット英外相に怒りを表明する内容だという。 

(時事通信) - 12月4日23時0分更新

不審死事件の政治問題化に警告 ロシア外相

 インタファクス通信によると、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、ラブロフ外相は4日、「(英国の)当局者が事件をあおり立てるのは容認できず、ロシアと英国の関係に打撃となる」と述べ、政治問題化を避けるよう警告した。滞在先のブリュッセルで語った。

 同外相は「捜査はプロが行うべきであり、マスコミを通じて行われるべきではない」とも述べ、マスコミにさまざまな情報が漏れていることに不満を示した。(時事)

asahi.com 2006年12月04日23時17分

ロシアが英に抗議書簡 元情報員の不審死事件

 4日付の英紙デーリー・テレグラフは、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで不審死した事件に絡み、ロシア政府が英側の対応について抗議の書簡を送ってきたと報じた。

 リトビネンコ氏は死の直前に、プーチン・ロシア大統領が事件に関与していると名指しするメッセージを残した。同紙によれば、ロシア側の抗議はこのようなメッセージ公表を許した点についてベケット英外相に怒りを表明する内容だという。(時事)

asahi.com 2006年12月04日23時27分

2006年12月05日

不審死事件の政治問題化に警告=ロシア外相、情報漏れに不満

 【モスクワ4日時事】インタファクス通信によると、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、ラブロフ外相は4日、「(英国の)当局者が事件をあおり立てるのは容認できず、ロシアと英国の関係に打撃となる」と述べ、政治問題化を避けるよう警告した。滞在先のブリュッセルで語った。

 同外相は「捜査はプロが行うべきであり、マスコミを通じて行われるべきではない」とも述べ、マスコミにさまざまな情報が漏れていることに不満を示した。 

(時事通信) - 12月5日1時0分更新

筑前いじめ自殺 調査委 遺族聞き取り実施

 福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとされる事件で、町教委が設置した調査委員会(委員長・高田清福岡教育大教授)は5日、遺族への聞き取り調査を実施した。

 調査は約1時間にわたり、報道された内容や家庭内での男子生徒の様子などを確認したという。終了後、男子生徒の両親は「自分たちの思いは伝えられた。調査委の方々は真剣に話を聞いてくれた。今後の調査に期待したい」と語った。

 調査委は年内に最終報告をまとめる方針。

 またこの日、1998年に高校1年だった長女(15)がいじめを苦に自殺した横浜市の小森美登里さん(49)が遺族宅を訪問した。小森さん夫妻は2003年にいじめのない社会を目指す特定非営利活動法人(NPO法人)「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)を設立。講演活動などに取り組んでいる。小森さんは「多くの人たちに寄り添ってもらい、今の自分がある。筑前町の男子生徒の両親とも今後、情報交換をしていく機会を持ちたい」と話していた。

=2006/12/06付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞 2006年12月06日01時10分

英捜査官がモスクワ入り=ロシア元情報員の変死事件

 【モスクワ4日時事】タス通信によると、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、英国の捜査官らが4日、空路モスクワに到着した。同氏が体調を崩した11月1日にロンドンのホテルで会った旧国家保安委員会(KGB)元情報員で実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏らからの事情聴取を含む捜査活動を行う予定。

(時事通信) - 12月5日7時1分更新

露元幹部毒殺疑惑 FBIも捜査 米国在住の友人、“容疑者”を証言

 【ロンドン支局】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質、ポロニウム210で殺害されたとみられる事件で、英米の捜査当局が4日までに同氏の友人で米国に住む旧ソ連国家保安委員会(KGB=FSBの前身)の元少佐から事情を聴いていたことが分かった。AP通信が伝えた。また英国の捜査員もロシアに向かうなど、捜査は欧州、ロシアに米国をも巻き込んでさらに広がりそうだ。

 事情聴取を受けたのはユーリ・シベツ元KGB少佐。AP通信の電話取材に対し同氏は、米ワシントンでロンドン警視庁と米連邦捜査局(FBI)の捜査員と先週面会し、リトビネンコ氏殺害疑惑の背後にいる容疑者の名前と、その動機を伝えたことを明言。取材には名前を明かしていないが、シベツ氏は「情報は直接得たもので徹底的な捜査が行われることを望んでいる。さもなければ彼らは世界中で人を殺すだろう」と述べた。

 シベツ氏によると、リトビネンコ氏とはウクライナで起きたある事件の調査をしていた2002年に会い、同氏が死亡した11月23日まで接触を続けていた。同月1日にロンドンのすしバーで同氏と接触したイタリア人のマリオ・スカラメラ氏も紹介されたという。

 一方、リード英内相は4日、ロンドン警視庁の捜査員がモスクワに向かったことを明らかにした。リトビネンコ氏と会った元KGB職員、ルゴボイ氏ら複数の関係者の事情聴取を行う。

                   ◇

 ■元幹部の父「露大統領関与」

 【モスクワ=共同】亡命先のロンドンで不審死したロシア連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の父親のバリテル・リトビネンコ氏は、4日付のロシア紙コメルサントのインタビューで「プーチン大統領の許可を得て、ロシア特殊機関が息子を殺害したのは疑いない」と述べた。

 バリテル氏は「息子は(殺害された著名女性ジャーナリストの)アンナ・ポリトコフスカヤさんを誰が殺したかや、(チェチェン共和国など)北カフカス地方でのロシア特殊部隊による犯罪について多くを知っていた。ロシア政権にとって息子は邪魔で危険な存在だった」と指摘。さらにリトビネンコ氏は死の直前に、ロシア特殊機関が毒物で自分の殺害を企てたと話していたという。

(産経新聞) - 12月5日8時0分更新

4年前にリトビネンコ氏の暗殺打診か

 ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑をめぐり、ロシアで服役中の元FSB職員が支援者を通じ公表した声明で、FSB側からリトビネンコ氏らの暗殺を任務としたグループに加わるよう約4年前に勧誘されたが、断ったと述べていたことが5日までに明らかになった。AP通信が報じた。

 声明を出したのは2003年10月に逮捕され、国家機密漏えいの罪で禁固4年の実刑判決を受けたミハイル・トレパシキン元FSB職員。

 一方、疑惑解明のためロンドン警視庁の捜査員らが4日夜、モスクワに到着した。トレパシキン元職員の弁護人は英当局に早急に元職員から事情聴取するよう呼び掛けている。

 AP通信によると、FSBで1997年まで勤務したトレパシキン元職員は02年8月にFSB幹部と会った際、リトビネンコ氏や、プーチン大統領と対立した政商ベレゾフスキー氏らの暗殺が任務のグループに加わるよう勧められ、元職員はリトビネンコ氏に警告したという。

 モスクワ入りした英国の捜査員は、リトビネンコ氏と接点があった、FSBの前身の旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員ルゴボイ氏らから聴取するとみられ、捜査が本格化する。

東京新聞 [2006年12月5日9時49分]

リトビネンコ氏暗殺計画参加求められる 元ロシア情報部員

 【モスクワ支局】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質、ポロニウム210で殺害されたとみられる事件で、国家機密漏洩罪で服役中のロシアの元諜報員が2002年当時、リトビネンコ氏の暗殺計画に加わるようFSBに求められていたことが5日明らかになった。AP通信が伝えた。

 元諜報員は4年の刑を受けて服役中で、このほど支援者を通じて文書を公表した。

 文書によると、FSBから2002年にリトビネンコ氏ら反政府人物の殺害計画への参加を求められたが断るとともに、リトビネンコ氏に警告したという。支援の弁護士らは英捜査当局に対し、元諜報員から早急に事情聴取するよう訴えている。

 一方、英国の捜査員が4日、モスクワに到着した。捜査員はリトビネンコ氏とロンドンのホテルで会った旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の元職員、アンドレイ・ルゴボイ氏らから事情聴取を行うとみられる。

 また、毒を盛られた疑いのあるロシアのガイダル元首相代行が4日までに、モスクワの病院から退院した。

産経新聞 (2006/12/05 12:45)

元スパイ不審死、英捜査官がロシア入り

 元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の不審死事件捜査のため、モスクワの空港に到着した英警視庁の捜査員。元KGB情報員で実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏らからの事情聴取を含む捜査活動を行う予定(4日)(EPA=時事)10時07分更新

 【モスクワ=緒方賢一】タス通信によると、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐のリトビネンコ氏が不審死した事件で、英ロンドン警視庁の捜査官が4日、ロシア国内での捜査のためモスクワに到着した。

 事件をめぐってはロシアの情報機関が関与したとの見方も出ており、捜査官はロシア側に情報提供などを求めると見られる。

 インターファクス通信によると、アイルランドで11月下旬、有毒物質を盛られて重体となりモスクワの病院で治療を受けていたガイダル元首相代行は4日、体調が回復し退院した。ガイダル氏の容体に関する医師団の所見は5日にも発表される見通しだという。

(2006年12月5日14時10分 読売新聞)

露元スパイ怪死 別の諜報員に暗殺要請 4年前にFSB

 【モスクワ支局】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質、ポロニウム210で殺害されたとみられる事件で、国家機密漏洩(ろうえい)罪で服役中のロシアの元諜報(ちょうほう)員が2002年当時、リトビネンコ氏の暗殺計画に加わるようFSBに求められていたことが5日明らかになった。AP通信が伝えた。

 元諜報員は4年の刑を受けて服役中で、このほど支援者を通じて文書を公表した。

 文書によると、元諜報員は02年、FSBからリトビネンコ氏ら反政府人物の殺害計画への参加を求められた。だが、これを断り、リトビネンコ氏にこの計画を通知したという。支援の弁護士らは英捜査当局に対し、元諜報員から早急に事情聴取するよう訴えている。

 一方、英国の捜査員が4日、モスクワに到着した。捜査員はリトビネンコ氏とロンドンのホテルで会った旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の元職員、アンドレイ・ルゴボイ氏らから事情聴取を行うとみられる。

(産経新聞) - 12月5日16時40分更新

ロ、元KGB職員聴取へ  英警察も捜査開始

 【モスクワ5日共同】ロシアのチャイカ検事総長は5日の記者会見で、亡命先のロンドンで不審死したロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑への関与が指摘されているFSBの前身、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のアンドレイ・ルゴボイ氏を事情聴取する方針を明らかにした。

 ルゴボイ氏はリトビネンコ氏が体調を崩す前にロンドンで何度も面会した。モスクワ入りしているロンドン警視庁の捜査チームも5日、モスクワでの捜査を開始した。

 ルゴボイ氏はリトビネンコ氏から検出された致死性の放射性物質ポロニウム210の検査のためモスクワで再入院したことが判明。だが、検事総長は「医師の許可があれば聴取は可能だ」と述べた。

 事情聴取はロシア側が行い、英国側の捜査員がこれに立ち会う形を取るとみられる。

 ルゴボイ氏は最近検査入院したばかりで、その時には放射線は検出されなかった。

 検事総長は、ポロニウムがロシアから持ち出された可能性はないと述べ、ロシアで生産された放射性物質が事件に使われた可能性を否定した。

 一方、検事総長はリトビネンコ氏暗殺グループに加わるよう誘われたと獄中から主張するトレパシキン元FSB職員について「英国側から事情聴取についての要請を受けていない」と述べた。

 プーチン政権を批判していたリトビネンコ氏は11月23日、入院先で死亡した。

東京新聞 (2006年12月05日 23時45分)

ロ、元KGB職員聴取へ 英警察も捜査開始

 【モスクワ5日共同】ロシアのチャイカ検事総長は5日の記者会見で、亡命先のロンドンで不審死したロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑への関与が指摘されているFSBの前身、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のアンドレイ・ルゴボイ氏を事情聴取する方針を明らかにした。

 ルゴボイ氏はリトビネンコ氏が体調を崩す前にロンドンで何度も面会した。モスクワ入りしているロンドン警視庁の捜査チームも5日、モスクワでの捜査を開始した。

 ルゴボイ氏はリトビネンコ氏から検出された致死性の放射性物質ポロニウム210の検査のためモスクワで再入院したことが判明。だが、検事総長は「医師の許可があれば聴取は可能だ」と述べた。

 事情聴取はロシア側が行い、英国側の捜査員がこれに立ち会う形を取るとみられる。

 ルゴボイ氏は最近検査入院したばかりで、その時には放射線は検出されなかった。

 検事総長は、ポロニウムがロシアから持ち出された可能性はないと述べ、ロシアで生産された放射性物質が事件に使われた可能性を否定した。

 一方、検事総長はリトビネンコ氏暗殺グループに加わるよう誘われたと獄中から主張するトレパシキン元FSB職員について「英国側から事情聴取についての要請を受けていない」と述べた。

 プーチン政権を批判していたリトビネンコ氏は11月23日、入院先で死亡した。

西日本新聞 2006年12月05日23時46分

毒殺事件めぐりFSB元幹部から聴取へ ロシア検事総長

 ロシアのチャイカ検事総長は5日の会見で、元情報将校リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件をめぐり、同氏が所属していたロシア連邦保安局(FSB)の元幹部で、事件への関与が取りざたされているルゴボイ氏から事情を聴く方針を明らかにした。

 ルゴボイ氏は、11月1日にロンドンのホテルでリトビネンコ氏と会っていた。弁護士によると、放射性物質の検査のために家族と共に入院しているという。チャイカ氏は「医師が許可すれば取り調べを受けるだろう」と述べた。また、ロシア入りした英捜査員に対して「可能な協力はすべてする」と表明する一方で、捜査はすべてロシア捜査当局が行い、英捜査員はそれに同席することになる、とも強調した。

 チャイカ氏はまた、リトビネンコ氏から検出された放射性物質ポロニウム210について「ロシアの工場から持ち出されることはあり得ないと考えている」と述べ、ロシアの核関連施設で作られた物質が殺人に使われたとの見方を否定した。

asahi.com 2006年12月05日23時48分

2006年12月06日

ロシア、「容疑者」引き渡さず=元情報機関員の変死事件

 【モスクワ5日時事】ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏の変死事件で、4日夜にモスクワ入りした英国の捜査官は5日、ロシア最高検察庁と協議し、合同の捜査計画を決めた。チャイカ最高検長官は同日の記者会見で、容疑者が判明しても身柄は英国側に引き渡さず、ロシア国内で裁判を受けることになると言明した。 

(時事通信) - 12月6日1時0分更新

露、KGB元職員を聴取へ 元幹部毒殺疑惑

 【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのチャイカ検事総長は5日、亡命先のロンドンでロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元幹部リトビネンコ氏が毒殺されたとみられる事件に関連して、事件への関与が疑われる旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のルゴボイ氏を事情聴取する方針を明らかにした。

 ただ、チャイカ氏は、リトビネンコ氏から検出された猛毒の放射性物質ポロニウム210がロシアで生産されたものではないとも強調した。

 5日にロシアでの捜査を開始した英国の捜査チームも、同氏を参考人として事情聴取を求めていた。しかし、同氏は、最近検査入院した際に、放射線が見つかったとして再入院するなど、捜査は難航も予想される。報道によると、ルゴボイ氏はこの10月から、リトビネンコ氏と合わせて4回面会していた。

産経新聞 (2006/12/06 01:11)

露元中佐変死 露検事総長が英捜査官に「ルゴボイ氏入院」

 【モスクワ杉尾直哉】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐のアレクサンドル・リトビネンコ氏変死事件でロシア最高検察庁は5日、モスクワに到着したロンドン警視庁の捜査官と今後の捜査を協議した。チャイカ検事総長が同日、会見で明らかにした。

 リトビネンコ氏が倒れる直前に会った元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏らの事情聴取を求めた英国側に検事総長は「ルゴボイ氏は入院中。聴取は医師の判断次第だ」と語った。

 検事総長によると、現時点でFSBの現職幹部への聴取は求められていない。露最高検はロシアから放射性物質ポロニウムが持ち出された可能性は捜査しない。検事総長は「あれだけの量(致死量)をロシアから持ち出すのは不可能。なぜ英国で用意されたと言えないのか」と述べた。

 ロシア国内では外国捜査機関は捜査権がなく、聴取は英国側の立ち会いで露最高検が行う。

(毎日新聞) - 12月6日1時21分更新

毒殺未遂説のガイダル氏が退院 「中毒と断定できず」

 【モスクワ=時事】タス通信によると、訪問先のアイルランドで急病で倒れ、モスクワ市内の病院に入院していたガイダル元ロシア首相代行が4日、退院した。今後数週間にわたり、外来治療に通うという。

 ガイダル氏の急病をめぐっては毒殺未遂説も流れた。同氏のスポークスマンは同日、中毒の可能性は排除されないとしながらも、原因物質は特定されておらず、医師団も確信をもって中毒と断定することはできないと指摘した。体内から放射性物質は検出されなかったという。最終診断は5日に公表される予定。

産経新聞 (2006/12/06 03:32)

露、KGB元職員を聴取へ 元幹部毒殺疑惑

 【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのチャイカ検事総長は5日、亡命先のロンドンでロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元幹部リトビネンコ氏が毒殺されたとみられる事件に関連して、事件への関与が疑われる旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のルゴボイ氏を事情聴取する方針を明らかにした。

 ただ、チャイカ氏は、リトビネンコ氏から検出された猛毒の放射性物質ポロニウム210がロシアで生産されたものではないとも強調した。

 5日にロシアでの捜査を開始した英国の捜査チームも、同氏を参考人として事情聴取を求めていた。しかし、同氏は、最近検査入院した際に、放射線が見つかったとして再入院するなど、捜査は難航も予想される。報道によると、ルゴボイ氏はこの10月から、リトビネンコ氏と合わせて4回面会していた。

(産経新聞) - 12月6日8時0分更新

死直前イスラム教に入信 不審死のリトビネンコ氏

 【モスクワ6日共同】ロシア通信によると、亡命先のロンドンで不審死したロシア連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の父親は5日、同氏が死ぬ直前にイスラム教に入信し、ロンドンにあるイスラム教墓地に埋葬されることになると述べた。

 入信した理由は不明だが、父親のバリテル・リトビネンコ氏は「かなり前から私たちの周囲にはイスラム教徒がたくさんおり、とても親しく付き合っていた」と説明した。死亡したリトビネンコ氏は、英国に亡命したロシア・チェチェン共和国の独立派幹部ザカエフ氏らイスラム教徒の人々と交流があったとされる。

 ザカエフ氏は4日、「(死前日の)先月22日、リトビネンコ氏のもとに夫人の同意を得てイスラム教神学者を連れて行き、コーランを読んでもらった」と明らかにした。

西日本新聞 2006年12月06日09時33分

露元スパイ変死、捜査協力の見返りに亡命者送還要求

 【ロンドン=本間圭一】6日付の英紙ザ・タイムズは、ロシアが英国に対し、露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件の捜査に協力する見返りに、英国内の亡命ロシア人の送還を求めている、と伝えた。英国は送還を拒否する姿勢を鮮明にしている。

 同紙によると、ロシアはこれまで、プーチン大統領と対立し、ロンドンに亡命した政商ボリス・ベレゾフスキー氏や、チェチェン武装勢力の幹部アフメド・ザカエフ氏らの引き渡しを要請したが、拒否されてきた。チャイカ露検事総長は今回、英国に両氏の送還を再検討するよう求めたという。

 ロンドン警視庁の捜査員は4日、モスクワ入りし、リトビネンコ氏のFSB時代の元同僚、アンドレイ・ルゴボイ氏ら事件への関与が疑われる関係者を聴取する意向を表明している。だが、露検察当局は原則としてロシア側が聴取を行い、英国への身柄送還要求に応じない姿勢を示している。

(2006年12月6日10時56分 読売新聞)

ロンドンの名門サッカー場でもポロニウム検出

 【ロンドン=本間圭一】ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、英保健省の下部組織「健康保護局」は5日、同氏が死亡した原因とされる放射性物質「ポロニウム210」が、ロンドンのサッカー競技場「エミレーツ・スタジアム」でも検出されたと発表した。

 ロンドン警視庁が事件の内情を知るとみる元FSB同僚、アンドレイ・ルゴボイ氏は、リトビネンコ氏と接触した11月1日、同スタジアムを訪れたとされている。

 同スタジアムは、サッカーのイングランド・プレミアリーグの名門、アーセナルの本拠地で、最多で6万人の観客を収容する。

 健康保護局は、「検出されたポロニウムは少量で、人体に影響はない」と呼びかけている。

(2006年12月6日11時34分 読売新聞)

毒殺の元スパイは「イスラム教墓地に埋葬」

 【モスクワ支局】ロシア連邦保安局(FSB)元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210で殺害されたとみられる事件で、同氏の父親は5日、リトビネンコ氏の葬儀が今週末にもロンドンで営まれ、イスラム教墓地に埋葬されると語った。フランス通信(AFP)が伝えた。

 父親のバリテルさんは「葬儀は8日に営まれる」との見通しを示した上で、生前の希望に沿ってイスラム教墓地に埋葬されると述べた。葬儀には家族のほかにイスラム教徒の友人も参列するとしている。ロシア通信がバリテルさんの話として伝えたところでは、リトビネンコ氏は最近、イスラム教に入信。その理由は不明だが、バリテルさんは、「かなり前から私たちの周りには多くのイスラム教徒がいた」と話している。

 一方、ロシアのチャイカ検事総長は5日、関係者からの事情聴取のために訪露している英国の捜査員に協力する意向を示した。リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に面会していた旧ソ連国家保安委員会(KGB=FSBの前身)の元職員、アンドレイ・ルゴボイ氏に対する事情聴取も、「入院先の医師が許可すれば可能」との見方を示した。しかし、英国の捜査員単独での聴取や、現役のFSB職員からの聴取、訴追のための容疑者の英国への身柄移送などは認められないとしている。

産経新聞 (2006/12/06 12:44)

変死したロシアの元スパイ、死の直前にイスラム教入信

 ロシア通信によると、亡命先のロンドンで変死したロシアの元情報将校リトビネンコ氏の父親は4日、同氏が死の直前にイスラム教に入信し、周囲に多くのイスラム教徒の友人がいた、と語った。また、同氏がロンドンにあるイスラム教の墓地に埋葬される、と明かした。

 父親によると、リトビネンコ氏の葬儀はイスラム式で営み、イスラム教徒の友人らも参列するという。父親は「息子の最後の望みをかなえてあげたかった」と話しているという。

asahi.com 2006年12月06日13時12分

露元中佐変死:イスラム式で埋葬 「本人の希望」と父

 ロンドンで変死したロシア連邦保安庁元中佐リトビネンコ氏の葬儀がイスラム教儀式で営まれることが6日、明らかになった。葬儀は8日、ロンドン周辺のイスラム墓地で行われ、遺族やイスラム教徒の友人らが参列するという。リトビネンコ氏は入院先で父親に「イスラム教徒の慣習によって埋葬されたい」と訴えたという。

(毎日新聞) - 12月6日22時27分更新

2006年12月07日

英捜査官、不審死・元中佐と接触のロシア人関係者聴取

 【モスクワ支局】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件捜査のため、モスクワ入りしているロンドン警視庁の捜査官は5、6日の両日、リトビネンコ氏にロンドンのホテルで接触したロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏を証人として聴取した。

 同じ会合に同席したアンドレイ・ルゴボイ氏からも聴取する方針。

 ルゴボイ氏の弁護士がインターファクス通信に語ったところによると、聴取は、ロシア検察庁と合同で行われた。聴取の内容は明らかにされていない。

 一方、ルゴボイ氏は同通信に対し、聴取に応じる意向を示したうえで、事件について、「上手な演出家がいるようだ」と語り、関与を改めて否定した。

(2006年12月7日1時23分 読売新聞)

イタリア人学者が退院=放射能被害の症状なし−元情報員変死

 【ロンドン6日時事】英国で変死した元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏と接触し、放射性物質ポロニウム210が体内から検出されたイタリア人学者マリオ・スカラメッラ氏が6日、ロンドンの病院を退院した。

 スカラメッラ氏は渡英後の放射能検査で陽性と判断され、入院して経過観察を受けていた。病院によると、同氏に中毒症状は出ていないという。

(時事通信) - 12月7日9時1分更新

モスクワの英大使館も放射性物質の痕跡 元スパイ変死

 ロシアの元情報将校リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、モスクワを訪れている英捜査員は6日、モスクワの英国大使館で放射性物質の痕跡を検出した。大使館員の健康には影響ないレベルだという。イタル・タス通信が伝えた。

 同大使館には、リトビネンコ氏とロンドンでしばしば接触して事件への関与が取りざたされているロシア連邦保安局(FSB)の元幹部ルゴボイ氏が、リトビネンコ氏が死亡した翌日の11月24日に訪問して、大使館員に事情を説明していた。

 一方、英捜査員とロシア検察庁の捜査官は6日、ルゴボイ氏の友人で、同氏と共に11月1日にロンドンのホテルでリトビネンコ氏と面会した実業家のコフトゥン氏から事情を聴取した。ロシア検察庁はロシア国内で英側に自由な捜査活動を認めておらず、ロシア側が行う捜査に立ち会わせる形をとった。

 放射線被曝(ひばく)の検査のために入院中のルゴボイ氏は同日、自身の事情聴取が7日中にも行われるとの見通しをインタファクス通信に語った。

asahi.com 2006年12月07日10時21分

露、見返りに亡命者引き渡し要求 毒殺事件捜査協力で

 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質で死亡したとされる事件で、6日付の英紙タイムズはロシアが捜査に協力する見返りに英国に亡命したロシア人の身柄引き渡しを求めていると報じた。英外務省は亡命者と事件の容疑者との交換はあり得ないとしている。

 同紙によると、ロシアのチャイカ検事総長は、捜査協力の見返りとして、プーチン政権を批判する政商、ベレゾフスキー氏と、ロシア・チェチェン共和国の独立派幹部、ザカエフ氏の2人が、英国から引き渡されることを期待している。

 ただ、英国は亡命者でも自由と人権を保障しており、事件を逆手に取るロシアの態度は英露関係の悪化を招きそうだ。

 ロイター通信によると、元ロシア情報機関員毒殺疑惑で6日、ロシア捜査当局は、事件への関与が指摘される企業コンサルタントで、11月1日にリトビネンコ氏に会ったドミトリ・コフツン氏から事情聴取した。(モスクワ支局)

産経新聞 (2006/12/07 10:28)

ロンドン警視庁、元スパイ変死を殺人容疑で捜査

 ロイター通信によると、ロンドン警視庁は6日、元ロシア情報機関員のリトビネンコ氏が毒物によって死亡した事件について、殺人容疑で捜査していると発表した。

 声明によれば、これまでの調べで「殺人事件とみなすのが適切な段階に至った」とする一方、「犯行の手段、動機や犯人の特定はまだできていない」と強調した。同庁は事件事故の両面から慎重に捜査していた。

 現在、モスクワに派遣されている同庁の捜査員が、リトビネンコ氏が体調不良を訴える直前に接触していたとされる旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元関係者のロシア人らから事情を聴いている模様だ。

asahi.com 2006年12月07日11時02分

露元中佐死 「殺人容疑」で捜査へ ロンドン警視庁

 【ロンドン小松浩】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件でロンドン警視庁は6日、「殺人容疑」で捜査する方針を明らかにした。警視庁は当初「原因不明の死」として扱い、途中で「不審死」の表現に変えるなど慎重な構えを見せていたが、これまでの捜査で放射性物質ポロニウム210を使用した「毒殺」だった疑いが濃厚と判断したものとみられる。

 また英政府は6日、モスクワの英国大使館から少量の放射性物質が検出されたと発表した。人体への危険はないという。リトビネンコ氏の病状悪化が報じられた直後、事件への関与が疑われる元FSB職員のアンドレイ・ルゴボイ氏が同大使館を訪れ捜査協力を申し出ており、その際に放射能が残留した可能性がある。

(毎日新聞) - 12月7日11時3分更新

モスクワの英大使館から放射性物質、不審死に関連か

 【ロンドン=本間圭一】英外務省は6日、在モスクワの英国大使館から、放射性物質が検出されたことを明らかにした。

 露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏は、同物質により死亡したと見られている。この事件への関与の疑いがある同氏の知人、アンドレイ・ルゴボイ氏は、事件発覚後、事情説明のため、同大使館を訪れており、今回の検出と関連があると見られている。確認されたのは少量で、身体への影響はないという。

 一方、ロンドン警視庁は6日、声明を発表し、今回の事件を「殺人」と断定した。体調を崩したリトビネンコ氏が生前、毒殺未遂の被害を訴えていたほか、同氏から検出された放射性物質「ポロニウム210」が致死量の100倍だったことなどから、自殺や事故の可能性は皆無に等しいと判断したと見られる。

(2006年12月7日11時10分 読売新聞)

在露英大使館からも放射性物質 英警察は殺人で捜査中

 【ロンドン=蔭山実】ロンドン警視庁は6日、ロンドンで不審死したロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)の毒殺疑惑に関し声明を発表。殺人容疑とみて捜査していることを明らかにした。

 声明は、「動機や容疑者についての結論は得られていない」とし、詳細についての言及を避けている。捜査が初期段階であるとしたうえで、殺人事件での捜査に至った経緯などについては一切明らかにされていない。

 ただ、疑惑発覚後に実施した鑑識作業や関係者への事情聴取などから、リトビネンコ氏殺害の可能性が高いと判断、殺人容疑と判断したものとみられる。

 一方、BBCテレビが外務省高官の話として伝えたところによると、在モスクワ英国大使館で警戒のため放射性物質の検査を行い、人体に危険はないものの、微量の放射性物質を検出したという。検出に至った経緯は不明だ。

産経新聞 (2006/12/07 11:25)

元スパイ変死、英警察「殺人容疑で捜査」と発表

 ロシア検事総長が勤務するモスクワの庁舎を訪れた、ロンドン警視庁の捜査員ら=6日〔ロイター〕

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、英警察は6日、これまで「疑わしい死亡事件」として扱っていた捜査を「殺人事件」に切り替えると発表した。今後の調べはリトビネンコ氏が誰に、どこで放射性物質「ポロニウム210」を服毒させられたのかが焦点となる。

 英警察は捜査員をロシアに派遣、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会ったロシア人の元連邦保安局(FSB)幹部、アンドレイ・ルゴボイ氏の事情聴取を求めている。既に同氏が乗ったロンドン—モスクワ間の英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)機内や出入りしたモスクワの英国大使館の部屋からポロニウムの痕跡が検出されている。

 リトビネンコ氏は11月23日に死亡、遺書でロシア政府の事件への関与を強く指摘していた。ロシア政府は関与を否定している。

NIKKEI NET  (12:35)

リトビネンコ元中佐の不審死、「殺人」と断定…英警察

 【ロンドン=本間圭一】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、ロンドン警視庁は6日、事件を「殺人」と断定し、捜査中とする声明を発表した。

 捜査当局は具体的な理由に触れていないが、リトビネンコ氏が生前、毒殺未遂の被害を訴えていたほか、同氏から検出された放射性物質「ポロニウム210」が致死量の100倍だったことなどから、自殺、事故の可能性は皆無に等しいと判断したと見られる。

 一方、英外務省は同日、在モスクワ英国大使館から、放射性物質が検出されたことを明らかにした。リトビネンコ氏の事件への関与の疑いがある同氏の知人、アンドレイ・ルゴボイ氏は、事件発覚後、事情説明のため、同大使館を訪れており、今回の検出と関連があると見られている。確認されたのは少量で、身体への影響はないという。

(2006年12月7日12時43分 読売新聞)

ロ元情報将校変死、殺人事件と断定 英捜査当局

ロンドン(CNN) ロシア連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏(当時43)の変死について、英ロンドン警視庁は6日、同氏が何者かに殺害されたと断定して捜査を進めていることを明らかにした。

同庁はこれまで、殺人の疑いがあるとの見解にとどめてきたが、殺人事件として扱うことが適切と判断する段階に至った。ただ、犯行の手口や動機、容疑者などはまだ不明だとしている。

こうしたなか、リトビネンコ氏と仕事上で接点があったソコレンコ氏はAP通信に対し、リトビネンコ氏の別の知人で、情報機関要員から企業家に転じたルゴボイ氏が、警察の事情聴取に応じると述べた。場所や日時は不明。検察当局はこの情報について確認を避けたものの、ロシアのタス通信はルゴボイ氏自身が認めたとしている。

ロシア国内の報道によると、ルゴボイ氏はリトビネンコ氏の死亡前1カ月間、ロシアからロンドンに3回渡航し、リトビネンコ氏と4回会ったという。ルゴボイ氏は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に会った人物の1人。

また、AP通信がインタファクス通信の報道として伝えたところによると、モスクワ市内の英国大使館から6日に放射性物質の痕跡が検出された。人体への危険はないという。

CNN 2006.12.07 13:15

露元情報員不審死事件 英当局、殺人容疑で捜査

 【ロンドン=蔭山実】ロンドン警視庁は6日、ロンドンで不審死したロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏の事件について、殺人容疑で捜査しているとの声明を発表した。

 声明は、「動機や容疑者についての結論は得られていない」と捜査が初期段階であることを指摘。殺人事件での捜査に至った経緯などについては一切触れていない。

 ただ、疑惑発覚後に実施した鑑識作業や関係者への事情聴取などから、リトビネンコ氏殺害の可能性が高いと判断、殺人容疑と判断したものとみられる。

 一方、BBCテレビが外務省高官の話として伝えたところによると、在モスクワ英国大使館で警戒のため放射性物質の検査を行い、人体に危険はないものの、微量の放射性物質を検出したという。検出に至った経緯は不明だ。

(産経新聞) - 12月7日16時36分更新

ロシア元第1副首相、政府内の政敵に狙われた可能性も

 12月7日、ロシアのガイダル元第一副首相(写真)は自分が政府内部の政敵に狙われた可能性があると表明。2月撮影(2006年 ロイター/Alexander Natruskin)

 [ロンドン 7日 ロイター] 原因不明の体調急変に見舞われたロシアのガイダル元第一副首相は、7日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙に寄稿し、ロシア政府内部の政敵が自分の殺害を狙った可能性がある、との考えを示した。

 ガイダル氏は、11月24日にアイルランドのダブリンを訪れていた際に体長が急変したことについて、状況から見て毒を盛られたもようだと述べた。

 同氏は「政治スリラーを思わせる一連の出来事に遭遇した。処置をしてくれた人たちによると、私は床に倒れ、鼻から出血し、口からは血液と吐捨物が流れ出していた。顔は蒼白で意識がなく、瀕死の状態に見えたらしい」と述べた。

 同氏は、朝食に果物と茶を摂ってから気分が悪くなりはじめたとしている。

(ロイター) - 12月7日17時22分更新

チェチェン住民にポロニウム?=ロシア元情報員変死で独立派幹部

 【ロンドン7日時事】チェチェン共和国独立派幹部で英在住のアフメド・ザカエフ氏は7日放映の英スカイテレビとのインタビューで、ロシア元情報員アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件に関連し、ロシアが過去にチェチェン住民に対して放射性物質ポロニウム210を使用したことがあると主張した。ただ、証拠は示していない。

 ザカエフ氏は、チェチェンでリトビネンコ氏と同じような症状を呈して死亡した人々がいたとした上で、「事件の背後にモスクワがいることは間違いない」と述べた。

(時事通信) - 12月7日21時1分更新

露元中佐変死 露最高検、殺人事件として立件へ

 元ロシア連邦保安庁中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死について露最高検察庁は7日、殺人事件として捜査することを決めた。また、同検察庁は同氏とロンドンのホテルで面会したロシア人実業家ドミトリー・コフツン氏も放射性物質による健康悪化が認められるとして殺人未遂事件として立件する方針を明らかにした。

(毎日新聞) - 12月7日23時47分更新

欧米との関係悪化狙った犯行…毒被害の元露首相代行

 【モスクワ=緒方賢一】訪問先のアイルランドで有毒物質により一時重体となったロシアのガイダル元首相代行は、7日付ロシア紙「ベドモスチ」に寄稿し、ロシアと欧米の関係悪化を望む勢力が自分に毒を盛ったとの見方を示した。

 ガイダル氏はモスクワの病院で治療を受け体調が回復し、今月4日に退院した。

(2006年12月7日23時59分 読売新聞)

2006年12月08日

ロシアも殺人容疑で捜査=元情報員変死、主導権狙いか

 【モスクワ7日時事】ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐アレクンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ロシア最高検察庁は7日、元中佐が放射性物質を盛られて死亡したと断定、殺人容疑で捜査を開始したと発表した。ロシア側はこれまで英捜査当局に協力するとの立場だったが、今後の捜査でロシア主導色が強まる可能性もある。

(時事通信) - 12月8日1時1分更新

リトビネンコ氏の不審死、ロシア最高検も捜査開始

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア最高検察庁は7日、ロンドンで死亡した連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の体内から放射性物質「ポロニウム210」が検出された事件を殺人事件として捜査を開始した。

 事件が起きた英国に今後、捜査員を派遣するという。

 ロンドン警視庁の捜査員はすでにモスクワに入り殺人事件として捜査を始めているが、ロシアが独自捜査に着手したことで、英国への捜査協力に影響が出る可能性もある。

 プーチン政権を厳しく批判したリトビネンコ氏の不審死をめぐっては、ロシア情報機関や、プーチン政権と敵対する政商ボリス・ベレゾフフキー氏の関与説が広がっている。

(2006年12月8日1時2分 読売新聞)

いじめ防止保護者も知恵 県教委 対策会議18日設置

 森山良一県教育長は7日、いじめ防止のため、学識経験者や相談機関関係者、保護者代表などで組織する「いじめ問題総合対策会議」(仮称)を18日に設置することを明らかにした。定例県議会で自民党県議団の代表質問に答えた。また、県が独自に行っている小中学生を対象にした学力テストについて、来年度から国が行うテストでは対象とならない教科も実施する方向で検討していることを明らかにした。

 県教委は現在、筑前町の三輪中学校で2年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる問題を受け、職員らで組織する「いじめ防止対策本部」を設置。いじめ防止の理念や、具体策を盛り込んだ総合対策の策定に向けた検討をしている。

 今回立ち上げる「いじめ問題総合対策会議」は、県職員のほか、大学教授や県PTA連合会の会員ら約20人で構成。同本部への「ご意見番」として、近くまとまる総合対策の案などについて審議する。18日に初会合を開く予定。

 学力テストについては、県は2003年度から独自に実施。本年度は県内の小学5年生と中学2年生全員を対象に、国語、社会、理科、算数・数学、中学生は英語も行った。一方、国は来年4月から、全国の小学6年生と中学3年生全員を対象に国語と算数・数学の2教科のテストをする方針で、県議会では対象学年や教科について県教委の対応がただされた。

 森山教育長は「対象学年を国に合わせ、国が行わない教科は(県独自に)実施する方向で検討している」と答弁。国の学力テストと併せて実施するかは未定という。

=2006/12/08付 西日本新聞朝刊=

露元中佐変死 実業家が聴取直後こん睡…放射線障害の症状

 【モスクワ杉尾直哉】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で、ロンドン警視庁の要請を受け、露最高検から事情聴取を受けていたロシア人実業家ドミトリー・コフツン氏が7日、聴取の直後、こん睡状態となったとインタファクス通信が伝えた。それによると、コフツン氏は、リトビネンコ氏と同様の放射線障害とみられる症状を示しており、医師の診断では「危機的状態」という。

 コフツン氏は先月1日、ロンドンのホテルで、元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏と共にリトビネンコ氏と会っていた。リトビネンコ氏はこの直後、体調を崩し、死亡した。

 露最高検は7日、リトビネンコ氏の変死を殺人事件と断定すると共に、コフツン氏に対する殺人未遂もあったとして刑事事件として立件する方針を表明した。コフツン、ルゴボイの両氏はいずれもモスクワの同じ病院に入院している。

(毎日新聞) - 12月8日10時2分更新

露元中佐変死 ホテル従業員7人からポロニウム検出 英国

 【ロンドン小松浩】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が殺害された事件で英健康保護庁は7日、ロンドン市内のホテル従業員7人から低レベルの放射性物質ポロニウムが検出されたと発表した。極めて少量で従業員への健康被害はないとされている。

 リトビネンコ氏は先月1日、ロンドン市内のすし店でイタリア人防衛コンサルタントと昼食をとったあと、このホテルのバーで元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏らと面会し、同日夜に体調を崩した。すし店、ホテルの双方からは既に放射線が検出されている。

 一方、リトビネンコ氏の遺体は7日、ロンドン北部にある墓地に埋葬された。葬儀にはチェチェン穏健独立派の元幹部ザカエフ氏や政商ベレゾフスキー氏も参列した。

(毎日新聞) - 12月8日10時2分更新

犯行現場はホテルのバー?=元ロシア情報員変死事件−英紙

 【ロンドン8日時事】8日付の英紙タイムズは、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏はロンドン市内にあるホテルのバーでロシア人2人と会った際に、放射性物質のポロニウム210を盛られたのではないかと捜査当局がみていると報じた。

 英保健保護庁(HPA)は7日、同じバーの従業員7人から微量のポロニウムが検出されたと明らかにした。ただし、長期、短期的に健康に影響を及ぼすものではないという。

(時事通信) - 12月8日11時1分更新

変死のリトビネンコ氏と接触の男性、放射能被爆で重体=通信社

 12月7日、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏と接触したロシア人ビジネスマンのドミトリー・コフツン氏(写真)、放射能被爆で重体。11月撮影。資料写真(2006年 ロイター/Mikhail Antonov/Reuters TV)

 [モスクワ 7日 ロイター] インタファクス通信が匿名の情報源を引用して伝えたところによると、変死したロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏と接触したロシア人ビジネスマンのドミトリー・コフツン氏が、モスクワの病院に入院しており、放射能被爆で重体になっているという。

 コフツン氏とリトビネンコ氏は、リトビネンコ氏が重体に陥った11月1日にロンドンで接触している。

 インタファクスは、コフツン氏について、リトビネンコ氏の変死事件を捜査している英国とロシアの捜査員の尋問をモスクワの病院で受けた後、昏睡状態に陥ったと伝えたが、これについては情報源は明らかにしていない。

 ロシア検察当局のスポークスマンは、コフツン氏の容体については何の情報もないとしている。

(ロイター) - 12月8日11時2分更新

変死の元情報将校と接触の人物が重体か ロシア紙報道

モスクワ(CNN) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、インタファクス通信は7日、同氏が倒れた当日に接触した人物が、放射性物質によるとみられる症状を示し、重体に陥っていると伝えた。

この人物は、FSB元職員で実業家のコフトゥン氏。元情報要員ルゴボイ氏とともに、11月1日にリトビネンコ氏と会っていた。インタファクス通信によると、コフトゥン氏は英、ロシア両捜査当局の事情聴取を受けた直後、体調が急激に悪化した。症状はリトビネンコ氏と共通しており、現在こん睡状態のまま入院しているという。匿名の病院関係者の話として報じた。

ただ、ルゴボイ氏の弁護士はCNNとのインタビューで、「コフトゥン氏の弁護士によれば、同氏の病状は悪化していない。重体の報道はねつ造だ」と発言。情報は錯綜している。

ルゴボイ氏もすでに、自身から放射性物質が検出されたことを認め、モスクワ市内の病院に入院。捜査当局が予定していた同氏の事情聴取は、無期延期された。コフトゥン氏とルゴボイ氏はモスクワで記者団に、「何者かがわれわれを、リトビネンコ氏殺害の犯人に仕立て上げようとしている」と主張していた。

一方、英保健当局によると、リトビネンコ、ルゴボイ、コフトゥンの3氏が会ったホテルのバーで、従業員7人から少量の放射性物質が検出された。従業員らに当面、健康上の影響はないとみられる。

ロシア最高検察庁は7日、リトビネンコ氏の事件を殺人として捜査すると発表した。ロシア当局はこれまで、同事件の容疑者を英国側に引き渡すことを拒否する姿勢を示していたが、これにより、ロシア側が容疑者を独自に起訴することも可能になる。

CNN 2006.12.08 11:19

元スパイ殺害、ホテル従業員7人からポロニウム検出

 【ロンドン=本間圭一】英保健省が管轄する外郭団体「健康保護庁」は7日、ロンドンの高級ホテル「ミレニアム・メイフェア」の従業員7人から放射性物質ポロニウム210が検出されたと発表した。

 7人はホテル内のバーで勤務していた。

 ポロニウムで死亡したとみられる露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏は11月1日、このバーで知人のアンドレイ・ルゴボイ氏らと会談しており、7人は、何らかの形で事件に巻き込まれた可能性が濃厚だ。今回の事件に関連して、ポロニウムが一度に確認された人数としては最多。いずれも検出量は少なく、健康被害はないとみられている。

 一方、リトビネンコ氏の遺体は7日、ロンドンの墓地に埋葬された。

(2006年12月8日12時1分 読売新聞)

ロシアの元スパイ、ホテルのバーで毒盛られる?

 ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、8日付の英各紙は同氏がロンドン中心部のミレニアム・ホテルのバーで放射性物質を飲まされたとする英警察の見方を伝えた。保健当局は7日、バーで働いていた7人の従業員から少量の放射性物質「ポロニウム210」が検出されたと発表した。

 保健当局は従業員から検出したポロニウムについて、短期的に身体に影響はないが長期的にはがんのリスクが高まる恐れもあると説明。リトビネンコ氏がホテルに立ち寄って体調を崩した11月1日にバーへ出入りした約250人がポロニウムと接触した可能性があるとして、連絡を求めている。

 8日付英紙タイムズによると、英警察はポロニウムはリトビネンコ氏が飲んだカクテルに混入されたとの見方を強めている。「毒入りカクテル」はバーではなく、ホテルの一室で作られた可能性もあるもようで、同ホテルの一室から多量のポロニウムの痕跡が出たとの情報もある。

NIKKEI NET 2006/12/08 (13:01)

2006年12月09日

露元中佐変死 英国での接触者、ロシアで深刻な放射線障害

 元ロシア連邦保安庁中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で露検察が事情聴取したロシア人実業家ドミトリー・コフツン氏の病状について医療関係筋は8日、「肝臓、腎臓、腸全体に深刻な放射線障害の症状が出ている」と述べた。同氏は10月初めから11月1日までの間に英国でリトビネンコ氏と数回会ったという。

(毎日新聞) - 12月9日0時28分更新

リトビネンコ元中佐と接触、ロシア人が放射線で重体

 【モスクワ=緒方賢一】インターファクス通信によると、ロシア連邦保安局(FSB)元中佐の殺害事件で、英国の捜査当局から聴取を受けたロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏が8日、放射線障害で重体となった。コフツン氏は肝臓や腎臓などの機能が急激に低下したという。

 また英国の捜査当局が最も注目し事情聴取を求めているアンドレイ・ルゴボイ氏にも放射線障害の症状が見られるという。2人はモスクワで入院中だ。

 コフツン氏とルゴボイ氏は、放射性物質「ポロニウム210」で殺害されたFSB元中佐のリトビネンコ氏と11月1日にロンドン市内で接触した。

(2006年12月9日0時48分 読売新聞)

中間報告を12日に公表 筑前いじめ調査委

 福岡県筑前町で三輪中学2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとされる事件で、町教委が設置した調査委員会(委員長・高田清福岡教育大教授)は8日、会合を開き、12日に中間報告を柿原紀也・同町教育委員長に提出、公表することを決めた。

 調査委はこれまで、同中の2年生を対象に無記名アンケートを実施したほか、遺族や学校関係者への聞き取りを行ってきた。男子生徒の1年時担任(入院中)にも4日、約1時間の聞き取り調査を行ったという。これらの調査結果を踏まえ、中間報告ではいじめと自殺の因果関係も明らかにする。また、年内をめどに再発防止などの提言を盛り込んだ最終報告も行う。

 男子生徒の父親(40)は「『いじめられてもういきていけない』と息子の遺書にある。いじめがあったと信じている。報告が公正で、真実を明らかにする内容であることを期待したい」と話した。


=2006/12/09付 西日本新聞朝刊=

2006年12月09日01時17分  (西日本新聞) - 12月9日10時7分更新

いじめ:筑前町長「取り組み、全町あげて対応」 /福岡

 筑前町の12月議会が8日開会し、手柴豊次町長は三輪中2年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題を取り上げ「全町をあげて、いじめに対する取り組みを発信したい」と述べた。さらに手柴町長は「教育の中立性、独立性を保ちながら真相を究明し信頼回復をしたい」と述べ、調査委員会の調査に期待を寄せた。

 同議会は12、13日が一般質問で、7人が、いじめ自殺に関連して▽教育委員会の対応▽事件の概要▽学校現場と町教委の現場での対応−−などを取り上げる。

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2006年12月9日

ロシア人実業家宅を捜索=元情報員殺害で独警察

 【ベルリン8日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は8日、同氏と接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクの住居を捜索した。

(時事通信) - 12月9日11時0分更新

自殺生徒の机に塚本さんの絵 「命の尊さ」訴え

tukamoto.jpg「絵を見て、生徒たちがやさしい気持ちになれたら」と話す塚本猪一郎さん

 西鉄高速バス乗っ取り事件で母親を亡くした佐賀郡久保田町の画家塚本猪一郎さん(50)の絵が、いじめを苦に自殺した福岡県筑前町立三輪中の生徒の机に飾られることになった。「二度と同じ悲劇を起こさないためのメモリアル」として教師たちが購入。塚本さんは「絵で教室がやさしい雰囲気になれたらいい」と話す。

 「いつまでも事件を忘れない」。その思いを形にするため、教諭らが自費で絵を購入した。自殺した生徒のクラスでも話し合いを持ち、花の代わりとして机に絵を飾ることを決めた。教諭らは「命の尊さを知る塚本さんの作品しかいない」と考え、11月中旬に自宅を訪問し、絵を選んだ。

sakuhin.jpg 三輪中学校が購入した塚本さんの「花の咲く寸前に」

 絵は事件前に制作したもので、題名は「花の咲く寸前に」。四つ切りサイズの版画で、「命が芽吹き始めるやさしい春をイメージした」という。塚本さんは「かつて私がそうだったように、生徒たちも壊れそうな痛みや動揺を感じていると思う。前向きに歩き出すきっかけになれば」と語る。

 教諭らは生徒の四十九日法要の前日に、遺族宅を訪門。母親はバスジャック事件のことをよく知っており、絵を見て、「命について考えるにはいい」と述べ、机に飾ることを了承したという。

佐賀新聞 12月09日更新

がめ煮っ記:物で栄えて /福岡

 「だめ息子でごめん。いじめられて、もう生きていけない」

 筑前町三輪中2年、男子生徒の悲痛な遺書が頭から離れない。もう2カ月が過ぎた。原因を明らかにすべく調査委員会が既に6回開かれた。年内には結果を出すという。

 先週、地元の女性3人に「まだいじめ問題? 町の印象が悪くなるからいつまでも書かないで」と意見された。隣の朝倉市の柿農家を訪ねた時も同じだった。学校での様子を保護者に聞くと「子どもは以前の状態に戻った」と話した。地元ではいじめ問題は昔の話で、マスコミや関係者だけがこだわっているように映ってくる。

 格差社会は確実に進み、勝ち組負け組などと言われるようになった。子どもから大人まで競争を強いられる社会になっている。学校に限らずストレスからくるいじめも数多く報告されている。

 故高田好胤・奈良薬師寺管長の「物で栄えて心で滅ぶ」という言葉が、心にしみる。【川上敏文】

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2006年12月9日

元スパイと接触のビジネスマン宅、放射性物質の痕跡

 元ロシア情報機関員リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は、同氏と接触があったロシア人実業家コフトン氏の関係先を捜索した結果、放射性物質の痕跡が見つかったことを明らかにした(9日、ハンブルク)(EPA=時事)10時41分更新

 【ベルリン=三好範英】露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、ドイツの警察当局は8日夜(日本時間9日未明)、同氏と接触したロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏のハンブルク市内の住居を家宅捜索した。

 DPA通信によると、警察当局は、放射性物質の痕跡を発見したことを明らかにした。

 コフツン氏は、放射性物質「ポロニウム210」で殺害されたとみられるリトビネンコ氏と、11月1日にロンドンで接触した。友人で旧ソ連国家保安委員会(KGB)で要人警護を担当していたアンドレイ・ルゴボイ氏も同席していた。ロンドン警視庁のこれまでの調べで、コフツン氏は11月1日にハンブルクからロンドンに飛行機で移動したことがわかっている。

 同氏が今回の殺人事件にどのような役割を果たしたのかは不明だが、独ウェルト紙電子版は、警察筋の話として、「ハンブルクで事件の準備の一部が行われた」と報じている。

(2006年12月9日12時20分 読売新聞)

リトビネンコ氏紅茶からポロニウム摂取か

 9日付の英紙デーリー・ミラーなどは、英警察が、死亡したロシアの元情報機関幹部リトビネンコ氏が11月1日にロンドンのミレニアムホテルで紅茶を飲んだ際、致死性の放射性物質ポロニウムを摂取したとの見方を強めていると報じた。

 同紙によると、ホテルのバーにあるカップから「高い」放射線が検出され、バーの皿洗い機や当時勤務していた従業員七人からも放射性物質の痕跡が認められたと、英捜査当局高官が明らかにした。

 リトビネンコ氏は当時、同ホテルで旧ソ連国家保安委員会(KGB)元少佐のルゴボイ氏、ロシア人の企業コンサルタント、コフトゥン氏らと会っていたことが分かっている。(共同)

(2006年12月9日14時49分 スポーツ報知)

元スパイ殺害、ドイツにも捜査拡大

 【ロンドン=横田一成】ロシアから英国に亡命した元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで殺害された事件は8日、ドイツまで捜査範囲が拡大、北部ハンブルクのアパートから微量の放射性物質「ポロニウム210」が検出された。

 ハンブルク警察当局は9日未明、リトビネンコ氏とロンドンで会ったロシア人ビジネスマンのコフトゥン氏が同市を訪れていたことを認めた。

NIKKEI NET 2006/12/09 (16:05)

放射性物質の痕跡、ドイツにも拡大 ロ元情報将校の変死

CNN200612090015.jpg ドミトリー・コフトゥン氏

ハンブルク——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ドイツ警察は9日、同氏がロンドンで倒れた当日に接触した人物が使っていたハンブルクのアパートで放射性物質の痕跡を発見したと発表した。物質そのものは見付かっていない。

リトビネンコ氏の死因とみられる毒性の強い放射性物質は、モスクワの英国大使館、ロンドンのホテルのバー、ロンドン─モスクワ間に使われた英ブリティッシュ・エアウェイズ航空機内など多数の場所で検出され、この物質が持ち込まれた経路の解明が事件の謎を解く鍵ともなっている。

ハンブルクのアパートを使用していた人物は、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏。放射性物質の被爆とみられる症状を示し、モスクワの病院に入院中で、重体との報道もある。

アパート内には約30人の入居者がいるが、健康に被害が及ぶ恐れはないとしている。ただ、周辺地域を閉鎖、放射能専門家ら建物に入り、調べている。

コフトゥン氏は11月1日にロンドンのホテルでリトビネンコ氏と面会している。リトビネンコ氏は同日、体調を急に崩し、23日に死亡している。

ドイツ警察の報道担当は、コフトゥン氏がロンドンでリトビネンコ氏に会った後、ハンブルクに戻ったのかは不明と述べた。ハンブルクからロンドンに入っていたとの報道もある。コフトゥン氏のハンブルクのアパートは3階建てで、リトビネンコ氏がこの建物内の別の2部屋を使っていたとの情報もあり、更に調べている。

事件の解明でロンドン警視庁の捜査員がモスクワに入り、コフトゥン氏らの聴取を行っている。コフトゥン氏は先にモスクワで記者団に、「何者かがリトビネンコ氏殺害の犯人に仕立て上げようとしている」と主張していた。

CNN 2006.12.09 18:11

露元中佐の毒殺、ロンドンの高級ホテル舞台…英紙報道

 【ロンドン=本間圭一】9日付の英紙デイリー・テレグラフは、放射性物質「ポロニウム210」で殺害されたと見られる露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏が11月1日に立ち寄ったロンドンの高級ホテルが、毒殺決行の舞台になった可能性が高いと伝えた。

 同日付のガーディアン紙は、暗殺実行犯が同ホテルで自らも放射性物質に触れた可能性がある、と報じた。いずれも、同ホテルでリトビネンコ氏と接触し、放射線障害などで入院中のビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ、ドミトリー・コフツン両氏の事件関与を強く示唆する内容だ。

 デイリー・テレグラフは、報道の根拠として、リトビネンコ氏がホテルで口にしたとみられるコップから放射性物質の痕跡が確認された点などを挙げた。ガーディアンによると、ロンドンで「ポロニウム210」が検出された箇所が10か所以上に上るため、暗殺実行犯がかなりの量を飲み込んだ可能性があるという。

(2006年12月9日19時17分 読売新聞)

リトビネンコ氏の葬儀、遺体は放射能遮断するひつぎに

 英国で変死したロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の葬儀が7日、ロンドン北部の墓地で行われた。遺体は放射能を遮断する特製のひつぎに入れられ埋葬されたとみられる。

 同氏は死亡する直前にイスラム教徒に改宗していたが、英メディアによると、家族の希望により葬儀は無宗教方式で行われた。出席者は約50人で、英亡命中のチェチェン共和国独立派幹部アフメド・ザカエフ氏やロシアの政商ベレゾフスキー氏らも姿を見せたという。これに先立ち、ロンドン中心部のイスラム教寺院では、リトビネンコ氏の追悼式も行われた。(ロンドン 時事)

産経新聞 (2006/12/09 19:49)

2006年12月10日

放射性物質の痕跡発見=元ロシア情報員と接触の実業家関係先で−独警察

 【ベルリン9日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、ドイツ警察当局は9日、同氏と接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクの関係先を捜索した結果、放射性物質の痕跡が見つかったことを明らかにした。

 独メディアによると、痕跡が見つかったのはコフトン氏の元妻と元義母の住居。ただ、この放射性物質がリトビネンコ氏から検出されたのと同じ猛毒のポロニウム210かどうかは詳しい分析が必要で、現時点では不明としている。

(時事通信) - 12月10日1時0分更新

世田谷一家事件、遺族が講演 「4人の遺志や姿、社会に伝えたい」

 東京都世田谷区で平成12年12月、会社員の宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が殺害された事件は今月末で発生から6年。7回忌を迎えるにあたり、妻の泰子さん=同(41)=の姉、入江杏さん(49)が9日、都内で講演会を開き、突然の別れと悲しみから再生するまでの道のりを語った。

 事件当時、入江さんは宮沢さん一家と隣接する住宅に居住。「なぜ助けられなかったのか」と自暴自棄に陥ったこともあったという。ただ周囲の励ましに加え、絵を描くことを通じて立ち直りのきっかけを模索。5月には宮沢さん一家との思い出をつづった絵本「ずっとつながってるよ」(くもん出版)を出版した。

 この日、入江さんは「どんなに悲しみにくれる人でも、周囲の支えやつながりが必ずあることを感じてほしい。4人は明るく生きて犯罪に最も無縁だった。これからは悲しむだけでなく4人の遺志や姿を社会に伝えていきたい」と訴えた。

 一方、捜査本部が置かれている警視庁成城署は10日、事件現場前の公園で追悼集会を開き、宮沢さんの父、良行さん(78)がみきおさんら4人への思いをビデオを通じて訴える。良行さんはこれまで報道を通じて事件への思いを語ってきたが、公に顔を出してメッセージを送るのは初めて。事件により突然命を奪われた4人への思いや犯人逮捕に向けた願いを会場に設置したテレビ画面を通じて語りかける。

(産経新聞) - 12月10日8時0分更新

ロシア政府関与を「確信」 リトビネンコ氏の妻

 【ロンドン10日共同】毒殺された疑いが持たれているロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏の妻マリーナさん(44)が、10日付英紙のインタビューで「ロシア政府が手を下したと確信している」と語った。

 マリーナさんは、プーチン大統領が事件に直接関係しているとは思えないとしながらも「ロシア側に協力する気はない」と話し、犯人を捜し出すため英国の捜査には協力すると強調した。

 マリーナさんは、リトビネンコ氏について「政府のために働いていたが、同時に組織犯罪にも立ち向かっていた」と指摘。ロンドンに移って以降、生活に困ることはなかったが、何で収入を得ているのかはっきりしなかったと話した。

 12歳の息子を「学校に行かせるな」などと言うこともあり、安全を気にしている様子もあった。最後の言葉は「君をとても愛している」だったという。

西日本新聞 2006年12月10日11時52分

世田谷一家殺害で遺族が訴え

20061210000075002.jpg平成12年の大みそか、東京・世田谷の住宅で会社員の一家4人が殺害されていた事件から6年がたつのを前に10日、追悼式が行われ、事件の解決を願う遺族の思いを納めたビデオが流されました。

この事件は平成12年12月31日、東京・世田谷区の住宅で、会社員の宮沢みきおさん(44)と妻の泰子さん(41)、長女で小学校2年生だったにいなちゃん(8)と長男で保育園児の礼ちゃん(6)の一家4人が殺害されているのが見つかったものです。

事件からまもなく6年がたつのを前に、10日、現場近くの公園で追悼式が行われ、近所に住む人たちや警視庁の幹部らが花を供えて一家のめい福を祈りました。

このあと、みきおさんの両親が今年10月、捜査員を前に心境を語ったときの様子を納めたビデオがスクリーンに映し出されました。

この中で父親の良行さんは「4人はわたしたちの宝でした。人の幸せを奪った犯人が必ず逮捕され、罰を受けると思っています。みなさんもお疲れでしょうが、ぜひ犯人を捕まえてほしい」と訴えました。

これを受けて、捜査本部が置かれている成城警察署の警察官が「遺族の期待に応えるためにも必ず犯人を捕まえます」と、あらためて事件の解決を誓いました。

NHK 12月10日 12時15分

「4人は宝。犯人捕まえて」=遺族がビデオメッセージ−世田谷一家殺害で追悼集会

 2000年12月に東京都世田谷区で起きた宮沢みきおさん一家殺害事件。追悼集会で土田猛成城署長(中央)が犯人と同じ服装をした警察官を両脇に置き情報提供を呼び掛けた(10日、東京都世田谷区の祖師谷公園)(時事通信社)21時04分更新

 「4人は宝。犯人を必ず捕まえて」。2000年12月、東京都世田谷区の会社員宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が殺害された事件で、警視庁成城署捜査本部は10日、宮沢さん宅そばの公園で追悼集会を開き、献花を行うとともに、遺族のビデオメッセージを流し、犯人の逮捕を改めて誓った。

 集会冒頭、土田猛署長は犯人と同じ服装をした警察官を横に置き、事件前日の同月29日午後の目撃情報などを紹介しながら「このような姿を見た人は、捜査本部にご一報いただきたい。また、特に犯人の家族には、家族を失った思い、悲しみを受け止めてほしい」とあいさつした。

(時事通信) - 12月10日16時0分更新

ロ元情報将校の妻、「ロシア当局が殺人に関与」と

CNN200612100017.jpg リトビネンコ氏の葬儀に参列した妻マリアさん

ドイツ・ハンブルク──放射性物質で殺害された疑いが指摘されているロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校のアレクサンドル・リトビネンコ氏の妻マリアさん(44)は英紙に対し、ロシア当局が夫の死に関与しているとの認識を示した。


10日付大衆日曜紙サンデー・ミラーによると、マリアさんはロシアのプーチン大統領個人が実行犯ではないとしたうえで、「プーチン大統領がロシア国内の自分の周辺で取る行動は、英国滞在中の人間の殺害を可能にする。わたしは事件がロシア当局の仕業だと思っている」と語った。


ロシア当局は今のところマリアさんに接触していない。マリアさんは同紙に対して英捜査当局への信頼を表明し、真実を語る可能性がないとしてロシア当局の捜査には協力しない意向を明らかにした。


一方、マリアさんは高級日曜紙サンデー・タイムズに対し、リトビネンコ氏に敵がいたものの「このようにひどい方法で殺害する敵ではなかった。夫は自分が最初の標的になるとは思っていなかった」と語った。


こうしたなかロンドン警視庁は、事件の捜査官26人中2人から放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。検出量は比較的少なく安全基準以下のため、2人は引き続き捜査にあたっている。


ロンドン警視庁の捜査は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日、ロシア人3人と会ったミレニアム・ホテルに照準が絞られたもよう。同ホテルでは4階客室やバーに加え、バー従業員7人からポロニウム210が検出されている。


また、複数の報道によると、ロシア検察当局は目撃者の事情聴取を目的に、ロンドンに捜査官を派遣することを計画している。計画の概略は既に作成済みだが、派遣時期などの詳細は未定という。

CNN 2006.12.10 20:24

英捜査員からも微量のポロニウム 元露スパイ毒殺

 英PA通信によると、英警察当局は10日、致死性の放射性物質ポロニウム210を使ったロシア情報機関の元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑で、捜査に参加している英捜査員2人からポロニウムが検出されたことを明らかにした。

 警察当局は、検出された量は比較的少なく、安全基準内としている。二人の健康状態に異常はなく、捜査活動を続けているとみられている。(共同)

産経新聞 (2006/12/10 23:34)

2006年12月11日

放射性物質痕跡はポロニウム=ロ実業家関係先から検出−独警察

 【ベルリン10日時事】独ハンブルク警察当局は10日、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺害事件で、同氏が倒れる直前に接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏の関係先から見つかった放射性物質の痕跡について、「(リトビネンコ氏から検出されたのと同じ)ポロニウム210であることは決定的」との分析結果を明らかにした。独メディアが伝えた。

(時事通信) - 12月11日1時0分更新

【福岡】いじめ考える集会で筑前町の母親が訴え

いじめ自殺を考える集会が10日東京都内で開かれ、いじめを苦に自殺した筑前町の中学2年生の男子生徒の母親が命の大切さを訴えました。

集会の中で母親は葬儀の時に参列した同級生に語った言葉を紹介しました。

母親は「息子は自殺する前、みんなになぜ「死にたい」と言ったのでしょう。自殺をみんなに止めてほしかったのでは。自分という人間を必要とされたかったのではないでしょうか」。

「みんながこれからの人生の中で、誰かから死にたいと相談されたり、聞いたりした時は「何かあったの?」と受け止められる人になってほしい」などと語ったことを涙ながらに訴えました。

また、集会で母親は「学校や大人はしっかりといじめの問題に向き合い解決に立ち向かって欲しい」とも語りました。

九州朝日放送 12/11 01:03 更新

接触者、ポロニウム違法所持か 独の立ち寄り先で痕跡

 ドイツの捜査当局は10日、ロンドンで毒殺された疑いが出ているロシア情報機関、連邦保安局(FSB)の元幹部リトビネンコ氏と接触があったロシア人企業コンサルタント、コフトゥン氏が立ち寄ったハンブルク市内のアパートで放射性物質ポロニウム210の痕跡が見つかったと発表した。

 捜査当局はコフトゥン氏が放射性物質を違法に所持していた疑いで捜査を始めた。リトビネンコ氏の毒殺疑惑との関連は不明だが、事件は英国、ロシアからドイツにも広がる可能性が出てきた。

 捜査当局の記者会見によると、コフトゥン氏は10月28日にモスクワからハンブルクに到着。元妻が住むアパートに立ち寄った後、11月1日にロンドン入りしリトビネンコ氏と会った。同氏はその日に体調を崩し、同月23日に死亡、ポロニウムが検出された。

 ポロニウムの痕跡はコフトゥン氏が乗った車や書類、ハンブルク郊外の元妻の母親宅でも見つかったという。

 コフトゥン氏はその後、放射性物質による中毒症状のためモスクワの病院で治療を受けているという。(共同)

産経新聞 (2006/12/11 01:28)

露元中佐と接触、独のロシア人宅からもポロニウム痕跡

 元ロシア情報員リトビネンコ氏殺害事件の関連捜査過程で車内から発見された地図を手にする調査官。放射性物質ポロニウム210の「痕跡」は、ドイツでも見つかった(10日、ドイツ・ハゼラウ)(EPA=時事)17時47分更新

 【ベルリン=三好範英】ドイツの捜査当局は10日、露連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、同氏に接触したロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏のハンブルクの住居などに残っていた放射性物質の痕跡について、ポロニウム210によるものであると断定した。

 同氏がモスクワからハンブルクを経由してロンドンにポロニウムを持ち込んだ可能性も出ている。

 ドイツの公共放送ARDなどの報道によると、これまでの調べで、<1>コフツン氏が10月28日に使用した乗用車の車内<2>元義母が住む家<3>10月30日に外国人事務所で同氏が書き込んだ書類<4>ハンブルク市内の住居のソファ——からポロニウム210の痕跡が検出された。

 当局は同氏をリトビネンコ氏殺害の容疑者とはしていないが、放射性物質を不法に扱った容疑でさらに捜査を続ける。

(2006年12月11日11時1分 読売新聞)

世田谷一家殺害:6年迎え追悼集会 捜査員に遺族涙の訴え

 亡くなった宮沢みきおさん一家の写真の前に献花する少女=東京都世田谷区の祖師谷公園で10日、長谷川直亮写す

 東京都世田谷区で00年、会社員、宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が殺害された事件は、未解決のまま今月30日で6年を迎える。10日、現場の前の公園で警視庁成城署主催の追悼集会が開かれ、みきおさんの父良行さん(78)が今秋初めて捜査員に語りかけた講演ビデオが上映された。「4人は宝だった」「ぜひ犯人を捕まえて。4人に代わってお願いします」。涙ながらの訴えに捜査員は改めて事件解決を誓った。

 講演は10月26日、同署講堂で行われ、捜査員約200人が良行さんの話に聴き入った。みきおさんの妻泰子さん(当時41歳)は「(内助の功で知られる)山内一豊の妻のような嫁さん」、孫のにいなちゃん(同8歳)は「頑張り屋」だった。礼君(同6歳)は、みきおさんに似てかけっこではいつもビリだったが、運動会ではうれしそうに走っていたという。

 良行さんは「(4人は)仲良く、楽しく暮らしていた」と振り返り、「うちには何の宝もない。ただ、あの4人が……」と言うとうつむいて絶句。「事件で奪われてしまい、残念、無念」と思いを吐露した。最後に「ぜひ犯人を捕まえて、罰していただきたい。4人に代わってお願いします」と両手をついて泣きながら深々と頭を下げた。

 同署の男性巡査部長(28)は、住民から「早く捕まえて」と声をかけられるという。拾得物を扱う際も「事件のことを何か知りませんか」と尋ねることを忘れない。講演の感想を「犯人を捕まえられるのは警察しかないとの思いが(講演で)伝わってきた」と話した。

 一方、10日の追悼集会には約400人が参加。にいなちゃん、礼君と同学年にあたる区立船橋中2年、津金あいかさん(14)と区立希望丘小6年、望月恒佑君(11)が「2人のかなえられなかった夢を大切に、人を助けることを心がけて歩み続けたい」と追悼文を読んだ。【鈴木泰広】

毎日新聞 2006年12月11日 10時36分 (最終更新時間 12月11日 11時04分)
(毎日新聞) - 12月11日17時23分更新

世田谷一家殺害から6年…追悼集会で情報提供呼びかけ

 世田谷一家殺害事件から6年、追悼集会で手を合わせる地域住民

 東京都世田谷区の会社員宮沢みきおさん(当時44歳)一家4人が自宅で殺害された事件から今月末で丸6年となるのを前に、警視庁成城署は10日、特捜本部の捜査員や地域の防犯ボランティアら約400人を集め、現場近くの都立祖師谷公園で追悼集会を開いた。

 会場の大型スクリーンでは、みきおさんの父、良行さん(78)が捜査員を前に講演した際の映像が公開された。良行さんが「うちには何もお宝はないけれど、4人が宝でした。幸せに暮らしていた4人を奪った犯人を必ず逮捕していただきたい」と涙ながらに訴える場面が映し出されると、参加者たちは無言のまま事件解決への決意を新たにしていた。

 一方、あいさつに立った土田猛署長は、今年に入って特捜本部に寄せられた有力情報を紹介。「事件前日の2000年12月29日午後3時ごろ、犯人のものとよく似たトレーナーやスニーカーなどを身に着けた男が、現場から約2キロ離れた小田急線成城学園前駅近くで目撃されていた」などとして、さらなる情報提供などを呼びかけた。

 長女のにいなちゃん(同8歳)と長男の礼君(同6歳)の同級生だった小中学生2人も追悼文を発表。「にいなちゃんは、人を助ける仕事がしたいという夢を語っていたと聞いています。礼君は、汽車を走らせるのが好きで、電車の運転士さんになりたかったでしょうね」と語りかけ、「2人のかなえられなかった夢を大切に、私たちも人を助けることを心がけたいと思います」と誓っていた。

(2006年12月11日11時33分 読売新聞)

筑前町の中2男子「いじめで自殺の可能性」…中間報告記載へ

 福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)が自殺した問題で、同町教委が原因究明のために設置した調査委員会(委員長=高田清・福岡教育大教授)は、同級生からのいじめが自殺につながった可能性を認める記述を、12日にまとめる中間報告に盛り込む方針を固めた。一方で「目に見える証拠は不十分」として因果関係を断定する表現は避けるとみられる。12日の会合で教師らの言動などについても再度、委員の意見をまとめ、町教育委員長に報告する予定。学校側はいじめと自殺の関係について明確に認めておらず、いじめを把握出来なかった責任が改めて問われることになる。

 調査委はこれまでに同校の教職員や遺族への聞き取り調査を行ったほか、生徒らにアンケートを実施。その結果、男子生徒を不名誉なあだ名で呼ぶなどのからかい行為が繰り返され、教師の不適切発言もあったことがほぼ判明した。

 しかし、男子生徒の遺書にいじめた相手や具体的な行為が書かれていなかったため、男子生徒の精神状態の把握は困難を極めた。一連の調査への回答に食い違いも見られ、言葉によるいじめが中心で体のあざなど明確な形跡もないことから、いじめの程度やいじめた生徒側の認識の有無は特定できない模様。

 関係者は「いじめの事実は認められるが、自殺との因果関係については、調査結果を総合的に判断し、関係があると類推するのが限界」としている。

 調査委は、因果関係については、今回の中間報告を事実上の結論と位置づけている。再発防止策の提言を盛り込んだ最終報告書を年内にも提出する方針。

九州・読売 12月11日

ポロニウム痕跡検出 元将校と面会の実業家が訪問の独で

 ロシアの元情報将校リトビネンコ氏がロンドンで変死した事件で、ドイツの捜査当局は10日、同氏とロンドンで接触があったロシア人実業家のコフトゥン氏が事件前に立ち寄った独北部ハンブルクのアパートから、微量の放射性物質ポロニウム210の痕跡を発見したことを明らかにした。捜査当局は英国捜査当局とも連絡を取り、変死事件との関連について調べを進める。

 警察や独メディアによると、アパートにはコフトゥン氏の元妻が住み、ロンドンに向かう前の10月末に立ち寄ったとみられている。ポロニウムの痕跡はアパートのソファなどから発見されたという。コフトゥン氏は11月1日、事件への関与が取りざたされているロシア連邦保安局(FSB)の元幹部ルゴボイ氏とともにロンドンのホテルでリトビネンコ氏と面会。独捜査当局は8日からコフトゥン氏の立ち寄り先を一斉捜索していた。

 コフトゥン氏はルゴボイ氏と同様、モスクワ市内の病院に入院中。病状をめぐっては、インタファクス通信が放射線症の悪化を伝えるなど、様々な説が出ている。ロシア最高検も英捜査員とともにコフトゥン氏から事情聴取している。

asahi.com 2006年12月11日12時45分

リトビネンコ氏の妻、毒盛られた疑い示す・英メディアに語る

 【ロンドン=横田一成】猛毒の放射性物質によりロンドンで何者かに殺された元国家保安委員会(KGB)スパイのアレクサンドル・リトビネンコ氏の妻、マリーナさんは10日までに英日曜紙などのインタビューに応じ、リトビネンコ氏が体調を崩した当初から毒を盛られた疑いを示していたことを明らかにした。犯人については「もちろんプーチン・ロシア大統領ではないが、ロシア当局が関与していると確信している」と述べた。

 マリーナさんによると、リトビネンコ氏は11月1日夜、体調が悪いことを告げた後、25分ごとに嘔吐(おうと)を繰り返した。同氏は「視界が灰色になっている。誰かに毒を盛られたようだ。軍事教練学校にいたときに習った」と語ったという。

 リトビネンコ氏は多量の放射性物質「ポロニウム210」が体内に入り込み、内臓不全により11月23日に死亡した。英警察は殺人事件として捜査している。

NIKKEI NET 2006/12/11 (13:01)

独でもポロニウムの痕跡・元スパイ事件

 【ベルリン=菅野幹雄】ドイツ捜査当局は10日、ロシア情報機関の元スパイ、リトビネンコ氏と接触したロシア人企業コンサルタントのコフトゥン氏が滞在したハンブルク市内などで放射性物質ポロニウム210の痕跡を見つけたと発表した。当局は同氏が放射性物質を違法に取り扱った疑いで捜査を始めたが、殺害事件との関連は未解明だ。

 捜査当局によると、コフトゥン氏は11月1日にロンドンでリトビネンコ氏と会う直前の10月28日、モスクワからハンブルク入りした。ポロニウムの痕跡は同氏の元妻の住居内や乗車したBMWの車内、署名した外国人局の書類や元妻の母が住むアパートのソファで見つかった。コフトゥン氏がリトビネンコ氏と面会する日の朝に搭乗したハンブルク発ロンドン行きジャーマンウイングス機内も捜査したが、放射性物質は検出されなかった。

NIKKEI NET 2006/12/11 (13:16)

ロシア、英での亡命者の事情聴取要求

 11日付の英紙フィナンシャル・タイムズによると、ロシア情報機関の元幹部リトビネンコ氏の毒殺疑惑に関し、英警察当局者は同紙に、ロシア当局がプーチン政権に批判的な亡命ロシア人のロンドンでの事情聴取を正式に英側に要請していることを明らかにした。

 同疑惑では、リトビネンコ氏が体調を崩した当日、ロンドンで会った旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員ルゴボイ氏やロシア人企業コンサルタント、コフトゥン氏から、リトビネンコ氏と同じ致死性の放射性物質ポロニウム210が検出されているという。

 ロシア最高検察庁は、コフトゥン氏に健康悪化が認められるとし、殺人未遂事件として捜査しており、リトビネンコ氏と近い政商ベレゾフスキー氏とロシア・チェチェン共和国の独立派幹部ザカエフ氏の聴取を求めているとされる。

日刊スポーツ [2006年12月11日13時18分]

福岡の中2死亡、「いじめ自殺の可能性」調査委報告へ

 福岡県筑前町の町立三輪中2年の男子生徒(13)が今年10月に自殺した問題で、同町の調査委員会(委員長=高田清・福岡教育大教授)は、同級生からのいじめが自殺につながった可能性を認める方針を固め、12日にまとめる中間報告に盛り込む。

 学校側はいじめと自殺の関係について、「ほかの要因の有無を含め、丁寧に調べたい」などとして慎重な姿勢を続けており、いじめを把握出来なかった学校側の責任が改めて問われることになりそうだ。

 調査委はこれまで、同校の教職員や遺族への聞き取り調査を行ったほか、生徒らにアンケートを実施。その結果、男子生徒を不名誉なあだ名で呼ぶなどのからかい行為が繰り返されたり、教師の不適切発言があったことなどが判明した。教師らの言動を巡っては、12日の会合で再度、委員の意見を聞くことにしている。

 調査委は、再発防止策の提言を盛り込んだ最終報告書を年内にも提出する方針。

 男子生徒は10月11日、「いじめられて、もういきていけない」などと記した遺書を残して自宅の倉庫で首つり自殺した。校長は同月15日、遺族に対し、元担任の不適切な言動が自殺につながったことを認めたが、翌日に発言を撤回した。

(2006年12月11日14時39分 読売新聞) / (読売新聞) - 12月11日15時14分更新

ロ元将校との接触前に放射性物質の痕跡と ドイツ

ハンブルク(AP) ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、同氏が倒れた当日に接触したロシア人実業家、ドミトリー・コフトゥン氏が滞在した当地のアパートなどから放射性物質の痕跡を発見したドイツ当局は、痕跡がリトビネンコ氏との接触前に残されていたとの見方を明らかにした。ドイツ検察では、コフトゥン氏が放射性物質を不法所持していた疑いも視野に入れて、捜査を進めている。

調べによると、コフトゥン氏は10月28日、モスクワからアエロフロート機でハンブルクに到着し、同市内にある元妻のアパートを訪ねた。リトビネンコ氏の死因となった放射性物質、ポロニウム210の痕跡は、コフトゥン氏がハンブルクの空港で入国管理当局に提出した書類や、空港で同氏を迎えた車、アパートで同氏が眠ったとみられるソファから見つかった。さらに、ハンブルク郊外にある同氏の義母の自宅からも発見されているという。

コフトゥン氏は11月1日にハンブルクからロンドンに移動し、リトビネンコ氏と会った。リトビネンコ氏はこの直後に体調の異変を訴え、23日に死亡した。コフトゥン氏自身も放射性物質の被ばくとみられる症状を示し、モスクワの病院に入院している。

検察は「少なくとも現時点では、コフトゥン氏がポロニウム210をハンブルクに持ち込んだと考えるだけの根拠がある」としている。ただ、ドイツ当局の放射線専門家によると、ハンブルク入りの前に同氏の体内に放射性物質が取り込まれ、汗などを通して痕跡が残った可能性も否定できないという。

CNN 2006.12.11 20:06

露元中佐変死:疑惑の人物を聴取 ロシア最高検察庁

 【モスクワ杉尾直哉】インタファクス通信によると、元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐のアレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺容疑事件で、ロシア最高検察庁は11日、元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏を参考人として初めて聴取した。同氏は、先月1日、ロンドンでリトビネンコ氏が倒れる前に接触していた“疑惑の人物”。モスクワ滞在中のロンドン警視庁捜査官が聴取に立ち会った。

 聴取は、ルゴボイ氏が入院しているモスクワの病院で行われた。ルゴボイ氏本人はこれまでロシアのメディアに対し、事件への関与を否定している。

 同通信によると、ロンドン警視庁のモスクワでの捜査は週内に終了する見通し。その後、ロシア最高検がロンドンに検察官を派遣し捜査を継続するという。

(毎日新聞) - 12月11日23時44分更新 / 毎日新聞 2006年12月11日 23時03分

2006年12月12日

露検察、ルゴボイ氏から事情聴取

wld061212000-1.jpg ルゴボイ氏(AP)

 【モスクワ=内藤泰朗】英国に亡命したロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210で毒殺されたとみられる事件で、ロシア検察当局は11日、リトビネンコ氏が倒れる前に数回にわたり面会していた旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員でビジネスマンのルゴボイ氏から事情聴取をした。

 インタファクス通信などが伝えた。それによると、事情聴取は約3時間にわたり、ルゴボイ氏の入院先のモスクワ市内の病院で行われた。同事件を捜査する英警察当局者も同席した。ルゴボイ氏が滞在した英国のホテルの部屋などから放射性物質の痕跡が検出されている。

産経新聞 (2006/12/12 00:21)

「いじめ否定できぬ」 筑前・中2自殺 調査委報告案 原因断定避ける

 福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)が「いじめられた」という遺書を残して自殺した問題で、町教委が設置した調査委員会(委員長=高田清・福岡教育大教授)が、「いじめと自殺の因果関係は否定できない」との中間報告をまとめる方向で議論を詰めていることが11日、分かった。

 ただ、男子生徒の心中を推測する手掛かりに乏しいことから、因果関係を断定する表現は避ける見通しで、12日の最終会議で結論をまとめる。

 複数の関係者によると、遺書に「いじめられていきていけない」と書かれていることや、いじめの言動について周囲の生徒の証言があることなどから、委員会として「いじめはあったと認めざるを得ない」と判断。さらに自殺との因果関係についても「からかいや冗談が生徒を追い詰め、死に至らしめた可能性はある」とし、「因果関係がないとは言えない」との認識に落ち着きつつあるという。ただ、自殺した生徒の受け止め方や精神状態を知る手掛かりが、遺書や一部証言以外に見当たらないことや、集まった情報について委員の解釈に多少の違いがあることなどから、どのような表現で最終見解を示すかは12日に決める。

 調査委は11月に発足して以降、同級生へのアンケートをはじめ、遺族や教師への聞き取りを実施。いじめの実態や、自殺との因果関係について学校と遺族との間に認識の違いがあるなどから慎重に調べてきた。自殺した生徒に対しては、同級生らが繰り返し言葉のいじめを続けていたほか、1年時の元担任教諭がいじめを誘発するような言動を続けていたとされる。

=2006/12/12付 西日本新聞朝刊=

2006年12月12日02時21分 / 12月12日10時7分配信 西日本新聞

4人からポロニウムの痕跡=ロシア人実業家の前妻ら−独警察

 【ベルリン11日時事】元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件で、ドイツ警察当局は11日、同氏が倒れる直前に接触があったロシア人実業家ドミトリー・コフトン氏のハンブルクに住む前妻と彼女の1歳と3歳の子供、さらに前妻のボーイフレンドから放射線物質ポロニウム210の痕跡が検出されたことを明らかにした。

 独メディアによれば、見つかったのは前妻の上着などからで、ポロニウムが体内に入ったかどうかなどを病院で詳しく検査している。

最終更新:12月12日3時0分

ポロニウムはまずい?=たばこ被害の広告自粛−英保健省

 【ロンドン11日時事】英保健省などは11日までに、たばこの健康被害を訴えるため企画していた公共広告の放送を見合わせることを決定した。元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏の死因とみられる放射性物質ポロニウムについて言及されていることから、「不適切」(同省)と判断した。

 広告は、ジャーナリストが喫煙者にインタビューする形で、たばこにはポロニウムを含めさまざまな毒素が含まれている事実を伝える内容。保健省と民間団体「キャンサー・リサーチ」が共同で作成し、テレビやラジオのコマーシャル枠で放送される予定だった。

 しかし、リトビネンコ氏の事件で市民の間に不安が広がっており、検討の結果、5種類ある広告のうちポロニウムを扱った2種類の放映が延期されることになった。 

12月12日7時1分配信 時事通信

旧ソ連で記者もやられた リトビネンコ事件に思う

(がくぜん)とした。半分まで雪に埋もれたタイヤが4つともペシャンコなのだ。すぐ、産経新聞モスクワ支局のロシア人運転手を呼び、何人かでトコトコと車を近くの修理屋まで押していってもらった。

 その間、記者(斎藤)はアパートの門前で不寝番をしていた民警に「車はこの哨戒所からはっきりと見える位置にあった。昨夜、何が起きたのだ」と問いただした。民警とは表向きで、泣く子も黙るソ連国家保安委員会(KGB)の回し者たちだ。

 各国外交官や商社マン、特派員といった外国人だけを隔離して住まわせる「外国人ゲットー」を「犯罪から守る」というのが彼らの建前の任務だが、現実は徹底的な監視だ。4つのタイヤを次々とパンクさせたのを不寝番が目撃していなかったはずがない。しかし、民警殿は「全く知らない」の一点張りだった。

 修理屋から戻った運転手は「『旦那(だんな)、こりゃあ、見事なテロルだ』って言われましたよ」と、タイヤを鋭い刃物で一突きにした手口に舌を巻いていた。真冬のロシアで取材の足を奪われるのは何より痛かった。

 KGBの後継機関、連邦保安局(FSB)の元情報将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が亡命先のロンドンで猛毒の放射性物質ポロニウム210によって暗殺された事件の不気味さは、記者がソ連崩壊前後の特派員時代にKGBから受けた仕打ちの記憶を生々しくよみがえらせた。

 もう20年近くも前、ペレストロイカ(再編)とグラスノスチ(情報公開)で改革花盛りのゴルバチョフ時代でもKGBはその手を休めてはいなかった。

 パンク事件は「ゴルバチョフ改革に保守派が根強い抵抗」という記者の記事が新聞に載ってほどなく起きた。東京のソ連大使館がこの記事を翻訳してモスクワに電送し、然るべき筋が「見せしめ」として「パンク指令」を下したのだろう。

 薄気味悪かったが、「歴史的な民主改革に挑戦している超大国が、特派員にこんな嫌がらせをして恥ずかしくないのか」とソ連外務省に抗議した。しかし、似たような記事を書くと何回かに一度は何かが起きた。

 これは他国の特派員仲間にも経験者がいた話だが、例えば深夜に帰宅して居間の電気をつけると、地震は起きないモスクワなのに本棚が倒されていたり、テレビと花瓶の位置が入れ替わっていたりした。帰国間際になると、特派員の車が何者かの車に追突された、着任まもない特派員が突如、謎の国外退去を命じられた−といった話も伝わってきた。

 モスクワ特派員の先輩に聞くと、ソ連外務省が組織した日本人特派員団の中央アジアへの取材旅行先で、全く同じメニューの食事をとりながら、特定の社の特派員だけがなぜか食事後に体調が急変して嘔吐(おうと)や下痢になった“事件”もあったとか。

 プーチン政権下のロシアでクレムリンに歯向かう著明な人物の暗殺、暗殺未遂事件が相次いでいる。ソ連では暗殺か否か判断がつきにくい、つまり証拠を残さない「スマートな暗殺」がKGBの通常のやり口だった。ここ3年のように、射殺や爆殺、毒殺などという露骨に「見せしめ」を印象づける荒っぽい手口は、いくら「保守派による見せしめ」でもゴルバチョフ時代には記憶がない。

 しかも、リトビネンコ氏やカタールのドーハで爆殺されたヤンダルビエフ元チェチェン大統領代行のように、海外まで追跡された末に命を断たれた人物も目立つ。この「ロシアの敵」や「裏切り者」への報復の執拗(しつよう)さは、スターリン時代、国外追放された一番の政敵・トロツキーが11年間も独裁者の密使に追われ、ついにメキシコで砕氷用ピッケルで撲殺された事件(1940年8月)を彷彿(ほうふつ)とさせる。

 プーチン政権が一連の暗殺と未遂事件に手を下した証拠はない。しかし問題の本質は、プーチン政権が未曾有の石油高騰による好景気と「テロ撲滅」を錦の御旗に独裁支配を強め、国内外で排外的なゴリ押し政策をあらわにしている中にある。

 欧米志向を強めるグルジアやウクライナへの天然ガスの供給停止▽欧米のNGO(非政府組織)の締め出し▽北方領土でのロシア国境警備艇による日本漁船銃撃▽日本企業が参加する石油・ガス開発事業「サハリン(樺太)2」の突然の事業停止命令−などは、暗殺事件と同じ「警察国家」的土壌から噴き出している。

 石油景気に沸くモスクワの、ゴルバチョフ時代とはけた違いなきらびやかさに幻惑されるとロシアの本質を見失う。(斎藤勉)

産経新聞 (2006/12/12 08:52)

露元中佐の毒殺事件、ルゴボイ氏が事件の関与を否定

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア連邦保安局(FSB)元中佐の毒殺事件に関連し、ロシア最高検察庁の聴取を受けたビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏は11日、タス通信に「英国とロシアの捜査専門家により、すべてが明らかになることを望んでいる」と述べた上で、事件への関与を否定した。

 事情聴取はロンドン警視庁の捜査官立ち会いのもと約3時間行われたという。

 ルゴボイ氏はさらに、容疑者としてではなく目撃証人として事情を聞かれたことを強調し、今後も要請があれば捜査に協力する姿勢を示した。

(2006年12月12日10時58分 読売新聞)

「ロ関与の資料近く入手」 不審死の元幹部語る

 【モスクワ12日共同】ロシア通信によると、ロンドンで不審死したロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元幹部リトビネンコ氏が体調を崩す2日前、ロシアの著名女性ジャーナリスト殺害にロシア特殊機関が関与していることを明らかにする資料が近く手に入ると語っていたことが11日、分かった。

 リトビネンコ氏とロンドンで会ったロシア野党青年組織「ポラ」のリーダー、シデリニコフ氏が明らかにした。

 シデリニコフ氏はリトビネンコ氏とロンドンの繁華街オックスフォード・サーカスで落ち合い、近くのカフェで2時間にわたり、共通の知人だった女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん殺害事件について話したという。

 シデリニコフ氏は英国の捜査には協力するが、ロシア側捜査機関に証言するつもりはないと述べた。

西日本新聞 2006年12月12日11時07分

英捜査員がルゴボイ氏を事情聴取 元情報将校変死で

CNN200612120003.jpg 事情聴取を受けた元情報要員ルゴボイ氏。資料写真

ドイツ・ハンブルク──ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件で、ロシアに派遣されている英捜査員らは、モスクワ市内の放射線科専門医院「第6病院」に検査入院中の旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ氏から事情聴取した。インタファクス通信やタス通信などが、匿名の関係筋の発言として伝えた。

ルゴボイ氏は事件の重要参考人。事情聴取は午後、11日ロシア捜査当局と英捜査員らの合同で行われた。もう1人の重要参考人であるロシア人実業家ドミトリー・コフトゥン氏も、第6病院に入院中とされる。

ルゴボイ氏がタス通信に語ったところによると、事情聴取は3時間に及び、同氏は目撃者として聴取に応じたという。ロシア検察当局や英捜査当局は、聴取内容について何も明らかにしていない。

英捜査員らは4日にモスクワ入りしたが、ルゴボイ氏の事情聴取が可能になるまで先週1週間を費やした。コフトゥン氏は先週、ロシア捜査当局が事情聴取した。

一方、ドイツ捜査当局は、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日に接触したコフトゥン氏に、捜査の照準を絞っている。コフトゥン氏が直前に滞在したハンブルク市内にある前妻の自宅アパートなどからは、リトビネンコ氏の死因とみられる放射性物質ポロニウム210の痕跡が検出された。米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、コフトゥン氏と接触した前妻と子ども2人、前妻の交際相手の男性の4人はポロニウムに汚染された可能性があるため、ハンブルク市内の病院に検査入院した。

CNN 2006.12.12 11:22

教育長が議会で謝罪の言葉 福岡中2男子いじめ自殺問題

 福岡県筑前町で中2男子生徒がいじめを苦に自殺した問題について、中原敏隆町教育長が12日の定例町議会で謝罪の言葉を述べた。

 一般質問でいじめ問題への姿勢や対応を問われた中原教育長は「今回の痛ましい事件について心苦しく残念に思う。町民はもとより全国の皆さまにご心痛をかけ深くおわびを申し上げます」と答弁。

 「不登校への対応を優先し、いじめへの対応が不足していたことを反省している。今後、教育委員会に相談態勢を確立し、町の教育再生の道を考えたい」と述べた。

 これに関連して手柴豊次町長は「(12日夕に)いじめ調査委員会から中間報告が出された後、近く町の教育再生会議(仮称)を立ち上げたい」と話した。

 中原教育長の進退を問う質問はなかった。

 いじめが要因となった小中学生の自殺問題では、北海道滝川市で教育長が辞任。岐阜県瑞浪市では教育長が市長に退職願を提出し、年内にも受理される見込み。

サンスポ 2006年12月12日 更新

ロ実業家、事件関与を否定

 【モスクワ12日時事】タス通信によると、ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の殺害事件で、同国最高検察庁の事情聴取を受けた実業家アンドレイ・ルゴボイ氏は11日、「すべての質問に詳細に答えた」と述べるとともに、「わたしに対してはいかなる嫌疑も提起されていない」と事件への関与を否定した。 

12月12日13時1分配信 時事通信

「教育再生会議」設置へ 筑前いじめ自殺

 福岡県筑前町で三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとされる事件で、同町教委は12日、同町役場内にいじめなどに対応する「筑前町教育再生会議」(仮称)の設置計画を進める考えを明らかにした。中原敏隆・町教育長が議会の一般質問に答えた。

 中原教育長によると、同再生会議は町教委と町の複数の課で構成。いじめや不登校、虐待など児童、生徒を取り巻く問題全般に積極的に対応していく。設置時期については、未定という。

 中原教育長は、答弁の中で「今回の痛ましい事件に関して心苦しく、残念に思っている。町民や全国の方々に心痛を与えたことを、申し訳なく思っている」と述べた。

2006年12月12日20時09分

露元中佐変死:事件は国際的な広がりに

 【ロンドン小松浩】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件は、同氏と接触したロシア人のドイツ国内の拠点からも新たに放射性物質が検出され、国際的な広がりを見せ始めた。英露当局がそれぞれ殺人容疑で捜査を開始するなど、両国の主導権争いが真相解明のカベとなる懸念も出ている。

 独警察当局は12日までに、ハンブルクにあるロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏の元妻宅でポロニウム210とみられる放射性物質を検出した。元妻と2人の子供に放射性反応があったと明らかにした。

 同氏は10月下旬、元妻宅に立ち寄ったあとロンドン入りし、11月1日に元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏と一緒にリトビネンコ氏とホテルのバーで会った。リトビネンコ氏はこの直後に自宅で倒れた。同氏がホテルで飲んだお茶に放射性物質が含まれていた疑いがあるという。ルゴボイ、コフツン両氏とも放射性物質による症状が出てモスクワで入院中だ。

 独警察当局はコフツン氏がポロニウム210の運搬など何らかの形で事件にかかわった公算があるとみて、英警察当局と合同で調べている。

 ルゴボイ氏の初めての事情聴取は11日、露最高検察庁によって3時間行われた。英紙の報道によると同氏は「自分は容疑者ではなく参考人だ。嫌疑は何もかけられなかった」と話している。英警察当局者は聴取に立ち会ったが、正式な聴取は認められなかった。

 ロシア側は容疑者の英国への引き渡しを拒むとともに、ロシアが独自に殺人事件として調べる方針を表明。ロシア国内での英国の捜査は事実上困難な状況となっている。

 露捜査当局者は週内にロンドン入りするが、プーチン政権に敵対する亡命政商ベレゾフスキー氏らの事情聴取を求めるものとみられている。プーチン政権はこれまでも同氏の身柄引き渡しを英政府に求めてきた。

 同氏の関係者は英紙に「我々は英国の警察は信頼するが、ロシアを信頼していない」と語った。ロシア側の英国での捜査も難航が予想される。

毎日新聞 2006年12月12日 20時09分 / 12月12日20時12分配信 毎日新聞

元中佐、知人に「記者殺害に当局関与、書類手に入る」

 【モスクワ=緒方賢一】放射性物質ポロニウムにより毒殺されたロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏が、体調を崩す2日前、プーチン政権に批判的だった女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさんの殺害事件に露情報機関が関与していたことを示す書類が近く手に入ると、知人男性に告げていたことが11日、分かった。

 ロシア通信が伝えた。

 この知人は、野党系青年団体代表を務めるアンドレイ・シデリニコフ氏。当日午後5時ごろ、ロンドン市内の地下鉄駅近くにあるカフェで2時間ほどリトビネンコ氏と面会した。その際、ポリトコフスカヤさん殺害に関して、「真相を白日の下にさらす書類が近く手に入る」とリトビネンコ氏から告げられたという。シデリニコフ氏は、ロンドン警視庁の聴取に応じる意向で、英国大使館にも情報を提供したという。

(2006年12月12日21時10分 読売新聞)

福岡いじめ自殺:筑前町教委の調査委が中間報告

 いじめ自殺問題の調査中間報告書についてコメントする、高田清・調査委員長(左)=福岡県筑前町で12日午後7時47分、飯ケ浜誠司写す

 福岡県筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、町教委の調査委員会(委員長、高田清・福岡教育大教授)は12日、中間報告をまとめ、柿原紀也・町教育委員長に提出した。報告では「いじめだけでなく、それに類する行為があり、生徒を結果として死に追い込んでいった可能性がある」と指摘した。しかし、いじめと自殺の因果関係は明確にしておらず、いじめ自殺の調査の困難さをうかがわせる内容となった。

 調査委は先月7日に発足し、メンバーは学識経験者のほか、県PTA連合会長、児童相談所長、人権擁護委員、保護司の7人。会合を計8回開き、延べ26時間を費やした。

 中間報告によると、男子生徒は他の生徒たちから「知ったか(ぶり)」などのあだ名を付けられ、「うざい」「きもい」「消えろ」「死ね」「うそつき」「カンニングするな」などの「からかい」「冷やかし」の言葉を入学当初から自殺まで断続的に受けていた。

 自殺当日の10月11日に男子生徒が他の生徒たちから校内のトイレでズボンを下ろされそうになったことについて「そこで、男子生徒は『死ぬ』という言葉の真偽を複数の生徒から迫られ、同時に屈辱的な行為を受けた。『ウソつき』と言われたくない男子生徒は追い詰められた可能性がある」と指摘した。

 男子生徒の1年の時の担任だった学年主任については「不適切な言動があった。教師として軽率だったと言わざるを得ない」と批判したが、「(いじめにつながる)一つの要因になったという可能性は否定できないものの、自殺の直接の要因と判断することは難しい」と結論づけた。

 また、三輪中については「福岡県作成の『いじめ早期発見・指導の手引』の活用をしておらず、具体的な『いじめ』対策を十分に講じていなかった。教職員は管理職を含めて生徒がいじめられていたとは認識しておらず、『からかい』『冷やかし』などの行為を認識していた者はほとんどいなかった」と態勢の不備を指摘した。【川上敏文、船木敬太】

毎日新聞 2006年12月12日 21時43分 / 12月12日22時48分配信 毎日新聞 / 12月13日10時26分配信 毎日新聞

いじめ自殺の中間報告提出 福岡県筑前町で調査委

honbun20061212_035_001.jpg 福岡県筑前町の柿原紀也・教育委員長(右)に中間報告を手渡す調査委員長の高田清・福岡教育大教授=12日午後、同町役場

 福岡県筑前町で10月、町立三輪中学校の中2男子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、同町教育委員会が設置した調査委員会(委員長・高田清福岡教育大教授)は12日、自殺原因などの調査をまとめた中間報告を柿原紀也・町教育委員長に提出した。

 調査委はこれまで、三輪中の合谷智校長、いじめの誘因をつくったとされる元担任の男性教諭、生徒の遺族らから事情聴取。生徒と同学年の全2年生を対象にアンケートを実施するなど、いじめの実態や自殺原因の調査を進めてきた。

 年内に最終報告をまとめる予定。

西日本新聞 2006年12月12日21時57分

「いじめ類する行為が追い込む」=教諭言動、直接要因でない−中2自殺で調査委

 福岡県筑前町立三輪中学校2年の男子生徒(13)が自殺した問題で、同町教育委員会が設置した調査委員会(委員長・高田清福岡教育大教授)は12日、「いじめに類する行為が自殺に追い込んだ可能性がある」との中間報告をまとめた。「いじめ」と断定することを避けた形で、年内にもまとめる最終報告に向けて協議を続けるという。

 さらに、同報告は「(1年当時の担任)教諭の言動が直接の要因と判断するのは難しい」としている。

12月12日22時1分配信 時事通信

福岡県筑前町いじめ自殺の中間報告 「いじめ類する行為原因」「精神的苦痛」も認定

 福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)が「いじめられた」という遺書を残して自殺した問題で、町教委が設置した調査委員会(委員長=高田清・福岡教育大教授)は12日、中間報告を公表した。同委員会は、いじめについてからかいや揶揄やゆなどいじめに「類する行為が自殺に追い込んだ可能性がある」と判断した。ただ、生徒の心中を推測する手掛かりに乏しいことから、行為すべてを「いじめ」とは断言せず、さらに分析を進めるとした。

 報告によると、男子生徒は「うざい」「死ね」「うそつき」などの揶揄を、複数の生徒から中学入学当初から受けたと判断。周囲は「冗談としてしか捉とらえていなかった」が、男子生徒は、そうした行為に「精神的苦痛を受けていたと十分に推測される」と分析。「死ぬ」と漏らし、実際に自殺した当日、トイレでズボンを脱がされそうになる事件が起き「屈辱的な行為を受けた」うえ、「うそつきと言われたくないため追い詰められた可能性がある」と指摘した。

 いじめを誘発したとされる1年時の元担任教諭の言動については「いじめに類する行為につながる一因になった可能性は否定できない」としながら「自殺の直接的要因とは言い難い」とした。

 ただ、自殺した生徒の受け止め方や精神状態を知る手掛かりが、遺書や一部証言以外に見当たらないことから「いじめと断定するのが困難」と判断。「いじめに類する行為」という表現に落ち着いたという。

 調査委は11月7日に7人で発足。以降、同級生へのアンケートをはじめ、遺族や教師への聞き取りを実施した。自殺した生徒には、同級生らが繰り返し「死ね」「うざい」などの言葉のいじめを続けていたほか、1年時の元担任教諭がいじめを誘発するような言動を続けていたとされる。

西日本新聞 2006年12月12日22時09分

福岡の中2自殺「いじめも要因」、町教委が中間報告

 福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)が自殺した問題で、同町教委の調査委員会(委員長=高田清・福岡教育大教授)は12日、「同級生の男子生徒に対するいじめに類する行為が(自殺の)一つの要因になった可能性は否定出来ない」とする中間報告をまとめ、同町教育委員長に提出した。

 報告書はA4判6ページ。男子生徒に対する同級生の言動について、1年生の時から「うざい」「きもい」などの言葉が投げかけられていたことなどで、「(男子生徒が)相当な負担感と精神的な苦痛を受けていた」と認定した。

 1年の担任教諭が、同級生の前で母親からの相談内容を暴露したり男子生徒を「偽善者」と呼んだりした点は「教師として軽率」とし、「同級生のいじめにつながる要因になった可能性がある」としたが、「自殺の直接の要因と判断することは難しい」とした。

 調査委は再発防止策の提言などを含めた最終報告書を年内にも提出する方針。

(2006年12月12日22時43分 読売新聞)

福岡中2自殺「いじめが原因とみられる」 調査委が報告

 福岡県筑前町の町立三輪中学2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、同町教育委員会の調査委員会(委員長・高田清福岡教育大教授)は12日、生徒が、入学当初から自殺直前まで複数の生徒から「いじめに類する行為」を受けていたとする中間報告をまとめた。こうした行為をきっかけに、死へ追い込まれていった可能性を指摘する一方、1年の時の担任の不適切な言動が自殺のきっかけとの見方はとらなかった。

 中間報告によると、亡くなった生徒は入学当初から断続的に、複数の生徒から「うざい」「死ね」「うそつき」など「揶揄(やゆ)に相当する言葉」を投げかけられ、複数のあだ名をつけられていた。

 これによって、精神的な苦痛を受けていたと推測されるが、笑って受け流したり、何度も「死ぬ」と繰り返したりしていたため、「多くの生徒は『冗談』としかとらえていなかった」という。

 また、生徒が自殺した10月11日に学校のトイレで複数の生徒に囲まれてズボンを脱がされそうになったことに触れ、「『死ぬ』という言葉の真偽を複数の生徒に迫られ、『ウソつき』と言われたくない生徒は追い詰められた可能性がある」と指摘した。

 一方、元担任が不適切な言動をしていたことは「おおむね事実」で、軽率だったと批判した。しかし、複数の生徒によるからかいや冷やかしは入学当初からあったのに対し、元担任の言動は自殺の半年から1年程度前だと指摘。教諭の言動が生徒らによるからかいや冷やかしの「一つの要因」になった可能性は否定できないとしながらも、「自殺の直接の要因と判断するのは難しい」との認識を示した。

asahi.com 2006年12月12日22時50分

2006年12月13日

福岡中2自殺 町調査委が中間報告 からかい揶揄死招く 精神的苦痛も認める

honbun20061213_008_000.jpg 前町教委の柿原紀也委員長(右)に中間報告書を手渡す高田清調査委員長=12日午後、福岡県筑前町

 福岡県筑前町の三輪中2年の男子生徒(13)が「いじめられた」という遺書を残して自殺した問題で、町教委が設置した調査委員会(委員長=高田清・福岡教育大教授)は12日、中間報告を公表した。同委員会は、いじめについてからかいや揶揄(やゆ)など「いじめに類する行為が自殺に追い込んだ可能性がある」と判断した。ただ、自殺した男子生徒の心中を推測する手掛かりに乏しいことから、行為すべてを「いじめ」とは断言せず、さらに分析を進めるとした。

 報告によると、男子生徒は「うざい」「死ね」「うそつき」などの揶揄を、複数の生徒から中学入学当初から受けたと判断。周囲は「冗談としてしか捉(とら)えていなかった」が、男子生徒は、そうした行為に「精神的苦痛を受けていたと十分に推測される」と分析。「死ぬ」と漏らし、実際に自殺した当日、トイレでズボンを脱がされそうになる事件が起き「屈辱的な行為を受けた」うえ、「うそつきと言われたくないため追い詰められた可能性がある」と指摘した。

 いじめを誘発したとされる1年時の元担任教諭の言動については「いじめに類する行為につながる一因になった可能性は否定できない」としながら「自殺の直接的要因とは言い難い」とした。

 自殺した生徒の受け止め方や精神状態を知る手掛かりが、遺書や一部証言以外に見当たらないことから「いじめと断定するのが困難」と判断。「いじめに類する行為」という表現に落ち着いたという。

 調査委は11月7日に大学教授ら7人で発足。同級生へのアンケートをはじめ、遺族や教師への聞き取りを実施した。自殺した生徒には、同級生らが繰り返し「死ね」「うざい」などの言葉のいじめを続けていたほか、1年時の元担任教諭がいじめを誘発するような言動を続けていたとされる。

=2006/12/13付 西日本新聞朝刊=

2006年12月13日00時23分 / 12月13日10時7分配信 西日本新聞

いじめ自殺の周辺〜筑前町からの報告〜

 福岡県筑前町の中2自殺問題で、生徒の両親に調査委員会の中間報告が手渡された。両親は報道陣に「きちんとした因果関係まで出ると思った。とても満足できるものではない」と感想を述べた(12日夜、福岡県筑前町)(時事通信社)09時42分更新

短い髪に学生服姿。玄関先に姿を現した生徒(14)には、まだあどけなさが残っていた。

師走の風が吹き抜ける夕刻。

中学2年で自殺した少年(13)が1年生の時、同じクラスだった子を訪ねた。

普段から少年に「死ね」などと言っていたという。

「気持ちを聞かせてほしい」。記者の突然の申し出に戸惑いつつも、とつとつと語り始めた。

─後悔している?

「後悔というか・・・複雑な気持ち」

─なぜ複雑なの?

「よく言い表せない」

─いじめたつもりじゃなかったから?

そう尋ねた後だった。思いがけない言葉が返ってくる。

「自分は・・・友達だったから・・・」
 

やりとりは数分続いた。消え入りそうな声だが、目線は真っすぐにこちらを見据えている。

ただ、どこか「いじめ」と非難されることへの割り切れなさを引きずっているようにも見えた。

自殺当日、少年から「死にたい」との言葉を聞いたという。

「いつも冗談が多かったんで・・・。また冗談かと思って」。

自殺の動機に話が及ぶと一瞬考え込み、答えた。

「それは・・・分からない」


同級生らの証言によると、少年をいじめていたのは、この元同級生ら長期にわたり「死ね」「うざい」「消えろ」などと繰り返していたグループだけではない。別に自殺当日、校内のトイレでズボンを脱がせようとした生徒たちがいた。

彼らも少年が「死にたい」と言うのを聞いており、トイレでは「いつ死ぬとや」「脱がそうや」という言葉が飛び交わったという。

遅れて入ってきた同級生(14)が見たのは、すでに数人から床に倒されていた少年の姿だった。

誘われるがままに服のボタンに手をかけた。だが、少年の抵抗で未遂に終わる。


「少年は笑顔だった」という証言がある。この同級生は「冗談のつもりだった」と言う。

笑顔、そして、ここでも出てくる「冗談」という言葉─。その裏に隠されていたであろう痛みに、想像力は及ばなかった。

これより前、少年は遺書の一通を書いた。

そのとき、遺書を見たこの同級生は軽い乗りで「バイバイ」と答えている。

「(本気ではなく)明日も学校に来るよねと思った」と振り返る。

それから”トイレ事件”の1時間後、少年は自ら命を絶った。


「あの子が死んだことの重さを感じているとは思います。でも・・・」

自殺した少年の両親は、いじめにかかわった生徒たちの本当の気持ちを測りかねている。

「『死ね』と言い続けた一人の子は『自分が同じようにされたら死にたくなる』と言っている。
それだけひどいいじめだった、という認識はあったんだと思います」


だが、彼らの一部は自殺後も、教室でおどけた様子で「せいせいした」「おれ、のろわれるかも」と口にし、葬儀でひつぎの中を笑いながらのぞき込む姿を目撃されている。「笑って送ろうや」。そんな言葉もあったという。

両親は今なお胸が張り裂けそうな思いに襲われる。


「トイレでのことはちょっとやり過ぎかな。でも『死ね』とかは、ムカついたときなら普通に言いますよ」。

いじめた生徒の一学年上の兄は弟らの思いを代弁した。

「みんな冗談に受け取るんだけど、(亡くなった少年は)本当に言われよると思ったんだろう。

彼の気持ちに誰も気づける人がおらんかったのがいけんかった」

12月13日の西日本新聞35面

福岡の中2男子自殺で調査委 「いじめ」断定せず

 福岡県筑前町立三輪中学校2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題で、同町教育委員会が設置した調査委員会(委員長・高田清福岡教育大教授)は12日、「いじめに類する行為が自殺に追い込んだ可能性がある」との中間報告をまとめた。「いじめ」と断定することを避けた形で、年内にもまとめる最終報告に向けて協議を続けるという。

 さらに、同報告は「(1年当時の担任)教諭の言動が直接の要因と判断するのは難しい」としている。

 男子生徒は10月11日夜、自宅倉庫で首をつっているのを祖父が見つけ、「いじめを受けて生きていけません」などと書かれた遺書が見つかった。

 学校側はこれまでの会見で、男子生徒へのいじめがあったと認めた上で、「本当に自殺に追いやった主因は何か。もっと分析しなくてはいけない」としていた。

 教諭による不適切な言動がいじめの引き金になったともされていた。

 調査委は学識経験者ら7人で構成。町教委の委嘱を受けた第三者機関として11月7日に発足し、遺族や学校関係者から聞き取り調査した上、男子生徒の同級生へのアンケートをしてきた。

12月13日8時0分配信 産経新聞 / 12月13日8時0分配信 産経新聞

「いじめ早期発見チェックリスト」を無視?

中学生自殺事件の背景に見えるもの

 福岡県筑前町三輪中学校での自殺事件が報道され、今もってイジメの事態の解明が行なわれているさなかですが、最近福岡に住むK氏が、情報公開・議会の傍聴などで判明したこととしていくつか私に知らせてきたことがあります。

 ひとつは、福岡県教育委員会(県教委)が「いじめ早期発見チェックリスト」なるもの作成し、1995年9月に「いじめ早期発見・指導の手引き」の別添資料として市町村教委を通じて配布、学校現場での活用を求めていたにもかかわらず、三輪中では使用していなかったことです。ちなみに、市町村教委が各学校への配布をしなかったという可能性は、ほぼ考えられません。もしそんなことがあれば“指導無視”に当たるからです。

 これは、先月30日の県議会文教委員会で明らかになりました。県教委の義務教育課では、1995年以降は同様のリストの配布をしていないようですが、全国的に社会問題化している“指導無視”を早期に発見するためのチェックリストが、なぜ現場で無視されていたのか、大きな疑問が残ります。

 この疑問の答えとなりうる事実も判明しました。

 校長が怠慢であったというより、校長の指示が現場で徹底されない何かの問題が存在するのではと考えたK氏は、三輪中を含む、北筑後教育事務所管内の日教組の加入率などの公開を、県教委教職員課市町村立学校係に請求しました。

 その結果、三輪中のみの加入率は非開示でしたが、11月2日に開示を受けた内容によると、驚いたことに三輪中学校のある朝倉郡の中学校3校は平均して、日教組加入率が61.1パーセントの高率であることがわかりました。日教組の全国平均加入率は昨年の文科省のデータによると、29.5%です。

 日頃、都道府県教委の指示に従わず、全国的に学校現場を紛糾させているとされる日教組の組合員が61%もいれば、校長先生が現場指導に大変ご苦労をされていることがよく理解できます。「いじめ早期発見チェックリスト」が作成されても、現場ではね退けられているのではないかと想像できます。

 しかも、三輪中学校は地域に同和地区を抱える同和校であり、昔から日教組や同和団体が強い影響を学校現場に及ぼしていました。K氏は、そういう背景を認識すると、二転三転する校長の会見、事実を語ろうとしない学校の体質に人権至上主義、組合管理の影が見えてきますと語っています。

 ここから見えてくるものは、同和校であり、日教組の組合員が多数いて、従前から県教委の方針と対立して指導に従わない風潮が蔓延していたのではないかということです。今回の“いじめ早期発見チェックリスト”も県教委の指示ということで機械的に学校現場で無視され、記者会見の発言が二転三転したのも日教組教員の圧力のためではないかと考えられます。

 また、こんなこともあったそうです。

 K氏による情報公開請求から11月2日の開示までの間に、三輪中を管轄する出先の北筑後教育事務所の野田人事管理主事が再三にわたってK氏に圧力をかけ、10月28日土曜日の午後6時半前にも電話してきて「このようなときに三輪中の組織率を出したら、人事管理上の支障が出る」「開示したら自分は職を辞めねばならない」「あなた方の活動にも悪い影響が出る」などと請求の取り下げを強く迫ってきました。

 これは明らかに、県民の請求権の侵害であり、脅迫行為であり、妨害行為とK氏は憤慨しています。公開請求を拒否できるのは、法に定められている場合のみで、それ以外は拒否できる理由は存在しません。

 地元福岡では大きな問題と県民の関心を集めています。

©2006 OhmyNews 根屋 雅光 2006-12-13 08:12

条件付きでロ側捜査に協力 亡命の政商、毒殺疑惑で

 【モスクワ13日共同】ロシア連邦保安局(FSB)の元中佐リトビネンコ氏の毒殺疑惑に絡み、プーチン大統領の政敵で英国に亡命中の政商ベレゾフスキー氏は12日、条件付きでロンドンでのロシア側の事情聴取に応じる用意があると述べた。ロシア通信が伝えた。

 ロシア最高検察庁は、リトビネンコ氏殺害へのベレゾフスキー氏の関与を疑っているとされ、英国側に事情聴取への協力を求めている。近く担当検事をロンドンに派遣する予定。

 ベレゾフスキー氏は事情聴取の条件として、捜査担当者の武器の不所持や、在英ロシア大使館以外で行うことを挙げた。同氏は事情聴取受け入れの理由について「ロンドン警視庁によるリトビネンコ氏殺害事件の捜査に協力しない口実をロシア側に与えないためだ」と説明した。

西日本新聞 2006年12月13日09時59分

「教育再生会議」 筑前町が設置へ

 福岡県筑前町で三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺したとされる事件で、同町教委は12日、同町役場内にいじめなどに対応する「筑前町教育再生会議」(仮称)の設置計画を進める考えを明らかにした。中原敏隆・町教育長が議会の一般質問に答えた。

 中原教育長によると、同再生会議は町教委と町の複数の課で構成。いじめや虐待など児童、生徒を取り巻く問題全般に積極的に対応していく。設置時期については、未定という。中原教育長は、答弁の中で「今回の事件に関して心苦しく、残念に思っている」と述べた。

=2006/12/13付 西日本新聞朝刊=

12月13日10時7分配信 西日本新聞

元露スパイ怪死 放射性物質 独でも検出

 【ロンドン=蔭山実】ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部、アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質のポロニウム210で殺害されたとされる事件で、放射性物質の痕跡が、同氏とロンドンのホテルで会ったロシア人が立ち寄ったドイツ国内のアパートなどからも検出され、事件は英国、ロシアからドイツの警察当局も巻き込む事態に発展している。

 BBCテレビによると、リトビネンコ氏が体調を崩した11月1日にロンドン中心街のホテルで、ロシア人実業家のアンドレイ・ルゴボイ氏とともにリトビネンコ氏と会ったロシア人実業家のドミトリー・コフツン氏は10月28日に、モスクワから飛行機でドイツのハンブルクに入り、前妻のアパートに宿泊していた。

 独警察当局はアパートなどのコフツン氏の訪問先から放射性物質の痕跡が見つかったとし、放射性物質に汚染された同氏がまき散らしたとみて捜査している。ただ、事件の容疑者は不明とし、映画のタイトルをまねて「第三の男」と称する捜査班をロンドン警視庁と共同で結成したという。

12月13日16時44分配信 産経新聞

被ばくは10月中旬と証言、ロ元情報将校の毒殺疑惑

モスクワ——ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏の殺人事件で、関与が取りざたされているFSBの前身組織、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員の実業家、アンドレイ・ルゴボイ氏は13日、毒性の強い放射性物質ポロニウム210にさらされたのは今年10月16日の可能性がある、と指摘した。

ロシアの大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツとの会見で語った。同事件ではこれまで、リトビネンコ氏が急に体調を崩した11月1日が放射性物質に被ばくした時期との見方が強かった。同氏は11月23日に死亡している。

ルゴボイ氏は現在、モスクワの病院で被ばくの治療を受けている。

英捜査当局などのこれまでの調べでは、ルゴボイ氏とリトビネンコ氏は10月中旬にロンドンの警備会社を訪れ、同社では事件発覚後、ポロニウムの痕跡が検出されている。11月1日に同社には行っておらず、被爆が10月中旬に起きた可能性が強いとの論拠にしている。

事件では、FSB元職員で実業家のドミトリー・コフトゥン氏とリトビネンコ氏がロンドンで接触していたことも判明、関与の疑惑も浮上している。コフトゥン氏は最近、ドイツのテレビ局の会見に応じ、被ばくはリトビネンコ、ルゴボイ両氏と10月中旬に出掛けた警備会社で起きたと主張していた。

コフトゥン、ルゴボイ両氏とも事件とは無関係であることを主張、ロンドン警視庁、ロシア検察当局の聴取にも応じている。

CNN 2006.12.13 21:12